フジエテキスタイル

カーテンの吊り替えが増えています。

秋になって急にカーテンの吊り替えとクリーニング依頼が増えているんです。

カーテン夢工房は来年で開店30周年(創立は今年36年)になります。

お客様のデータはすべてハードディスクに保管しており、瞬時に出すことが

できます。

 

今日も24年前に当店でお買い上げいただいたお客さんの吊り替えに行ってきました。

 

今までは当店だけのデータでカーテンの吊り替え需要は11年~15年ぐらい

だったのですが、それは吊り替えていない人や他店で購入された人のデータは

含まれていなかったのです。

 

それがここ1~2年で、当店でお買い上げいただいて20年以上経った人の

吊り替えが増えてきたのです。

 

オーダーカーテンって長持ちするんですね。

販売する側としては、もう少し短い周期で吊り替えしてくれると嬉しいのです。

 

吊り替えに行くと、お客様は「またあと20年持ちますね」とか

「これが人生最後の吊り替えですね」とおっしゃいます。

 

カーテンは何回も吊り替えて新しくしてもいいですよ。

 

カーテンを替えると部屋が明るくなります。

部屋が明るくなると気分も明るくなります。

明るくなると幸せを感じます。

カーテンは人を幸せにします。

        カーテン屋のおやじより

 

24年前のカーテン

3つ窓があって真ん中は両開きの2倍使いのカーテン、

両端の掃き出しの小窓はプレーンシェードでドレープとは同じ柄の

色違いをつけていました。

レースの裾はウーリー糸でウエイトロックしていたのですが、

ウエイトが欠落していました。

 

新しく取り付けたのは

同じパターンでフジエテキスタイルのFA6805でドレープがGNで

シェードはPNの色違いです。

レースはスミノエU9005で裾は本縫いのウエイト巻きロックをしていますので

欠落することはないのです。

24年前はこういうやり方がまだできていなかったのです。

 

 

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ウエーブスタイルのフラットカーテンが流行ってきました。

最近、ウエーブスタイルのフラットカーテンの依頼が多くなってきました。

2023年2月にサンゲツが2倍使いのフラットカーテンとして「SAウエーブ」という

スタイルをだしました。

その時に今年流行る予感と思ったら6月にカーテンレールメーカーのトーソーが

ウエーブスタイル用のレールを発表しました。

展示会のブログはこちら

ウエーブスタイルというのは、ヒダをとらないフラットカーテンで1.5倍以上の

生地を使ってウエーブを出すスタイルで、トーソーのウエーブスタイル用のレールを

使うといいですよというものなんです。

 

トーソーが力を入れており、ウエーブスタイルのカタログ「fabreco(ファブレコ)」を

出しました。

ウエーブカタログはこちらです。

ファブリックメーカー9社が協力しており、各メーカーがおススメの生地で

自社で縫製して提案をしています。

これからウエーブスタイルをお考えの方は、ぜひトーソーの「fabreco(ファブレコ)」を

参考にしてください。

 

ファブリックメーカーが載せている施工写真は皆きれいなウエーブが

でているのです。

実際はトーソーのウエーブスタイルのレールを使うだけで何も手を

加えなかったらこんなにきれいなウエーブはでないと私は思っているので

各ファブリックメーカーに施工写真についてどのようにされているかを

当社担当者に聞いてみました。

そうしたら、全メーカーとも 写真撮影用に現場で少し手を加えていると

いうのです。

各社の施工写真を見ていただいて私なりの説明をします。

まずはトーソーが載せている写真です。

カタログの3,4ページをご覧ください。

 

画像をクリックすると拡大します。

下は拡大した画像です。

トーソーがレガートユニというレールを使ってウエーブスタイルを

提案しています。

裾に注目してください。

吊元の上部はきれいにウエーブが出ていても裾はきれいなウエーブが出ない

のです。(レースの裾はウエイトロック)

 

トーソーはウエーブスタイルのレールを使うとすべてきれいなウエーブが

でるという過度の期待をさせないために一番最初にこの写真を載せたのだと

思います。

現実はこんな感じです。

 

川島織物セルコン

カタログの8,9ページをご覧ください。

 

画像はクリックすると拡大します。

ウエーブページの方がみやすければそちらをご覧ください。

きれいなウエーブがでています。

これはドレープ(手前の厚手カーテン)には形態安定加工(ウエーブを

きれいに出す加工)をしているということです。

9社の中では唯一形態安定加工をしていました。

レースもきれいで、真ん中の納まりがきれいすぎます。

たぶん現場でピン止めとかして写真を撮っていると思います。

 

アスワン、フジエテキスタイル、シンコール、サンゲツ、スミノエは

トーソーが用意した同じスタジオ(現場)で写真撮影をしています。

この5社の写真を比較すると、どのように吊るとフラットカーテンが

きれいに見えるかを考えている違いがわかります。

(取り付けるレールの高さや壁につけるか天井につけるか、どのような

長さのブラケットを使うか)

 

アスワン

ウエーブカタログはこちら

 

画像はクリックすると拡大します。

 

アスワンは窓上の壁の天井までの半分より少し上ぐらいにレールをつけています。

レールがLTエキストラシングルレール壁からの出幅が45㎜)の為、

谷側(フックとフックの間)が壁に触れているようです。

 

フジエテキスタイル

 

ウエーブカタログはこちら

フジエはレールを天井付けでシングルにつけていて、壁から少し離して

つけているようです。一窓に対して片開できれいにみえる工夫が見られます。

 

シンコール

ウエーブカタログはこちら

 

シンコールはレールを窓上から天井までの壁の半分より少し下目に

つけています。エキストラダブルブラケットを使っています。

ドレープもレースもフラット1.5倍ならば、エキストラダブルブラケットでも

干渉します。

 

サンゲツ

 

ウエーブページはこちら

サンゲツは天井際にLTダブルブラケットを使って正面付けしています。

天際につけているので良く見えますが、普通の出幅のブラケットなので

開閉には干渉します。

トーソーが28ページのカーテンの納まりの通常ブラケットダブルを

みてねと注意書きをしています。

 

通常ブラケットの場合、

メリットは 部屋内側への出幅が少なく、スペースを圧迫しない。

デメリットは①カーテンと壁、カーテン同士がぶつかる

②全開時にはウエーブが当たり綺麗に見えないことがある

ということです。

 

 

 

スミノエ

 

ウエーブページはこちら

スミノエはレールにレガードユニ(新商品)を使って天際に正面付けを

しています。

天際につけるには、このレールがいいのかなぁと思ったし、お客様に見せる

施工例として使えます。

 

リリカラ

 

ウエーブページはこちら

 

 

マナトレーディング

 

ウエーブページはこちら

 

東リ

 

ウエーブページはこちら

 

このウエーブスタイルは、どの業者に頼んで、メーカーで縫製してもらったら

綺麗になるというものではないのです。

現場で少し工夫が必要で販売店によると思います。

 

2023/10/20追記

ウエーブスタイルのフラットカーテンに形状記憶加工をしたブログは

こちらです。

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紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良のカーテン(2)

お知らせ

9月23日㈯は秋分の日休業いたします。

 

前回の続きで、先日宿泊した紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良の

客室のカーテンについてです。

 

 

 

 

生地はドレープ(厚手カーテン)は裏地付きで、レースもサンゲツです。

サンゲツの場合、洗濯絵表示ラベルにいつ発行の見本帳と商品番号が

書いてあるのですぐにわかるのです。

ドレープはAC5449 (現AC2401) レースはSC8640です。

そして、形態安定加工をしていることも書かれているのです。

さらに東京店から生地が出荷されていることも書かれています。

奈良の物件なのに、大阪店ではなく東京店なのはなぜか・・・

おそらく東京の業者が取り付けたんだと思います。

防炎ラベルの登録番号をみるとAEF-23-1185と書いてあるのでサンゲツの

メーカー縫製であることもわかるのです。

 

このラベルはサンゲツ独自のカーテンのリサイクルに対応するためで

すばらしいことなんです。(サンゲツカーテンエコプロジェクト)

 

私はサンゲツで5年間社会人教育を受けたので、ホテルのカーテンが

サンゲツだったのがひじょうにうれしかったのです。

思わず、「サンゲツや~」と叫びました。

 

というのも、国内のいろんなホテルに宿泊していますが、ホテルの

カーテンでサンゲツがついていたのはほとんどないのです。

我がことのように忸怩たる思いをしていたのです。

 

ほとんどが川島織物セルコンかフジエテキスタイルです。

メカモノはほとんどニチベイです。

こうしたコントラクト物件は、カワシマ、フジエは強いのです。

川島織物セルコンは今年創業180年です。

歴史の重みのある会社です。

サンゲツは今年創業174年です。

この6年の差は、サンゲツがいくら頑張っても追いつくことが

出来ず、サンゲツは川島織物セルコンに勝てないのです。

フジエテスタイルは創業138年で京都西陣が創業地です。

 

レールはトーソーの電動カーテンレールプログレス25です。

手前のカーテン用レールは遮光性を高めるために2本使っていて

交叉レールで生地が重なるようになっています。

基本的には右側のレールが手前にくるようにします。

右前です。

日本では左前というのはあまりいいように使わないからです。

 

窓側は1本のレールで交叉ランナーを使っています。

電動のスイッチはベッドヘッドのところにビルドインされていて

ドレープ(厚手カーテン)は英語で Drape

レースは Sheer

と書かれているのです。

これで一般の人はわかりますか?

たまに社会人経験のある人を中途採用で面接して、そのときに

「ドレープ」ってわかりますかと聞くと、まずご存じないです。

「シアー」は「透明感のある」というような意味です。

レースというと編み物になってしまうので、この場合はシアーの

方が正しいのです。

 

幸いにして、電動カーテンレールですが、手動でも動かせる設定

(タッチモーションでない設定)になっていたので、スイッチが

わからなくてもトラブルはないと思います。

 

 

カーテン屋の視点

ちょっと斜めからみたプロの目で気づいたことを書いておきます。

 

1)ドレープの表地はAC2401で、防炎、遮光1級、ウォシャブルで、石油系の

ドライクリーニングOKの商品です。

ドレープの裏地は番号はわかりませんが、サンゲツの生地で裏にラミネート

加工をしている完全遮光の1級です。

防炎ですが、サンゲツはこの生地は業界規準のウォッシャブルにはしていません。

(ラベルでは手洗いはOK)

ドライクリーニングはダメの商品です。

ポリウレタン樹脂やアクリル樹脂のものを石油系のドライクリーニングすると

生地が溶けるような感じになることがあります。

,

でも、このカーテンについている洗濯絵表示マークはドライクリーニングOKに

なっているんです。

ホテルなので、クリーニングして使うことはあまりないと思いますが

一般の家庭でも、裏にラミネート加工や、コーティングしてある完全遮光1級の

ものを使うことはあります。

裏地付きだと縮むリスクヘッジでほとんどドライクリーニングになるのですが、

この場合はたいへんなんです。

この場合、他店購入のカーテンは買ったところでクリーニングしてもらう

ようにお願いしてお断りをするのですが、当店でお買い上げいただいた場合は

販売責任でクリーニングをさせていただいています。多少のノウハウがあります。

 

2)遮光性を高めるために壁に黒の面ファスナー(マジックテープや

ベルクロテープともいう)をタッカーでとめて、

カーテンの耳にも面ファスナーが縫い付けてありました。

上の画像は壁にタッカーでとめてあります。

カーテンは表側に面ファスナーのメスが縫い付けてあります。

壁とカーテンとの隙間の光漏れを防ぐためなんですが、けっこう高い部屋に

このセンスはいかがかなと思います。

壁の中に建築段階で薄い鉄板をいれて、カーテンの耳にネオジムマグネットを

仕込むというようなこともできるのです。

こちらのブログを参考にしてください。

当店のアイディア商品「ピタッとカーテン」

 

3)開業3週間でカーテンに汚れがついているのです。

 

カーテンのヒダとヒダの間の谷の部分が閉じた時に前にでて、

カーテンボックスの裏側にこすっているんです。

これはカーテンの芯地の問題もあるのですが、手前側のレールはもう少し

窓側につけないといけないと思います。

トーソーの電動カーテンレールの場合、窓側のレールの交叉ランナーが

大きすぎるのです。

部屋側に飛び出すぎるためにカーテンボックスを大きくとらないと

納まらないのです。

当店の場合、このようなケースでは交叉ランナーをディスクグライダーで

短くカットします。

開業3週間でこんな状態だと、1年もしないうちにこすれて生地が破れて

こないかを心配します。

 

4)レールの色はホワイトは目立ちます。

トーソーの電動レールは白しか選択の余地がないのですが、シルバー

だったらもう少し目立たないのではと思いますした。

先月、取り付けたナスノスの電動カーテンレールはホワイトとシルバーを

選ぶことができ、木目のカーテンボックスだったので、シルバーにしました。

そうしたら目立ちますがなじみました。

トーソーもこれから一般住宅に電動カーテンレールを普及させるには

シルバーのカーテンレールも必要かと思います。

そのブログはこちらです。

 

5)裏地付きの場合の表地の裾折り返しはショートヘムで十分だとわかりました。

オーダーカーテンの場合は、裾の折り返しは一般的に10cmにします。

しかし、このホテルのカーテンは裏地付きのため3cm折り返しになっていました。

(ショートヘム)

上の画像は表側の生地の裾の折り返し部分で3cmなっていました。

下の画像は裏側です。

 

これでまったく問題はないのです。

これによって1巾につき、20cm生地の使用を減らすことができるのです。

これは勉強になりました。

 

さすがサンゲツです。

 

続く

 

 

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吹き抜けのレースの吊り替え

12年前に当店で取り付けたお客様のレース、ロールスクリーンの吊り替えを

しました。

当店は「カーテン夢工房」という店舗をもって、今年で29年です。

(創立では36年です。)

 

当店でお買い上げいただいたお客様のデータでは、吊り替えをされる周期は

今までは11年目から15年目というのがほとんどだったのです。

なぜか10年ではないのです。

 

このデータは、当店で販売したお客様に限った話で、さらに当店でリピートで

購入いただいた人です。

吊り替えていない人や、2回目は他店で購入されたデータはないので、吊り替え

需要は11~15年ですとも言えません、

最近は23~26年経って全窓吊り替えのお客様が少しずつ増えてきました。

それは、インテリアの雰囲気を変えるというのではなく、やぶれかぶれご来店

いただくことがあります。

 

そうです。

カーテンが破れてみっともないからという理由です。

 

当店では、開店以来ご購入いただいた29年間のお客様のデータは

ハードディスクで管理していますので、過去資料は瞬時に出せます。

 

 

ほんとにリピーターさまはありがたいお客さまです。

来店者の中で51%がリピーターさまです。

 

12年前に取り付けたお客様の吊り替えで写真は吹き抜け部分のみです。

 

上の写真は取り替える前です。

吹き抜けの上部は固定のレースでタックアップカーテン(バルーン

シェードで、裾のウエーブを固定して昇降はできません。)

大きい窓の内側には製品高さ380センチのロールスクリーンを内付け

しています。

 

After

吹き抜け上部は1.5倍使いの片開の普通のレースになりました。

生地はフジエテキスタイルFA0074CH

内側のロールスクリーンも取り替えました。トーソーTR4407

レースの丈は400cmでプリーツがきれいにでる簡易型形態安定加工を

しました。

裾は本縫いウエイト巻きロックしています。

 

 

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フラットカーテンでつくる簡単ウエーブスタイル

長男夫婦が東京から帰ってきてお土産に、東京・丸の内にある世界初の

エシレ バター専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」のバターケーキを買って

きてくれました。

 

美味しい

 

1日限定15食の販売で開店1時間前から並んで14番目だったという。

これが意外と焼酎と一緒に食べても美味しいのです。

  

 

 

さて、本題です。

 

トーソーが今年(2023年)7月に新発売したウエーブスタイルのレールの

部材を使って1.5倍使いのフラットカーテンを作りました。

 

この商品はトーソーが力を入れており、カタログでもトップページで

説明をして、タイトルも

フラットカーテンでつくる簡単ウェーブスタイル」となっています。

 

でも。この道43年の私が思うには、このレール部材を使えば簡単にウエーブ

スタイルがきれいにできるとは思わないのです。

6月に行われたトーソーの展示会の時のブログをまずお読みください。

 

ウエーブスタイル(トーソーの展示会より)

 

レールは機能性レールのネクスティを使ってできるのですが、ランナーは専用の

特殊なものが必要で、ピッチキープランナーもいります。

 

このレールを注文するときは、本来は別注レールセットで注文するのですが、

こちらの現場は両開きなんですが真ん中でわけるのではなく、

大きい窓と小窓があって、大きい窓の真ん中で分けるため右の片開と

左に片開のサイズが違うのです。

両端にマグネットランナー入れたり、ジョイントがあったり、通常ランナーを

1個ずつプラスしたりしたので部材で購入して、現場で組み立てました。

 

【社内メモ】次回別現場で作るときの備忘録

2つの窓の外寸 w3290㎜ 大きい窓w2555㎜ 小窓260㎜ 間425㎜

たまりは2mに対して450㎜ (たまりはできるだけ窓側の外にだす)

大きい窓の真ん中で両開き 左側はレールを400㎜出す 右側は500㎜出す

レールの長さは4200㎜ 左側は1700㎜ 右側は2500㎜

フックの数は左24個 右34個

枠内にはニチベイのラフィー遮光 N9180をつけています。

 

少し工夫しているところがあります。

 

ウエーブをきれいに出すために簡易型の形態安定加工をしています。

生地が重要で、このレールに吊るだけではきれいなウエーブはでないと

思います。

レースに形態安定加工をすると両開きの真ん中が逆V字のように真ん中が

開きます。それを緩和するために先頭のマグネットランナーと2番目の

ランナーに1個普通のランナーを入れて広がらないように結束バンドで

とめています。

真ん中のウエーブの間隔は小さくして広がらないようにしています

 

最初のフックの位置は60㎜手前にしています。

 

取り付け高さが245㎝なので開閉がスムーズにいくようにマグネット

ランナーにバトンタッセルをつけています。

オリジナルの高さ調整機能があります。

シングル付けですが、ブラケットはダブル用のものをつけて室内側に

レール1本つけています。

レールは壁から60㎜以上離した位置につけないとウエーブは壁に干渉

してきれいにいきません。

ダブルレールをつけて、前後にウェーブスタイルはできません。

前か後ろかを1つだけウエーブスタイルにして、もう1枚を2つ山のひだ

ありカーテンにするのもおススメしません。

私はシングルでウエーブスタイルにして、枠内にロールスクリーンを

付けるのが一番いいのかなぁと思っています。

裾はウエイトを入れずに9㎜の折り返しです。

本縫いウエイト巻きロックのミシンを使って、あとでウエイトだけ抜いて

います。

ウエイトロックをするとウエーブがきれいにでません。

上記のトーソー展示会のブログを参考にしてください。

搬入時に折りたたんでいるためシワがついていて現場でスチーマーを

あてています。

生地はフジエテキスタイル FA1800 NW

枠内にロールスクリーンをつけています

小さい窓は発注サイズがW255㎜×H2200で、チェーン式で1:8の比率を

超え製作不可のでした。

ニチベイには細い窓用にスリット窓タイプという商品があるのですが、

この生地は遮光で厚さがあるため、これもできませんでした。

しかし、作りました。

 

この話は次回に書きます。

続く

 

 

2023/10/21 追記

お客様からGoogle口コミに投稿いただきました。

ありがとうございます。

 

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吹き抜けの電動カーテンレール取り替え

大阪では夏季休暇期間中に台風7号が直撃しました。

ずっと自宅にいましたので、私のところは風は強かったですが被害は

ありませんでした。

皆様のところは大丈夫だったでしょうか?

テレビを観ていると、盛んに「カーテン」という言葉がでてくるのですが、

内容としては暴風で窓ガラスが割れるかもしれないので飛散防止のために

カーテンを閉めましょうということでした。

確かにそれも重要ですが、カーテン屋としてはインテリアとしてカーテンにも

注目してほしいものです。

 

吹き抜けの大きな窓のあるリビングの電動カーテンレールを取り替えました。

 

今までは松下電工のリニアカーテンレールがドレープ用(厚手カーテン)と

レース用に片開きずつ4台付いていました。

我々世代にとっては、松下電工=ナショナルという懐かしい響きなんですが、

ナショナルがリニアの電動カーテンレールを作っていたとは知りませんでした。

もうすでに廃番になり無くなったトーソーのリニアモーターのカーテンレール

「べステック21」はトヨタ車体との共同開発だったのです。

 

かつては大企業もインテリア業界に参入しようとしていたのでしょうか?

 

今までついていたレール

これが動かなくなったとのことで新しくドレープ(厚手カーテン)用は

電動カーテンレール、窓側のレースは手動のカーテンレール「ネクスティ」を

取り付けました。

電動カーテンレールはFM送信のナスノスのCR1040を使いました。

 

高さ530㎝ 巾400㎝なので足場を組んで取り付けました。

お客様は近くのカーテン屋に行って吹き抜けにカーテンを取り付けてほしい

と言われたそうですが、そこはとてもできないと断られたそうです。

そこで、ネット検索で当店を見つけていただき、遠方よりご来店

いただきました。

 

当店はこうした高所取り付けや、電動商品の取り付けは得意としています。

 

どうでもいいが動画です。

真ん中の赤い三角をクリックすると動画になります。

生地はドレープ フジエテキスタイルFA6520BR(遮光1級)

レースは サンゲツSC8687

 

 

今回工夫したことは レースはほとんど開閉しないということで

手動の機能性レール・トーソー「ネクスティ」を使っています。

カーテンの長さが530㎝で、生地を持って開閉するとやりにくいのと

生地を傷めるので、長さ480㎝のバトンタッセルを私が作りました。

 

このコードの先端はレールの中の先頭のマグネットランナーと繋がって

いるので、操作がしやすいのです。

高さ調整機能がつけていますので、短くすることができます。

 

当店では、ずっと以前から「バトンタッセル」として販売していますが、

2023年7月のカーテンレールメーカーの最大手のトーソーが

カーテンバトン グレーロープタイプ」という名前で同じものを

販売しました。

トーソーが販売したことによって、この商品が浸透していくと

うれしいです。

でも、トーソーのはグレー一色で、長さが70㎝と90㎝しかないのです。

 

当店のものは、現場にあわせて作っていますので、ネットでの販売や

この商品だけの販売はしていません。

 

もう一つ工夫したことは、カーテンの丈が530㎝でプリーツをきれいに

出す方法です。

 

ドレープは遮光1級の生地でハリがあり、何もしなければ裾が広がるのです。

(カーテン業界では袴をはくといいます)

 

丈が300㎝ぐらいまでならば形態安定加工ができるのですが、さすがに

530㎝はかけることができません。

 

カーテン縫製業界で、よくつかわれているのはラポージュ社の「プリーツフォーマー」で、

この商品は裾でピン止めしますので丈には限界があります。

当店の縫製加工所にはこの機械もあるのですが、クリーニング工場に

極東産機(2023年10月に社名を「KLASS(クラス)」に変更)の

パーマネントフィニッシャー」という形態安定加工機があって、この

機械は上部で固定して裾フリーなんです。

これを使いまして、カーテンの上部から300㎝ぐらいまで形態安定加工を

しました。

裾の部分200㎝はなにもかかっていませんが案外きれいに納まりました。

 

 

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メカものからカーテンに吊り替え

当店の中では、ここ2~3か月はオーダーカーテンの注文がひじょうに

増えています。

当店は、私のブログがメカものが多いので、お客様もメカものを求めて

くる人が比較的多いのですが、最近はカーテンがひじょうに増えました。

要因の一つに吊り替えのお客様が多くて、今までカーテンをつけて

おられた方はほとんどカーテンなんです。

また、メカものをつけておられたのですが、暑いのでカーテンで遮熱

したいという方も増えています。

 

本日、取り付けの2つの現場は、メカものからカーテンに取り替えた施工

例です。

 

例1

写真を撮り忘れたのですが、窓上にニチベイのバーチカルブラインド、

枠内にタチカワのレース地のロールスクリーンがついていました。

バーチカルブラインドのブラケットを外したあとに、ビス穴が見えないように

トーソーのネクスティのLTダブルブラケットを取り付けました。

カーテン・シェードには遮光1級の裏地をつけています。

ドレープ サンゲツ SC8151    裏地 オリジナル遮光1級

レース フジエテキスタイルFA1822 PT

 

 

例2

もともと枠内にタチカワのプリーツスクリーンのツインタイプがついて

いましたが、1台が動かなくなりカーテンに取り替えることになりました。

バランス(上飾り)も取り付けました。

 

ドレープ 産元直仕入れ生地 遮光1級

レース  産元直仕入れ生地

バランス(上飾り) マナトレーディング フェズ2

トリム  マナとレーディング ミリーポンポン1322

 

 

 

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