サンゲツ

メカものからカーテンに吊り替え

当店の中では、ここ2~3か月はオーダーカーテンの注文がひじょうに

増えています。

当店は、私のブログがメカものが多いので、お客様もメカものを求めて

くる人が比較的多いのですが、最近はカーテンがひじょうに増えました。

要因の一つに吊り替えのお客様が多くて、今までカーテンをつけて

おられた方はほとんどカーテンなんです。

また、メカものをつけておられたのですが、暑いのでカーテンで遮熱

したいという方も増えています。

 

本日、取り付けの2つの現場は、メカものからカーテンに取り替えた施工

例です。

 

例1

写真を撮り忘れたのですが、窓上にニチベイのバーチカルブラインド、

枠内にタチカワのレース地のロールスクリーンがついていました。

バーチカルブラインドのブラケットを外したあとに、ビス穴が見えないように

トーソーのネクスティのLTダブルブラケットを取り付けました。

カーテン・シェードには遮光1級の裏地をつけています。

ドレープ サンゲツ SC8151    裏地 オリジナル遮光1級

レース フジエテキスタイルFA1822 PT

 

 

例2

もともと枠内にタチカワのプリーツスクリーンのツインタイプがついて

いましたが、1台が動かなくなりカーテンに取り替えることになりました。

バランス(上飾り)も取り付けました。

 

ドレープ 産元直仕入れ生地 遮光1級

レース  産元直仕入れ生地

バランス(上飾り) マナトレーディング フェズ2

トリム  マナとレーディング ミリーポンポン1322

 

 

 

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ウイリアムモリスの4社比較 その2

カーテンメーカーでは、マナトレーディング、川島織物セルコン、リリカラ、

サンゲツの4社がウイリアムモリスの商品の取り扱いをしています。

 

前回のブログの続きで、その4社が取り扱っている、モリスの商品の中の

「イチゴ泥棒」(Strawberry Thief)という商品で違いを比較したいと思います。

 

日本での発売順です。

1)マナトレーディング(通称マナ)

直輸入の生地綴じサンプルと国内在庫のマナテックスの見本帳に載って

いるものがあります。

価格 12800円/m (9280円/㎡)税抜き

素材 綿100% のプリント (水洗い不可)

規格 生地巾138㎝ タテリピート53㎝ ヨコリピート46㎝

 

2)川島織物セルコン

 

サンダーソンから版権を得て日本で製造しています。

写真カタログと生地を貼った台紙サンプルがあります。

価格 13900円/m (10000円/㎡)税抜き

素材 ポリエステル100% のジャガード(織物)(水洗い可)

規格 生地巾139㎝ タテリピート40.4㎝ ヨコリピート34.8㎝

 

3)リリカラ

リリカラはイギリスの博物館のヴィクトリア・アンド・アルバード博物館

(V&A)が所蔵するウイリアムモリスの商品の版権を買って日本で製造

しています。

V&Aブランドとしてウイリアムモリスの商品を販売しています

 

価格 8690円/㎡  (12000円/m)税抜き

素材 ポリエステル100% のジャガード(織物)(水洗い可)

規格 生地巾139㎝ タテリピート41.5㎝ ヨコリピート34.5㎝

 

 

4)サンゲツ

サンゲツは7月6日発売のため、手元に見本帳がありません。

 

サンゲツはサンダーソン社との共同開発で日本で製造しています。

 

価格 13340円/㎡  (20000円/m)税抜き

素材 ポリエステル100% のジャガード(織物)(水洗い可)

規格 生地巾150㎝ タテリピート60㎝ ヨコリピート50㎝

 

 

 

まずは価格ですが、メーカーの罠がありまして、マナと川島織物セルコンは

m単価を先に書き、リリカラ、サンゲツは㎡単価を先に書いています。

 

カーテンには生地巾というのがあり、それぞれ違います。

実際に購入するときはm単価で購入するのですが、比較するときは㎡単価に

なります。

(㎡単価というのは、仮に1m×1mのサイズにした時の価格のこと)

 

でも、オーダーカーテンの場合は、縫製して出来上がった商品は、何幅使うかにも

よって違いまして単純に㎡単価が安いと、出来上がった商品が安いというわけでは

ないのです。

縫製するサイズによって違うのです。

 

以前は、全メーカーがm単価を先に書いていましたが、ここ何年かは

スミノエ、シンコール、サンゲツ、リリカラは㎡単価を先に書いています。

そうすると、生地巾が150㎝や137㎝のものだと㎡単価が安いのです。

それを意図して書いています。

最近は、安く感じてもらった方がいいという発想で㎡単価を先に書く流れに

なってきました。

マナは、生地をメーターいくらで輸入しているのでmを先に書くのは当たり前という

考えだと思います。

 

川島織物セルコンはカーテンは縫製して初めて商品と考えており、㎡単価で

比較するのは邪道だと思っています。

おそらく、信念をもってm単価を先に書いていると思います。

 

m単価で比較してみます。

マナ       12800円/m (9280円/㎡)  生地巾138㎝

川島織物セルコン 13900円/m (10000円/㎡) 生地巾139㎝

リリカラ     12000円/m  (8690円/㎡) 生地巾139㎝

サンゲツ     20000円/m (13340円/㎡) 生地巾150㎝

これはメーカーが勝手につけた定価です。

こうするとサンゲツが一番高いのですが、カーテンの場合はメーカーによって

仕入れ掛け率が大きく違うのです。

値引き率がいいから安い、割引率が悪いから高いというわけではないのです。

 

この商品で比較すると、当店の場合ならばリリカラがダントツに安いのです。

サンゲツ、マナ、川島織物セルコンは当店の場合仕入れ価格でいうと大差なく

ほぼ同じです。

 

 

組成と規格について

 

マナの生地は、イギリスからそのまま輸入しています。

綿100%にプリントしています。

色が鮮やかできれいです。

柄も大きいのです。  タテリピート53㎝ ヨコリピート46㎝

 

川島織物セルコンは日本でジャガードで織っています。

素材はポリエステルで水洗いができます。

柄の大きさは、タテリピート40.4㎝ ヨコリピート34.8㎝

マナのオリジナルに比べて柄の大きさが4分の3になっていて小さいのです。

日本向けに柄を小さくしています。

生地の糸の本数(打込み本数)が多くて高級感があります。

 

リリカラは川島織物セルコンとよく似た感じの織物で、ポリエステル100%で

水洗いできます。

柄もタテリピート41.5㎝ ヨコリピート34.5㎝

お値段はダントツに安いですが、手持ち感が違って薄いように感じます。

私が調べたわけではないので、エビデンスはないです。

本来ならば対抗するメーカーが他社のものを調べて、

「あっちはこれだけしかないけど、こっちはこれだけあるので高いんですが

商品がぜんぜん違うんですよ」と言ってデータを出すべきなんです。

 

そうすれば、エンドユーザーも高くても納得して買うのです。

 

でも、インテリア業界は他社の悪口は言わない、比較しない、勉強しないの

3つの不文律があるようで、他社と比較して自社の商品アピールは

めったにしません。

 

サンゲツはポリエステル100%の織物ですが、他社と違うのは

サンダーソン社と2年かけて共同開発していますので日本人が

好むようにしています。

生地巾が150㎝でタテリピート60㎝ ヨコリピート50㎝で

原画に比べてサイズがいびつなんですが、ヨコリピート50㎝にして

2倍使いで縫製するとひだ山柄合わせができるようになっています。

柄が大きいので、小さい窓には気をつけなければなりません。

壁紙や床とコーディネートできるメリットもあります。

ヒダを取った時の柄がそろうように作られているのです。

 

先日のサンゲツの展示会のときに、サンダーソン社のデザイナーの

クレアさんに

「日本人はウイリアムモリスが大好きなんですが、それはどうしてだと

思いますか」と聞きました。

その答えのひとつに日本人は左右対称とかが好きで、モリスのデザインには

そういったものがあると言っておられました。

それをさらに具現化したのがこのデザインだと思います。

 

 

 

 

 

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ウイリアムモリスの4社比較 その1

この1か月の間ぐらいにファブリック系のメーカーの新作発表会があり、

行ってきました。

リリカラ、アスワン、スミノエ、サンゲツでいずれも会場は歩いて12分以内の

ところでした。

この3年間はリアルの展示会はほとんどなかったのです。

カーテンはやはり見て触ってみないとわからないところもありますが、

開発担当者の話を聞かないと、我々がお客様に良さを説明できないところが

あるのです。

というのは、この業界の営業員は商品について掘り下げて説明をしてくれないのです。

メーカーの営業員に話を聞くと社内の事前説明会は長くて1時間半から2時間

ぐらいとのことです。

ロールプレーイングもしないようです。

この見本帳によって会社の3年間の売り上げに大きく影響すると思うのに、

どこも必死にPRしません。

 

 

まぁ、なにもしなくても売れるという自信があるのでしょう。

 

 

どこもやらないから・・・

 

不思議な業界ですが、この業界にたっぷりつかっていると気づかないのです。

 

展示会に行っても開発担当者のセミナーがなかったり、開発担当者が説明を

してくれなかったら、行ってもあまり意味がないのです。

それならば、オンラインで開発担当者の話を聞いた方がよっぽど役に

立ちます。

 

 

先日、サンゲツのウイリアムモリスの新作発表会が本町の大阪支社で

ありました。

イギリスからライセンス元のSanderson Design Group(サンダーソンデザイングループ社)の

開発担当者のクレア・バリスさんがお見えになり、7月6日(木)発売の

「MORRIS CHRONICLES(モリスクロニクルズ)」説明会がありました。

 

今回のサンゲツの新作発表会はすごく気合が入っていました。

モリスを売るぞという意気込みが強く伝わってきました。

2年前にライセンス元のサンダーソンと業務提携をして、2年間かけて共同開発

してきました。

その話のブログはこちらをお読みください。

 

ウイリアムモリスはどこへ

サンゲツは、サンダーソンとの業務提携には強い想いがあったと思います。

先々代の日比賢昭社長が若い頃にイギリスのサンダーソンのショールームに行かれ

強い感銘を受けられ、日本でもこういうショールームを作りたいと思われた話を

伺ったことがあります。

目指せ サンダーソン だったのです。

今回のサンダーソンとの業務提携でウイリアムモリスを日本で販売するということは

サンゲツの歴史の中で大きな出来事なんです。

 

 

(展示会で、開発担当者のクレアさんに質問をする筆者)

サンゲツの当社担当が撮って送ってくれました。

 

日本のファブリックの展示会では顔がばれているのであまり質問が

できないのですが、外国人ならば恥ずかしいことでも聞けるのです。

 

日本のファブリックの展示会で、開発担当者のセミナーがあり、

わからないカタカナイタリア語がいっぱいでてくるのです。

開発担当者は、みんなが知っているかのように話されるので、私が

知らないから質問したら

「このおっさん、ええ年こいて、そんなんも知らんのんかい」と

思われるのではないかという不安があるのです。

 

あとで、当社の営業担当員にこそっと「あれ どういう意味?」と

聞くと、インテリア業界の営業員の常套句である

「宿題にさせてください」といわれ、こちらも「社員も知らんのかい」と

思ってほっとするのです。

 

また、ファブリックの展示会に行って思うこととして来ておられるお客様はほとんど

女性なのに、接客する側のスタッフはほとんどが男性です。

インテリア業界のメーカーの女性の活用率がひじょうに少ないのです。

取締役もほとんどおられません。

もっと女性が活躍できる会社のシステムを作らないとインテリ業界に未来は

ないと思います。

 

 

クレアさんに質問した内容は

「日本人はウイリアムモリスが大好きなんです。

それはなぜだと思いますか」

 

このブログで、日本でウイリアムモリスを扱っているマナ、川島織物セルコン、

リリカラ、サンゲツの4社のイチゴ泥棒の商品比較をしようと思ったのですが、

長くなりすぎますので、次回に書きます。

 

その2に続く

 

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ウエーブスタイル(トーソーの展示会より)

マイナンバーカードのトラブルが毎日報道されています。

実は私もトラブルに巻き込まれて今、再発行の依頼をしているところです。

先日、コンビニで、印鑑証明をとろうとしたところ何回やってもうまくいかないのです。

妻のカードならば問題なくできたので、これはカードに問題があるのではと

思い区役所に持っていきました。

やはり磁気不良とのことで、再発行しないと使えないというのです。

私はこの制度ができた時から持っているので、この7年間で7~8回

コンビニで使用したぐらいなんですが、その程度で磁気不良になるのかと

思ってしまいました。

面倒なのは、こちらは悪くないのに再発行手数料が1000円かかり、区役所

まで取りに行かなければならないのです。

これはニュースにもならないトラブルなのですが、区役所に行って気に

なったことがあります。

 

区役所の窓口のスタッフが私のことを「お客様」というのです。

すごく違和感があったので「お客様」っておかしくないですか?

上からの指示なんですか?

納税しているからお客様なんですかと

突っ込みをいれていました。

かなり待たされて書類を受け取るときに、窓口の隣のスタッフの人が

小声で「私たちはパソナからの派遣なんですよ」とおっしゃるのです。

 

 

なるほど、

これですべて解決しました。

 

パソナは大阪市から業務の委託を受けてスタッフを派遣し報酬を

得てますので大阪市はお客様になるのです

そのため、大阪市民もお客様になるようです。

 

その隣のスタッフに小声で派遣前の研修で「お客様」というように

言われているのですかと聞いたら、小さく首を縦に振っておられました。

 

パソナは、新型コロナウイルスのワクチン接種予約の電話受付業務を

請け負っていました。

大阪府枚方市、吹田市、兵庫県西宮市の3つの自治体で、電話受付の対応をする

オペレーターの人数を水増しし、過大請求していたことが今年の2月に

明るみにでまして、その金額が10億円以上なんです。

だから平身低頭で「お客様」と呼ぶのでしょうか。

もっとひどいのは、旅行会社の近畿日本ツーリストです。

同じように水増し請求をしていたのが最大14億7000万円です。

金を釣り上げて「近ツリ」ってうまいこというなぁ~ このボク。

 

役所が市民のことを「お客様」って呼ぶことに違和感を感じるのは私だけ

でしょうか?

名前で「小嶋さん」と呼ぶようにした方がいいと思うのです。

対面での会話なので問題はないと思うのですが、「個人情報が云々」と

いう人がまたいて、それらが少数意見でも声が大きくなってしまうのです。

 

 

さて本題です。

 

6月6日にカーテンレールのトップメーカーであるトーソーの展示会(大阪)に

行ってきました。

その話は昨日のブログに書いていますが、今回の目玉商品はトーソーのカーテンレールを

使ってきれいなウエーブを出すことができる「ウエーブスタイル」です。

 

これはをネクスティのレール用に開発したピッチキープランナーを

使えばフラットカーテンのウエーブがきれいにでますよという商品です。

ランナーがすでに8㎝間隔で連結されていて、レールの中にかくれるのです、

レールの側面をくりぬいているのは、中の様子がわかるようにしている

サンプルだからで、通常のものはくりぬきはありません。

商品としてつながったランナーがあります。

 

コードがレールの中で見えなくてシンプルでスムーズで画期的な商品です。

まるで幕末の革命児です。

 

 おもしろきこともなき世をおもしろく

 

          高杉晋作

 

でも、ちょっと高過ぎ新作 です。

 

 

通常のランナーならばネクスティのシングル天付(直付け)で

2mのサイズならば定価3530円(税抜)

ピッチキープランナーならば同じ2mで天付けで7610円(税抜)です。

価格は2倍以上になります。

問題は天付けの場合で、ネクスティの通常レールならば直付けできるのですが、

ピッチキープランナーを使うと、天付シングルブラケットを使わないと

テープがひっかかる可能性があります。

そのブラケット分もアップします。

大阪の串カツは二度漬け禁止で、

ネクスティのウエーブスタイルは直付け禁止です。

 

このピッチキープランナーを使うとウエーブがきれいにでます。

こちらの生地はフジエテキスタイル製ジョーゼットの

ハクボPF1438で柔らかくウエーブがきれいなのです。

 

でも、待てよ!!

 

この生地とこのレールを使うときれいなウエーブがでると思われるかも

しれませんがそうではないのです。

上は全体の写真 吊元はきれいですが

裾は・・・

きれいなウエーブではないのです。

 

カタログに載っている写真のようなウエーブではなく

これが現実なんです。

原因は裾のウエイトロックで、ハリがあるためきれいなウエーブが

でないのです。

 

当店でも同じフジエテキスタイルのハクボを使って、ウエーブスタイルの

施工をしています。

 

2023年4月19日のブログです。

こちらをじっくりお読みください。

トーソーが提案しているようにハクボを使って枠内にロールスクリーンを

取り付けています。

1.5倍使いのフラットカーテン

 

当店では、裾は9㎜の折り返しにしています。

本縫いウエイトミシンで生地でウエイトを巻き込み、そのあとウエイトだけ

抜いています。

カーテンは縫製をして初めて商品なのです。

生地がよくてレールが素晴らしくても常にきれいなウエーブがでるとは

限らないのです。

 

当店ではこのブログを読んで同じようにしてほしいというお客様が

遠方よりご来店されました。

YouTubeでも、フジエテキスタイルのハクボとトーソーのシエロラインと

いうレールを使ってウエーブスタイルの施工例があって人気です。

こちらをご覧ください。

その良さがわかると思います。

サンゲツもオリジナルの部材を使って「SAウエーブ」という約2倍使いの

フラットカーテンをだしました。

当店にも展示しています。

こちらのブログをぜひお読みください。

約2倍使いのフラットカーテン

 

サンゲツは一般名詞である「ウエーブスタイル」や「2倍使いのフラットカーテン」と

いう言葉を使っていないのでまだ浸透はしていないですがとてもきれいなスタイルです。

 

今年は、ウエーブスタイルが流行る気がします。

 

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カーテンの洗濯実験

カーテンの洗濯は、結露の時期が終わった今が一番いいのです。

 

カーテンについている洗濯絵表示ラベルをみて、水洗いのできるものは

ご自宅で洗っても大丈夫です。

ラベルの表示に関しては消費者庁のホームページをご覧ください。

 

当店の展示サンプルでちょっと気になっていた縫製サンプルをコインランドリーで

洗う実験をしましたので報告します。

今年1月に発売されたサンゲツのAC2002

画像はデジタルカタログからで、クリックすると拡大します。

 

AC2010

 

 

AC2002はサンゲツはウォシャブルマークをつけています。

素材はポリエステル76%、綿24%(刺繍部分はレーヨン)

寸法変化率  水洗い タテ-1.0% ヨコ-1.5%

 

AC2010もサンゲツはウォシャブルマークをつけています。

素材はポリエステル85%、綿15%(刺繍部分はレーヨン・ポリエステル)

寸法変化率  水洗い タテ-1.0% ヨコ-1.5%

 

寸法変化率がタテで-1.0%で、水洗いokマークをつけているのですが、

大丈夫かなと思ってコインランドリーで水洗いをしました。

 

AC2002

丈はカン下サイズで195㎝で 1.5倍2つ山で作っています。

(柄を見せたい商品なので1.5倍使いにしています。)

↑ 洗う前のサンプル 丈は195㎝

↓ 洗濯後

ほとんど縮んでいません。

洗濯後、乾燥機は使わずすぐにレールに吊るして、乾かないうちに

少し引っ張っています。

 

 

同様にAC2010

丈は195㎝のフラットカーテンです。

↑ 洗う前

↓ 洗濯後

ほとんど縮んでいません。

 

寸法変化率が-1.0%ということは2mの丈のものならば2cm縮む

可能性もあり、これをウォッシャブルということを心配したのですが

大丈夫でした。

 

この寸法変化率、ウォシャブル表示とはどのようになっていいるのかを

説明します。

 

業界団体である、日本インテリア協会(旧 日本インテリアファブリックス

協会)は検査方法として、JIS L 1930 C4M法というのを用いています。

 

洗濯40℃で6分、すすぎは2分を2回。その後吊り干しか平干し乾燥

 

これがJISの規格です。

日本インテリアファブリックス協会(以下NIF)では、60㎝角の生地に

タテ、ヨコ、斜めに3本の50㎝の線を引き、どのぐらい縮むかを

3回洗濯をして基準を決めています。

NIFでは、この結果タテで1%以内、ヨコで2%以内の縮みならば

ウォシャブルとしていいということになっています。

 

試験方法はJISの規格ですが、ウォシャブル規準はNIFの業界内規準です。

 

ファブリックのメーカーはこの規準に従ってウォッシャブルマールを

付けています。

 

試験方法がこのようなやり方なので、ちょっと微妙なんです。

生地に書かれている50㎝の線が5㎜縮んだから-1%と判断しにくいと

思っているのですが、一つの基準にはなると思います。

ウォッシャブルマークがついていても縮むことはありますので

気を付けてください。

 

水洗いできるカーテンで、洗う時のコツとしては、

1)脱水は短めにする(ほんの少しに設定)

2)乾燥機は絶対に使わない

3)脱水が終わるとすぐに取り出してレールに引っ掛けて乾かす

4)レールに引っ掛けて、少し縮んでいるように感じたら、

カーテンを引っ張る(安全に乾燥していなかったら少し伸びます)

 

 

今日本でも急に話題になったチャットGPTで「カーテンの洗濯の

やり方について教えてください」と入力すると以下の回答がでてきました。

先日書いたブログはこちらです。

 

画像をクリックすると拡大します。

 

 

ブログもチャットGPTで書こう。

 

 

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約2倍使いのフラットカーテン

フラットというと一般的には「平らな」という意味ですが、カーテン業界では

ひだ山のないカーテンのことを言います。

レールの長さとほぼ同じフラットカーテンは1倍フラットカーテンといい、

レールの長さに対して生地の巾が1.3倍ぐらいのものを1.3倍フラットカーテンと

いいます。

フラットカーテンといえば最大で1,5倍ぐらいのイメージで、

これはレールに対して1,5倍の生地巾のあるひだ山のないフラットです。

 

サンゲツが2023年2月9日に新しく発売したカーテンの見本帳「AC」には

SAウェーブ」という名称の約2倍使いのフラットカーテンがあります。

 

これは今年流行りそうな予感がします。

 

カーテン業界では、ずっと以前は2倍使いにしてたっぷりヒダをとるのが

いいんだみたいなところがあり、生地の出荷量も多かったのです。

それが、1,5倍使いのカーテンでもいいのではとなり、またシェードがよく

売れるようになったり、1.3倍ぐらいまでのフラットカーテンが増えたりしてカーテンの

出荷量がかなり減ってきました。

それに代わるものとしてメカものと言われるロールスクリーンやバーチカルブラインドも

増えました。

 

メーカーもなんとか対策を考えているようで、今年は

『生地たっぷりのフラットカーテン」で仕掛けてくるのではないかと思っています。

 

 

サンゲツの「SAウエーブ」の店内展示サンプルです。

生地はAC-2515です。

 

これはサンゲツのオリジナルスタイルで、25㎝ピッチの

形状記憶加工(真空釜でするタイプ)をして、独自のピッチキープが

できるオリジナルのフラット芯地を使っています。

形状記憶加工をしていますので、丸みのあるきれいなウエーブが

均等にでます。

↑ 裏からみた写真

フラットの谷側の底でピッチキープコードを使っています。

両開きの真ん中はフラットのレースに形状記憶加工をすると

逆V字になって、真ん中に隙間ができるのですが、それができないように

うまく工夫されています。

これは素晴らしい発想です。

2mのレールに対して、両開きに作るとフックが32個必要で、片方に

寄せるとたまりが60㎝ぐらいになります。

裾は形状記憶加工をしていますので、ウエイトロックはできなくて

2.5㎝の折り返しです。

生地はレースに切り替え(パッチワーク縫製)のようにみえる

プリントがしてあり、切り替え位置は裾から70㎝ぐらいまでで

自由に決めることができます。(AC-2515)

 

サンゲツ関西支社の隣にあるセントレジスホテル大阪でも12年前に

オープンの時から各部屋は2倍使いのフラットカーテンがドレープ

(厚手カーテン)で使われています。

 

セントレジスホテル大阪のカーテン その2

 

こちらもフラットでひだ山がありませんが、生地はたっぷり使っています。

 

SAウエーブはサンゲツの生地でしかできませんが、

当店でもフラットの2倍使いのものを展示しています。

これは、トーソーのシエロというレールとピッチキープコードを使って

います。

トーソーのウエーブテープⅡというフラット芯地を使うと、1.5倍使いか

1.875倍使いになるので、フラット芯地は一般的なものを使っています。

 

このレールでピッチキープコードを使って、形状記憶加工をすれば

他メーカーの商品でも約2倍使いのフラットカーテンが作れます。

 

ポイントは形状記憶加工とピッチキープコードです。

 

これはサイレントグリスのスイス製の生地で、形状記憶加工も

形態安定加工もしていません。

裾はメロー仕上げです。

 

 

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今年を振り返って インテリア業界の出来事

ただいま 冬季休暇期間中です。

新年は1月7日より営業します。

 

今年を振り返ってみると、当店はひじょうに忙しかったです。

高額商品がよく売れて、お客様の単価がすごく上がりました。

要因として考えられるのは、お金を持っている人がコロナで遊びや

他の物に投資できず、住宅やインテリアに投資されたその恩恵に

あずかったのかなと思っています。

 

インテリア業界の重大ニュースは業界紙やインテリア評論家がFacebookで

発表されていますが、私は個人の見解で別のことを感じています。

 

ベスト3でいうと

1)値上げ値上げ値上げでサンゲツは過去最高の利益で

音(ね)をあげているのは内装業者

昨年の9月から業界トップのサンゲツは業界のためということで3回

値上げしました。

その結果、来年3月の決算では過去最高利益が見込まれています。

すばらしい経営力で、法人税をたくさん払って、日本の防衛に役立たせる

のもいいけど、業界団体のトップになってリーダーシップを発揮して

業界のためにもっと尽力をしてもらいたいものです。

 

2)インテリア業界最大のイベントである「JAPANTEX」が3年ぶりに

リアル開催されるも入場者数は3年前に比べて17%減

JAPANTEXも第1回目からみてきていますが、近年はずっと入場者数が

減少傾向です。

内容も魅力的でないのもありますが、一番の原因は主催者側の日本インテリア協会

(NIF)の加盟企業が熱心でないことだと思います。

実行委員長は十数年ほどまえぐらいからずっと事務局がやっていて、加盟各社が

熱心に勧誘しないのです。

加盟企業にとっては、自社の展示会という意識はまったくないようで大阪に

いてると話題にもなりません。

今年は今までの在り方を見直すいい機会だったと思うのですが、成果は

ありませんでした。

 

3)スマートインテリア時代がやってきた。

 

この前のブログにも書きましたが

今年を振り返る 電動商品がよく売れました。

お客様からの声でインテリア商品のI o T(アイオーティ)が進んできています。

「Internet of Things」の略「モノのインターネット」という意味。

インテリア業界ではI o T(アイオーティ)を「インテリア 遅れて 止まっている」と

略してもおかしくないぐらい世の中からみれば日本のインテリア業界は遅れています。

私はインテリアのI o T(アイオーティ)やホームオートメーション化のことを

スマートインテリアと言っています。

 

日本のインテリア業界はNTTと言われるニチベイ、タチカワ、トーソーの3社で

90%以上のシェアがあり、トライアングルが崩れないのです。

お互いが牽制しあってはいますが、他を押しのけて抜きん出ようとも

しないので開発も世界からみれば遅れています。

 

海外のモーターを使っている調光スクリーンFUGAは充電タイプの

電動で、RF送信(FM波)でI oT対応しています。

詳しくは後日書きます。

来年の課題はインテリアとI oTになり、今年はその夜明けとなりました。

 

今年1年ありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。

 

 

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