ロールスクリーン

訂正とお詫び

5月4日の「ロールスクリーンを洗濯機で洗う」のブログで訂正とお詫びがあります。


最後に「ロールスクリーンは洗わなくてもウォッシャブルタイプにされることをお勧めてしています。」と書いたのですが、これはウォッシャブルタイプとそうでない標準タイプでは生地の加工が違うと思ったからです。


今朝、社員からロールスクリーンのウォッシャブルタイプと標準タイプとの違いは生地はまったく同じでボトムバーの縫製が違うだけではないのですかという指摘がありました。

メーカーに確認したところ、ニチベイは私が思っていた通りで、同じ生地でもウォッシャブルタイプとそうでない標準タイプでは生地の加工が違いまして、ウォッシャブルタイプのものは洗っても問題のない加工をしており、さらに消臭、抗菌、防カビ加工がされているとのことでした。逆に標準タイプのものは洗うとボロボロになるとのことです。


そのため、ニチベイはウォッシャブルタイプはそれなりに価値があり、洗わなくてもウォッシャブルタイプがお勧めです。


タチカワに確認したところ、いつもは企画に問い合わせて連絡するという感じで即答できないのですが、今回は業務の女性が即答してくれました。それによりますと、タチカワはウォッシャブルタイプも標準タイプも生地の加工はまったく同じで、ボトムバーが袋縫いにしてあって縫製の違いだけなんだそうです。


当社社員の解釈が正しかったのです。タチカワは標準タイプでも取り外しは面倒ですが生地としては洗うことができることになります。逆に、めったに洗わない人は料金の高いウォッシャブルタイプにしてもまったく意味がないということになります。(同じ生地の場合)


トーソーに確認したところ、営業のえらいさんは「確かなにか違いがあったかと思いますが、はっきりわからないので開発課に確認してから連絡します」ということでしたが未だ連絡はありません。
トーソーさん、御社にとってもアピールする機会ですのでわかりましたらコメント欄に書いておいて下さい。


価格は各社同じ生地で、ウォッシャブルと標準タイプが選べる商品がありまして、幅200×高さ200センチで、


ニチベイはフェスタという商品ではウォッシャブル36200円、標準タイプ34300円でその差が1900円です。


タチカワはライフという商品でウォッシャブル34200円、標準タイプ31400円でその差が2800円です。


トーソーはコルトという商品でウォッシャブル27800円、標準タイプ25100円でその差2700円です。


タチカワは生地はまったく同じで、縫製を裾を袋縫いするだけで2800円も違うのはちょっと高いのではないですか? というとまっすぐ袋に縫う縫製が難しいらしいのです。


ニチベイもウォッシャブルタイプはボトムバーのところは袋縫いになっていて、さらに生地の加工も違いますが、その差は1900円です。元値が高いけどね。


私は各メーカーともウォッシャブルタイプは加工も違うものだと思っていましたがそうではありませんでした


結局、ロールスクリーンのウォッシャブルタイプは同じ生地ならば、ニチベイは標準タイプと生地の加工は違うのですが、タチカワは同じということがわかりました。トーソーはどうなのかまだわかりません。

いつもは、見本帳を見比べて、インターネットでも調べて、メーカーにも確認をしてから時間をかけてブログに書くのですが、今回はメーカーが休みのゴールデンウィーク期間だったため、メーカーへの確認を怠りまして間違った情報をアップしてしまいました。
申し訳ございません。お詫びいたします。



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実験シリーズ③ ロールスクリーンを洗濯機で洗う

5月4日みどりの日です。


ロールスクリーンを販売するときに洗えるタイプ(ウォッシャブル)と洗えないタイプtとどちらがいいですかと聞くとほとんどの人がウォシャブルタイプとおっしゃいます。
ウオシャブルタイプの方が同じ生地ならば3000円ぐらい高くなります。


だからといって、家庭でロールスクリーン洗うかというとほとんどの人が洗わないのが現状です。今まで22年間商売していて、ロールスクリーンを洗ったという人は数人だけでした。そのうち3件は洗ったけどうまく取り付けられないとか巻きあがらないという連絡がありお伺いしたことがあります。


メーカーの見本帳をみても簡単に洗えますと書かれています。2006年6月2日のブログ「ロールスクリーンの洗濯の仕方」をお読みください。


専門店のホームページをみても、いかにもなんでも知っているかのように、メーカーの資料をパクって写真入りで解説しています。


でも、どこにも洗ったあとの写真は載っていませんでした。私は以前ブログがないころ、自分で洗ったことがあります。その時はシワが残りあまりきれいにいきませんでした。


今回、事務所のロールスクリーンを洗ってみました。


洗う前 


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取り外しました。取り外し方は取り扱い説明書を見て下さい。(写真はクリックで拡大します)


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生地をのばしてボトムバーから手で巻いてください。シルバーの筒が見えます。


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溝があってそこに生地が差し込まれています。それを引き抜くのです。引き抜きやすいようにべろがついていてそれを持って引っ張ってください。


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あれっ ちぎれちゃった。   仕方がない。手でとろう。


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うまく取り外しができました。


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ボトムバーを抜いてください。


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洗濯機にはいるように折りたたんでください。


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洗濯機に入れて普通に弱モードで洗ってください。


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4年間付け放しだとこんなに黒くなっています。


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脱水は軽めにしてすぐに干します。


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取り外したときと逆に筒の溝に生地を差し込みます。


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完成 


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あれれ~ シワになっている。もう一度やり直し。


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きれいに元通りになりました。でもけっこう小ジワがついていたり、洗濯機にいれるためにたたんだ折りジワがついていたりします。


ロールスクリーンの洗濯は消費者がするには簡単ではないです。
なかなか元通りのようにきれいにはならないと思ってください。


多少のシワは気にしない方で、自分で納得してされるのには問題はないです。洗濯による汚れは落ちます。


そしたら、ウォッシャブルタイプのロールスクリーンでない方が安いからそれでいいのではないかと思われるかもしれません。


洗わないからいいのかも知れませんが、もし窓際で雨に濡れたり、結露や雨漏りがした場合、洗えないタイプで輪染みができた場合は水を濡らして拭いてもとれません。


洗えるタイプ(ウォッシャブル)のものならば、すぐならばタオルを水に濡らしてふけば輪染みはとれます。


こんなPRは誰もしませんし、メーカーのカタログにも載っていません。私は経験でそれを知っています。


ロールスクリーンは洗わなくてもウォッシャブルタイプにされることをお勧めてしています。


 


5月7日記 上の記載に訂正とお詫びがございます。5月7日のブログ「訂正とお詫び」をお読みください。


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省エネロールスクリーン

先日、メーカーの営業が見えて、最近「遮熱」に力をいれておられますねというのです。
ここのところはブログで意識的に遮熱についてかいてます。大阪市内はタワーマンションがたくさんできてきて、今年の夏は遮熱がテーマになると思っています。5月6月は遮熱で仕掛けていこうと思っていまして、新しい商品も用意しています。


昨年9月に入居された上本町のタワーマンションに昨年12月にトーソーの省エネロールスクリーン「セイバー」を取り付け、今回また別の部屋に追加で同じものをご注文いただきました。


省エネロールスクリーンとは・・・・・トーソーのホームページの説明によると下のようになっています。









■省エネ
スクリーンの裏側にコーティングしたアルミニウムが、窓からの入射光と熱線を反射させ、熱を減少させます。スクリーンが暖まっておこるヒーター効果作用を抑えて、エアコンの効率を高めます。直射日光の差し込む窓や日射しの強い部屋に。室内を快適にし、省エネ効果を発揮します。
 

一般のスクリーン

赤外線の反射が少なく、
熱量の侵入が多い

省エネスクリーン


赤外線の反射が多く、
熱量の侵入が少ない


 


施工写真


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こちらの現場は東面と南面が大きな窓になっており、入居時に他社でタテ型ブラインドを取り付けされたのですが、暑くてたまらんとのことで、のちに当店でこのロールスクリーンをとりつけました。


いわゆる遮熱ロールスクリーンで、これがあるのとないのとでは全く違うほど効果はあるようです。


トーソーではこの商品は遮光性を訴えていませんが、現場で見る限り遮光3級以上の遮光性はあります。
事前にわかっていたので、その旨は伝えており、全部閉めると暗くなるので、南面を閉めた時は東面を開けておくとそんなに暗くはならないとのことでうまく使っていただいていました。


トーソーにこの商品はかなりの遮光性があるのにどうして遮光の表示をしないのかをきいたところ、「機密事項の社内の基準がありまして云々」とわけのわからないことをおっしゃるのです。


現実に遮熱は求めるが、遮光は求めないという方もおられます。そんな方には東京ブラインドやサンゲツの遮熱ロールスクリーンかニチベイの遮熱ロールスクリーンをお勧めします。


 


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こちらにサンゲツカーテンに雨漏りの輪染みができたけど、ドライクリーニングでとれるかという質問が入っています。それに対して、私は飴は舐めても雨はなめたらあかんという回答をしています。こちらもご覧ください。





 


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遮熱ブラインドとロールスクリーンの二重掛け

大阪市西区のタワーマンション「NYタワーHIGOBASHI」に遮熱ブラインドとロールスクリーンの二重掛けをしました。


最近、大阪市内はタワーマンションが多く、西向き、東向きの窓の遮熱対策の需要が多くあります。


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東向きの窓だけ、ガラス側に遮熱ブラインドとその手前にロールスクリーンをつけてます。


他の窓(下の写真)はロールスクリーンだけです。


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遮熱ブラインドはトーソーのものを使っています。カタログをみて、遮熱効果が一般のブラインドより高いというデータを信じてこれを勧めているのですが、実際に施工してみて多少疑問に感じているところがあります。

こちらの現場でのいい写真がないので、他の現場写真で説明します。


遮熱ブラインド


一般的なブラインドは昇降コードを通すための穴があいています。左の写真はトーソーの遮熱ブラインドですが、タテに3本線が入ったようにみえるのは昇降コードを通す穴からの光漏れです。


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現場でみると、この穴からの光漏れがけっこう暑くて眩しいのです。スラットに特殊コーティングしてあっても、部分的な穴からの漏れで効果はどうなんだろうと思っています。


それに対してニチベイのヒカリストは穴があいていません。これは遮光性をうたっていますが、遮熱効果も高く、当店の西向きの窓につけていていますが効果抜群です。


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私はこちらの方が遮熱効果があるのではと思っているのですが、実験データがないのです。


 


 


 


 


 


トーソーには3週間前に「実験をしたいので、穴のあいた遮熱スラットを15㎝ぐらいの長さのものを15枚ほどサンプルとして出してほしい」とお願いをしているのですが未だ持ってきてくれません。


これを読んでいるトーソー関係者のみなさま、ユーザーのために実験をさせてください。


実験装置


弊社の事務所には西向きの窓が2枚あって、今ニチベイのヒカリストを2台とりつけていますが、1台をトーソーの遮熱ブラインドにして、効果を確かめたいと思っています。


経営環境が厳しい中、サービスをしろとは言いません。


遮熱効果実験装置を作って待っています。


 


そうそう、5月1日にはタチカワブラインドが遮熱スラットの新商品を出します。
また、5月18日には、50ミリ幅のブラインド「アフタービート」の遮熱スラットの商品を出してきます。


ほんとにタチカワは他社の売れている商品をすぐ真似て、プラスアルファをして発売をしていくやり方がうまいです。


その分開発に時間とお金をかけていないからクレームも多いのですが、そのクレーム対応力がまた日本一で、クレームで営業力強化して信頼を得ています。


この夏に向けて遮熱対策商品の提案力が勝負です。


 


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ユーザーから東リのメーカー縫製に関して質問があり、それに対して東リの見解ものせていますので読んでください。
質問があればどんどん書き込みをしてください。


 


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吹抜けの天窓にロールスクリーンをつける   天窓・吹き抜けシリーズ第3弾

吹き抜け・天窓施工写真第3弾 


2日連続ブログに吹き抜け・天窓にカーテンをつけた話を書きましたので、ついでにロールスクリーンをつけた写真もアップします。

あまりお勧めできないやり方をしていましてお蔵入りになっていた施工写真です。

お客様の強い要望でとにかく安くやってほしいというのと、毎日開閉はしなくて夏場はずっとしめておいて、冬場は開けておくので年に2回しか操作はしないとのことでした。


そこで、ロールスクリーンを壁に普通につけて、反対側の壁に引っかけるだけです。やり方は脚立ののぼってスクリーンをひっぱって引っかけるだけです。


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こんな感じに普通のロールスクリーンを壁につけて、反対側の壁にグリップの受けをつくって、脚立にのぼってスクリーンをおろして、引っかけるだけです。引っかけなければ下のようになります。


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本来は傾斜用のロールスクリーンというのがありまして、ワイヤーでテンションをかけて生地が垂れないようにします。


その施工写真は2005年6月25日のブログ「天窓用傾斜ロールスクリーン」をご覧ください。


 


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遮熱対策  ロールスクリーン

昨日のブログで書きました現場と同じ現場の別の階に遮熱ロールスクリーンを取り付けました。


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こちらは12月にご入居され、新規に取り付けです。


商品はサンゲツのRS-728で、この商品は東京ブラインドでつくっており、生地はドイツのサンプロテックス社のものです。熱線反射をさせるために裏側にアルミ蒸着してあり、メッシュ素材の透過性をいかしながら遮熱するすぐれものです。


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CIMG1209ロールスクリーン越しに太陽をみても眩しくはありません。(写真をクリックすると拡大します。)


 


 


 


 


 


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この生地はライトグレーで、光透過率は8%です。透け感は上の写真のようにあまりありません。
黒色もありまして、そちらは光透過率は3%で、黒い方が、昼間、室内から外がよく見えます。


濃紺はニチベイにもあります。


 


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デザイン的には昨日書きましたブラインドより優れていますが、遮熱効果的には当店の実験では何もつけていないのに比べて温度差が1℃で、遮熱ブラインドの方が効果があると思います。


 


 


 


 


遮熱に関しては左欄のカテゴリで「遮熱カーテン」というところに過去4年半にわたって描いたブログを載せていますのでお読みください。


 


余談


このロールスクリーンはサンゲツの商品で、東京ブラインドとOEMを組んで、ドイツのサンプロテックス社の生地を使っています。サンプロテックス社は「省エネ」「PVCフー」などの高機能なブラインドファブリックが多く揃っていていい商品が多いのです。


サンゲツはバーチカルブラインドもサンドレープのブランドで知られているドイツのバウテックス社のものを使っており、木製ブラインドはナニックで、世界的に優れた商品を採用しています。


しかし、窓周り商品は営業ではどうすることもできないというあきらめがありましてまったくPRしなくなりました。売上は落ちる一方で、コントラクト商品に走っています。せっかくいい商品がありますので、サンゲツの営業員になりかわりましてみなさまにお知らせしておきます。


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小窓にもロールスクリーンが可能に

タチカワが出したロールスクリーンは小窓にも取り付けることができます。今まではロールスクリーンは最低25センチぐらいの巾がなければ取付けられなかったのですが、巾10センチの窓から取り付けられるようになりました。これは、今のところタチカワだけで、タチカワ独自のものです。画期的です。


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上の施工写真は巾12センチのものです。



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