最近、フラットカーテンというヒダを取らないスタイルも多いです。
メーカーの見本帳を見てもフラットカーテンの施工写真が多く載っています。
サンゲツの「ソレイユ」というカタログに載っている施工写真です。(89ページ)
拡大すると
この施工写真をみておかしいと思いませんか?
フラットカーテンなんですが、カーテンの上にレールが見えませんのでレールに対して正面付け(Bフック:レールを隠す仕様)になっています。
そうすると、カーテンのヒダはこのようにでないのです。
明らかに合成写真で、どこか違うところで天付け仕様(Aフック)で撮って、その写真をくっつけています。
もし、正面付け(Bフック)でフラットカーテンをつけたらどうなるのかを実験してみました。
フックの引っ掛ける位置を上から4センチ下げて正面付け仕様(Bフック)にしたら、フックとフックの間のヒダはレールの後ろ側には行かないでレールにあたって前にでます。
ヒダ山がボコボコと手前にでます。
サンゲツの見本帳の写真はレールがみえない、このようなつけ方なのですが、ヒダがこのようになっていません。
サンゲツ独特の特殊縫製があるのかもしれませんが、一般的にはフラットカーテンをBフックにするとこんな感じのヒダの出方になります。
これを、天付け仕様(Aフック)にするとこんな感じになります。
フラットカーテンはレールをみせる仕様で、フックとフックの間の谷にくる部分はレールの向こう側にくるようにしないとダメなんです。
レールはランナーが360度くるくる回転するものでないとダメです。
タチカワでいうとファンティア、トーソーでいうと2年程前にモデルチェンジしたネクスティやニューデラックかスイートです。いくら優秀といえどもエリートはダメなんです。
上の写真はネクスティで輪が360度回転します。
1.5倍使いののフラットの場合はピッチキープコードをつかいます。
住宅メーカーの仕事では会社名のネームラベルをつけています。
サンゲツのソレイユの写真はレールが上に見えないにもかかわらずフラットカーテンのヒダの出方がおかしいのです。
社員やエンドユーザーは合成写真でごまかせても専門店の目は厳しいぞ。
正面付けのレールすらよく見えなくて、カーテンが宙に浮いているようにもみえます。
まさに、 そら、ゆけ ソレイユ という感じです。
ふんばろう東北!がんばろう日本!
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