プレーンシェード
プレーンシェードの均等ピッチ(1)
プレーンシェードのダブル付け
今日は近くの高層マンションにプレーンシェードを取り付けました。
このお客様はサンゲツのショールームで柄を選んでこられ、ショールームでアドバイスを受け完全なるイメージを持っておられました。 レースは写真のような裾が刺繍になっているエバ柄レースでサンゲツCK-3146で、部屋側につけ、ドレープは遮光のCK-2908でガラス側につけたいとのことでした。
サンゲツショールームのアドバイスでダブルシェード(メーカーによってはツインシェードとも言う)にして4分割にしたいとのことでした。 私はダブルシェードは洗濯することがたいへん面倒なため嫌いなんです。そこで、ドレープとレースをばらばらにつけることを提案し、レースはサッシの分割と同じようにして3分割とし、ドレープはサッシで分割するのですが2分割を提案して受け入れてもらいました。
お客様のイメージとしては、ベランダにいっぱい植木鉢を置きたくてその部分がみえて、直射日光が入ってくるときはドレープのシェードを3分の1程おろしたいとのことです。 エバ柄のレースは裾の部分をきれいにみせるため、ウエイトバーの位置を高くして、常にその部分は見えるようにしました。メカはドラム式にして、洗濯が簡単にできるように取り外しが簡単のeフックを使い、目いっぱい上げた時の収まりがきれいになるようにリングの間隔を均等にして、きれいにあがるように20センチ前後にしました。 メーカーではここまでこだわっているところはないです。お客様に満足を提供することができました。 このブログに関連するブログもお読みください。
ご無沙汰しました。
ご無沙汰しました。
3月も今日で終わり、やっと落ち着きました。
インテリアの業界では、この時期が一番忙しく、私も走り回っており、夜にブログを書く気力がありませんでした。
また今日からゆっくりながら書いていきますのでよろしくお願いします。
私が書いていなくても,ほんとにありがたいことでこのブログを読んでいただいている方がたくさんおられカウントされていってます。
先日も、一般の消費者の方から、私の3月1日のブログ「プレーンシェードはレースを部屋側に」に対して「ライフスタイル・ブログー梨山亭通信」からトラックバック(逆リンクみたいなもの)をしていただき、私のブログは勉強になるし、楽しいですよと書いていただきました。
私にとっては最高のほめ言葉で、「おもしろくて役に立つ」ブログを目指しています。
その梨山亭通信さんのブログのタイトルが「ユザワヤVS石器人」でご自身がカーテンを買うにあたってのいきさつが書かれています。
いろんな店を見て回ったところ、安そうな店は店員の商品知識がひどく、そこそこの店はイマイチの店員の割りには価格が安くなくて、、、、と書かれていました。
まさにおっしゃるとおりですね。
当店は、そこそこの店で店員の商品知識が豊富でしかも価格が安いといわれることを目指しています。
プレーンシェードはレースを部屋側に
昨日はインテリア業界にとりましては、ビッグでびっくりな出来事で、このブログの閲覧者も1日としては過去最高で通常の4倍となりました。私は前日の27日の夜に「大ニュース」というタイトルで『川島織物とセルコンが合併、明日3時京都で発表』というメールが携帯に届き把握しておりました。
私は常に情報を発信しておりますので、情報が集まるのです。
情報とお金は有るところにいきます。二つとも寂しがり屋なので無いところにはいきません。
私はお金が無いので集まってきません。
今朝は新聞の扱いをチェックしたところ、インテリア業界では大きな出来事なんですが日本経済新聞の扱いはほんの十数行でした。一般的にはニュース性の無い出来事なんでしょうか。ちょっとショックでした。朝日新聞は経済面の上段に記事にしており、毎日新聞は小見出しとしてオーダーカーテン事業でトップとなっていました。スポーツニッポンには載っていませんでした。
市場は評価したみたいで11円高(約7%)です。
年内にもう一波乱起こりそうです。←こんなことをいうと逮捕されるかな。
今日は施工段取りがうまくいかず、私もマンションにプレーンシェード4台取り付けてきました。
お客様はサンゲツのショールームに行かれ、ご自身で柄もお選びになり、プレーンシェードでレースを室内側に取り付け、ドレープ(厚手)をガラス側に取り付ける案もお客様のご意見です。
生地は手前レースはCK-2113 ガラス側ドレープCK-2262です。
当店の工夫点としては巾4600ミリ丈1980ミリ(カーテンボックス付き)の窓に対して、
①2分割しなければならない中、サッシのところで分割(W=2600W=1800)しています。
シェードの場合2台連ねてつけるとどうしても隙間があき、ど真ん中で分割するとサッシがなく、隙間が目立ちます。
②レースが円の柄ではっきりわかるため、2台が連なる部分の柄がつながる様に柄だししています。メーカーに縫製依頼するとこのようにいかないと思います。
③リングピッチは20センチ前後の均等にしているため、きれいに上がりあがったときのたまりがきれいです。
④両端は手前にくるレースのワイドを大きく斜めからみても、後ろのドレープの生地がはみでたようにみえないようにしています。
ドレープとレースが同じ長さならば、ガラス側にあるほうが横からはみでたようにみえます。
⑤取り外し簡単のeフックを使っており、洗濯が簡単にできます。
⑥自走式のドラム式のメカを使ってゆっくり自然と降りるようにしています。
最近はプレーンシェードでレースを部屋側につけるケースが多くなってきています。レースは柄有りの生地を使い、ドレープは無地を使います。夜閉めた時、レースの向こう側にドレープがあってきれいのです。部屋側にドレープがあると閉めた時平面的な生地1枚になり、趣がないのです。
プレーンシェードのリングのピッチは何センチがいいのか
今日のブログが127回目の投稿で、5000人の来訪者がありました。
たくさんの方に私のブログを読んでいただき、うれしく思います。
ここ数年、プレーンシェードがひじょうによく使われるようになりました。
私は、あまり好きではないので当店での店売りでは比較的少ないかもしれません。好きでない理由のひとつに上げた時に、くしゃくしゃとなってきれいでないからです。
くしゃくしゃとなる要因はリング付きテープのリングの間隔の問題で、今回それを検証してみました。
プレーンシェードの日本の歴史はサイレントグリス(当時はベストインテリア)がヨーロッパからとり入れ、親会社であるトーソーがファブリックのメーカーとOEMを組んで一気に広がりました。そのときのトーソーの縫製仕様がリング間が15センチで、下から間隔を揃えて縫うというものでした。
そのため、今もほとんどのメーカーがリング間のピッチは15センチです。トーソーは通常の商品は15センチピッチですが、丈200cmを超えるものに関しては30センチピッチになっています。ニチベイは15センチと30センチが標準仕様です。カワシマ、タチカワだけが20センチピッチになっています。
セルコンの形態安定加工をしたステップシェードは約20センチの均等ピッチになっています。この商品を一度購入しましたが、納品されたときには折りじわがいっぱいついており、これをとるためにアイロンをかけると形態安定加工がとれるためアイロンもかけることができず、意味のない商品でした。また、上げたときにきれいにするためにリング間に1センチぐらいのチューブがはいっており、洗濯のためにとりはずすと今度とりつけるのがひじょうにじゃまくさいという商品です。今、売れているのかはよく知りません。
実験は巾43センチ丈140センチのものを3台用意して、リング間のピッチをそれぞれ約15センチ【写真右】、約20センチ【写真真中】、約30センチ【写真左】として、均等割付しましたのでそれぞれが16.5センチ,21.5センチ、31.5センチとなっています。
約15センチのものは上げた時に8ウエーブでき、たまりの丈が16,5センチ、約20センチのものは6ウエーブで丈17センチ、約30センチのものは4ウエーブで丈22,5センチになります。
人による感覚的なものですが、私は15センチピッチの場合,シェードの製作丈が長いと上げた時にくしゃくしゃとなり、きれいでないと思っています。やはり20センチぐらいがきれいと思います。シェードの製作丈が2m40㎝ぐらいならば絶対に30センチピッチにすべきだと思います。こうするとシャープシェードのようにきれいにあがります。
当店の場合は現場に応じて、窓の組み合わせによってリング間のピッチを変えております。
シェードもいろいろ工夫
月日の経つのは早いもので、今年もあと1月です。
なんとなくあわただしくなってきました。
今日はカーテンのクリーニングの依頼を請けたお客様の納品に行ってきました。バルーンシェードのクリーニングで当店でとりはずし、取り付けしました。
バルーンシェードは取り外しは簡単なんですが、取付けは時間がかかるのです。
巾が3mぐらいで、ソファとかが置いてあり、やりにくそうに時間がかかっているとお客様の方がご心配されて、よその家ではこうしたものの洗濯はどうされているんですかとおっしゃいました。
ほんとにどうされているのでしょうか。
私共の加工所でも窓ペースでシェードの比率が昨年は全体の中で10%だったのが、今期は18%になり、ものすごい勢いでシェードの加工が増えているとのことです。
特にダブルシェード(2004年10月14日と10月20日のブログをお読みください)のシェアが高くなってきているとのことです。
10月20日のブログにも書いていますが、この商品は洗濯がたいへんだと思うのです。
当店では、ダブルシェードはあまりお勧めしていませんが、住宅メーカーなどの仕事では良く使われており、入居後訪問する場合があって、その窓をみるとダブルシェードのレースはいつも下げた状態になっています。
いままで、ダブルシェードのレースを上げておられるお家はみたことはありません。
そうしたら、わざわざ洗濯がしにくくて高い商品を選ばなくても、ドレープ(厚手カーテン)1枚でプレーンシェードを作り,それを壁付けして、レースは枠内にテンションポールで上部パイプ通しにしたほうが利便性があると思うのです。
レースは2倍以上の生地要尺を使って、ギャザーをとるのもいいし、先月納品したのですが、ほんとにプレーンな感じに枠内にパイプ通しでつけるのもいいものです。(写真を撮っていなくてお見せできないのが残念です。)
また、カフェカーテン風に上部を3分の1ほどあけるのもいいし、枠内いっぱいにつけるのもいいです。
枠内いっぱいにつける場合は、壁につけるプレーンシェードの取り付け高さを、従来は開口部を大きく取る為に15センチアップで取り付けていますが、この場合、上部のパイプ部分がみえないように少し取り付け位置を低くしたりしています。
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