サンゲツ

今日の現場 サンゲツのバーチカルブラインドを取り付けました。

昨晩、会社から自転車で帰り途中に警察官から呼び止められました。

お酒は少し飲んでいたのですが、そのあとブログを書いてから帰ったので酔っているほどでもなかったのです。
無灯火だったのがよくなかったのか、盗難車に乗っているのではないのかという疑いで、防犯登録章をみて警察無線で本部と連絡を取って調べるのです。

こちらは、自転車屋で買ったものなので正々堂々としておりました。

警察の本部から連絡があるまでしばらく時間がありましたので、警察官に「ちょっと警察手帳を見せて下さいや。」というとこころよく見せてくれました。

身分が「巡査部長」だったので、敬礼して「はぁ、巡査部長さまですか」というと「もう定年前でたいしたことないんですよ。」とおっしゃるのです。

「いや~、組織の中で部長になるのはたいへんですよ。」
というような会話をしていたら、本部から連絡が入り、「をつけて帰ってください」となりました。

キーつけやんな、自転車動かへんって。」

私は、自転車で呼び止められたのも初めて、盗まれたこともなかったので、よくわかっていなかったのですが、「盗難届がでている自転車」に私の乗っている自転車の登録番号がないかを調べておられるのです。

ということは、盗難にあったら自転車の防犯登録番号を警察に届けなければならないのです。

そんなことを考えたこともなかったので、自分の自転車の「防犯登録番号」をまったく控えていなかったのです。ひとつ勉強になりました。

今日の現場

サンゲツのバーチカルブラインドを取り付けました。

私は、以前より「サンゲツのバーチカルブラインドはいいよ」と言っているのですが、サンゲツの営業は照れてあまり自社商品のPRをしないのです。

というか、他社商品を知らないので何がいいのかよくわかっていないのです。

そこで、サンゲツOB(オールドボーイというより、アウトオブバウンズの方ではみでた方です。)として他社商品と比較してその違いをエンドユーザーに説明をさせていただきます。

CIMG4975

国内メーカー(タチカワ、ニチベイ、トーソー)との違い

1)サンゲツのバーチカルブラインドはルーバー間隔が一定で均等になります。

CIMG4978
サンゲツは東京ブラインドでつくっており、東京ブラインドはサンドレープというブランドのドイツのバウテックス社のものを使っています。サンドレープはドイツではシェアの高いブランドです。

これしかみていないとこれが普通なんですが、国内のメーカーはすべて、最後の2~3枚で巾の調整をしています。

詳しくはこちらのブログ「国産メーカーのバーチカルブラインドの重なりについて」をお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/52036122.html

下の写真は昨日のタチカワの展示会で展示してあったバーチカルブラインドです。右側のルーバーの重なりが違うのがわかると思います。ここで調整をします。
せっかくルーバーの色を変えても重なり具合が違うときれいにみえないのです。

SH380378SH380380SH380379

(写真はクリックで拡大します。)

今、タテ型ブラインドの均等ピッチはクリエーション・バウマンとサンゲツだけです。ハンターダグラス、サイレントグリスも均等ピッチはできません。

2)レールの厚さが25ミリと薄くてすっきりしています。

CIMG4967
タチカワのレール厚さは35.5ミリニチベイは30.5ミリです。

それに対してサンゲツのバーチカルブラインドのレールの厚さは25ミリで枠内にとりつけても威圧感がなくすっきりしています。

3)開けた時のたたみしろルーバーの納まりが小さく、開口部がより広くみえます。

CIMG4981CIMG4980

同じ条件で比較してみます。

製作巾400センチで、100ミリルーバーで片開きでコード式操作側のたたみしろは?

サンゲツ 34.9センチ
タチカワ 44.0センチ
ニチベイ 39.8センチ 

サンゲツが一番小さいのです。実際施工してみると違いがすごくわかります。

4)発注単位が1ミリ

私がブログで何度か書いていますが、今回はサンゲツはバーチカルブラインドだけ1ミリ単位の発注が可能になりました。

ハンターダグラスは全商品1ミリ単位の発注です。
国内メーカーは1センチ単位の発注です。

CIMG4976今回の現場は天井直付けで、両端が壁で内寸で4678ミリありました。このサイズは2台に分けなければならないのですが、1センチ単位の発注だと巾2330ミリが2台となります。そうすると両方で18ミリ隙間があくのです。

サンゲツは1ミリ単位の発注だったので2334ミリで発注しました。そうすると2台で1センチあくだけで、片側は5ミリの隙間になります。(写真はクリックで拡大します。)

CIMG4965
現場に行く前に精度を確認しました。2334ミリの発注に対してぴったりサイズで出来上がっていました。

東京ブラインドは最新鋭の精度の高いカットマシンを持っています。

サンゲツが国内メーカーより優れていると思われるのはこんなところです。

劣るのは、商品点数が少ない、レールの色がホワイトしかない、コード式しかない(ルーバーを回転させるものもコードタイプ)等があります。

価格的には、今回無地のシリーズ36色をだしました。これは、マカロン、ポポラ、コルトより少しだけ高いですが、タチカワのライフ、ニチベイのフェスタ、トーソーのアクアよりははるかに安くなっており品質も悪くないです。

この無地のシリーズはロールスクリーン、パネルスクリーンと共通になっており、ロールスクリーンではマカロン、ポポラ、コルトと同等価格になっています。

サンゲツの色は、  う~うん 微妙

きれいな色はタチカワで、ベージュ系が充実しているのはトーソーで、点数が多いのはニチベイでしょうか。

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サンゲツのインテリアトレンドセミナーに行ってきました。

この間も書いたのですが、最近ツイッターが流行っていて私の周りでもちらほらいるのです。

先日のニュースで「秋葉原のヨドバシの3Fのトイレで用をたしたあと、紙がないことに気づき、ツイッターで【急募】トイレットペーパーinアキバヨドバシ3Fトイレ」とつぶやいたところ、20分後にトイレットペーパーが届けられたというのがニュースになっていました。

ここをみてください。 http://getnews.jp/archives/58670

くっさい紙芝居じゃないかと思ってしまいます。

トイレで紙がなくなったならば、文明の利器を使って助けを求めるよりも、

紙()に見放されし時は、自らの手でうんを掴め」と思いました。

私も今日ツイッター初つぶやきしてみました。

サンゲツのショールームに行くので、午前中に「今日、サンゲツのショールームに2時にいきます。見かけたら声かけてください」とつぶやきました。

そして、サンゲツのショールームに着いたら、
今、サンゲツのショールームについった~」とつぶやきました。

ここをみてください。 http://twitter.com/konnyann

私をフォローしてくれているのは鳩山首相と埼玉の同業者さんしかいないため、もちろん誰もフォローはありません。

でも、こういう使い方もあるんだなとわかりました。

今度26日にタチカワの展示会があり中津のショールームに行くのですが、行く前に「何時にいきますからカーテンレール業界の今後について情報交換しませんか」とつぶやいてみようかな?

でも、タチカワからは案内は届いていないな!お呼びでないのかな

今年11月のジャパンテックスの時にインテリアブロガーのオフ会を企画しようと考えています。そんな時の会場での連絡にツイッターはいいのかな?
インテリアブロガーの人はツイッターに登録してフォローしてください。

さて、本題です。

サンゲツの「2010トレンドセミナー+新ウインドウコレクション発表会」に行ってきました。

トレンドセミナーは2010年メゾンエオブジェの内容を中心に最新トレンドの説明がありました。
説明の女性はしっかり勉強されていて、なかなか役に立つ内容でした。こちらの説明に1時間半あり、新しい見本帳の「ウインドウコレクション」の説明は30分でした。

昨年のアリアのカーテンの説明会はひどかったですが、今回の「ウインドウコレクション」の説明会は本社から企画担当者がお見えになっておりまともでした。

CIMG4839このウインドウコレクションは今回はVol.6ですが、初めてサンゲツ側から商品の説明をうけたように思います。

トーソー、タチカワ、東京ブラインド等のメカメーカーとOEMを組んでおり、それをきちっと公にして、メカの部分は安心してほしいことを述べ、サンゲツはファブリックにこだわっていることをアピールしているのは好感がもてました。

価格訴求の商品を用意しながら、メカメーカーとは雰囲気の違ったファブリックの商品があり、この1冊にロールスクリーン、タテ型ブラインド、パネルスクリーン、プリーツスクリーン、経木すだれ、木製ブラインドを収録しているのは、ひじょうに使いやすいです。

あとは、営業員がどれだけ勉強して販売店や設計士・コーディネーターに商品の良さを説明できるかでしょう。

今や、川島織物セルコンがバーチやロール等のメカものの新しい見本帳を出す力がなくなっており、というか利益のでる商品に投資を傾注するために
メカ関係には力が入っていません。

サンゲツにはなんとか頑張ってもらいたいのです。当店は力を入れていきます。

エンドユーザー向けには、施工するごとに写真をアップして商品の良さをブログで説明していきます。

業界関係者向けには、「勝手にしたらカーテン屋・粋に書いても没記」の方に裏ネタを書いておきます。

stamp04-001プリーツスクリーンの20ミリ巾の商品は実はヨコタ製だったとか、桐のウッドブラインドはひじょうに軽い木材だけど操作は軽くないとか、このウッドブラインドは国内初で防炎商品の認定を受けているけど価格は4割ほどアップするとかいろいろ書いておきます。

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今日の現場 プレーンシェードの修理

3月19日 ミュージックの日   

「ミュー(3)ジック(19)」の語呂合せ。

今日の現場

最近、ブログで修理のことをよく書いているので、そうすると検索でヒットするのだと思うのですが、他店で買った商品の修理依頼が多いのです。

当店でご購入頂いた商品は販売責任で修理にも喜んでお伺いしますが、他店で購入されてものは、「購入されたところに言ってください」というのですが、そうするとほとんどが、「その店はもうないのです」とおっしゃいます。

けっこう、淘汰されている業界なんです。

当店でご購入されたものはずっとデータはあるのですが、他店のものはどんな商品でどこが悪くなっているのかわからないので写真も一緒に送っていただきます。

最近はほとんどの人が携帯で写真を撮って送ってくれるようになりました。

そうすると、事前に交換部品を用意していけるので1回で済みましてこちらもお客さまも助かるのです。

今回送られてきた問合せと写真は以下です。

【 お問い合せ内容 】:
> 御社で取り付けたものではないのですが、
> サンゲツ製シェードのひもがとまらなくなって困ってます。
> 修理をおねがいすることは可能でしょうか?

20100303062500002010030306250001

20100303062600002010030306260001

お客様から4枚写真が送られてきて、写真をみるとヒモの通し方も間違っているのですが、このタイプはストッパーを交換すれば直るのです。

お客様からはサンゲツ製と書いていたので、この写真と問合せ文をトーソーとサンゲツの営業にメールしました。

そうしたところ、トーソーの営業からはすぐに返事がきて、「これはサンゲツ製でトーソーがOEM供給しているものです」とありました。

サンゲツから翌日、「どこのメカが判りましたか」とノー天気な返信がありました。
すぐに、「サンゲツさんのだとわかりました。自社商品もわからないのですか」と
メールしました。

そしたらまたすぐに返信がきて「時間がなくて写真まで見る余裕がありませんでした。本日、ストッパーを1個送る手配をしました」と書いてありました。

まだ、注文もしていないのにもう手配をしてくれたなんて、さすがにサンゲツは動きが早いです。

でも、お客様の文に「サンゲツ製シェードのひもがとまらなくなって困ってます。」と書いてあるのを送っているんだけどなぁ。

まさか、今のサンゲツでは自社のシェードが売れているとは思ってもいなかったのでしょうか。
これでも、堂々と70億以上売っている会社なんです。

実は8年前の210億販売していた時の製品だったのです。

それでストッパーを交換してきました。

CIMG3906CIMG3907

修理代をたくさんいただいたので、コードも下部のコード結び部分の部品も無料で交換してきました。

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TTP戦略 サンゲツの提案 その2

2009年11月3日のブログ『「ブラインドは縮む」の実験中』にエンドユーザーからコメントをいただき、浴室にブラインドを10数年使っていたら5センチ短くなって、今度発注するときに何センチ長めに発注すればいいのかとネットで調べていたら私のブログがひっかかった」とのことでした。

こちらをお読みください。
https://blog.curtainkyaku.com/52060126.html

私の実験はまだ20日なのでまったく変化はありませんが、もしエンドユーザーの方で、浴室のブラインドが縮んでいたら教えてください。

以前、タチカワの浴室ブラインドで2センチ縮んだのですが、メーカーからそんな事例は過去にはないと言われながらも、新品に取り替えてうやむやに終わっているのでなんとか証明したいのです。

私も浴室の枠内に取り付ける時に何センチに発注すればいいのかを悩んでいるのです。縮むだろうと思っているのですが、長くつくると下枠に当たるのを嫌がる方もおられるのです。メーカーさん、教えてください。

さて、本題です。

7月に行った企画で、メーカーに店内の展示を提案していただき、TTP(徹底的にパクる)というのをしました。

提案していただきながら、まだ採用していなかったのがサンゲツ、川島織物セルコン、リリカラ、シンコールです。

リリカラ、シンコールは提案が今ひとつでした。
川島織物セルコンはフェルタが発売になっているのにもかかわらず、フィーロの提案だったので様子見になっています。

サンゲツはやっと採用することにしました。
1回目の提案はあまりにもしょぼかったんです。
2回目は8月の中旬に夏のカーテンの提案をしてくれたのですが、その時期に夏の提案は遅いと却下しました。3回目は、そのあと、もうすぐ廃番になるアリアの品番で提案だったのであたらしいアリアがでるまで待っていました。

サンゲツTTP

画像をクリックすると拡大します。

今回はこれと同じものをつくりまして店内に展示します。

この提案の絵を見て、何か気づきませんか?

私はタッセルの位置が少し高くて、ちょっと苦しい感じがするのです。

まさにサンゲツカーテンなんです。

サンゲツの提案する絵によるとカーテンとタッセルが接する位置がちょうど半分にきています。

このふさかけ金具の取り付ける位置に関しては決まりごとがなく、エンドユーザーからの検索で私のブログに来るのは、このふさかけの取り付け位置に関してが圧倒的に多いのです。

サンゲツは、ちょっと前まではブランドメーカーとしては日本一のカーテンの販売量がありましたので、サンゲツの提案も尊重しなければなりません。

国内でのカーテンレールの販売では圧倒的なシェアのあるトーソーはどのような提案をしているのでしょうか?

カタログには載せていませんが、ふさかけの店頭用パックのうしろにエンドユーザー向けの提案をしています。

トーソーふさかけ位置

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トーソーの提案はふさかけ金具の取り付ける位置が、カーテンの高さの下から3分の1のところとなっています。この位置に金具をつけると、カーテンとタッセルが接する位置はさらに下になります。

どんなタッセルを使うかわからないのに常に下から3分の1のところに取り付けるように提案しているのはおかしいと思います。房付きタッセル(タイバック)ならばカーテンと接する所はかなり下になります。

おそらく、トーソーとしては共布タッセルしか頭にないのだと思います。
自社商品にたくさんのタッセル(タイバック)があるのに、これじゃ開発でヨコタに後れをとっていると言われても仕方がありませんよ。

トーソーは日本一の販売量なので、トーソーの提案も尊重しなければなりません。

インターネットで調べると、ふさかけのとりつける位置を提案しているところとして、日本インテリアファブリックス協会((略称NIF)があります。
この日本インテリアファブリックス協会(略称NIF)はこの間のジャパンテックスの主催者で、インテリア関係のメーカーの団体です。

そのホームページによると、

Q&Aで、「フサカケ、カーテンホルダーの適切な取り付け位置はありますか?」という問いに対して答えています。

「ドレープカーテンは、日中はたたんでいることが多いようです。たたんでいる時の、カーテンが美しく見えるようにフサカケやカーテンホルダーの取り付け位置が重要になってきます。取付け横位置は、たたんだ時にカーテンの端部が垂直になる位置が理想です。取り付け高さは、カーテンの丈に対して上部から2/3の位置に、タッセルおよびホルダーの下部がくるような位置が理想的です。(ホルダーは必ず下地があることを確認の上取り付けて下さい。) 」

詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.nif.or.jp/q&a.html#winothers

トーソーと違うのは、トーソーは「カーテンの丈の下から3分の1(上からは3分の2)のところにふさかけ金具をつけましょう。」といってますが、
NIFは「カーテンの丈に対して上部から3分の2(下から3分の1)の位置にタッセルの下部がくるような位置が理想的」といっています。

同じ3分の1の高さなのですが、トーソーはその位置にふさかけ金具を付けると言っているのに対して、NIFはその位置にカーテンが触れるようにふさかけ金具をつけましょうといっています。

すなわち、NIFのいい分はタッセルによってふさかけ金具の位置が違ってきて、カーテンの丈の3分の1の高さよりは高くなるのです。

NIFの考え方は私のと似ています。

私は、掃き出し窓では黄金分割比、腰窓では白銀率を用いて説明しています。
詳しくは2009年1月11日のブログ「ふさかけの取り付け位置① 黄金比と白銀比」をお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/51833501.html

私もカーテンと触れる位置によって取り付ける高さが違うという考えです。
黄金分割比で1:1.618の比率になりまして下から38%の位置でカーテンとタッセルが触れるのが理想的なんです。

NIFは下から3分の1なので33%になります。私の考えより少し低い位置となっています。
トーソーはもっと低く、サンゲツは半分ぐらいなのでもっと高いのです。

これに関しては正解というのがありません。

それぞれの好みです。取り付ける業者によってもそれぞれです。

サンゲツのTTPを展示した時に、その違いを実験して画像でお見せします。

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耐光堅牢度について

ボジョレーヌーボーです。

後でワインを買いに行こうかと思っていますが、日本人はやはり鍋ですね。
SH380244今日、インターネットで注文をした下仁田(しもにた)ネギが届きました。

実は明日、当店でタチカワ、ニチベイ、トーソーの担当営業員を呼んで3社合同のバーチカルブラインドの勉強会をしまして、そのあとポットラックのクエ鍋慰労会を当店ですることになっています。

各社の営業員には最高級品の一品を持ってくるように指示しています。

私どもは日本橋の黒門市場で最高級のクエを調達してくることになっていて、トーソーには最高級の豆腐、タチカワには最高級のしいたけ、ニチベイには最高級の白菜とえのきだけを用意してもらうことになっています。

ネギがないことに気づきまして、私がかつて食べた中で一番うまかった下仁田ネギを用意しました。

下仁田ネギは群馬県の下仁田でしか獲れなくて11月中から1月頃しか出荷できないのです。

これをすき焼きにすると肉より取り合いになるのです。焼きネギも最高です。

太くてたくましくて精力がつくネギなんです。

あっ、それは 下ネタネギでした。   失礼。

さて、本題です。

2009年10月20日のブログ「カーテンクリーニングはやっぱり難しい」で書いたことで、フジエテキスタイルのFA1079NL(パプトリ)が水洗いで縮むにも関わらず水洗いOK表示していることを指摘したならば、きちっとしかるべき人からの報告書を持ってきてくれて、今後表示を改めることになったとのことです。

私がブログに書いたことでメーカーが動いてくれたのはうれしいです。

内容はこちらを先にお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/52050732.html

報告書によると、当初の販売時の試験でも寸法変化率が水洗いで-2%となっていたようですが、浸せき(水につけるだけの試験)で-0.8%だったのでそれを基準としたようなのです。

メーカーにとってはリスクヘッジするためにも厳しい方の基準を載せた方がいいと思うのですが、一番甘い方を載せているのです。その結果、水洗いOKマークをつけたのですが、実際に水洗いをすると縮みクレームとなるのです。

今回、一業者の声を聞いてくれて、訂正してくれた大英断に感謝します。

しかし、

この商品のデータをみて気づいたのですが、耐光堅牢度が3級になっています。

耐光堅牢度とは、光による退色に対する耐性を表す度合いのことで、JISで基準が設けられています。1級から8級までありまして、8級の方が強いのです。
カーテンで使用できるのは4級以上となっています。

詳しくは東リのホームページ カーテンFAQをご覧ください。
「カーテンに寿命がありますか?太陽光による変褪色や脆化はありますか」という質問に詳しく書かれています。

http://faq.toli.co.jp/faq/curtain/select/000047.html

これは役に立ちますので、素とうりしないでメーカーの営業員もエンドユーザーも必ずみてください。

フジエのFA1079NLという生地は耐光堅牢度が3級です。ひじょうに色褪せしやすい生地です。。太陽がよくあたるところでは脆化します。ボロボロになります。

フジエには耐光堅牢度が4級未満の生地が他にもあります。
太陽がよくあたるところでは3年ぐらいでボロボロになる可能性もあります。
こういうのは誰の責任になるのでしょうか?

メーカーとしてはカタログに耐光堅牢度3級と表記していますから、何も知らずに販売した業者の責任になるのでしょうか?

フジエの生地では分かりにくいかと思いますので、全国津々浦々に配布されているサンゲツカーテンについて説明をしましょう。

サンゲツアリアのCK2300~2302は耐光堅牢度が3-4・4級となっています。

CK2300

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イタリア製の綿100%のプリントで13800円/Mします。200×200センチで仕立てると、129400円する商品です。

どの色の商品かはわかりませんが、サンゲツのカタログの資料によると3-4級と表示されていて、4級未満です。

すごくきれいなプリントで思わず欲しくなるような商品ですが、太陽が当たるところに吊っていると3年ぐらいで色が褪せてきます。

高いお金をだして買っても、3年ぐらいで色褪せてきたらどうするんだろう?

こういう商品は「色褪せる商品なので必ず裏地をつけましょう」と書いて裏地付きの施工写真を載せ、裏地付きの仕立て上がり価格表を載せるのがメーカーとしての提案じゃないのですか?

そうすれば、もし裏地付きでなくて色褪せればメーカーとしての責任はのがれることができるのでは・・・・・?

サンゲツが提案していることは、この生地の推奨マッチレースとしてCK2822をあげていることです。このレースはMあたり790円です。
129,400円のドレープに12,400円(200×200のサイズの場合)のレースがサンゲツのおすすめです。

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サンゲツカーテン「Aria」新作発表会に行ってきました。

近くのお客様からアコーディオンドアの依頼をうけて実測にいったところ、今週末に新規オープンするランニングサポートステーションでした。

ランニングサポートステーションというのは、ちょうど1か月前にJR西日本が京橋駅近くに、ランナーのためのサポートセンターを設立したことで話題になったのですが、大阪城近辺をジョギングする人の為の、貸しロッカー・シャワーの店なのです。

JR西日本の店は「ランナーズプラス」という名称で、このニュースを聞いた時にこんな商売があるんだと感心したものです。

それから1か月で天満橋駅前にも同じような店ができ、こちらは「ジョグスタ」といいます。

当店で商品を買っていただいたので、ちょっと宣伝しておきますが「ジョグスタ」の方が安いです。ロッカーとシャワーを回数に制限なく使えて1月3650円です。

大阪では2011年秋に、フルマラソンで市民参加型の3万人規模のマラソン大会を開催するための準備委員会ができまして、これからこの需要が高くなってくると思います。

私も、2011年の大阪でのフルマラソンに参加するために密かにトレーニングを始めています。
まずは参加するための抽選に勝つトレーニングですけどね。

とりあえず、夏場だけでも外から会社に帰ってきたときにシャワーを浴びたいので借りたいと思っています。

さて、本題です。

SH380138今日はサンゲツ大阪ショールームで10月15日に発売になるカーテン「アリア」の新作発表会に行ってきました。

待ちに待った3年ぶりの改訂で、事前に6割が新柄と聞いていたので楽しみにしていました。ここ7年で210億あったカーテンの売上が3分の1近くまで落ちたので、起死回生の一発になるのではないかと期待しておりました。

さすが!サンゲツ

期待は裏切ってくれませんでした。

ひじょうによく他社の売れ筋を研究されてました。

見本帳の前の方には斬新なデザインで大胆な柄がたくさんあり、ちょっと変わったぞという印象を与えてくれました。

今、業界で課題となっているカーテンの難燃剤の件に関しても、見本帳にサンゲツの見解と取り組む姿勢について述べていたのにはちょっとびっくりしました。

この問題に関しては各メーカーともあまり言いたがらないのです。

詳しくは2009年7月14日のブログ「初めてオーダーカーテンを注文される方への講座?防炎カーテン」をお読みください。

川島織物セルコンとしても、7月にだしたフェルタという見本帳では、全点防炎剤は非ハロゼン系(非HBCD難燃剤)を使って使っているにもかかわらず、それをあまりPRしないのです。

おそらく、他の見本帳ではハロゲン系のものがあるから、あまり言うと墓穴を掘るからでしょう。

サンゲツの見解も、業界の動きや化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)を評価しながらも現状ではハロゲン系と非ハロゲン系を使っていると書いてありました。

本社からお見えになっている方にこの比率はどのぐらいなのかを聞いたところわからないとのことでした。

この「カーテン屋の奮闘記・イッキに書いても日記」は、今後は消費者向け(ユーザー向け)と位置づけて書いていきたいと思っています。

実は、業界向けに別にブログを書いていまして、こちらの「イッキ・日記」に書けない内容のものを

勝手にしたらカーテン屋・粋に書いても没記」 と

いうブログに書いています。

消費者の方が読んでも、業界話が多くてつまらないと思います。

絶対にここをクリックしないでください。

後悔しますよ。

ここをクリックすると「勝手にしたらカーテン屋・粋に書いても没記」に飛びますがおもしろくないと思います。業界向けの話ですから。

サンゲツの新作発表会の話もほんの少しだけ書いてます。

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10月14日(水)13時よりカーテン夢工房大阪店で、消費者向けのインテリアセミナーを開催します。詳しくは 
こちら(←クリック)をご覧ください。


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TTP戦略 サンゲツの提案

近畿地方はやっと梅雨明けしました。

昨日現場で打ち合わせをしていたら、お施主(女性)さんと工務店の女性の方が、縫製サンプルを見ながら盛んに「これ、かわいいなぁ」「こっちの方がかわいいわ」という会話をされるんです。
以前にもブログに書きましたが、女性が「かわいい」というのは「これはいい」という意味だとわかりました。決して男性が思う「可愛らしい」ということではなかったのです。

今日は、TTP(徹底的にパクる)戦略の第4弾で、サンゲツからの提案です。

これはかわいいでしょうか。

私どもの店内にディスプレイする提案をお願いして、そっくりそのままパクらせていただく旨は伝えました。それをみてお客さまは「なんてサンゲツは素敵なんでしょう」と思ってサンゲツカーテンを買っていただき、売上につながるようなものをお願いしました。

ブログにも載せるので、カーテンをこれから購入したいと思っているユーザーの方もたくさん読んでいただいているので、企業イメージを損なわないものをお願いしました。

でてきたサンゲツの提案はこれです。(画像をクリックすれば拡大します。)

サンゲツ

サンゲツの提案コンセプトは

夏の窓を涼しく彩るコーディネートを

シンプルなシェアカーテンは夏の窓によく似合い、涼しさを演出します。そこへ42色のシャンタンドレープをコーディネートすることで、高級感も一層増すものとなります。
季節に応じてドレープの色を変えて頂く事で、季節を問わずご使用頂けます。


使用している生地はドレープCK102 レースCK8551です。
CK88

上の画像はブログの読者にわかりやすいように私どもで用意しました。CK102は右から4列目の一番上の生地です。

サンゲツカタログ

レースCK8551はこちらの商品です。
こちらの方で見本帳からコピーして載せています。

皆さま、いかがでしょうか?

私はがっかりです。聞けば、ショールームの女性に提案してもらったとか?

私はサンゲツに5年間在籍していたことがあり、今でもサンゲツは大好きで
日比社長尊敬しています。

でも、このレベルの提案はないでしょう。
いかにカーテンに力が入っていないかがよくわかります。

7年前にカーテンの売上が210億あったのが、今は80億台まで落ちました。
それに対して、なんの手も打たないし、誰ひとり責任もとらないのです。

私が在籍していたころは、数字に対してはひじょうにシビアで、毎日の売り上げでも、少しでも悪いと日々のチェックがはいるのです。今は日々のカーテンの売上チェックはないのでしょうか。

サンゲツのカーテンの見本帳は実につまらないのです。20年間ずっと同じパターンで何一つかわらないし、商品も他社の売れているのを寄せ集めたという感じで、独創的なものはありません。

ここらで企画を変えないと、ずっと同じで空気が澱んでいます。
今こそ、空気を入れ替えないと、この先はないです。

昔、サンゲツ、今、サンケツ(酸欠)です。

  げぇ~    どっかへいっちゃった~

このサンゲツの提案にがっかりした人は、はい、クリック 

明日は五洋インテックスです。

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