トーソー

パネルスクリーン

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、今日の大阪は涼しくなりました。
愛・地球博も終わり(尾張)です。


今日もブログを真剣に書く時間がなく、昨日に続いて施工写真の羅列です。なんどかブログで書いていますが、このパネルスクリーンは当店施工の西宮北口の住宅展示場のモデルハウスに使われていて、その管轄のお客様によくでています。         


パネル3


パネル2


パネル4


 


 


 


 


 


 


 


パネル5


パネル1


 


 


 


 


 


 


 


写真の窓は巾240センチに対して、パネルのレール巾を400センチとし、開けた時に窓枠内にスクリーンが残らないように作っています。レールはドレープ用とレース用がそれぞれ3トラックあり、パネルは4枚の両開きでパネル巾は70センチになっています。生地はドレープはキロニーのAB-4391です。


パネルスクリーンはサイレントグリス、トーソー、タチカワが販売しており、2~3年程前ぐらいからタチカワが出してから売れ出しました。


タチカワの見本帳にはこのように、「窓枠の内側にたたみしろを残さない場合」という計算式が載っており、レールの長さによる加算価格ものっています。


トーソーの場合は、レールの長さによってパネル枚数が決まることしか見本帳には掲載されておらず、レールを延ばして壁部分にパネルを納める方法は推奨していません。


そのため、タチカワファンの業者は、レールを長くして、パネルを壁部分に納めるように発注するケースが多いとのことですが、トーソーファンの業者は、そのような納め方で発注してくるところはほとんどないとのことです。


私は、タチカワのメカふあんなので、タチカワのやり方でトーソーに発注しました。


でも、パネルスクリーンに関しましてはタチカワのはすごく納まりがよく、他社のものをよく研究しています。それに対して、トーソーは改良版を今年5月に出したのですが、あまり、他社を研究することなく、自分達のやり方をとーそーやという感じです。


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敬老の日

今日は敬老の日でお休みです。


このブログは本来、消費者に目を向け消費者のためにいろんな情報を提供しようしているのですが、ついついメーカー向けのことを書いてしまい、消費者の皆様にわかりにくくなっているのではないかと反省しています。
そんな中で、
9月15日16日のブログに対して消費者の方から「楽しみにしています」とか「勉強になります」というコメントをいただいているのはうれしいです。


ブログも282回書いているのですが、常に消費者向けの話がないのと、以前メーカーに在籍していたり、メーカーを皮肉るメルマガを書いていたりしたのでついつい目が向いてしまうのです。


私は、どこかのメーカーと深いつながりがあるわけでもありませんし、業界誌のようにメーカーに広告をお願いしてスポンサーになってもらっているわけでもなく、メーカーと深い関係のある業界団体に属しているわけでもありませんので、自由な立場で書いています。


販売する立場でいいものはいいとはっきり書きますし、よくないものはよくないとはっきり書きます。どちらかというとアイロニー精神は旺盛で、「大きいもの」や「権力」には批判的です。メーカーにこびいるようなことはしません。


消費者向けの話がないときはメーカーの話をちょこっと。


先日、レールメーカー最大手のトーソーが新しいレールのカタログを出しました。
今回は7月4日に価格改定したあとの、価格を載せているカタログで新商品としては、あまり目新しいものはありません。


その中で、新商品として取次ぎ商品の石膏ボードやコンクリート用のボードアンカーとして『アリゲター』を扱っています。この商品は以前ブログ((2005年2月22日)で書いたように、マンションのふさかけ金具をつけるのにひじょうに便利で、当店でも愛用しており、タチカワのレールの見本帳にも載っています。


タチカワのカタログと同じ挿絵を使っていて、後から出したにもかかわらず、


タチカワが200本7600円に対し、トーソーは9000円なんです。


何を考えているんでしょうか。


こんなことってアリゲーター


レール業界はメーカーは少ないですが、床材メーカーと違ってカルテルを結んでいないことがよくわかります。


 


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現場打ち合わせ(2)

待宵月明日は中秋の名月です。
今日は待宵月で、9時の時点で会社から撮った写真です。
中秋の名月のことは芋名月とも呼ばれ、関西では月見団子は里芋をイメージした餅にあんこを帯状に包みます。(関東は丸い白の餅)

我がふるさと、京都・山城町では中秋の名月には「日本版ハロウィン」といわれる伝統的行事がありまして、縁側に月見団子とススキが飾ってあり、それをもらうために一軒一軒「おばちゃん、たばらしてんか」と言って夜、回って歩くんです。そうすると、お菓子をいっぱいくれるんです。


【注釈】たばる(賜ばる)は貰うの謙譲語

これは、日本全国共通の行事だと思っていたら、どうやらそうじゃなくてみんなにバカにされたのです。
そういえば、母も結婚して我がふるさとにきて初めて迎えた中秋の名月に近所の子供が「おばちゃん、さわらしてんか」といってきたので何事かと思ったと言っていました。
私は「日本版ハロウィン」と言っているんですが、中秋の名月にする風習があるところがあれば教えてください。


最近はひじょうにこだわっているお客様が多く、ブラインドの羽根巾ひとつとっても現場で確認したいとおっしゃって店では悩まれます。


ブラインドの羽根巾は一般的に15ミリ巾のものと25ミリ巾のものがあります。
これをどちらにするかで悩まれますので、当店では店内でも展示していますが、現場に持っていって見ていただける小さい現物サンプルも用意しています。
〔写真は黄色が15ミリ巾)


ブラインド


15ミリブラインド


25ミリブラインド


 


 


 


 


 


 


メーカーのカタログをみても、どのようなケースにどちらがいいかということは一切書かれていないのです。


15ミリの方はラインが細かくなりますのできれいです。しかし、25ミリのものより価格が高くなります。25ミリのものは、安くて羽根の巾が大きいので掃除しやすいのですが、見た目は事務所的な感じがします。


私共の販売では、住宅が多いので圧倒的に15ミリが多いのですが、メーカーの出荷ベースでは圧倒的に25ミリが多いのです。
これはお客様の好みなので、取り付ける前に、現物サンプルのおいている専門店で確かめて購入されるのがいいと思います。


タチカワ、ニチベイは15ミリと25ミリしかありませんが、トーソーはそれ以外に18ミリ巾の商品を持っており、これは価格は25ミリ巾と同じで、みた感じは15ミリ巾と同じなんで、すごくお買い得です。でも、トーソーのブラインドは、構造上に問題があり、ヘッドレールと一番上の羽根が閉じても隙間があくのです。(2004年12月20日のブログ「ブラインドのクレーム」を参考)


明日は名月です。おつきさん(トーソーの社長は大槻さん)にはがんばって、
いただきたいのです。


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レール値上げに 業者、音をあげる。

カーテンレールのトップメーカーのトーソーが5月19日にホームページ上に「7月4日受注分からカーテンレールの値上げ」を発表しておりました。

聞くところによりますと、9800円の木製レールが12000円になったりで20%前後の値上げがされるようなんです。

詳しい内容は上記の変色した文字をクリックしていただけるとトーソーのニュースリリースにリンクしていますが、カーテンレールの主要材料である鋼材や部品の樹脂材料の再三の値上げに対して、リストラも行い企業努力してきましたが、もはや企業努力の範囲を超えたとのことです。

トーソーは身近にみてきておりますのでよく理解できます。しかし、

この天下泰平の世の中で、消費者に価格転換たいへんなんです。
結局、割りを食うのは我々業者なんです。
もう少し企業努力をしていただきたいものです。

ビニールクロスを企業努力で値上げしないサンゲツ、がんばれ。

ブラインドのクレーム

この季節はカーテンの吊り替えのお客様も多く、何年ぐらいでカーテンを新しくされるのかという市場調査も兼ねて、私が吊り込みに行きます。今日、お伺いしたお客様は9年間お使いになってレースとブラインドだけ新しくされました。ドレープ(厚手カーテン)はまだ、そんなに痛んでいないとのことです。

レースは結構綺麗で、洗濯頻度をお伺いしますと、年に2回ぐらい洗っているとのことです。
カーテンの場合、マメに洗っていただいた方が長持ちすると思います。
たまに、何年も洗っていないというお客様の吊り替えにお伺いしますが、ボロボロに痛んでいます。

よくカーテンって何年ぐらいで新しくするもんですかと聞かれます。販売する側としては5年に1回ぐらい新調していただきたいのですが、現実には10年以上お使いになっているのがほとんどです。カーテンを新しくする場合は、家を新築した場合や、リフォームした場合、それに汚れて汚くなった場合が多く、気分によってや、模様替えによって替えることはほとんどないようです。

ですから、新築やリフォーム以外では、汚れない限り、なかなか新しくされることはなく、吊り替えのケースはかなり汚れている場合がほとんどです。
今日のお客様はレースは綺麗でしたが、ブラインドは9年間ほとんど洗われた様子ではなく、動きはよかったですがかなり汚れていました。

443e3ace.JPG今までお使いになっていたのは、タチカワのシルキーA15という商品で廃番になっています。
今回、納品したのがトーソーのニューセラミー15です。お使いになる場所が写真のようなキッチンの出窓ともう1ヶ所ドアのところでした。写真(クリックすると大きくなります)は今回納品したトーソーのニューセラミー15で、お客様よりヘッドレールと一番上の羽根が閉じたときに隙間が開くというクレームがつきました。ちょうどダイニング側に座ると、目線の位置にこの隙間がきます。今まで使っていたタチカワの商品はヘッドボックスの下にツバがあり、隙間が開かないようになっていました。比較するとよくわかるのです。私もそこまで気が回りませんでした。ニチベイのセレーノとユニークの違いはヘッドボックスにツバがあるかどうかの違いというのは知っていましたが、トーソーの商品では、浴窓用しかツバがないというのは、今日初めて知ったところです。

接客した社員も知らず、当店の勉強不足で、適切な提案ができなかった授業料として、新しく作り直すことにしました。

NTTの分析

今朝、タチカワの営業マンが久しぶりに来まして、「体調大丈夫ですか」というのです。さりげなく、ちゃんとブログを読んでいることをアピールするあたりは心憎いものがあり、たいしたものです。クレームの件で打ち合わせをしたのですが、この会社ほど、クレームの対応力のすばらしい会社はありません。他の追随を許さない業界ピカ一の動きです。
会社にクレームの件で連絡しても、窓口の女性のすばやい対応はマニュアル化されているというか、慣れているというか、いいのです。

ブラインドやロールスクリーンは、金属系のメーカー3社、ニチベイ(N)、タチカワ(T)、トーソー(T)のNTTのシェアが高く、当店ではいずれのメーカーも親しくよく使っておりますが、それぞれ企業に特徴があります。
私は、「営業のタチカワ、技術のニチベイ、その両方の真ん中トーソーや」と思っています。

タチカワはクレームが多いですが、それを上回る営業力があります。有事に強く、何かあるとすぐに動いてくれます。
それがあるから長い付き合いができています。また、タチカワの配達の人はいつも朝7時前に元気な声で挨拶して届けてくれます。朝早いことは気持ちがいいです。
この会社は転ぶことはありません。転んでもタチカワです。

ニチベイは商品開発力に優れていて、最近のこの業界の新しい商品はほとんど、ニチベイが最初に開発しています。でも、なかなか浸透しないのですが、タチカワがよく似たものをだすと売れ出すのです。クレームも少なく技術力は安心できます。
ニチベイが3社の中で最初に出して他社が真似をした商品群  
 木製ブラインド、ダブルシェード、プリーツスクリーンのツインタイプ、50ミリ巾のブラインド、酸化チタンのブラインド、ブラインドのスラットが折れにくくする工夫 等いっぱいあります。

トーソーは、私が創業する以前がお世話になっており、ひじょうにあたたかい会社です。18年間で何人かの担当営業の人と付き合ってきましたが、皆、押しは強くはないですが誠実です。社長も何度もお見えになりますし、腰の低い会社です。住宅メーカーに強いです。