ロールスクリーン

電動ロールスクリーンの下限位置の微妙調整(動画)

インフルエンザが流行っています。
東京からお見えになる仕入れ先の人がおっしゃるには、大阪はマスクをしている人が少ないとのことです。東京は多いらしい。明日、ジャパンテックスで東京に行きますので調べてきます。

インフルエンザが流行っているわりに、確かに大阪ではマスクをしている人は少ないです。
ここのところ、2件医療関係から間仕切りカーテンの依頼があります。大阪府のインフルエンザ対策では、処置室には抗菌カーテンでないとダメという規定があるらしく、抗菌カーテンのある見本帳を持ってきてほしいといわれました。

当店のスタッフがメーカーに問い合わせたところ、制菌カーテンはたくさんあるのですが、抗菌カーテンはスミノエ、アスワンぐらいしかないのです。それでスミノエのコントラクトの見本帳を持っていったのですが、あとで私がインターネットで調べたところ、制菌カーテンには抗菌カーテンより優れた機能があり、抗菌カーテンといえば制菌カーテンを持っていけばまったく問題はないのです。

メーカーにもっと勉強しろといつも書いているわりに、こちらも勉強不足で申し訳ないです。でも、どのメーカーも適切なアドバイスをしてくれないのです。

さて、本題です。

昨日のブログは長すぎてちらっとみただけで、読む気がしないといわれました。
今日は短めです。

タチカワのロールスクリーン電動α静音タイプを吹抜けに3台取り付けました。これも電源があれば簡単です。音も静かです。

3台あると、下限位置を揃えるのが難しく、何回もリミッターのセットのやり直しをしています。

その部分を動画に納めています。最後の調整部分です。音声を楽しんでください。

どうでもいいが動画です。

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ロールスクリーンの隙間

立冬

今日は二十四節気の立冬にあたります。冬の気配が感じられる頃なんですが、今日の大阪はぽかぽか陽気でした。

景気の方はすでに冬で凍てついていますが、気候がこんなに暖かいと冬商戦でカーテンが売れなくて困ります。もっと寒くなれ~

さて、本題です。

住宅メーカーの仕事で吹き抜けの縦長の窓にロールスクリーンを内付けしました。こちらはお客様との打ち合わせには携わっていなくて指示どおりにとりつけましたところクレームがつきました。

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(写真はクリックすると拡大します。)

窓枠の内寸は巾435ミリ高さ1980ミリでニチベイのウォシャブルタイプのロールスクリーンをとりつけました。

発注サイズは、日本の主要メーカーは1センチ単位の発注になるため、この場合は巾430ミリ×高さ2000ミリにしました。

ロールスクリーンの場合は上部のメカ部分と生地との部分で隙間があきます。

国内主要メーカーではウォシャブルタイプで、このようなチェーン式では39ミリ隙間があきます。(タチカワ、ニチベイの場合。トーソーは38ミリ)

下はタチカワのカタログからの資料(クリックすると拡大します。)

ロールの隙間

ニチベイの場合は、巻きズレ防止安全策で、巾と高さの比率が1:4.5以上の場合は44ミリ隙間があきます。(操作側27ミリ 反操作側17ミリ)

発注サイズが1センチ単位のためすでに5ミリ隙間があいており、結局435ミリに対して49ミリ隙間が計算上あいていることになります。

この隙間があき過ぎという事にクレームがつきました。

お客様は吹抜けの窓からの光が眩しいからということで遮光の生地を選んでおられます。
本来ならば、そういう事情ならば外付けの指示をすべきなのです。内付けならばお客様に対して事前にこれだけ隙間があくということを説明をしておかなければならないのです。

さらに困ったことに巾に対して丈が長いと生地が降りると斜めになる傾向があるのです。

メーカー側に言わせると、ロールスクリーンとはこんなもので、斜めになると修正するためのテープが商品についており、現場で工事のときなり、お客様が後ほど芯の筒に貼るようになっているのです。

私どもも、この業界にどっぷりと浸かっているとロールスクリーンはこんなものだと思って、生地とメカサイズの隙間も気にしなくなってきていますが、これも初めて取り付けるエンドユーザーにとっては気になることだと思います。

タチカワ、ニチベイ、トーソーにお願い

ロールスクリーンの発注は1センチ単位ではなく、1ミリ単位で出来るようにしてください。
生地のサイズはミリ単位でカットしているんだからできるはずなんです。

国産メーカーではメタコのロールスクリーンは1ミリ単位です。
ハンターダグラスも1ミリ単位です。

今、ロールスクリーンの巾を1ミリ単位で発注できるようにすれば大きな差別化になりますよ。

さ~て、この隙間をどうすればいいんだろう?

頭が痛い。

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ロールスクリーンの生地交換

昨日、ピクチャーハンガーレールのことを書いたら今朝さっそく問い合わせがありました。
ピクチャーレールだけをつけてもらうと取付代はいくらですかという内容でした。

今日の小ネタはなにを書こうかと悩んでいたら、サイト運営会社から『橋下知事への「お前」メール、どう思う?』というタイトルで書くピックアップタイトルの特集をしていましたのでそれについて書いてみたいと思います。

2~3週間ほど前に大阪では話題になっていたことで、
橋下徹大阪府知事が全職員に送ったメールに対し「愚痴はブログ等で行って下さい」「メールを読む時間を無駄にしていることを自覚して下さい」と批判した女性職員(40歳代)に対して、「府民の代表に物を言っている自覚が足りない。」ということで厳重注意処分にしたのです。

そのときに、橋下知事が、「知事のことをお前呼ばわりする」職員が100人ぐらいいるといったのです。

府職員であるものが、上司である知事に向って「お前みたいな・・・」のようなメールを送っているという事実が信じられないです。

せめて、「さん」づけして「お前さん」といわんかい

ちゃうちゃうちゃう。失礼しました。

一般の社会において、自分の勤めている会社の社長に向って「お前」なんてメールするようなことはあり得ないです。

「どう思う?」ってか?   

論ずる余地もないと思っています。

この発端となった女性職員のメールに対する橋下知事とのやり取りの方がおもしろくて、これに対して府民からメールや電話がいっぱいあって賛否両論なんだそうです。

このニュースに関してはここをお読みください。

ここで、橋下知事が正しいのか、それはやり過ぎなのかを述べませんが、これはメールでのやり取りだから起こった問題なんだろうと思っています。

メールでは、相手の顔や表情がわからないし、いかようにも解釈できるような文章の表現もあり、強気になったりすることもあります。

それに対して、売り言葉にたいして買い言葉で反論して泥沼化になることもあります。

橋下知事がプッツンになった気持ちもよくわかります。

私も、よく仕事上のメールでカチっとくることがあるんです。

問い合わせメールもよくくるのですが、あまりにも非常識なメールも多いのです。

「ものを尋ねる時は、尋ね方というのがあるやろう」といいたい。

仕入れ先からも、社内用語連発でお客と思ってないようなメールもくるんですわ。

これが・・・・

落ち着け 、落ち着け。

オチはなくて本題です。

ロールスクリーンの生地交換をしました。

ロールスクリーンは、汚れたりほつれたりすると生地のみの交換ができます。

価格は生地のみの場合は、本体を含めて価格に対して、ニチベイは55%、タチカワ、トーソーは60%がその定価となっています。

よく購入時に、「ロールスクリーンって簡単に生地交換できるのですか」と聞かれます。

「簡単にできます。」といいます。

何年かたって、生地が汚れたりして実際に交換を希望されたときに、「簡単に生地交換できますか」と言われたら

「簡単じゃないけどできます」といってます。

実際のところ、我々にとってはすごく簡単なんですがユーザーにとって簡単かといえば、誰でもすぐにできるものではないと思っています。

事実、今まで23年間商売をしていて、自分で生地を取り替えるとおっしゃったケースは1度もありません。取り替えの時は、こちらから出向いて取り替えています。

何度か、洗濯の為に取り外したんだけど、今度自分でとりつけようとしたら動かなくなったのでみてほしいというのはありました。

実際のところ、ロールスクリーンの生地交換というのは少ないのです。
汚れたロールスクリーンが吊ってあると、部屋自体がみじめに感じますので、
汚れている場合はあたらしいものに交換してください。

意外と中のバネ(スプリング)は丈夫で長持ちします。

今回、交換したものは購入後1か月も経っていなくて、選んだ生地の色が気に入らなかったとの事で交換になりました。

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本体をはずして、生地を中にあるシルバーの筒が見えるまで巻き上げます。

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筒(径)に溝があり、そこに生地が絡めているのでそれをひっぱりあげます。
(タチカワの場合)
簡単に生地がめくれます。

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取り替える生地をおなじようにおいて、溝に差し込みます。

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巻きあげて取り付けて完成です。

これはチェーン式のもので、チェーン式は簡単にできます。

少し、やっかいなのは、プルコード式で真ん中にヒモや金具で開け閉めするタイプのものです。このタイプはたまに初巻きが解除されることがあり、そうなると止まらなくなったりしますのであせると思います。

その場合も、取扱い説明書に従ってやればなんら問題はありません。

明日、ロールスクリーンの生地交換依頼があるかな?

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天窓用傾斜ロールスクリーン ひと工夫

今日は2件、大阪市西区のグランドメゾン京町掘タワーの実測に行ってきました。
この物件は先週末、引き渡しのあった新築マンションですが、引き渡し前にすでに十数件ゲットできてまして、ここのところ毎日ぐらい行ってます。

こちらの物件はすべて掘り込みカーテンボックスになっているのですが、レールはついていないのです。そのためか、窓装飾への関心が高く、当店にお越しいただいたお客様はすべて「ホームページ・ブログ」をみてのご来店でした。

レールのついていない新築物件が少しずつ増えてきているようで、私どもにとりましては、ひじょうに喜ばしいことです。お施主さんにとってはどうなのかよくわかりませんが、インテリアへの意識の高い人にとってはいいことなんではないでしょうか。

昨年、大阪市内ではレールのない物件が2件ありまして、こちらは「カーテンをお買い上げの方はレールの取り付け費無料」というチラシをつくり、サイズごとのレールの価格表を現場ごとにつくったのです。

しかし、カーテンを取り付けたところは少なく、ほとんどがタテ型ブラインドとシェードでした。

京町掘タワーも、今のところシェードとタテ型ブラインドが多いのです。電動のタテ型ブラインドもあります。

日本のインテリアの意識向上のためには、高級マンションにも最初からもっともリーズナブルなC型のレールがついているよりもはるかにいいことです。

日本カーテンレール工業会も一致団結して、マンションデベロッパーに販売時にはレールは付けないように営業アプローチしてください。
そうした方が、いいレールが売れますよ。

この京町掘タワーの眼下にリリカラの大阪ショールームがありまして、上の階に行くとよく看板がみえます。歩いて1分ぐらいのところで、「カーテンメーカーのショールームで打ち合わせをしませんか」というチラシをつくってポスティングをしようかと考えたのですが、リリカラはすぐに担当がかわって入社半年目か1年半ぐらいの人しかこないので話ができないのです。

お客さまは、今は「まずはネットで調べる」という時代ですので、時代に遅れないようにというか時代をリードできるようにしていかなければならないと思っています。

さて、本題です。

9月4日のブログ「傾斜天窓ロールスクリーン」に書いた現場ですが、お客様に満足を提供できていなかったようで、再度工夫してやり直しました。

メーカーの規格品でないものをつくるのは、私にとっては楽しい仕事なんですがなかなか難しいのです。

今回は、フレームの中に入る垂れ防止のバーに工夫してあり1段階、2段階でとまるようなっています。ニチベイに部材協力してもらいました。

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スクリーンをあげた時にはバーも一緒にあがります。

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2つのバーは違う位置でとまるようにフレームの中で工夫しており、そこからは下には行かないようになっています。

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光漏れを防ぐために、下にガイドフレームをつけています。

どや

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ロールスクリーンのコーナー窓の納まりについて

CIMG2975昨日、サンゲツの営業員がガラスフィルムのカタログを2冊持って営業にきました。

10月7日のブログで「ガラスフィルムの施工始めました。」と書いたのを読んでサンゲツの「ガラスフィルム」の売り込みに来たのです。

さすが! サンゲツ

私どもは、住友3Mを使おうとしていたので、スリーエムと比較してどこがどういいの?と聞いたら

「販売掛け率がクロスと同じで安いんですよ」というのです。

さすが! サンゲツ

でも、それだけで、商品の説明を一切してくれないのです。

さすが! サンゲツ

しかしながら、商品知識がなくても見本帳がたくさんあって配るだけで売れるのです。

さすが! サンゲツ

さて、本題です。

吹抜けのコーナーにロールスクリーンを取り付けました。

L型に窓がついていて西側が3連で巾170センチの窓、南側に4連で巾250センチの窓があり、高さは床から520センチのところでロールスクリーンの丈は240センチです。

このコーナー部分は必ず隙間がでますので、ユーザーに説明しやすいように施工写真を載せました。

SH380108

 

 

部屋の中心位置から撮ったところ (足場に乗ってます)」

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 上の写真の左は南向きに撮ったところ。右は西向きに撮ったところ。

今回取り付けたのはニチベイのメカで、ニチベイは巾200センチ超える場合は通常のものより少しだけ大きい径のものを使っています。

タチカワ、トーソーは巾200センチを超えても、通常と同じものです。大きい巾のものは細い径のものでは撓る(しなる)可能性がありますので、少し大きい径を使うニチベイの方が安心できるのです。

ニチベイだけがロールスクリーンを3年間保証しています。トーソー、タチカワは1年間保証です。

上の写真のようにコーナーにロールスクリーンを取り付ける場合はどちらかを長くつけるのが一般的です。
今回は右側(西側)を長くしています。

これを当店では右勝ち仕様としています。右が優先で勝っているためです。

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下から覗くと

SH380113

このようにぴったり取り付けても降ろすと生地と生地の隙間があきます。

ロールスクリーンはふつう直線に2台連窓でとりつけても生地と生地のすき間は4センチ弱あります。

これをL型につけると、高さが240センチぐらいだとロールの径が6センチ弱ぐらいになり、その分を空けてつけると6~6.5センチぐらい生地と生地の隙間があきます。

ロールスクリーン右カチ仕様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが、突きつけ仕様でやると、もっと隙間が空きまして約9センチぐらいあきます。

ロールスクリーン突き付け仕様

これは、事前にお客様に説明しておかないとクレームになります。

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10月14日(水)13時よりカーテン夢工房大阪店で、消費者向けのインテリアセミナーを開催します。詳しくは 
こちら(←クリック)をご覧ください。


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ロールスクリーンの納まり、下から見たところ

上の吹抜けのコーナーの納まりを下からみあげたところの施工写真です。

SH380165

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コーナーの隙間は気になりますか?

でも、どうすることもできないのです。

SH380163SH380162

写真は10月14日に撮影したものです。

コルト ポポラ マカロン

10月1日 神無月ですが、大阪は「神」ありで阪神で盛り上がっています。

今朝の新聞によりますと、8月の住宅着工件数が前年同月比38%で9か月連続前年割れ状態です。近畿はマンションが73%で、この先1年以上はずっと我慢になります。

ひじょうに厳しい~  ほんまにもう~

世の中は、8月の全国消費者物価指数が前年同月比で2,4%下落し、戦後最悪のデフレとなっています。

まわりでも、食べ物や衣服類もひじょうに安くなってきています。

しかし、物価が下落しても需要の上昇は見られず、企業は苦しくなり、ボーナスはカットになり、消費者の財布はさらに固くなり、余計にモノが売れないという悪循環でデフレスパイラルになってきています。

インテリア業界においても低価格化が進んでいます。

オーダーカーテンは、玄界灘《限界)を越えて監獄(韓国)でニッチもサッチもいかない状態です。  そんなことないか~

これ以上安い商品はできないぞというあたりです。

メカものといわれるロールスクリーン、プリーツスクリーン、バーチカルブラインドは、ここにきて低価格で良質な商品が幅をきかせてきています。

さて、本題です。

今日のタイトルのコルト、ポポラ、マカロンはトーソー、ニチベイ、タチカワの低価格良質のメカものの生地名です。

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一番最初にこの低価格良質商品を出したのはトーソーのコルトで、そのあと、昨年ニチベイが単冊でポポラを出しました。

そのあと、タチカワが今年3月にマカロンを出したのですが、ロールスクリーンとバーチカルブラインドにしか対応していなかったので、先月、プリーツスクリーン、ローマンシェード、カーテンにも同じ生地でできるようにし、さらに遊び心をプラスしたロールスクリーン「マカロンパレットを発売しました。

残念ながら、タチカワはあまり営業にこないので新しいカタログはなく、写真右は古いカタログになっています。

各社とも無地のバリエーションでキャンバス地のような同じような生地で低価格で、さらにウォシャブル、防炎、ホルムアルデヒド分解、グリーン購入法適合品、消臭、抗菌の付加価値をつけて、他のメカとの組み合わせができるようになっています。

価格戦略商品になっていますので、品質的にも悪くはありません。ニチベイのものは生地がパリパリで少し品質が劣るかな?

トーソー=コルト、ニチベイ=ポポラ、タチカワ=マカロンが代名詞になっても困るのですが、ニーズを捉えた商品がそろったという感じです。

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