ロールスクリーンの隙間

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立冬

今日は二十四節気の立冬にあたります。冬の気配が感じられる頃なんですが、今日の大阪はぽかぽか陽気でした。

景気の方はすでに冬で凍てついていますが、気候がこんなに暖かいと冬商戦でカーテンが売れなくて困ります。もっと寒くなれ~

さて、本題です。

住宅メーカーの仕事で吹き抜けの縦長の窓にロールスクリーンを内付けしました。こちらはお客様との打ち合わせには携わっていなくて指示どおりにとりつけましたところクレームがつきました。

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(写真はクリックすると拡大します。)

窓枠の内寸は巾435ミリ高さ1980ミリでニチベイのウォシャブルタイプのロールスクリーンをとりつけました。

発注サイズは、日本の主要メーカーは1センチ単位の発注になるため、この場合は巾430ミリ×高さ2000ミリにしました。

ロールスクリーンの場合は上部のメカ部分と生地との部分で隙間があきます。

国内主要メーカーではウォシャブルタイプで、このようなチェーン式では39ミリ隙間があきます。(タチカワ、ニチベイの場合。トーソーは38ミリ)

下はタチカワのカタログからの資料(クリックすると拡大します。)

ロールの隙間

ニチベイの場合は、巻きズレ防止安全策で、巾と高さの比率が1:4.5以上の場合は44ミリ隙間があきます。(操作側27ミリ 反操作側17ミリ)

発注サイズが1センチ単位のためすでに5ミリ隙間があいており、結局435ミリに対して49ミリ隙間が計算上あいていることになります。

この隙間があき過ぎという事にクレームがつきました。

お客様は吹抜けの窓からの光が眩しいからということで遮光の生地を選んでおられます。
本来ならば、そういう事情ならば外付けの指示をすべきなのです。内付けならばお客様に対して事前にこれだけ隙間があくということを説明をしておかなければならないのです。

さらに困ったことに巾に対して丈が長いと生地が降りると斜めになる傾向があるのです。

メーカー側に言わせると、ロールスクリーンとはこんなもので、斜めになると修正するためのテープが商品についており、現場で工事のときなり、お客様が後ほど芯の筒に貼るようになっているのです。

私どもも、この業界にどっぷりと浸かっているとロールスクリーンはこんなものだと思って、生地とメカサイズの隙間も気にしなくなってきていますが、これも初めて取り付けるエンドユーザーにとっては気になることだと思います。

タチカワ、ニチベイ、トーソーにお願い

ロールスクリーンの発注は1センチ単位ではなく、1ミリ単位で出来るようにしてください。
生地のサイズはミリ単位でカットしているんだからできるはずなんです。

国産メーカーではメタコのロールスクリーンは1ミリ単位です。
ハンターダグラスも1ミリ単位です。

今、ロールスクリーンの巾を1ミリ単位で発注できるようにすれば大きな差別化になりますよ。

さ~て、この隙間をどうすればいいんだろう?

頭が痛い。

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コメント

  1. irodorikoubou さま

    コメントありがとうございます。
    ユーザーの声をメーカーの届けるためにがんばっていきます。

    今後ともよろしくお願いします。

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