もうすぐハロウィン
今年は、ハロウィン商戦は盛り上がっていませんね。映画 E T のヒットにより日本でもハロウィンが定着しそうな感じが一時期ありましたが、今はお菓子メーカーだけが、クリスマス、バレンタインデーに次ぐ第三の商戦の機会と捉えているぐらいでしょか。
さて、本題です。
今日はメゾネットのマンションにタチカワのマカロンの生地(LD1027)で、電動のホームタコスと100ミリ幅のコード式のタテ型ブラインド(バーチカルブラインド)をとりつけました。
上が電動のホームタコスで下はコード式のラインドレープ(タチカワのタテ型ブラインドの名称)です。
生地は今売り出し中のマカロンで、リーズナブルでその割には品質もよかったです。
上のホームタコスは電動で、取り付けも簡単で価格も電動部が定価で5万円アッププラスオプション部材で、すばらしい商品で私は高く評価しています。
このホームタコスは明日詳しくブログにアップします。動画も用意しています。
今日は、下に取り付けたラインドレープコード式について検証してみます。
今回は、大きな窓を2分割しており、右側は巾263センチ、左側は巾317センチで発注しています。
余談ですが、幅317センチのものはエレベーターに乗らないので29階まで階段でかつぎあげました。
このように2台にわけてつなぐときは、各メーカーとも連窓仕様というのがありまして、つなぎ合わせる方が両方とも羽根(ルーバー)が5ミリでて隙間があかないようにすることができます。
左の写真(クリックすると拡大します。)
しかし、タチカワの場合はそれができるのが100ミリ幅のルーバーで巾290センチまでなのです。
そのため、今回のケースは巾263センチのものは、5ミリだすことができるのですが、幅317センチの左側はルーバーをだすことができないのです。
本来は1センチの重なりをつくることができるのですが、今回は5ミリしか重ねることができません。
左の写真は左側のルーバーが上のメカ部分(レール)よりはみだすことができません。
これは事前にお客様には説明しておきました。
画像はクリックすると拡大します。
タチカワは100ミリ幅ルーバーでは290センチまでしか連窓仕様ができませんが、ニチベイは400センチまでできます。
ここに技術のニチベイとの差があります。
2つめとして、タチカワのタテ型ブラインドは施工する者にとっては楽にできるように、裾のボトムコードが10枚ずつぐらいで工場出荷段階でつなげてくれています。
これは、ひじょうに便利です。ニチベイは現場で1枚ずつつなげていかなければならないので施工時に時間がかかるのです。
今回の現場は連窓で付けることは指示しており、右操作のものは片右寄せで左操作のものは片左寄せの指示です。
しかし、本来操作側の一番めだたないところに防炎ラベルのついているルーバーをとりつけなければならないのですが、2台とも右側に防炎ラベルをつけてルーバーを裾のボトムチェーンでつなげているのです。
そのため、左側のものは、一番右に防炎ラベルのついたルーバーがきてました。(連窓で向きをそろえることを優先しています。)
これは、目立つので、現場ではずして、一番左のものと交換しました。
タチカワさんよ、社内のルールがどのようになっているのか知りませんが、もう少し気を遣ってください。
3つ目は裾の長さが微妙に違うのです。
これは、バウマンでもよくあることですがタチカワも多いのです。
タチカワの特長といえば特長です。
現場で調整できるようになっています。
4つ目は、私が何度もブログに書いていますが、最後のルーバーのピッチが違うため重なりが違うのです。
これは、ニチベイ、トーソーも同じです。今回はルーバーが100ミリ幅で、これを1枚入れるか入れないかによって9センチ幅が違ってきます。そのため、最後で重ねて調整をします。
私も業界に長くいてると、これは当たり前なので、メーカーの立場になって、お客様を説得していましたが、スイスのクリーエーションバウマンやドイツのメカを使っているサンゲツでは、ほぼ均等割り付けをして最後に重ならないようになっているんだから、日本のメーカーも「これは仕方がない」じゃなくて、改良しないとダメなんです。
今回もお客さまから、これはどうにかならないのとご指摘をいただきました。
私のブログをよく読んで頂いていた方なのでご理解をいただきましたが、わたしもやはり「これはおかしい」と思います。
ユーザーの方には、現状タチカワ、ニチベイ、トーソーのメカはこのように最後でルーバーが重なりますのでご理解いただきたいのですが、メーカーに対しては、これはおかしいと感じておられるユーザーの声をブログに書き続けることによって、改良を求めていきたいと思います。
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