タチカワ

リーズナブル価格のブラインドについて

ここ2年の間に国内主要ブラインドメーカーがリーズナブル価格の

ブラインドを発売してきました。

トーソーがコルトブラインド

タチカワがマカロンブラインド

そして、4月1日にニチベイがポポラブラインドを発売しました。

ポポラブラインドの施工例

 

このポポラブラインドはニチベイの通常のブラインドの

ユニーク25標準より10%価格が安く、

セレーノ25標準より20%安くなっています。

ユニークはヘッドレールとボトムレールがスチールでツバがないもので、

セレーノはすべてアルミでできています。

サイズが幅180㎝×高さ180㎝で 定価で

ユニーク25ならば 24100円

セレーノ25ならば 27100円

ポポラならば 21700円です。

販売価格は当店は60%で、5年間保証です。

なぜ価格が安いのか?

      安いものには理由があるのです。

販売する側は皆知っていることですが、きちっと説明されずに、

購入する側が知っていないとだまされたと思われるとよくないので

説明します。

通常販売の商品とは部材が違うのです。

決して粗悪品というものではなくて、限定することによって効率化をして、

コストダウンを図っています。

まず、ポポラブラインドの色は40色限定です。

そして、昇降コードとラダーテープの色は白一色しかありません。

スラットの色が、濃い色の場合はカッコ悪くてあまりおススメできません。

ホワイト・アイボリー系の色ならば問題はありません。

グリップやコード止めの色も6色に限定しています。

部材を限定してコストダウンしているだけで、

     安いものには理由があるのです。

他社との比較をしてみます。

幅180×高さ180㎝の同サイズで

ニチベイ・ポポラが21700円

タチカワ・マカロンが24400円

トーソー・コルトが19400円です。

タチカワの場合は、マカロンの色を使っている商品があるというだけで、

通常のものと価格も部材もほとんど変わりません。

価格でいうならばトーソーが一番安いのです。

しかし、安いものには理由があるのです。

色は40色です。

ヘッドボックスとボトムレールはニチベイ、タチカワはスラットと同系色ですが、

トーソーは2色しかありません。

ベージュとホワイトしかないため、濃い色のスラットを使ったときは

違和感があります。

スラットもニチベイとタチカワは折れにくいタフスラットやしなやかスラット

になっていますが、トーソーはなにも加工してません。

 

昇降コードラダーテープはニチベイ・ポポラと同じく白一色です。

タチカワ・マカロンはスラット同系色になっています。

コード止めやグリップの色は6色です。

高さ調整機能はニチベイ・ポポラやタチカワ・マカロンにはついていますが

トーソー・コルトにはついていません。

だから安いのです。

       安いものには理由があるのです。

それを承知の上でご購入されるのならばなんら問題はありません。

一流メーカー品ですので、部材一つ一つは粗悪ではありません。

 

最近はブラインドメーカーが全国展開している大規模な販売店や

ネット販売店に対してオリジナルブラインドをつくったりしています。

販売店側は、通常商品と部材が違うために、仕入れが安いのですが

通常のものと同じ定価扱いにして値引き率は50%としたりしています。

      安いものには理由があるのです

 

先日、大阪駅前に「グランフロント」という超大型商業施設が

オープンしました。

大阪駅周辺を「キタ」といいまして、インテリア業界では

和歌山の低価格均一カーテンショップがそこに出店したため、

「北のミサイル発射問題」よりも

「キタへの奇襲(紀州)攻撃」として大きな話題になっていました。

そこに先日伺ったところ、オリジナルブラインドがありました。

階下にも大きなインテリアショップがあり、そこにも

同じオリジナルブラインドが置いてありました。

そこで、スタッフの人に聞いてみました。

「これ、オリジナルブラインドといっておられますが、

上のカーテンショップにも同じものがありましたよ。」

「え〜、ほんとですか?走って逃げたくなりますね」

 

「なんだ〜 逃走かい?」

 

安いものには理由があるのです。

 

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ダブルタイプのロールスクリーンを取り付ける

東京のエンドユーザーの方からメールがきまして、以前に書いたブログ

寒さ対策に天窓にロールスクリーンを取り付ける」を読んで

感動しました。東京はテリトリー外だと思いますが取り付けできませんか?

という内容でした。

先週も群馬県藤岡市からこのブログをみて、天窓のロールについて

問い合わせがありました。

実は、このブログの商品はニチベイの「天窓用ロールスクリーン」という既製品で

サイズだけオーダーすれば、システムとして出来上がっているものなんです。

同じようなものは、タチカワ、トーソーにもありまして、

近くのインテリア専門店に聞けば、販売する側は誰もが知っている商品

なのです。

取り付けも簡単です。

我々販売する側からすれば、市場によく出回っているサイズだけオーダーの

既製品に関しては、何度もブログに書くのも憚かっていて、書いていないのですが

エンドユーザーにとっては初めて知る商品ということもあるようです。

私の場合は、このブログを同業者やメーカーの人もよく読んでいただいているので、

販売する側が誰もが知っているような商品は、ブログにするのを少し遠慮して

いて、ニュース性のあるものや一捻りしたものを書くことに努めてました。

そもそもは、エンドユーザーにわかりやすく商品を説明することをコンセプトに

していますので、今後は原点に戻って誰もが知っていると思われる商品も

わかりやすく説明していきたいと思います

 

ロールスクリーンのダブルタイプについてです

この商品はインテリア販売店ならば誰もが知っている商品で、私も

何度かブログで紹介しています。

ニチベイとタチカワがだしています。

1台のメカで、前幕と後幕の2枚のスクリーンを操作することができます。

一般的にレース地と不透明生地を使います。

今回はタチカワのダブルタイプのチェーン式です。

 

前が遮光1級の生地で後がレースです。
操作チェーンはワンチェーンです。

遮光1級の商品は生地からの光漏れは少ないのですが、

隙間からの光漏れは余計に目立ちます。

1台で2役 シンプルで使いやすいのですが・・・

コーナーもあまり隙間なく納まりました。

タチカワはワンチェーンのワンタッチ式と真ん中のコードを引っ張る

プルコード式があります。

ニチベイはプルコード式しかありません。

最初、ニチベイがこの商品を出して、発売当初はチェーン式とプルコード式が

ありましたが、今はプルコード式のみです。

プルコード式は真ん中に2本の紐が垂れ下がりまして、これはあまりカッコが

よくないのでチェーン式を使うことが多いのです。

手が届くところならば、角リングという手もあります。

ダブルタイプのワンタッチチェーン式は最後はゆっくり上がる機構が

ついていなくて、最後はガチャンとあたるのです。

止めたい位置でも止められないのです。

この現場の商品は遮光の生地で最初の設定のスプリングも強くなっていて

激しい音がなります。

タチカワにも相談しているのですが妙案はないのです。

なんとかしてくれ、タチカワ。

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動かなくなったタチカワのプリーツスクリーンの修理方法

1年4か月前に取り付けたタチカワのプリーツスクリーン

ペルレ25ペアタイプワンチェーン式」で

上の部分のレースが動かなくなったという連絡を受けて修理に行ってきました。

 

上下でシースルーのものと不透明のものがつながっているプリーツスクリーンで

ワンチェーンで操作ができます。

写真の左側が上のシ-スル-の部分が上にきて動かない状態です。

実はタチカワのワンチェーンではよく起こる問題なのです。【2012年5月以前の商品】

原因は上部の幕体を下げた状態で、下部の幕体を上げると

上部のコードが弛んでしまい、はみ出たりしてきれいにドラムに巻きつかないのです。

メカ本体をブラケットからはずして上からみるとドラムの部分がこのように

なっています。

手前のドラムが動かなくなっている上部のもので、本来は上のドラムのように

コードが順々にきれいに巻きついていかなければならないのですが、下の

ドラムがコードがかさなっているところがあります。

こうなると動かなくなります。

この場合は手でなぞって、順に左側にコードを動かしていき、重なり部分を

ほどくと解決します。

これは簡単でエンドユーザーの方でもできます。

このクレームが多発したため、タチカワは昨年5月に仕様変更しており、今の

商品は下をあげると上も重なった部分で同時に上がるように改良されていて

問題はありません。

昨年5月以前に購入された商品は今でもよく起こります。

このようにハンターダグラスに限らず、発売当初のものは、使ってみて初めて

分かるという問題点があり、その後改良されていきます。

国内のメーカーはその対応はいいです。

当店では、5年間の無料保証をしていますので、このような問題が起こっても

すぐに対応しています。

カーテン夢工房はアフターメンテナンスに強い店です。

 

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シェードのワンチェーンが切れた時の応急処置

先週はシェードの修理依頼が3件ありました。

トーソー、ニチベイ、タチカワの3社が各1台ずつで各社の特徴的な故障でした。

 ニチベイは、チェーン式のストッパーの不具合で動かなくなるクレームです。

これは部品を交換しなければ動きます。

シェードで動かなくなるとニチベイ

レールの中に入っている白い部品(ストッパー)を交換しないと直りません。
この交換だけで済みます。

このニチベイの動かないのに対して、止まらないシェードはトーソーです。

これは、何度もブログに書いていますが、インテリア業界のTPP問題と言われています。

トーソーのメカで、商品名がパティナといいまして、

トーソーパティナぴったり止まらない=TPP

今はこの商品は廃番になりましたが数年前に取り付けた分が

よく起こっています。

このインテリア業界のTPPはエンドユーザーにも浸透したようで、

ダイジロウのシュノーケリング&スキーblogで

[カーテン界のTPP問題に挑む! ローマンシェードカーテン不具合対策]を

書かれています。

エンドユーザーの方が私のブログを読んで、みずから部品交換をされた話です。

 

この部品を交換しなければなりませんが、トーソーのオンラインショップにも

販売しており、ちょっと器用な人ならば自分でもできると思います。

もう1台はタチカワのダブルタイプのシェードでワンチェーンのチェーンが切れました。

5年程前ぐらいからワンチェーンタイプが流行り出しまして、これはジョイントのない

ボールチェーンで切れる可能性は極めて高いのです。

最近のものは、セフティージョイントでジョイントしており、8キロ以上の負荷が

かかると切れるようになっていて、また簡単につなげるようになっています。

簡単につなげるのですが、一旦外れると甘くなり、耐久性は急に落ちます。

 

このボールチェーンは白い樹脂の部分で熱圧着しています。

切れるのはこの部分で

こんな感じで半球の樹脂がわかれます。

現場でこの部分をジョイントするのは難しいです。

球のところを切り落として、コードの部分を長めにして、そこにライターであぶって

ジョイントします。

 

ジョイントのところは黒くなりますが、きれいにくっつきます。

これはあくまでユーザーがする応急処置で、

切れた時点で写真を撮って、販売店に言いましょう。

工場でジョイントした代替品が来るまで2~3日かかりますので、

その間、こうした対応もできますよという話です。

意外としっかりつながりますけどね。

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タチカワのマルチブラケットにトーソーのシェードをとりつける

今年の9月に発売されたタチカワのマルチブラケットを使ってフラットレースとプレーンシェードをとりつけました。

大きい窓は、フラットレース手前で奥側に1.5倍使いの1つ山のドレープを取り付けています。
腰窓は手前がフラットレースで奥側がシェードでここにマルチブラケットを使っています。
生地はレースが五洋インテックスのIH290-01  ドレープは川島織物セルコンのPD7308

マルチブラケットとは、カーテンレールと他の商品が1つのブラケットに取付けできるようになっています。

 

左側の写真は上がマルチブラケットで下が通常のダブルブラケットで、タチカワ独自のものです。
これは、レールのトップメーカーであるトーソーにとっては、してやられた商品で来年の6月に見本帳を改訂する際には間違いなく同じようなものを作ってくると思います。

この現場では、手前にタチカワのファンティアを使い、ガラス側にはトーソーのシェードのメカ「クリエティドラム式を使っています。

  

 

画像はクリックすると拡大します。

 

 

  

 

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寒さ対策(2)  吹き抜けのロールスクリーンを取り付ける

吹き抜けの寒さ対策に、昨日のブログでは自作の天幕のことを書きましたが、あれは現場をみて考えなければならず近くのインテリア専門店でも必ずできるというわけではありません。

それに対して、どこの業者でも簡単にできるものとして、メーカーの天窓用のロールスクリーンという商品もあります。今回の現場はタチカワです。

こちらは夏場に取り外すというわけにはいきませんが、開閉が簡単にできます。

両端にワイヤーを張り、垂れないようになっています。

そのワイヤーは誰が張ったんや

                                わいや。

  

 

止めたい位置で自由にとめることができます。

製作可能サイズは幅は200センチ長さも200センチぐらいです。

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プリーツスクリーンのチェーン式とドラム式の操作の違い

しばらくブログのアプリである『Word Press』の調子がおかしくてアップできませんでした。

10月11日は東日本 大震災から1年7か月です。当店では微力ながらハギレの売り上げを毎月11日にふんばろう東日本支援プロジェクトの「ミシンでお仕事プロジェクト」に寄付させていただいています。

 ここ1週間で少し前に住宅メーカーの仕事で取り付けたプリーツスクリーンのチェーン式で床や下枠にあたるのでなんとかしてほしいという依頼が2件ありました。

まず、プリーツスクリーンの操作のやり方には4タイプがあります。

当店の展示サンプルで説明します。

1)コード式

 

ニチベイのメカでツインタイプのコード式で全体を引っぱり上げるタイプです。
コードの消耗が激しいののであまり大きいサイズには向きません。当店ではオススメすることはないです。

2)ドラム式

 

トーソーメカのドラム式ツインタイプです。
私がオススメするメカです。操作コードはヒモタイプになっていまして、引っぱった分だけしかあがりません。

この商品はタチカワにはありません。ニチベイとトーソーですが、トーソーもこの10月の改訂したカタログから無くなったそうですが、まだカタログをみていませんのでわかりません。

3)チェーン式

 

タチカワのチェーン式のツインタイプ。

4)ワンチェーン式

 

ニチベイのツインタイプワンチェーン式です、。ワンチェーンはツインタイプ用で各社あります。

画像はクリックするとすべて拡大します。

今はワンチェーンが流行っていましてチェーン式が主流となっています。

このチェーン式がくせ者なのです。

少し引っぱると自動的にスルスルと降りていきます。そうすると床ぴったりや下枠ぴったりつくると必ずカチンと当たるのです。

今回これがクレームになっています。

メーカーの採寸・発注方法では3社とも内枠から丈は1センチ引きなさいとなっています。

これが傷つけない方法ですが、1センチの隙間があると、冬場はそこからの冷気がありますし、風にすごく揺れます。

私は、プリーツはぴったり閉まったほうがいいと思っています。

そのため、ドラム式をオススメしています。ドラム式は手で引っぱった分だけ降りますので最後はゆっくり引けば当たらずに乗るような感じで降ろすことができるのです。

今月より、トーソーはドラム式をなくしたようなので、ドラム式があるのはニチベイだけです。

私は、プリーツスクリーンはニチベイドラム式を支持します。

チェーン式の場合は、メーカーはボトムレールに緩衝材をつけるべきです。

当店では、チェーン式ではあたり止め(通称涙目)を今後ボトムレールに貼るようにします。

 

これによって「涙目」の高さ分 だけ隙間が2~3ミリあくことにもなります。

メーカーによって違いがありまして、ニチベイ、トーソーはボトムレールの底はフラットで最小の高さの「涙目」でいいのですが、タチカワは両端のキャップが少しでています。(写真はタチカワ)そのため、少し高い目の「涙目」を使わなければなりません。

 

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