シエロクラウド

1.5倍使いのフラットカーテン

最近、ボリュームのあるフラットカーテンが増えてきました。

インテリア業界では、フラットカーテンというのはヒダを取って

いないカーテンのことをいいまして、レールの長さに対して何倍の

フラットカーテンというような言い方をします。

今回は1.5倍使いのフラットカーテンの施工例です。

実測に行った時には、トーソーの埋め込みタイプのレールのシエロラインが

ついていました。

  

(クリックすると拡大します。)

建築段階で施工されたのですが、埋め込んである位置が壁から3㎝離れた

ところで、ここに1.5倍のフラットカーテンをつり込むと谷側に

くるところが壁と干渉してきれいなウェーブにならないのです。

そのことをご説明させてもらったら新たに壁から6㎝以上離れたところに

後付けのレールを天井に直付けりることになり、トーソーのシエロクラウドを

取り付けることになりました。

トーソーのシエロ用のピッチキープコードを使っています。

ピッチキープコードは8㎝間隔なので、フラットカーテンのフラット

芯地は12㎝ピッチでフックを差し込んでいます。

 

今回工夫したのは、両開きの真ん中が閉めた時に開かないように、

真ん中のマグネットランナーと2番目のランナーを結束バンドでくくって

距離を縮めました。

これによって、真ん中部分の生地がたっぷりになって閉めた時に

開かないのです。

使った生地はフジエテキスタイルのジョウゼットの生地でPF1438NW.

 

この生地はすごく柔らかくて、形態安定加工や形状記憶加工をしなくても

ウエーブがきれいにでます。

この施工例は何も加工をしていなくて吊っただけです。

もう少し時間がたてばもっときれいなウエーブがでます。

 

フラットカーテンのウエーブをきれいに出すには生地が重要です。

いくらピッチキープコードを使ってもきれいにウエーブが出ないものが

多いです。

フジエのPF-1438NW(ハクボ)はおススメです。

ドレープ生地は形状記憶加工をするのがおススメです。

裾は9㎜の折り返しです。

ウエイトロックにするよりもきれいなウエーブがでます。

 

 

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1.5倍使いフラットレースとロールスクリーンの組み合わせ

3回目のワクチン接種がなかなか進まないと言われています。

政府は1日100万回を目指すというのです。

3回目の接種に関しては政府の方針が定まらず、各自治体でも混乱しているようです。

今は、2回目の接種から65才以上の人は6か月経過後、64才以下は7か月経過後に

なっています。

私は64才以下で2回目は接種が7月22日のため2月下旬以降でないと打てないのです。

大阪市のホームページによれば、私の場合は2月16日に接種券が到着し、2月28日から

接種が出来るとなっています。

今、打ちたくても接種券がないため打てないのです。

 

3回目のワクチン接種には、賛否両論があり、否定的な人も多いようです。

私は人と会う仕事をしていますので、早めに打とうと思っています。

政府がいくら3回目のワクチン接種を声高に叫んでも、国民は

打つ病」にはならんぞという感じもします。

 

 

さて、本題です。

 

レースを手前天付けで1.5倍使いのフラットで、枠内にロールスクリーンを

取付ています。

 

お客様は当初バーチカルブラインドで真ん中にレースを挟むタイプ

(ニチベイでいうセンターレーススタイル)を希望されていましたが、

お子さまが小さいため断念されました。

レースは、透け感があって、遮熱効果の高いクールシフォンを

使っています。

枠内にニチベイのロールスクリーンN9426をつけています。

レースだけだと夜は外から丸見えですが、シークレットタイプの

ロールスクリーンを閉めると外からは見えません。

レールはトーソーのシエドクラウドを天井直付けをして、8㎝の

ピッチキープコードでウエーブがきれいに出るようにしています。

上部のウエーブは常に間隔が一定に保たられるようになっていますので

きれいにいきます。

開閉しやすいようにオリジナルのバトンタッセルを取り付けています。

 

裾まできれいにウエーブがでています。

これはトーソーのシエロのレール用のピッチキープコードを使うと

きれいなウェーブがでます。

というわけではなく、なかなかそのようにいきません。

当店独自で簡易型の形態安定加工をしています。

 

 

手前にレース、窓側にロールスクリーンという組み合わせはインテリア性も

あり、機能性もありおススメです。

 

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ピッチキープができるトーソーのレール「シエロ」シリーズ

この前のブログにフラットカーテンのピッチキープする方法として

縦型ブラインドのスペーサーコードを使ったやり方を説明をしました。

もっとかんたんな方法としては、ピッチキープできるレールを使う事で、

昨年トーソーが発売した「シエロ」シリーズがそれにあたります。

以前からルーフィットというレールでピッチキープができるものが

あったのですが、これは専用の縫製部材が必要でした。

 

ここで紹介するシエロシリーズは特別な縫製資材がなくても使えます。

トーソーは専用の芯地(ウエーブテープⅡ)ギャザーフックを用意して

いますが、一般的によく使っているフラット用の芯地でも問題は

ないです。

シエロシリーズには3タイプあります。

グッドデザイン賞を取っています。

いずれも天井付けでブラケットを使わず取り付けます。

当店にはシエロクラウドを展示しています。

このレールはランナーに工夫されていて、オプションでピッチキープ

コードを注文すればピッチキープができるようになっています。

用途としては、スマートな天井直付けの普通のレールとして使うことの

方が多いと思います。

ランナーとランナーの間が常に8㎝になるようにコードで結ばれて

います。

フラットカーテンのフックを12㎝間隔で差し込んでいけば1.5倍の

フラットカーテンができ、10㎝間隔で差し込んでいけば1.25倍の

フラットカーテンになります。

カーテンの裏側からレールをみたところ

カーテンが山側と谷側に来てもコードと干渉しないようになっています。

 

しかし、このレールを使うとフラットカーテンのウエーブがきれいに

でるわけではないので注意してください。

詳しくはこちらのブログをお読みください。

トーソーの展示会でみた「シエロクラウド」のフラットウエーブカーテンの

展示の写真です。

裾の部分はきれいにウエーブはでないのです。

生地にもよりますし、専門店ならではの少々の工夫が必要なんです。

 

このシエロシリーズはたんなるフラットウエーブカーテン用だけでは

なく、天付けレールとしてもいろいろと工夫されています。

グッドデザイン賞をとっただけあってデザインもスマートですし、

音も静かで滑りもなめらかです。

マグネットランナーもありますし、レールの中に隠すカーテンストッパーも

あって、止めたい位置にきちっととめられるようになっています。

 

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フラットカーテンのウエーブをきれいに出す方法

先日、遠方からのメールでの問い合わせで、フラットカーテンの1.3倍使いで

ウエーブがきれいに出ないんですが、形態安定加工ができませんかというのが

ありました。

私のブログを読んでいただいて、当店にたどり着いたのだと思います。

 

また、そのあとすぐにインテリアコーディネーターからメッセンジャーで

問い合わせがあり、「フラットカーテンのウエーブ感はどのぐらいがよくて、

ウエーブ加工をした方がいいのでしょうか」とのことでした。

 

けっこうフラットカーテンで悩んでおられる方が多いみたいなので

最近の施工例で私の考え方を書いてみます。

 

フラットカーテンというのは、ヒダをとらないカーテンで文字通り

フラットなのですが、これがほんとのフラットから少し余裕を持たせる

1.1倍フラット、1.2倍フラット、1.3倍フラット、

1.4倍フラッというのはあまり聞かなくて、あと

1.5倍フラットというのがあります。

 

フラットにしているのだからウエーブがきれいにでないのは当たり前で

それでいいと思うのですが、日本人はウエーブはきれいに出ないと

もたついた感じがするといわれるのです。

確かに1.3倍以上ならば、ある程度ウエーブが出た方がきれいと思います。

そういうお客様の要望に応えるべく、当店でもいろいろと工夫をしています。

 

冒頭に書いたエンドユーザーから送られてきた写真は以下のものです。

 

これは1.3倍のフラットカーテンで注文されました。

確かにもたついた感じがします。

 

この生地はサンゲツのAC5460でサンゲツのメーカー縫製です。

カタログにはこんな写真が載っていました。

サンゲツホームページのデジタルカタログからプリントスクリーンを

しています。

この写真をみるとフラットカーテンのような感じです。

おそらくお客様はこんなイメージを持っておられたのではないかと

思います。

この商品は、カタログに形態安定加工をお勧めしますと書いてあります。

写真のフラットカーテンに形態安定加工がされているのかどうかは

わかりません。

 

これは、販売する側のスタッフが、きちんと説明してこの生地で

普通のフラットカーテンを作るとヒダはきれいにでませんよということを

言わないとダメなんです。

 

カーテンは、縫製はサンゲツだからどこで買っても同じというわけでは

ないのです。

勧める店側のスタッフの商品知識によって、出来上がってくるものが

違うのです。

メーカーは指示された通りにしか縫製はしません。

 

当店ではこのような場合は、簡易型形態安定加工をさせていただきます。

メール頂いたお客さまには、当店は現場主義で動ける範囲でしか

やっていないのでお断りしました。

メールでやり取りをしてお金をもらって、直送して終わりという

やり方はやらないのです。

 

1.3~1.5倍使いのフラットカーテン施工例

 

1)ピッチホールドテープを使った例

生地にピッチを均等にとるテープを縫い付ける方法です。

これはドイツ製のテープで、中にあるコードを引っ張ると山側が大きく

谷側は小さいウエーブが自動的にでるようになっています。

目いっぱい引っ張ると1.5倍使いになるのですが、私どもは少し

緩めに引っ張って1.3倍ぐらいにすることが多いのです。(この施工例)

 

芯地の部分のウエーブはきれいになりますが、裾はしばらくは上と

同じようにきれいなウエーブはでません。

この施工写真は平たたみしたものを現場にもっていってすぐに吊って

撮った写真です。

裾は広がっています。

裾はウエイトテープにすると負荷がかかりますので9ミリの折り返しにしています。

本縫いウエイト巻きロックミシンを使ってあとでウエイトを抜くやりかたです。

時間が経つと裾もウエーブが出ると思います。

生地はクリエーションバウマンのFana301です。

 

2)トーソーのピッチキープコードを使った施工例

当店の店内展示サンプル

今年発売になったシエロクラウドのレールを使ったフラットウエーブカーテン

このレールはグッドデザイン賞も取っていて、デザイン的にも

いいですが、機能面でも優れています。

このレールに関する説明は後日ブログに書きます。

常に8㎝間隔でランナーが保てるようにピッチキープコードをランナーに

差込みます。

 

これはなんの加工もしていません。

裾は負荷を少なくするために細巻きロック仕上げ(メロー仕上げ)です。

生地はサイレントグリスのカロラマで、縫製は当店ですがメーカーの

縫製がこのような仕上げになっていたので真似てみました。

実際に何年も使う中ではこのメロー仕上げの耐久性には自信は持てないです。

後ろ側からみた写真です。

 

トーソーはウエーブテープ(芯地)も販売しており、それを使うと

1.5倍使い(12㎝間隔でフックが差し込めるようになっています。

ランナー間が8㎝なので自動的に1.5倍になります。)

あと1.875倍用(15㎝間隔)のテープというのもあります。

 

この展示サンプルは当店で縫製しており、フラットカーテン用の

ポケット芯地を使っています。

そのため、倍率は自由にすることができます。

 

このトーソーのフラットウエーブカーテンの部材を使えばこんなに

きれいにウエーブがでます。

 

 

 

とは言えません。

生地が良いのです。

サイレントグリスのスイスメイドの生地です。

多色展開していまして、レース地と不透明生地があります。

この生地を使えばある程度ウエーブはきれいにでます。

 

店内展示で、こちらの高さは2,7mあるため、開閉しやすように

バトンタッセルを作って取り付けています。

タッセルを分解して作っています。

 

先日、インテリア業界最大イベントであるJAPANTEXが東京であり、

トーソーの展示会場にこのスタイルが展示してありました。

レールがシエロクラウドでピッチキープコードを使っています。

上部のウエーブは1.5倍できれいにでています。

 

でも

でも

でも

 

裾はこんな感じです。

裾はウエイトロックできれいなウエーブはでていませんでした。

 

フラットカーテンできれいなウエーブを出すには生地が重要なんです。

 

3)簡易型形態安定加工をした1.3倍フラットカーテン

きれいなウエーブというより広がらないウエーブを出すには

簡易型形態安定加工をするのが手っ取り早いです。

ポリエステル100%の商品ならばどこのメーカーのものでもできます。

1.3倍以上になります。

パイプがついていて、間仕切りにカーテンをとりつけています。

1,3倍のフラットカーテンで簡易型形態安定加工をしています。

簡易型形態安定加工をすると、きれいなウエーブがでるとはいいませんが

裾は広がらずにナミナミとなります。

これはおススメです。

生地はシンコールのAZ4080です。

 

※ 1.1倍使いのフラットカーテンの施工例はこちらのブログ

 

カーテンはどこで買っても同じではないのです。

カーテンは商品知識豊富な窓装飾プランナーのいるお店で買いましょう。

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