川島織物セルコンのフィーロ縫製について③ 2.3倍使いについて

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昨年10月に川島織物セルコンがフィーロという見本帳を新しくしまして、縫製にもすごくこだわっています。今や国内最高峰の縫製だと思いますが、消費者の方に第三者の立場で説明しています。メーカーの説明だといいところばかりしかいわないし、他社との比較において十分な知識がないのです。


私は川島織物セルコンのフィーロ縫製は評価しています。他社や当社との違いは何なのかを説明して、理解した上でお客様の方で判断して頂きたいと思っています。


まずは今まで書いたものを先にお読みください。


川島織物セルコンのフィーロ縫製について①


川島織物セルコンのフィーロ縫製について② 形態安定加工「ファインウエーブ」について


2.3倍使いについて述べます。フィーロの標準仕様は2.3倍使いになっています。これは生地を巾に対して2.3倍の生地を使うということなんです。単純にいうと巾200cmのカーテンをつくるのに巾継ぎをして2.3倍の460㎝にして、これにヒダをとって巾200にします。一般的にはオーダーカーテンは2倍使いが多く、巾200cmに対して400㎝の生地を使います。


メーカー縫製においても、ハイグレードの縫製以外は2倍使いです。フィスバも2倍使いで、川島織物セルコンもフィーロ以外は2倍使いを標準としています。
竹取物語(家具屋悲鳴~)の業界で一人勝ちしている有明じゃなくて有名なところは2.3倍使いを標準仕様にしています。   
注)有明は本社のあるところ


なぜ、2.3倍使いなのか


それを川島織物セルコンに展示会の時に聞いてみました。答えはそれが一番美しいからとのことでした。今回のフィーロは一部は自社で織っており、おそらく川島織物セルコンのことだから2.3倍使いで縫製したらきれいに見えるように織っていることでしょう。メーカーからの提案としてはすばらしい発想で適切だと思います。


問題はそれによって価格も違ってくるということです。
下の写真は当店の縫製で2倍使いで巾200cmならば三つ山のヒダが片開き100センチで9個でヒダ間隔が12,5㎝になります。


縫製1縫製4


 


 


 


 


この下の写真は川島織物セルコンのフィーロ縫製で2.3倍使いで巾200cmならば三つ山のヒダが片開き100㎝で10個でヒダ間隔が11㎝になります。


縫製2縫製3


 


 


 


 


この美しさに違いはどのように感じるかはお客様の判断におまかせします。


金額的には巾200×200㎝のサイズで、川島織物セルコンの場合は展示サンプルの商品では4巾使いになり、121200円(税抜き)になります。


当店の場合は同サイズでは2倍使いを標準としていますので3巾使いになります。仕様は縫込みアジャスター、すくい縫い、形状記憶付きで、縫製代も川島織物セルコンが1900円/㎡に対して当店は700円/㎡のため、定価では78750円(税抜き)になります。その差はこのサイズでは、メーカー縫製で2.3倍使いするのと、当店で2倍使いするのとでは同じ生地を使っても42450円の違いがあります。1窓での違いです。これが1部屋に3窓あれば12~3万違ってきます。


確かに川島織物セルコンとしてメーカーとしての一番美しいと思われる商品を提案する姿勢はすばらしいと思います。しかし、これだけ価格に差があるということも事実で、その違いを理解した上でお客様が判断されるのがいいかと思います。


 



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