クレーム

クレーム 1.5倍使いレース形態安定加工の逆V字開き

先日取付けた京都の現場で、レース1.5倍使いで形態安定加工をしたら真ん中が少し開いてしまいましてスチーマーを持って直しておきました。

このようなことはよく起こりまして、本来は納品するまでに加工所・当店でチェックしなければならなかったのですがそれを怠ってしまいました。

また、1週間ぐらい吊っておくと形態安定の場合はマシになるのですが、納品時にきれいでないとやはりダメで私どものミスです。お客様にはご迷惑をおかけしました。

  

薄い生地のレースや、1.5倍使いのボリュームがない時はこのようになります。

こんな場合は、現場で吊った状態でスチーマーをあててればきれいになります。

このスチーマーは活躍してくれてます。(笑)専門店の必需品です。

アフターは

レース手前で1.5倍使いで、ドレープ(厚手カーテン)で窓側にシェードとして取り付けてます。

 

 

  

写真はクリックすると拡大します。

 

ハギレ代金を13000円、東日本大震災の義援金として日本赤十字社を通じて寄付いたしました。あまり大きなことはできませんが、小さなことをコツコツと長く続けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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形状記憶加工の巾直しー失敗例ー

1月23日 語呂あわせで「1(いい)23(ふみ)」(いい文@E文)で電子メールの日です。

今日のこころに語りつづける言葉

      仕事に追われるな  仕事を追え
                          サンゲツダイアリー2011 week5より

さて、本題です。

最近はカーテンのプリーツをきれいに出す形状記憶加工が流行っています。
これは、ポリエステルの熱可塑性を利用して真空状態にして一定の温度を加えると、その形が記憶され、いつまでもきれいなプリーツが保つことができます。

当店では早くからこれをやっていました。

この加工をした場合は、後から中温程度のアイロン掛けをすると、ウエーブがとれます。そのため、形状記憶加工をすると洗濯絵表示ラベルが変わりましてアイロンが×になります。

P1000186当店でも、形状記憶加工をしていますのでアイロン掛けは×の洗濯絵表示ラベルを取り付けてます。

逆にアイロン掛けをしなかったら、ウエーブは残ります。

気をつけなければならないのは、幅直しのリフォームをした時です。

形状記憶加工をしているのを知らずにヒダのつまむ位置をかえる幅直しをしたら 下の写真のようになります。

失敗例

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お恥ずかしい失敗です。

最初の分も、当店で形状記憶加工の1つ山1.5倍使いで縫製して、お引越しをされたので、それを幅直しのリフォームをさせていただきました。

その時に、加工所に形状記憶加工をしている旨を伝えるのを忘れてしまいました。当店のミスです。

今後、形状記憶加工をしたものをリフォームする機会が増えてくると思います。
エンドユーザーの方は、カーテンのりフォームされるときは、形状記憶加工がされている場合はその旨をお伝えください。

他社でご購入された商品はわからないことがあります。
メーカー縫製の商品でも、絵表示がアイロンは×になっていても形状記憶加工をしている旨をラベルに書いているところは少ないと思います。

当店は書いているのですが、それでも失敗をしましたので恥をしのんでお伝えしておきます。

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メカものの修理依頼が多くなってきています。

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 最近、メカものの修理依頼がひじょうに多いのです。私は「カーテンマイスター」と自ら名乗っていましてメンテナンス担当です。

メカものというのは、窓周り品でふつうのカーテン以外のものを言っていましてプレーンシェード、ブラインド、ロールスクリーン、縦型ブラインド等をいいます。

当店は昨年7月より、当店で販売したものに限り5年間の無料保証をしています。

この1年間統計を取ってみました。

メーカーの保証はほとんどが1年しかないため、それ以降で5年以内に起こる修理代は当店の負担でやっています。

やる前は、こういう事態がかなり起こるのかと心配をしたのですが、結果的には思ったより少なく国内のメーカーは6年目ぐらいから経年劣化による修理依頼が多くなります。

ハンターダグラスの商品だけは3~4年目あたりで問題が起こるケースが多かったです。

5年間無料保証を打ち出したことによって、お客さまに安心を与えることができ受注増につながっていると思います。

昨日は、6年前に施工したニチベイの傾斜バーチカルブラインドで一部部品が破損して冒頭の写真のようになったため、ニチベイの営業に手伝っていただき修理しました。

この物件の取り付けに関しましては、2004年10月2日のブログに書いているのです。
まずはこちらをお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/7512481.html

5年10カ月前です。
当時はブログ人口は100万人と言われていた時代で、ブログとは何かを説明するのもたいへんだったのですが、今から思えばその時から書いていたのは大きな財産になっています。

ブログのスタイルは、6年前とそんなに変っていません。ほとんど成長していないということです。

まずは小ネタで
今日は自宅のパソコンから書いています。隣の部屋では息子がテレビで「タイタニック」を観ていますが、私は炊いたにくより焼いたにくが好きで、焼肉で一杯飲んで、少し酔いながら書いています。」

オヤジギャグを書いて、読者をぐっとつかみ、

オチは
地球上にインテリアの夢を広げるために、グローバルにニチベイ(日米)共同歩調をとりましょうよ。

ちゃんと書くパターンです。

内容はメーカーをちくるアイロニー精神に富んでます。

当時はバーチのルーバーを部分的に取り換えるというようなやり方は斬新でした。

お客さまのところには5時半に行ってのですが、修理に手間取り、修理しても誰もなにもくれませんが日だけ暮れました。

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1.5倍使いの形状記憶加工の問題点

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7月11日 参議院議員選挙

皆さまは投票に行かれましたか?
私は期日前投票で既に済ませておりました。
選挙は今まで一度も棄権をしたことはないと思います。

政治・選挙は大好きですが、仕事のホームページから発信しているブログなので政治のことを書くのは控えます。

さて、本題です。

冒頭の写真は1.5倍使いで形状記憶加工(真空釜でする本格的な加工のこと)をして、まん中が逆V字に開いてしまったクレームです。

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これは、1.5倍使いで形状記憶加工をするとよく起こる現象で、当店でも気をつけて出荷する前に耳の部分にアイロンをあててますが、たまに忘れたりしてこのような形で納品してしまうことがあるのです。

お恥ずかしい~

最近はニトリが2倍使いで形状記憶加工付きのカーテンのコマーシャルをテレビで盛んにしていますので、形状記憶加工が当たり前になってきているんです。

確かにきれいなウエーブがでます。

あまり大きな字では書けないので小さく書きますが、形状記憶加工をすることによって縫製のボロ隠しもできるのです。

そのため、ニトリに対抗上、また低価格均一ショップ(業界では1万円ショップという)に対抗上、1.5倍使いで本格的形状記憶加工をして、巾200×丈200センチのサイズで1万円で販売するのが流行っています。

1.5倍使いと2倍使いの違いはこちらをご覧ください。
https://blog.curtainkyaku.com/52271024.html

形状記憶加工についてはこちらをご覧ください。
https://blog.curtainkyaku.com/52333507.html

しかし、そういったところは自社で釜をもっておらず、メーカー依存であまり専門知識のないところです。

このようなクレームが起こっても対応しきれず、メーカーに振るだけなんです。
メーカーもけっこう困っているというのが現状です。

当店は、スチーマーを持ってすぐに飛んで行きまして現場できれいにします。

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現場で蒸気をあてればすぐにきれいになります。

これ、カーテン屋のジョウキシ、ちゃうジョウシキ。


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木製ブラインドの長さ(丈)の問題

今日、得意先の住宅メーカーの会合に行ってきました。

ご多分にもれず、住宅の契約戸数は前年対比15%ぐらい落ちてるとの事ですが、前向きなことをおっしゃていました。住宅着工件数が年間80万戸に落ちようと、目標としている戸数は8000戸のわずか1%なので景気に影響されることなくやり方次第でできるとのことです。

その通りです。

私どもに置き換えれば、カーテンの仕事は日本の需要の0、000・・・1%ぐらいしか受注していないので、いかに景気が悪くても少し努力して他社を食えばいくらでも売り上げアップするのです。

シェアの高いメーカーならば、景気の動向によって左右されるところは大きいのでしょうが、我々のレベルでは売上不振は景気のせいにしてはいけないのです。
努力が足らないだけなのです。

さて、本題です。

木製ブラインドの丈が長いというクレームがつきまして、羽根1枚抜いてきました。

今回取り付けたのは、35ミリ巾のものですが、一般的に多い50ミリ巾の木製ブラインドでは、事前によく説明しておかなければこのようなことがよくおこります。

50ミリ」巾の木製ブラインドでは羽根を1枚入れるかどうかによって長さ(丈)が
4センチ程違ってきます。微調整もあまりできなくて、枠内に取り付けるときはぴったりのサイズにならないときが多々あります。

その場合は、当店では長めのサイズで指示をします。
そうすると、降ろした時に下の部分で羽根が1枚あまったようになるケースがあります。

今回の現場は35ミリ巾のニチベイの木製ブラインドで、窓枠内寸が1100ミリでした。

この場合、メーカーの製作サイズは1100ミリちょうどには出来なくて、1090ミリか1120ミリになります。

短くてクレームがつくと作り直すのがたいへんなので、長めのサイズである1120ミリで発注しました。

そうするとこんな感じです。

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(写真はクリックすると拡大します。)

お客様より1枚抜いても大丈夫ではないかという指摘があり、1枚抜きました。

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そうすると平行にした場合はほぼ1センチほど上がりましていい感じになりました。(右上の写真:写真はすべてクリックすると拡大します。)

ブラインドの羽根には表と裏があるのですが、メーカーによって裏と表が違います。
タチカワ、ニチベイは羽根の下側が前に来る方が表といっており、トーソーはその逆でです。

下の写真の左は、タチカワ、ニチベイの表で、トーソーは右の写真のように閉じている方を表と言っています。

ドラム式のブラインドの場合、ニチベイでいう表側にすると(左下の写真)少し上がります。逆に裏側(右下の写真)にすると少し下がります。

こういうことも事前に説明しなければならなかったのですが説明責任を怠ってしまったのです。

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今日の現場  クレーム・スカラップの上がり

今日はこのブログの1111回目の投稿です。

あんまり関係ねぇ~か?

最近は、このブログを評価して頂いている方も増えてきましてうれしく思っています。
今日は、韓国から私のブログをずっと読んでいるという方からお電話をいただきました。経営コンサルタントの会社で、日本のマーケティングのリサーチでした。あまり書くとまずいのかな・・・・

ブログを読んで遠くからご来店頂く方も増えています。ここ最近でも、愛知県岡崎市からや、大津や和歌山からもお越しになります。
岡崎市の方は、メールで事前に問合せをすると断られると思ってアポなしで「カーテン買うならばここだ」と思って来られました。
私は、お会いしていないのですが、感激しまして岡崎まで実測に行きます。

こんな人がおられると粋に感じて仕事をさせていただきます。

ここ2~3日で、ブログでも評価していただいているのをみつけました。

エンドユーザーの方で「たまごの家のブログ」で、私のブログを読んでひじょうに参考になったと書いていただいています。
こちらをお読みください。
http://ameblo.jp/tamagonoie-tatemasu/entry-10484053706.html

りかさんのブログ「jay blue」にもエンドユーザーから、評価していただいているコメントが載っていました。
こちらをお読みください。

http://jayblue.blog.shinobi.jp/Entry/662/#comment

同業者からも、役にたつブログと書いていただいています。
広島のファインテックスさんのブログです。こちらをお読みください。
http://ameblo.jp/curtain-finetex/entry-10485051642.html

東京のコルティナさんのブログにも書いて頂いています。
おかえしです。こちらをお読みください。
http://blog.livedoor.jp/cortina01/archives/51580824.html

また、カーテンと窓周りに関する質問箱も評価していただいている声があります。
こちらもお読みください。
http://interior.bbs.fc2.com/

今日の現場です。

納品した吊り替えの現場で、スカラップのフリル巾と切り上がりの丈でクレームがつき、作り直して取り替えに行ってきました。

最初の分です。(写真はクリックすると拡大します。)

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 事前のお客様との打ち合わせで、まん中の上がりの丈を20センチとしていたのですが、フリル巾まで細かく打ち合わせをし忘れたのです。

こちらの方で、フリル巾を12センチにしたところ、それは貧弱だと指摘されました。20センチも上がりすぎと言われました。

そのため、全部作り直しました。

お客様の細かい要望をきいてフリル巾を15.5センチにして、まん中の上がりを9センチにしました。

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 打ち合わせをして会社に帰ってきたら、「やっぱり何センチにしてください」と変更があり、「間違いないですね」といって指示書をかいたらまた「やっぱり何センチがいいですかね」と電話がかかってくるのです。

オーダーでつくりますのでおっしゃるようできるのですが、出来てから
「あ~じゃない、こう~じゃない」と言われたら困るのです。

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今日の現場 たたみじわを取りに行ってきました。

3月13日 サンドイッチデー  1が3ではさまれているから

今日の現場

先月末に納品した現場で、レースをインハウスIH14901で1.5倍使いの1つ山で形態安定加工をしてプリーツたたみをして納品したところ、プリーツが蛇行しているという指摘がありました。

すぐに見に行ったところ、形態安定加工をしているのでウエーブがきれいに出ているのですが、タタミじわがついており、それがプリーツ加工のラインと少しずれて蛇行していたのです。

加工所から搬入するのに段ボールに入れなければならず、その場合はプリーツたたみをしています。(当店の場合は形状記憶加工は平たたみをしていて,現場で吊ったらきれいにウエーブがでます。)

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写真ではわかりにくいのですが、たたみジワがくっきりラインとなっており、手でたたんでいるので少しズレがあります。オーガンジーで線がつきやすく目立つのです。(写真はくりっくすると拡大します。)

このたたみじわは長く吊っているととれるのですが、すぐにはとれなくて、やはり納品時にシワになっているとお客さんが満足されない気持ちはよくわかります。

そこで活躍するのが、吊った状態でシワをとるスチーマーです。

これがあるとシワはきれいに取れますが、今回の生地は刺繍部分にレーヨンが使われており熱の温度に気をつけなければならないし、シワをきれいにとると、今度は形態安定加工も取れる可能性があるので、事前に当店の展示サンプルで実験をしてみました。

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きれいにシワをとろうとすると形態安定加工も取れることがわかり、また試験的に刺繍の部分に高温のアイロンをあてるとどうなるかも調べました。

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そうするとレーヨンの刺繍糸が縮み、その周りがヒゲがはえたようになります。

この商品はメーカーの五洋インテックスでは形態安定加工はできない商品になっています。当店ではいつもやっています。

事前に起りうることをチェックしていったので、現場では軽く線が強くでているところだけあててきれいにすることができました。

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(写真はクリックで拡大します。)

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