最近、ボリュームのあるフラットカーテンが増えてきました。
インテリア業界では、フラットカーテンというのはヒダを取って
いないカーテンのことをいいまして、レールの長さに対して何倍の
フラットカーテンというような言い方をします。
今回は1.5倍使いのフラットカーテンの施工例です。
実測に行った時には、トーソーの埋め込みタイプのレールのシエロラインが
ついていました。
(クリックすると拡大します。)
建築段階で施工されたのですが、埋め込んである位置が壁から3㎝離れた
ところで、ここに1.5倍のフラットカーテンをつり込むと谷側に
くるところが壁と干渉してきれいなウェーブにならないのです。
そのことをご説明させてもらったら新たに壁から6㎝以上離れたところに
後付けのレールを天井に直付けりることになり、トーソーのシエロクラウドを
取り付けることになりました。
トーソーのシエロ用のピッチキープコードを使っています。
ピッチキープコードは8㎝間隔なので、フラットカーテンのフラット
芯地は12㎝ピッチでフックを差し込んでいます。
今回工夫したのは、両開きの真ん中が閉めた時に開かないように、
真ん中のマグネットランナーと2番目のランナーを結束バンドでくくって
距離を縮めました。
これによって、真ん中部分の生地がたっぷりになって閉めた時に
開かないのです。
使った生地はフジエテキスタイルのジョウゼットの生地でPF1438NW.
この生地はすごく柔らかくて、形態安定加工や形状記憶加工をしなくても
ウエーブがきれいにでます。
この施工例は何も加工をしていなくて吊っただけです。
もう少し時間がたてばもっときれいなウエーブがでます。
フラットカーテンのウエーブをきれいに出すには生地が重要です。
いくらピッチキープコードを使ってもきれいにウエーブが出ないものが
多いです。
フジエのPF-1438NW(ハクボ)はおススメです。
ドレープ生地は形状記憶加工をするのがおススメです。
裾は9㎜の折り返しです。
ウエイトロックにするよりもきれいなウエーブがでます。
今日の話は役にたちましたか?
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