トーソー

ウエーブスタイルのフラットカーテンが流行ってきました。

最近、ウエーブスタイルのフラットカーテンの依頼が多くなってきました。

2023年2月にサンゲツが2倍使いのフラットカーテンとして「SAウエーブ」という

スタイルをだしました。

その時に今年流行る予感と思ったら6月にカーテンレールメーカーのトーソーが

ウエーブスタイル用のレールを発表しました。

展示会のブログはこちら

ウエーブスタイルというのは、ヒダをとらないフラットカーテンで1.5倍以上の

生地を使ってウエーブを出すスタイルで、トーソーのウエーブスタイル用のレールを

使うといいですよというものなんです。

 

トーソーが力を入れており、ウエーブスタイルのカタログ「fabreco(ファブレコ)」を

出しました。

ウエーブカタログはこちらです。

ファブリックメーカー9社が協力しており、各メーカーがおススメの生地で

自社で縫製して提案をしています。

これからウエーブスタイルをお考えの方は、ぜひトーソーの「fabreco(ファブレコ)」を

参考にしてください。

 

ファブリックメーカーが載せている施工写真は皆きれいなウエーブが

でているのです。

実際はトーソーのウエーブスタイルのレールを使うだけで何も手を

加えなかったらこんなにきれいなウエーブはでないと私は思っているので

各ファブリックメーカーに施工写真についてどのようにされているかを

当社担当者に聞いてみました。

そうしたら、全メーカーとも 写真撮影用に現場で少し手を加えていると

いうのです。

各社の施工写真を見ていただいて私なりの説明をします。

まずはトーソーが載せている写真です。

カタログの3,4ページをご覧ください。

 

画像をクリックすると拡大します。

下は拡大した画像です。

トーソーがレガートユニというレールを使ってウエーブスタイルを

提案しています。

裾に注目してください。

吊元の上部はきれいにウエーブが出ていても裾はきれいなウエーブが出ない

のです。(レースの裾はウエイトロック)

 

トーソーはウエーブスタイルのレールを使うとすべてきれいなウエーブが

でるという過度の期待をさせないために一番最初にこの写真を載せたのだと

思います。

現実はこんな感じです。

 

川島織物セルコン

カタログの8,9ページをご覧ください。

 

画像はクリックすると拡大します。

ウエーブページの方がみやすければそちらをご覧ください。

きれいなウエーブがでています。

これはドレープ(手前の厚手カーテン)には形態安定加工(ウエーブを

きれいに出す加工)をしているということです。

9社の中では唯一形態安定加工をしていました。

レースもきれいで、真ん中の納まりがきれいすぎます。

たぶん現場でピン止めとかして写真を撮っていると思います。

 

アスワン、フジエテキスタイル、シンコール、サンゲツ、スミノエは

トーソーが用意した同じスタジオ(現場)で写真撮影をしています。

この5社の写真を比較すると、どのように吊るとフラットカーテンが

きれいに見えるかを考えている違いがわかります。

(取り付けるレールの高さや壁につけるか天井につけるか、どのような

長さのブラケットを使うか)

 

アスワン

ウエーブカタログはこちら

 

画像はクリックすると拡大します。

 

アスワンは窓上の壁の天井までの半分より少し上ぐらいにレールをつけています。

レールがLTエキストラシングルレール壁からの出幅が45㎜)の為、

谷側(フックとフックの間)が壁に触れているようです。

 

フジエテキスタイル

 

ウエーブカタログはこちら

フジエはレールを天井付けでシングルにつけていて、壁から少し離して

つけているようです。一窓に対して片開できれいにみえる工夫が見られます。

 

シンコール

ウエーブカタログはこちら

 

シンコールはレールを窓上から天井までの壁の半分より少し下目に

つけています。エキストラダブルブラケットを使っています。

ドレープもレースもフラット1.5倍ならば、エキストラダブルブラケットでも

干渉します。

 

サンゲツ

 

ウエーブページはこちら

サンゲツは天井際にLTダブルブラケットを使って正面付けしています。

天際につけているので良く見えますが、普通の出幅のブラケットなので

開閉には干渉します。

トーソーが28ページのカーテンの納まりの通常ブラケットダブルを

みてねと注意書きをしています。

 

通常ブラケットの場合、

メリットは 部屋内側への出幅が少なく、スペースを圧迫しない。

デメリットは①カーテンと壁、カーテン同士がぶつかる

②全開時にはウエーブが当たり綺麗に見えないことがある

ということです。

 

 

 

スミノエ

 

ウエーブページはこちら

スミノエはレールにレガードユニ(新商品)を使って天際に正面付けを

しています。

天際につけるには、このレールがいいのかなぁと思ったし、お客様に見せる

施工例として使えます。

 

リリカラ

 

ウエーブページはこちら

 

 

マナトレーディング

 

ウエーブページはこちら

 

東リ

 

ウエーブページはこちら

 

このウエーブスタイルは、どの業者に頼んで、メーカーで縫製してもらったら

綺麗になるというものではないのです。

現場で少し工夫が必要で販売店によると思います。

 

2023/10/20追記

ウエーブスタイルのフラットカーテンに形状記憶加工をしたブログは

こちらです。

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メカモノ商品の商品物流費値上がりの案内

10月になりました。

今年もあと3か月であっという間に過ぎていきます。

またいろんなものが値上がりします。

 

インテリア業界でも、ここ1~2年多くの商品が値上がりし、今なお

値上がりしています。

特に輸入品が円安でさらに値上がりしてきています。

 

そんな中でメカモノメーカーである立川ブラインド工業、ニチベイが

10月になって「物流諸経費」「商品梱包輸送費」が値上がりします。

 

2018年の秋にそれまで運送費がかからなかったのが1台に付き

定価2000円かかるようになりました。

実質値上げです。

そして、今回ニチベイが10月2日から

タチカワが10月10日から

 

2000円から定価3000円になり、1000円の値上げ

50%の値上げです。

これは1台に付き商品代にプラス3000円加算されるということに

なり商品代値上げと同じです。

 

そのため、この分はお客様にご負担していただかなければなりません。

 

今の時代、運送費のコストもすごく値上がりしていますし、商品の

材料費も高騰してしていますので値上げは仕方がないし受け入れます。

 

しかし、

 

ですね。

 

知らんけど。

 

仕入れコストが値上がりしているのならば、商品代を値上げすべきで、

運送費を50%値上げして1台に付き3000円にするというのは

エンドユーザーを欺く値上げ隠しじゃないですか?

 

ブラインド10台注文すると、送料が3万円かかるって

どうなんですか?

2018年に同じように送料を0から2000円になった時の話をブログに

書いています。

今読むとなかなかおもしろいことを書いていますのでぜひ読んでください。

 

値上げするメーカー、音(ね)を上げる販売店

 

このときは、大手3社は利益が大幅に改善したといって喜んでいました。

 

送料がかかるのは当然で理解していますが、1台に付き2000円から3000円に

50%値上げするというのは大きな負担になります。

しかも、メカモノのシェアが2社で70%ぐらいある大手がほぼ同じ時期に同じ金額を

値上げするとは。

 

 

もう少し、企業努力をしてもらいたいものです。

ブラインド等は1台ずつ送らなくても、4台を1つにくくって1個口で

送ってもまったく問題はないのです。

そうすれば送料も安くなるはずです。

損するときもあるけど得することも多いと思います。

 

現実的に今日取り付けにいくブラインド14台をニチベイに注文したら

3個口で送られてきました。

これを3個口で送ることによって送料を安くするという企業努力は

すばらしいのですが、我々は1台に付き送料定価2000円(9月の発注のため)

負担しています。

14台で28000円負担しています。

これはお客様の負担になっています。

明日の発注ならば送料42000円の負担になります。

佐川急便で送られてきたのですが箱に穴があいているのです。

 

これじゃあかんやろ

 

こんなこともありました。

ニチベイにロールスクリーン3台とブラケットスペーサー

窓枠上の壁面に商品を取り付けるときに壁面と窓枠の段差を解消する

補助部品でサイズは幅5cm×横2,4cm×高さ1㎝)を100個

注文したときブラケットスペーサー100個はロールスクリーンの

細長い箱に入っていて、ロールスクリーン3台と一緒に梱包され

1個口で送られてきました。

 

ニチベイの素晴らしい企業努力には感心しましたが、送料は

正規の金額で当社負担です。

送料が安くなっていればこれもOKですが・・・・・

 

メカモノ業界は、NTTといわれるニチベイ、タチカワ、トーソーの

3社でほとんどのシェアをとっています。

 

今回、トーソーはまだ値上げの案内がきていません。

ランチェスター戦略の弱者の戦略をとっているのでしょうか?

それとも業界でカルテルを結んでいるように思われるとよくないので

敢えてずらしているのでしょうか?

2018年の例をみると、トーソーもこの1か月半後ぐらいに

値上げしてくると思っています。

 

2023年10月12日追記

トーソーは2023年12月4日から配送費が2000円から3000円に

値上げの通知がきました。

 

 

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2か所カーブのあるリビングの窓に電動カーテンレール取付

9月29日は中秋の名月であり、満月です。

 

私にとってはブログ記念日であります。

2004年9月29日からブログを書き始めて今日が19年目になります。

3719件目の投稿になります。

2004年9月29日のブログはこれです。

十六夜(いざよい)

私はサンゲツ出身なので月にはこだわりがあり、十六夜から始めて、今日が十五夜です。

 

最近はブログのアクセス数が大きく落ち込んでいます。

19年前はSNSと言われるInstagramやYouTubeやfacebookがなくて、ブログの

読者も多かったのですが今は流れはインスタやユーチューブになっています。

 

発信する側も、文章を書くより画像をアップした方が早くて楽なので、

インスタやユーチューブに特化してきています。

 

その中で、インテリア関係でもブログを継続的に書いている人が少なくなって

きていますし、読む人も少ないのですが、そこに価値を求めてもう少し

情報発信をしていきたいと思っています。

 

アメブロの開設は2004年9月15日なんです。

当時は、私はライブドアでブログを始めたのですが、ほぼアメブロの

歴史と一緒なんです。

これもひとえに読んでいただける人がいるから書けるのであって、

皆様に感謝しております。

 

まずはこの1年頑張ってブログ投稿20年を目指します。

 

 

 

19年経てば、ブログの内容も大きく変わってきます。

インテリア業界も変わってきて、今は電動商品もかなり普及してきました。

インテリア業界でも「IoT」が進んでいます。

IoTは”Internet of Things”の略でモノのインターネットと訳されています。

読み方はアイオーティーです。

モノがインターネット経由で通信することを意味します。

英語でINTERIORを書くとIoTも含まれているのです。

インテリア業界はIoTに強いはずなんです

でも、「NO」も含まれていますので拒否反応する人も多いのです。

 

時代が大きく変わってきていますが、日本のインテリア業界は遅れているように

感じます。

二十世紀の発想はなし(にしてもらいたいです。

 

I o T対応の赤外線リモコンのトーソーの電動カーテンレール

「プログレス25」をタワーマンションの台形コーナー窓に長さ720cmを

1本で取り付けました。

 

 

吊り替えで今まで調光スクリーンが付いていました。

 

当店では、こうした現場でもメーカーの手を借りることもなく、自社

スタッフで実測・施工をします。

今や、インテリア販売店はメーカーにおんぶにだっこですが、これを

自社ですべてできるのが当店の強みです。

商品をよく知っていますので、メンテナンスにも強いのです。

 

実測も古いやり方ですが、クリアファイルを4枚用意して角度をとります。

これで角度とサイズをだせば、メーカーは指示通り作ってくれます。

今回の現場では、レールの両端が壁でスペースに余裕がないのと、

本来はレールの溝を上向きにして組み立てるのですが、大きな台形窓で

それができなかったのでたいへんでした。

施工するには3人いないとできないのです。

メーカーに依頼すると施工費がいくらぐらいするのかを聞いたら

9~10万円ぐらいかかると言われました。

当店では自社スタッフでしますので、施工費はメーカーよりはるかに

安いです。

 

 

当店縫製のカーテンは特殊な芯地を使っていますので、ヒダとヒダの

間の部分(谷)はなにもしなくても窓側にいきます。

巾750cmの両開きで形態安定加工をしています。

 

生地はシンコールのAZ2063です。

どうでもいいが動画です。

真ん中の赤い三角をクリックしてください。

 

お客様からGoogleに口コミ評価を書いていただいています。

画像をクリックすると拡大して読めます。

良い評価をいただきましてありがとうございます。

こうしたお客様の声が一番うれしいです。

 

 

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ハンキングバーの施工例

昨年、トーソーがハンキングバーを新商品として販売しました。

トーソーはけっこう力をいれている商品ですが、当初なかなか売れなかった

のが最近少しずつ出るようになってきました。

 

 

トーソーのメーカーのホームページはこちらです。

トーソーが製作したイメージ動画です。

真ん中の三角をクリックしてください。

 

 

ネット販売でよく売れていると聞いていますが、下地が補強されていたら

問題はないですが、下地がないと取付は厳しいと思います。

今年7月にマンションの軽量鉄骨下地にも取り付け可能なH-2タイプが

発売されましたが、素人の人が取り付けるにはハードルが高いと

思います。

 

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紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良のカーテン(2)

お知らせ

9月23日㈯は秋分の日休業いたします。

 

前回の続きで、先日宿泊した紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良の

客室のカーテンについてです。

 

 

 

 

生地はドレープ(厚手カーテン)は裏地付きで、レースもサンゲツです。

サンゲツの場合、洗濯絵表示ラベルにいつ発行の見本帳と商品番号が

書いてあるのですぐにわかるのです。

ドレープはAC5449 (現AC2401) レースはSC8640です。

そして、形態安定加工をしていることも書かれているのです。

さらに東京店から生地が出荷されていることも書かれています。

奈良の物件なのに、大阪店ではなく東京店なのはなぜか・・・

おそらく東京の業者が取り付けたんだと思います。

防炎ラベルの登録番号をみるとAEF-23-1185と書いてあるのでサンゲツの

メーカー縫製であることもわかるのです。

 

このラベルはサンゲツ独自のカーテンのリサイクルに対応するためで

すばらしいことなんです。(サンゲツカーテンエコプロジェクト)

 

私はサンゲツで5年間社会人教育を受けたので、ホテルのカーテンが

サンゲツだったのがひじょうにうれしかったのです。

思わず、「サンゲツや~」と叫びました。

 

というのも、国内のいろんなホテルに宿泊していますが、ホテルの

カーテンでサンゲツがついていたのはほとんどないのです。

我がことのように忸怩たる思いをしていたのです。

 

ほとんどが川島織物セルコンかフジエテキスタイルです。

メカモノはほとんどニチベイです。

こうしたコントラクト物件は、カワシマ、フジエは強いのです。

川島織物セルコンは今年創業180年です。

歴史の重みのある会社です。

サンゲツは今年創業174年です。

この6年の差は、サンゲツがいくら頑張っても追いつくことが

出来ず、サンゲツは川島織物セルコンに勝てないのです。

フジエテスタイルは創業138年で京都西陣が創業地です。

 

レールはトーソーの電動カーテンレールプログレス25です。

手前のカーテン用レールは遮光性を高めるために2本使っていて

交叉レールで生地が重なるようになっています。

基本的には右側のレールが手前にくるようにします。

右前です。

日本では左前というのはあまりいいように使わないからです。

 

窓側は1本のレールで交叉ランナーを使っています。

電動のスイッチはベッドヘッドのところにビルドインされていて

ドレープ(厚手カーテン)は英語で Drape

レースは Sheer

と書かれているのです。

これで一般の人はわかりますか?

たまに社会人経験のある人を中途採用で面接して、そのときに

「ドレープ」ってわかりますかと聞くと、まずご存じないです。

「シアー」は「透明感のある」というような意味です。

レースというと編み物になってしまうので、この場合はシアーの

方が正しいのです。

 

幸いにして、電動カーテンレールですが、手動でも動かせる設定

(タッチモーションでない設定)になっていたので、スイッチが

わからなくてもトラブルはないと思います。

 

 

カーテン屋の視点

ちょっと斜めからみたプロの目で気づいたことを書いておきます。

 

1)ドレープの表地はAC2401で、防炎、遮光1級、ウォシャブルで、石油系の

ドライクリーニングOKの商品です。

ドレープの裏地は番号はわかりませんが、サンゲツの生地で裏にラミネート

加工をしている完全遮光の1級です。

防炎ですが、サンゲツはこの生地は業界規準のウォッシャブルにはしていません。

(ラベルでは手洗いはOK)

ドライクリーニングはダメの商品です。

ポリウレタン樹脂やアクリル樹脂のものを石油系のドライクリーニングすると

生地が溶けるような感じになることがあります。

,

でも、このカーテンについている洗濯絵表示マークはドライクリーニングOKに

なっているんです。

ホテルなので、クリーニングして使うことはあまりないと思いますが

一般の家庭でも、裏にラミネート加工や、コーティングしてある完全遮光1級の

ものを使うことはあります。

裏地付きだと縮むリスクヘッジでほとんどドライクリーニングになるのですが、

この場合はたいへんなんです。

この場合、他店購入のカーテンは買ったところでクリーニングしてもらう

ようにお願いしてお断りをするのですが、当店でお買い上げいただいた場合は

販売責任でクリーニングをさせていただいています。多少のノウハウがあります。

 

2)遮光性を高めるために壁に黒の面ファスナー(マジックテープや

ベルクロテープともいう)をタッカーでとめて、

カーテンの耳にも面ファスナーが縫い付けてありました。

上の画像は壁にタッカーでとめてあります。

カーテンは表側に面ファスナーのメスが縫い付けてあります。

壁とカーテンとの隙間の光漏れを防ぐためなんですが、けっこう高い部屋に

このセンスはいかがかなと思います。

壁の中に建築段階で薄い鉄板をいれて、カーテンの耳にネオジムマグネットを

仕込むというようなこともできるのです。

こちらのブログを参考にしてください。

当店のアイディア商品「ピタッとカーテン」

 

3)開業3週間でカーテンに汚れがついているのです。

 

カーテンのヒダとヒダの間の谷の部分が閉じた時に前にでて、

カーテンボックスの裏側にこすっているんです。

これはカーテンの芯地の問題もあるのですが、手前側のレールはもう少し

窓側につけないといけないと思います。

トーソーの電動カーテンレールの場合、窓側のレールの交叉ランナーが

大きすぎるのです。

部屋側に飛び出すぎるためにカーテンボックスを大きくとらないと

納まらないのです。

当店の場合、このようなケースでは交叉ランナーをディスクグライダーで

短くカットします。

開業3週間でこんな状態だと、1年もしないうちにこすれて生地が破れて

こないかを心配します。

 

4)レールの色はホワイトは目立ちます。

トーソーの電動レールは白しか選択の余地がないのですが、シルバー

だったらもう少し目立たないのではと思いますした。

先月、取り付けたナスノスの電動カーテンレールはホワイトとシルバーを

選ぶことができ、木目のカーテンボックスだったので、シルバーにしました。

そうしたら目立ちますがなじみました。

トーソーもこれから一般住宅に電動カーテンレールを普及させるには

シルバーのカーテンレールも必要かと思います。

そのブログはこちらです。

 

5)裏地付きの場合の表地の裾折り返しはショートヘムで十分だとわかりました。

オーダーカーテンの場合は、裾の折り返しは一般的に10cmにします。

しかし、このホテルのカーテンは裏地付きのため3cm折り返しになっていました。

(ショートヘム)

上の画像は表側の生地の裾の折り返し部分で3cmなっていました。

下の画像は裏側です。

 

これでまったく問題はないのです。

これによって1巾につき、20cm生地の使用を減らすことができるのです。

これは勉強になりました。

 

さすがサンゲツです。

 

続く

 

 

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規格外のロールスクリーンを作りました。

昨日書いた現場の話の続きです。

壁の正面の天井際にフラットカーテン1,5倍使いのウェーブスタイルを

取り付けて、窓枠内側に遮光2級のロールスクリーンを取り付けました。

商品はニチベイのラフィー遮光のN9I80 (ボトム袋縫いタイプ)を

取り付けました。

大きい窓の内サイズはW2550㎜×H2200㎜

小さい窓の内サイズはW255㎜×H2200㎜です。

大きい窓の方は何ら問題はないのですが、小さい窓はチェーン式でも

製作可能サイズの巾1に対して長さ8の1:8の比率を超えるため

製作不可で作れないのです。

小窓用のスリット窓タイプというメカもあるのですが、遮光の生地で

厚めのため、この生地では対応していないのです。

当たり前ですが、規格外はメーカーは対応してくれないのです。

他社の生地でも同じような遮光2級程度で白っぽいものでないかを

調べたのですがこの2つの窓に対応しているのはなかったのです。

小窓タイプで巾255㎜×長さ2200㎜はできるけど、逆に巾2555㎜の大きいサイズが

1台ではできないというのはあります。(最大製作巾2000㎜)

 

そこで、このようなサイズでもできるメーカーを探したところ、

調光ロールスクリーンでスリット窓ができるメーカーがあったので

取り替え生地セットをニチベイから購入して製作してもらいました。

 

操作はチェーン式ではなく、ループ式になりましたが、問題なく

製作でき納まりました。

別注製作したのは、巾255㎜高さ2200㎜の窓です。

操作はループ式ですが、安全対策のコード止めが一体としてあります。

 

お客様にはこちらの方がいいわと言って喜んでいただきました。

 

エンドユーザーにとっては

「あ そう?」で終わる内容なんですが、施工業者にとっては

メーカーの規格外のものを別注で作るに至るまではけっこう考えたのです。

 

「でけへん」「あきまへん」で何も考えないでいると、専門店として

生き残れないのです。

すべてはエンドユーザーのために何ができるのかを考えなければならないの

です。

 

 

別の部屋ではトーソーが今年(2023年)の7月にネクスティの新色「グレー」を

だしたのでそれを使いました。

 

壁がグレー色でフィットしたので、こちらも喜んでいただきました。

 

 

 

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フラットカーテンでつくる簡単ウエーブスタイル

長男夫婦が東京から帰ってきてお土産に、東京・丸の内にある世界初の

エシレ バター専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」のバターケーキを買って

きてくれました。

 

美味しい

 

1日限定15食の販売で開店1時間前から並んで14番目だったという。

これが意外と焼酎と一緒に食べても美味しいのです。

  

 

 

さて、本題です。

 

トーソーが今年(2023年)7月に新発売したウエーブスタイルのレールの

部材を使って1.5倍使いのフラットカーテンを作りました。

 

この商品はトーソーが力を入れており、カタログでもトップページで

説明をして、タイトルも

フラットカーテンでつくる簡単ウェーブスタイル」となっています。

 

でも。この道43年の私が思うには、このレール部材を使えば簡単にウエーブ

スタイルがきれいにできるとは思わないのです。

6月に行われたトーソーの展示会の時のブログをまずお読みください。

 

ウエーブスタイル(トーソーの展示会より)

 

レールは機能性レールのネクスティを使ってできるのですが、ランナーは専用の

特殊なものが必要で、ピッチキープランナーもいります。

 

このレールを注文するときは、本来は別注レールセットで注文するのですが、

こちらの現場は両開きなんですが真ん中でわけるのではなく、

大きい窓と小窓があって、大きい窓の真ん中で分けるため右の片開と

左に片開のサイズが違うのです。

両端にマグネットランナー入れたり、ジョイントがあったり、通常ランナーを

1個ずつプラスしたりしたので部材で購入して、現場で組み立てました。

 

【社内メモ】次回別現場で作るときの備忘録

2つの窓の外寸 w3290㎜ 大きい窓w2555㎜ 小窓260㎜ 間425㎜

たまりは2mに対して450㎜ (たまりはできるだけ窓側の外にだす)

大きい窓の真ん中で両開き 左側はレールを400㎜出す 右側は500㎜出す

レールの長さは4200㎜ 左側は1700㎜ 右側は2500㎜

フックの数は左24個 右34個

枠内にはニチベイのラフィー遮光 N9180をつけています。

 

少し工夫しているところがあります。

 

ウエーブをきれいに出すために簡易型の形態安定加工をしています。

生地が重要で、このレールに吊るだけではきれいなウエーブはでないと

思います。

レースに形態安定加工をすると両開きの真ん中が逆V字のように真ん中が

開きます。それを緩和するために先頭のマグネットランナーと2番目の

ランナーに1個普通のランナーを入れて広がらないように結束バンドで

とめています。

真ん中のウエーブの間隔は小さくして広がらないようにしています

 

最初のフックの位置は60㎜手前にしています。

 

取り付け高さが245㎝なので開閉がスムーズにいくようにマグネット

ランナーにバトンタッセルをつけています。

オリジナルの高さ調整機能があります。

シングル付けですが、ブラケットはダブル用のものをつけて室内側に

レール1本つけています。

レールは壁から60㎜以上離した位置につけないとウエーブは壁に干渉

してきれいにいきません。

ダブルレールをつけて、前後にウェーブスタイルはできません。

前か後ろかを1つだけウエーブスタイルにして、もう1枚を2つ山のひだ

ありカーテンにするのもおススメしません。

私はシングルでウエーブスタイルにして、枠内にロールスクリーンを

付けるのが一番いいのかなぁと思っています。

裾はウエイトを入れずに9㎜の折り返しです。

本縫いウエイト巻きロックのミシンを使って、あとでウエイトだけ抜いて

います。

ウエイトロックをするとウエーブがきれいにでません。

上記のトーソー展示会のブログを参考にしてください。

搬入時に折りたたんでいるためシワがついていて現場でスチーマーを

あてています。

生地はフジエテキスタイル FA1800 NW

枠内にロールスクリーンをつけています

小さい窓は発注サイズがW255㎜×H2200で、チェーン式で1:8の比率を

超え製作不可のでした。

ニチベイには細い窓用にスリット窓タイプという商品があるのですが、

この生地は遮光で厚さがあるため、これもできませんでした。

しかし、作りました。

 

この話は次回に書きます。

続く

 

 

2023/10/21 追記

お客様からGoogle口コミに投稿いただきました。

ありがとうございます。

 

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