川島織物セルコン

20%価格アップするカワシマのバーチカルブラインドセレクトデザイン

先日、川島織物セルコンのバーチカルブラインド・セレクトデザインを取り付けました。




セレクトデザインというのは、カワシマが勝手につけている名称で、1つの商品に異なる2柄を選んでとりつけることができます。この場合、価格が高い方の柄の価格にさらに20%アップします。


今回取り付けた現場は、巾410センチのカーテンボックスがありまして、1台で取り付けることができず、2分割となりました。


お客様のご希望はVL7106とVL7099のセレクトデザインです。
発注するサイズは巾205×丈216のセレクトデザインが2台です。


この場合、VL7106はこのサイズで68900円、VL7099で65000円です。高い方の価格に対して20%アップなので、82680円になり、これが2台で165360円です。


待てよ~


これを1台ずつ発注して現場でルーバー(羽根)を吊るときに1枚ずつ交互に取り付ければ、セレクトデザインになるんです。そうすると価格が68900円+65000円=133900円です。


発注のやり方によって、31460円もお得です。


なんでやねん。


川島織物セルコン、ずっこいぞ!


もちろん、この現場はお客様のお話をしましてこのようにさせていただきました。


大きな窓にタテ型ブラインド(バーチカルブラインド)をとりつけるケースで均等2分割される場合は2柄別々のものを選んでセレクトデザインにされたら2割得した気分になりますよ。


当店では、このやり方を賢明な選び方なのでセレクトエラインと呼んでいます。


写真は施工担当者が新しいデジカメで撮影したものです。カメラに不慣れでいいアングルでなくてすみません。



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こけら落とし

本日は京橋花月のこけら落とし公演を夫婦で観に行ってきました。京橋は通勤路なので、地元意識もありまして、事前にインターネットでチケットを購入していました。昔は、大阪の北東の位置にあるので鬼門といわれ、エロい町だったんです。それがここ数年、粋な店があつまるようになり、京橋花月もその象徴になるような感じです。



館内は写真撮影が禁止で、廊下でポスターを撮ろうとしたら、こんなお花が飾ってありました。


新しくデジカメを買いました。カシオのEX-Z200で、インターネットの検索で「デジカメ コンパクト 広角」で検索して、価格ドットコムで一番安いところで買いました。
カーテン屋は室内を撮ることが多いため、広角は必須でした。画素数は1010万画素で16695円でした。



私は4年前に買ったニコンの一眼レフを持っているのですが、当時では最高級の600万画素のデジカメできれいに撮れていたのですが、今のデジカメの方がコンパクトで安くてきれいに撮れるのです。


ブログはいつも私の携帯で撮ったものをアップしています。このカメラは施工担当者にいつも持っていってもらい施工写真をいっぱい撮ってブログにアップしていきたいと思っています。私はややこしい現場しかいかないため、このブログでは施工写真が少なかったのをカバーしていきたいと思っています。
施工担当者はカメラに関しては不慣れなのできれいなアングルでないケースが多いかと思いますが容赦願います。


上の写真はこの新しいデジカメで私が撮りました。新しいデジカメはきれいに撮れます。


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高層マンションでの打合せ

今日は福島区のタワー・ザ・オオサカという高層マンションの打合せに行きました。


その隣が検察庁で、ちょうど梅田ひき逃げ犯人の吉田容疑者が送られてくるところで、その周りにカメラマンがいっぱい待機しているんです。 
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約束の時間より少し早めに着いたので、好奇心旺盛な私は携帯のカメラを9連写にして待機していたところ、それらしい車がきたので慌てて車を追いかけて撮りました。犯人の顔は撮れませんでした。


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いや~迫力がありました。カメラマンも仕事なんで必死で車の前に立ちふさがるように身体張って止めるし、警察の車はひきそうな感じでも車を動かすのです。


私は後ろから追いかけながらも「気をつけろよ~」と叫びました。


そしたら、中から「キーつけやんな、車動かへんやろ!あほか!」と聞こえたような気がしました。


さて、マンションの高層階で打合せです。


お客様は先日当店にお越しいただき、日本ハンダーダグラスのシルエットシェードの遮光タイプを気にいっていただいていたんですが、金額的にけっこうするので悩んでおられます。
高層マンションにシルエットシェードを取り付けた施工例はこちらをご覧ください。


当店にお越しになる前に近くにある川島織物セルコンのショールームに行かれており、そこに展示されていたレースSH8828(オンデ)のシャープシェードを気にいっておられました。これを部屋側に取り付けて、ガラス側に遮光性のロールスクリーンKR0093を取り付けるプランです。
この案もすばらしいのですが、レースSH8828は川島が誇るデザイナー、SUMIKO HONDAの作品でタテストライプなのです。これにシャープシェードのヨコバーを入れると格子柄になるし、どうかなと思いまして、帰りにカワシマのショールームに寄って展示サンプルを見てきました。


確かにカワシマのショールームで見る限り、タテストライプのSH8828にシャープシェードは違和感なくきれいのです。



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でも、待てよ。


展示場所は背景が窓ではなく、壁紙なんです。そうするとストライプが同化してあまり目立たないのです。でもこの生地を光の当たるガラス越しに持っていくとストライプがよくわかるのです。



取り付ける場所はリビングで南西の角で13m80㎝の2面が天井からガラスの腰窓で、8分割で取り付けるように考えてます。


ショールームの女性に、この展示のコンセプトを聞いたところ、しばらく奥に行かれて戻ってこられてから説明を受けました。手前のハトメカーテンのもっちゃり感に対してシャープ感をだしているとのことです。


世界のSUMIKO HONDAに逆らう気はありませんが、ちょっと前にひき逃げ容疑者を見ていただけに格子柄になることがひじょうに気になるのです。鉄格子の中で暮らしたくないよ


私はこの生地の場合はプレーンシェードで提案しようと思います。


カワシマのプランになるかシルエットになるか? 明日見積りをして金額しだいかな。


 


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フラットカーテン1.3倍使い簡易型形態安定加工なし

2008年1月10日のブログでちらっと書いたのですが、京都の方で他店で川島織物セルコンのフィーロFF2112のフラットカーテン1.3倍使いを買ったのだけど、ウエーブがきれいにでなくて変な感じなので後から簡易型形態安定加工はできないかという問合せがありました。

そのときは、買われたお店に言われると、メーカーである川島織物セルコンでやってくれますよと冷たく言ってしまったのですが、その後また電話があり、購入されたのがインターネットの販売店で、「どうしてもやってほしい」ということだったので京都まで仮吊りカーテンをもって引き取りに行ってきました。


実は、「インターネットで購入された」ということに興味津々で、儲けは度外視してお話をききたかったのです。ご自宅は川島織物セルコンの本社のある市原の近くで、購入されたのは九州のネット販売店です。


フラットカーテンの簡易型形態安定加工は、私共では1.28倍以上ならばできると言っています。これは、科学的にきちっと調べたわけではなく、私がフラットな生地に簡易型形態安定加工をして、トーソーの代表的なレールであるエリートに吊って、思い切りひっぱって何センチ戻るかを調べたもので10回の実験で一番戻ったものが1.27倍だったのです。これは使用するレールがよくすべるものならば数字は違ってきますが、一応私なりの根拠があります。


お客様は1.3倍のフラットカーテンで注文されていて、実際測ると1・32倍で、レールももっともリーズナブルなあまりすべらないものだったので、当店ではできるんです。


お客様が購入されたネット販売店にソフトウエーブ加工(当店では簡易型形態安定加工といっていますが、川島織物セルコンではこのように言っています。)をお願いされると、それは出来ないという返答だったとのことでした。ネット販売店も邪魔くさいから断ったんだろうと思っていたら、後で調べてわかったのですが、川島織物セルコンでは1.4倍以上でないとできないということでした。
さすがに川島織物セルコンで、カーテン織物研究所みたいなところで、生地の重さからレールの摩擦係数まできちっとデータをだして、どんな状況においても、1,4倍の長さにしておけば自然に開くことはないという結論なんでしょう。


私に言わせると1.4倍のフラットはちょっともたついた感じで、フラットというイメージでもなくなってくるし、それならワンタックをとった方がきれいのでは思うのです。


このフィーロのFF2112という商品は1Mあたり8200円のいい商品で糸の密度も高く、ハリがあり、フラットにするならば簡易型形態安定加工をしなければまったくつまらない生地になってしまいます。ネット販売店では、そこまでの知識はなかったのでしょうか。メーカーに縫製も頼らざる得ないのならば、最初から1.4倍でもフラットカーテンにソフトウエーブ加工をすることを提案すべきなんです。お客様にとっては、ネット販売店で安く買っても、イメージが違って結局高い買い物になってしまったのです。


カーテンは奥が深く、専門知識のある専門店で買われることをおすすめします。



フラット6


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フラット5上と左の写真はお客様のところに吊ってあった1,3倍使いのフラットカーテンです。川島織物セルコンがしているメーカー縫製です。


なにも加工がされていないとウエーブがきれいにでませんし、閉じると先頭はまっすぐ引っぱられていきますが、最後はウエーブがついたままで残ります。実際はメーカーの見本帳のような写真のようにはいかないのです。


よく「メーカー縫製だから安心」をうたっている販売店があります。なにが消費者にとって安心なのかはよくわからないのですが、販売店に知識がなくて、適切なアドバイスができなかったら、いくらメーカー縫製が安心でも意味がないのです。


オーダーカーテンはどこで買っても同じではありません。


 


 


フラット2そのカーテンは引き上げまして当店の加工所で簡易型形態安定加工をしまして直送しました。1回かけただけではきれいなウエーブがでなかったので2回かけました。その間、不便だと思いまして仮吊りカーテン(左の写真)を無料でお貸ししました。これは1.5倍使いでタックをとっており、縦にも横にも長くできるようになっています。


直送しましたので、簡易型形態安定加工をした写真はありませんが、お客様から仮吊りカーテンが着払いで返却されてきた中に、ご丁寧な手紙が書き添えてあり、きれいな仕上がりでたいへん満足していますとのことでした。参考までに1月10日のブログの写真をご覧ください。


お客様が満足していただいたのはたいへんうれしいですが、儲けるのがへたくそやわ。


 


 


フラットカーテンに関しては過去のブログも参考にしてください。


2008.1.23  フラットカーテンとレール


2008.1.10  フラットカーテンの簡易型形態安定加工


2007.11.5  フラットカーテン


2006.7.2   フラットカーテンは何倍にするのがいいのか


カーテン等のネット販売に関して消費者側の立場で、いろいろとお話を伺ってきました。結構参考になりましたので、後日報告します。


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川島織物セルコンのフィーロ縫製について④ ハギ合わせ(巾継ぎ)の美しさ

川島織物セルコンのフィーロ縫製は、国内では最高級の縫製をしておりそれについて消費者にわかるようにずっと説明をしてきています。


まずは過去のブログをお読みください。


川島織物セルコンのフィーロ縫製について①


川島織物セルコンのフィーロ縫製について② 形態安定加工「ファインウエーブ」について


川島織物セルコンのフィーロ縫製について③ 2.3倍使いについて


4回目としてハギ合わせ(巾継ぎ)について説明いたします。


このフィーロ縫製の大きな特長の1つとして「2.3倍使いで、巾継ぎ位置はジョイントを目立たせなくするため、ヒダ根元にしています」と見本帳に書いてあります。
この巾継ぎ位置を目立たせないようにヒダ根元にもってくるというのは簡単のようでなかなかできず、これをやっているのはフィスバ縫製だけです。


フィスバの縫製に関してはこちらをご覧ください。 →ここ


このフィスバのこだわりが今まで誰もが認める「フィスバの縫製はきれい」といわれる所以なのです。今回の川島織物セルコンのフィーロ縫製はこのレベルに追いついたことになります。



上の写真が川島織物セルコンのフィーロ縫製でぴったりヒダ根元に巾継ぎがきています。


 


当店巾継ぎこちらは当店の縫製です。残念ながら必ずしもヒダ根元に巾継ぎがきますということはアピールできません。どこにくるかはわかりません。


 


 


 


 


 


 


 


フィスバも川島織物セルコンも片開きの右の方は必ずヒダ山の右根元に、左の片開きの方はヒダ山の左根元に巾継ぎがくるようにしています。


2枚の生地を1ヶ所だけ巾継ぎをするのは簡単なんですが、3枚以上の生地を2ヶ所以上巾継ぎをして、必ずヒダ山の根元に持ってくるのが難しいのです。


無地の生地ならば巾落としをして巾継ぎをすればできます。しかし、ヨコのリピートのある生地は柄も合わさなければならないので簡単ではありません。


フィスバはどのようにしているのか。


下の絵のようにヒダの3つ山の真ん中の山の高さを変えることによって、無理やり巾継ぎを根元にもってきています。このやり方だと芯地の部分の見た目は変わらずきれいにみえます。しかし、ヒダとヒダとの間の生地の長さが違いますのでウエーブはいびつな形になります。



それに対して川島織物セルコンはどのようにしているのでしょうか。


続きは次回に      



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川島織物セルコンのフィーロ縫製について③ 2.3倍使いについて

昨年10月に川島織物セルコンがフィーロという見本帳を新しくしまして、縫製にもすごくこだわっています。今や国内最高峰の縫製だと思いますが、消費者の方に第三者の立場で説明しています。メーカーの説明だといいところばかりしかいわないし、他社との比較において十分な知識がないのです。


私は川島織物セルコンのフィーロ縫製は評価しています。他社や当社との違いは何なのかを説明して、理解した上でお客様の方で判断して頂きたいと思っています。


まずは今まで書いたものを先にお読みください。


川島織物セルコンのフィーロ縫製について①


川島織物セルコンのフィーロ縫製について② 形態安定加工「ファインウエーブ」について


2.3倍使いについて述べます。フィーロの標準仕様は2.3倍使いになっています。これは生地を巾に対して2.3倍の生地を使うということなんです。単純にいうと巾200cmのカーテンをつくるのに巾継ぎをして2.3倍の460㎝にして、これにヒダをとって巾200にします。一般的にはオーダーカーテンは2倍使いが多く、巾200cmに対して400㎝の生地を使います。


メーカー縫製においても、ハイグレードの縫製以外は2倍使いです。フィスバも2倍使いで、川島織物セルコンもフィーロ以外は2倍使いを標準としています。
竹取物語(家具屋悲鳴~)の業界で一人勝ちしている有明じゃなくて有名なところは2.3倍使いを標準仕様にしています。   
注)有明は本社のあるところ


なぜ、2.3倍使いなのか


それを川島織物セルコンに展示会の時に聞いてみました。答えはそれが一番美しいからとのことでした。今回のフィーロは一部は自社で織っており、おそらく川島織物セルコンのことだから2.3倍使いで縫製したらきれいに見えるように織っていることでしょう。メーカーからの提案としてはすばらしい発想で適切だと思います。


問題はそれによって価格も違ってくるということです。
下の写真は当店の縫製で2倍使いで巾200cmならば三つ山のヒダが片開き100センチで9個でヒダ間隔が12,5㎝になります。


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この下の写真は川島織物セルコンのフィーロ縫製で2.3倍使いで巾200cmならば三つ山のヒダが片開き100㎝で10個でヒダ間隔が11㎝になります。


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この美しさに違いはどのように感じるかはお客様の判断におまかせします。


金額的には巾200×200㎝のサイズで、川島織物セルコンの場合は展示サンプルの商品では4巾使いになり、121200円(税抜き)になります。


当店の場合は同サイズでは2倍使いを標準としていますので3巾使いになります。仕様は縫込みアジャスター、すくい縫い、形状記憶付きで、縫製代も川島織物セルコンが1900円/㎡に対して当店は700円/㎡のため、定価では78750円(税抜き)になります。その差はこのサイズでは、メーカー縫製で2.3倍使いするのと、当店で2倍使いするのとでは同じ生地を使っても42450円の違いがあります。1窓での違いです。これが1部屋に3窓あれば12~3万違ってきます。


確かに川島織物セルコンとしてメーカーとしての一番美しいと思われる商品を提案する姿勢はすばらしいと思います。しかし、これだけ価格に差があるということも事実で、その違いを理解した上でお客様が判断されるのがいいかと思います。


 



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2007年ジャパンテックス

11月21日から24日まで東京ビッグサイトで行なわれたジャパンテックスの見学に行ってきました。今年で26回目で、私はメーカーに在籍していたときから毎年かかさず見ています。

今年の印象としましては、展示するメーカーが皆疲れていて元気がありませんでした。見学にあたって3つのポイントがありました。①小さなブースでおもしろい展示を探すこと。②今年元気なメーカー、元気でないメーカーはどこか③昨年、元気のなかった川島織物セルコン、リリカラは今年はどうか?昨年元気であったトーソー、アスワンは今年はどうか ということ。


入口に一番近くて最初に入ったブースが立川ブラインド工業。説明をしてくれる社員の方が何一つ勉強していなくて、今一番疲れているという感じで今年のジャパンテックスを象徴するかのようでした。
最初に展示してあった装飾タッセルについて、「これスワロフスキーですか」と聞いたら、「いえ、違います」とおっしゃるのです。横の案内にスワロフスキーと書いてあったので、「あれ、スワロフスキーって書いてあるよ」というと「すみません、今日初めて来たので」とのことでした。


電動のカーテンレールもダブル付けで展示してあったから、「これはボックス巾最低何㎝必要なのですか」と聞いたら「だいたい20cm以上はほしいですね」とおっしゃるのです。私としてはボックス巾が18センチだったら使えるのかどうかはっきりした数字がほしいのです。その旨を言うと「ボックスの深さとの絡みがあって人間工学的に検証しなければなりませんね」とのことでした。 よくわからん。


タチカワは今まで、「商品の勉強はしませんが、価格は勉強します」政策でイケイケどんどんでやってきたのが、今歪んでちょっとお疲れなんでしょう。「商品の勉強はよくしますが、価格の勉強はしません」ぐらいの姿勢でインテリア業界のリーディングカンパニーになってもらいたいものです。
「商品の勉強はしません。価格も勉強しません」じゃ困りますよ。


タチカワのブースをでて、ウロウロしていると向こうから若い女性の2人連れと目が合いまして、私を見るなり「ブブブブブ~ブログのカーテンゆ~め~」といわれるのです。
私は見知らぬ女性に声掛けられてびっくりしまして、「私ってカーテンで有名」と思いました。聞くと私のブログをよく読んでいるとのことでした。


まずいなぁ。顔さしている。ちょっと動揺しまして今日は吠えずにおとなしくしておこうと思いました。


川島織物セルコンの展示は見ごたえがありました。ブース内にはいっても中堅、ベテラン営業員は声をかけてくれないので、中西社長自ら私に説明をしていただきました。120年前につくった日本最初のインテリアのショールーム「織物参考館」を一部再現したり、パリ万博に展示した日本最初の織物の見本帳も拝見することができ、すばらしい内容でした。


今回のテーマは「先見性~勇気をもって新しいことにチャレンジする」ということらしいのです。展示会場におられる社員の方は胸にブルーのバッチをつけておられるのです。


私は遠くからみてたら「北朝鮮拉致被害者救う会」かなと思っていたら、中西社長からご説明していただきました。


ファーストペンギン2ファーストペンギン」のバッチなんです。「ファーストペンギン」という寓話がありまして、群れの中で一番最初に飛び込むペンギンのことをいうのです。南極にいるペンギンは生きていくために氷に穴を開けて水中に飛び込み魚を捕らなければならないのです。それにはリスクも伴い、水中にはシャチやトドがいて、飛び込んでくるペンギンを待ち構えているのです。その中で最初に飛び込む勇気あるペンギンを称えてファーストペンギンというのです。ファーストペンギンが飛び込むことによってあとのものが安心して飛び込むことができるのです。


川島織物セルコンはまさにインテリア業界のファーストペンギンであるというのが今回のテーマなんです。


私はこの寓話は知りませんでしたが、すばらしい心意気です。中西社長からは私に「カーテン販売業界のファーストペンギンになってほしい」といわれ、バッチを3ついただきました。「3回は飛び込んでください」と念をおされました。


 


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海中に飛び込んだら、水中にメーカーが待ち構えていて、「おめーかー、空中で好きなことを書いているのは」といって袋叩きにあいそう。


いやだよ。


今回の川島織物セルコンのすばらしい展示に「消費者賞」を受賞しましたが、3日目の23日の朝に社員の方が今回は消費者賞をとりましたとおっしゃっていました。消費者の投票で選ばれた賞ということなんですが、まだ半分の消費者が見る前に結果がでているなんておかしいで賞。


 


今年のジャパンテックス一番元気な展示をしていたのはトーソーじゃないかと思います。今年のアスワンは元気がなかったですね。リリカラも元気はなかったです。こういう展示会をみていても企業の業績が見え隠れしてきます。


小さいブースでおもしろいところもありませんでした。小さいブースで展示されているところは2~3年連続して展示しているところは少ないようで、やはり展示する側にとっても魅力がないのかもしれません。


米澤物産のブースでは、リング付きテープを改良しましたという展示に大きなスペースでとっていました。私がブログで指摘したシェードのリング付きテープが縮むという問題のタチカワトーソー、川島織物セルコンの仕入先です。私の指摘により、メーカーが動き改良していただいたようで実験データは11月上旬のものでした。今までのは、もし180度の熱を与えると3.2%縮んだのが改良したものは0.2%になったとのことです。


社員の方に「これは大きな問題になっていたのですか」と尋ねたところ、「ほんの一部のところだけですよ」とおっしゃるのです。


「本野一部」と申しますといって名刺交換しておきました。



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