サンゲツ

サンゲツの木製ブラインド

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11月11日
 今日はいろんな日ですが、最近はテレビコマーシャルをしている、ポッキー&プリッツの日が有名でしょうか。1111
まったく意識していませんでしたが、11月11日11時11分にツイートしている人がいて、今日は11月11日なんだと思った次第です。

さて、本題です。

今日は、サンゲツの木製ブラインドを間仕切りに取り付けました。

サンゲツって木製ブラインドなんか売っていたっけと思われる方が多いと思いますが、なかなかいい商品があるのです。

1つは無垢のバスウッドを使っているもの、もう1つは桐のブラインドです。

バスウッドの商品は、ナニックのGシリーズと同じものです。だからいいのです。
昇降操作がひじょうに軽いし、塗装が美しいのです。

もう1つは桐のウッドブラインドで、これは林口工業の商品です。
桐は断熱性がよくて軽くのです。
林口工業は、以前ロンシ―ル工業に経木すだれを供給していたメーカーで木の防炎加工の技術を持っています。

カタログには載せていませんが、サンゲツの桐ウッドは防炎加工ができます。これは、含浸加工でやっているため表面の風合いが損ないません。林口工業の技術力です。

それに対して、トーソーが先月出した木製ブラインドも桐で防炎品ですが、トーソーだけに防炎液の塗装です。
今、カタログを見たら木の表面に粉がふいていまして出荷停止状態のようです。
タチカワの木製ブラインドは本物の木ではなく、樹脂で木製風防炎ブラインドです。
そんなの、ほっといてや
       ふぉっといてあ
         ふぉるてぃあ
           ふぉれてぃあ
             ファレティア 防炎   バンザイ!!


余談ですが、最近トーソーはタチカワを意識し過ぎです。
タチカワが防炎の木製ブラインドを出したら、トーソーもだし、タチカワが樹脂製なので、トーソーは「天然木」を使用したことをアピールしているのです。

でも、一流企業のトーソーが、長期間実験もせず、こんな商品を出していてはダメです。
業績のいい今こそ、タチカワを向いていないで、本来のトーソーの姿であるエンドユーザーに目を向けてほしいものです。

今日の現場は、本来押し入れにするところを、何もしないで木製ブラインドで間仕切りをしました。

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間仕切りなので、後ろからもみえます。
ヘッドレールは後ろからは見えないようにバランスを裏側にもとりつけています。

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 上の写真の左は、裏側のブラケット部分がみえているところで、右側がバランスをつけたところです。

(写真はすべてクリックすると拡大します。)

サンゲツ(ナニック)のブラインドのバランスはうまくできていまして、アジャスターで上下にスライドさせることができまして、高さ調整ができます。

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バーチカル(タテ型)ブラインドのたたみ代(たまり)

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吉野家の牛鍋丼を食べました。

牛丼業界のデフレ戦争と我が業界の値下げ競争とリンクさせながら「牛丼を食べた話」はよくブログに書いています。 牛丼はあまり食べませんが、食べた時はいつもブログに書いているのでよく食べているように思われるかもしれません。

牛鍋丼280円。けっこうおいしいです。会社近くの吉野家に行ったら、店外に長蛇の列でした。
他社が先行して牛丼250円や280円にしている中、吉野家は380円でがんばっていますが、売上が大幅ダウンで赤字になっています。

その中で、メイン商品の牛丼を値下げすることは、儲けをさらに少なくすることになり経営悪化につながるのです。そこでサブ商品をつくり、そちらを目玉にしながらメイン商品で利益を確保するやり方は賢明で理にかなっているのです。

我々も同じで、メイン商品であるオーダーカーテンを値下げすることは利益の悪化につながるのです。

そのため、ある店ではサブ商品であるメカもの(ブラインドやロールスクリーン)を思い切り値下げして、安いお店というイメージをつくってうまくやっているところもあります。

他業界に学びながらいろいろと売り方を考えていかなければなりません。

さて、本題です。

昨日の続きです。

バーチカルブラインドで開けた時のルーバーのたまりをたたみしろと言いまして、これは各社違います。

東京ブラインド(サンゲツ)のメカが一番小さくなります。
小さいほど、開けた時の開口部が広くなるので、これはたたみ代が小さいほど優れているということが出来ると思います。

冒頭の写真は当店に展示しました東京ブラインド(サンゲツ)のメカで幅55センチのもので、たたみ代は7センチぐらいです。

下の写真は当店に展示しているニチベイのバーチで幅は同じ55センチです。

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たたみ代は11センチぐらいです。

下の写真は、当店に展示しているトーソーのバーチで幅は同じ55センチです。

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これも11センチぐらいです。

メーカーの資料によると、100ミリ幅ルーバーで、片開き、操作側に納める場合のたたみ代の比較です。

製品幅4Mの時は、東京ブラインド(サンゲツ)で349ミリ
            タチカワで           440ミリ
            ニチベイで           430ミリ  です。

東京ブラインド(サンゲツ)とタチカワとの比較では幅4Mで91ミリ差がでます。

この秘密は後日

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バーチカル(タテ型)ブラインドの均等ピッチ

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9月28日に事務所・店舗の移転をします。

引越しの為に荷物の整理を始めたのですが、でるでるでるいっぱいゴミが・・・

私はなんでもかんでも捨てるのがもったいないと感じる方で「とりあえず置いとこう」としたものがいっぱいあるんです。
何年もさわっていない商品やものがいっぱいありまして、これを機会に捨てなければならないのは、いいチャンスだったのだと思います。

こうして、ひじょうに厳しい時期に移転しなければならないのも、なにか違ったこと、新しいことをしなければダメだよという天の声だと思っているんです。

こんなこともないと店をリフォームして新装することもなかったです。

今回の移転においても、すべて最後の土壇場でうまくいき、自分自身運がついていると感じています。

さて、本題です。

私は6年間このブログで、プレーンシェードのリングの均等ピッチとバーチカルブラインドの均等ピッチを訴えてきました。

プレーンシェードはやっとメーカーも認識し始めて、ニチベイでは20センチ前後という制約がありますが、オプションで均等ピッチができるようになりました。

当店は数年前から均等ピッチ

バーチカルブラインドに関しましては、タチカワ、ニチベイ、トーソーの国内主要メーカーは均等ピッチはやっておらず、最後の2~3枚で重なりが違うようになります。

均等ピッチができるのは、クリエーションバウマン、東京ブラインド、そして東京ブラインドのメカを使っているサンゲツだけなのです。

サンゲツのバーチのメカはひじょうにいいのですが、サンゲツは自社商品の良さを照れてあまりPRをしないのです。

そこで、私が東京ブラインドに協力をいただいて、メカを分解をしてその違いを2回にわたって説明させていただきます。

冒頭の写真の上が、東京ブラインド、サンゲツのメカで、ふつうに注文をすると、ルーバーが均等になるように割り付けられます。

下の写真のメカは、メカ自体は東京ブラインドのものですが、均等に割り付けないやり方でつくってみました。今の国内主要メーカーであるタチカワ、ニチベイ、トーソーはこのやり方です。

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上の写真の左が東京ブラインド、サンゲツのやり方で、右がタチカワ、ニチベイ、トーソーのやり方です。

このメカは実験用につくったもので、わかりやすいようにルーバーの色を変えています。

ルーバーの右側の重なりが違うのがわかりますか。
 
どうしてこうなるのか?

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 上の右の写真をご覧ください。
上がピッチアジャスター仕様で、まん中の白いものが調整クリップです。
東京ブラインド、サンゲツ仕様です。
下がピッチアジャスターなしのタチカワ、ニチベイ、トーソー仕様です。

下の写真の左がピッチアジャスター仕様で、右がない仕様です。

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その秘密は

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真ん中の白い部分がリンク長調整クリップで、これが1個2.5ミリあり2個入れると5ミリ、3個なら7.5ミリ短くすることができるようになっています。

これを計算して何個ずつか入れることによってほぼ均一になるようにすることができるのです。

国内主要メーカーであるタチカワ、ニチベイ、トーソーは、これをじゃまくさがってやらないのです。
どこか1社やれば他社もやると思いますので、私はブログで書き続けます。

サンゲツ、東京ブラインドのバーチがよく売れれば、この3社はすぐやるんだけどなぁ~

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サンゲツのバーチカルブラインドは無地36色展開でリーズナブルです。

続く

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サンゲツのバーチカルブラインド(タテ型)を取り付けました

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今日は、高校の卒業後34年の同窓会が奈良でありまして参加してきました。

2年前に卒業後32年で初めての同窓会を私が代表幹事となり、開催しまして今回が2回目で今後2年ごとにすることが決まっています。

やはり、同窓会は感動を与えてくれます。前回は初めてだったのでけっこうたいへんでしたが、今回は2年間の準備期間があり、準備万端で高校時の写真を集めてスライドショーをオープニングでして盛り上がりました。

同窓会のホームページや掲示板があり、私が掲示板の管理人もしているためブログと同じようにダジャレをいっぱい書いているのです。

そのことが34年ぶりに会った女性からは「高校時代とイメージがぜんぜん違うね」と言われました。

そうです。高校時代は真面目だったのです。

いつからオシャレ(ダジャレ)好きになったんだろう。

さて、本題です。

サンゲツのバーチカルブラインドを取り付けました。

2010年5月27日のブログでサンゲツのバーチカルブラインドはいいですと書いたのを読んで、バーチはサンゲツでお願いしたいとお客様からご指定いただきました。

サンゲツのバーチカルブラインドがタチカワ、ニチベイ、トーソーより優れている点はまずは、開けたときのたまりが少ないことです。

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これは5月27日のブログにも書いていますが、たとえば100ミリ巾ルーバーで巾4mの場合、片開きのたまり(納まり)がサンゲツが34.9センチに対してタチカワは44センチになりサンゲツが約9センチ小さくなります。

もうひとつの特長は、他社と比較して圧倒的に差別化できるものとしてルーバー(羽根)の均等ピッチです。

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これは、エンドユーザーからしてみれば当たり前のことのように思われると思いますが、タチカワ、ニチベイ、トーソーはこれが出来ないのです。

これも、5月27日のブログをお読みください。 ←クリック

特に写真のようなルーバーの色を変えるスタイルの場合は、国内メーカー3社の場合は、最後の2~3枚で調整していますので重なりが違ってせっかく色違いにしても均等にならずきれいにいかないのです。

お客様は私のブログで、この2点を知って、サンゲツのバーチカルになりました。

写真のようにルーバーの色を数枚変えるのをサンゲツではアクティブデザインといいます。
国内メーカー3社とニチベイのメカを使っている川島織物セルコンも同じようなスタイルに力をいれておりますが、それぞれが好き勝手なネーミングをしているため、エンドユーザーに浸透していません。

私はブログで何度も主張していますが各メーカーが呼称の統一を計らないとエンドユーザーに浸透しないのです。各社が好き勝手に名前をつけると業界にとってもマイナスになるのです。

各社とも、価格のアップ率だけは統一されていて、同じ柄の色違いを1枚変えるだけで通常価格より10%アップします。

この現場は、1部屋に3箇所取り付けることになっていて、写真のように4~5枚色違いをいれてアクセントにしています。

バーチカルブラインドは現場でルーバーを職人が吊る商品です。
このため、1台だけアクティブデザインで、緑のルーバーを3台分の13枚発注して、他の2台分は通常発注で現場で組み替えれば、2台分は10%安くなりお得です。

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iPad用のカーテンデータベース

このブログの読者でiPadを知らない人はいないと思いますが、インテリア業界でうまく活用をしている人は少ないと思います。

同業者で同じ釜の飯を食った先輩であるインテリアクレールの篠田さんがすばらしいものをつくってくれました。

iPadを利用する無料のカーテンデータベースです。
まずはこちらをご覧ください。

動画でもご覧いただけます。

画像真ん中の三角をクリックすると動画になります。

このサンゲツ版のデータベースが無料でもらえます。

お申し込みは こちら です。

日本インテリアファブリックス協会(NIF)がつくったデータベースはほとんど利用されることがなく、6月末をもって終息することになりました。
「今後はデータベースに替わるものとして、時代の要求に合った新たな情報提供システムへの移行を行っていきます。」と案内が来ていました。

NIFがまとまってすぐに新しいシステムを提供できるとは考えられない。

そうした中で、一業者の立場でこうしたものをつくれてみんなで共有できるのはすばらしいことです。

ついでにいうならば、サンゲツOBとして愛すべきサンゲツカーテンの体たらくを憂い、サンゲツカーテンの販売促進のためにデータベースを無料でいち早く提供されているのがすごいです。

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エバープリーツ加工って?

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サンゲツが新しいカーテンの見本帳「Wish vol2」(ウィッシュ)を発売しました。

この見本帳の特徴としましては、価格をゾーン別にわけて、そこのゾーンの商品ならば、どれを選んでも同じ価格になっていまして選びやすくなっています。

縫製の標準仕様が1.5倍使いの2つ山でエバープリーツ加工付きです
また、巾200センチまでならば両開きで、巾継ぎがなしで仕立てあげることができる画期的な仕様の生地巾150センチのものばかりです。

あまりカーテンの知識がなくても売りやすいようになっていてサンゲツにとって希望の見本帳です。

さすがにサンゲツです。

ここで新しい名称として「エバープリーツ加工」というのがでてきました。

この「エバープリーツ加工」というのはどのような加工なのかは見本帳を見ても載っていないし、サンゲツのホームページをみても説明がないのです。

サンゲツのニュースリリースによれば、「 ヒダがきれいな形状安定加工」となっているのです。

この「形状安定加工」というのも一般名詞ですが、今まではインテリア業界ではあまり使っていない言葉です。

カーテン業界では、このような加工に対して各社固有名詞があるのですが、一般的には、真空釜できちっとやるのを「形状記憶加工」といい、あとから簡易的にやるのを「形態安定加工」というようになってきています。

形状記憶加工と形態安定加工の違いについては今までのブログをお読みください。

 形状記憶加工と形態安定加工?
 形状記憶加工と形態安定加工?
 形状記憶加工と形態安定加工?
 形状記憶加工と形態安定加工?
 形状記憶加工と形態安定加工?
 形状記憶加工と形態安定加工?

当店でも、呼称を業界で統一しなければエンドユーザーに浸透しないという考えのもとで、ブログで情報発信するときにかなり気を遣ってきました。

当店では、世の中の流れに合わせて、途中で呼称を変更してまで、エンドユーザーにわかりやすいように努めてきました。

 それなのにどうしてまたエンドユーザーを混乱させるような名前をつけるのでしょうか?

見本帳を持って来てくれた時に、私が居なかったので説明を受けていないのですが1枚のプリントがおいてありました。

エバープリーツ加工

(クリックすると拡大しますので読めると思います。)

この説明によれば、今、業界でいう「真空釜を使ってやる形状記憶加工のようです。

こうした説明を見本帳に載せてくれないと「エバープリーツ加工」といってもエンドユーザーはなんのことかさっぱりわからないのです。

さらに詳しい説明はこちらをお読みください。

http://ameblo.jp/curtainkyaku/entry-10565968332.html

こちらは業界関係者及びサンゲツの関係者に読んでいただきたい内容になっています。

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今日の現場 サンゲツのロールスクリーンを取り付けました

昨日、iPadが日本で発売になり、買い求める人が行列をつくっているのがニュースになっていました。

5月10日のブログに、「今買うのは販売がソフトバンクだけに損(孫)や」と書いたのですが使いこなし方がよくわかっていなかったのです。

昨日、同業者のブログを読んでいたら、早速iPadを手に入れて、お店で施工写真をお客様にみせるために使いますと書いてありました。

それを読んで「してやられた」と思いました。

iPadには、こういう使い方があったのですね。お店でお客様と打ち合わせをするときに、いろんなデータをiPadに入れておけば、いちいち展示スペースまで動かなくても、確認事項をテーブルのところでパネルタッチでお客さんに見せながら打ち合わせができるのです。

選んでいただいた生地の施工写真や動画も打ち合わせテーブルのところでできますし、ソフトを使ってコーディネートのイメージもそこでお見せすることができるのです。

今日、早速ビッグカメラに予約に行ったら入荷はいつになるかわからないと言われました。

ちょっと世の中のスピードから取り残されましたが、アナログ人間の多いインテリア業界では、まだマシな方だといわれているのです。

同業の皆さま、iPadの店での活用の仕方の情報交換をしませんか。今が旬ですよ。

今日の現場です。

5月10日に発売になりましたサンゲツの「ウインドウコレクション メカニック Vol6」に掲載されているロールスクリーンを取付しました。

一昨日書きました、「サンゲツのバーチカルブラインド」はサンゲツの営業からの説明よりわかりやすいと同業者に好評でした。

ロールスクリーンに関しても説明させていただきます。

今回のサンゲツのロールスクリーンはミッキーマウスの柄のロールがあるとかありますが、なんといっても国内メーカーのデフレ対抗商品であるマカロン(タチカワ)・ポポラ(ニチベイ)・コルト(トーソー)と同等商品を36色のカラー展開していることです。

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メカはトーソーのものです。前回まではニチベイのメカもありましたが今回はトーソーのみです。

メカ形式はT型TS型があります。T型というのは、今のトーソーのメカと全く同じで、サンゲツも前回のVol5から使っています。

TS型というのはトーソーのメカですが、Vol4で使っていたメカで、トーソーでいうならば2003年以前のメカになっています。

このメカの違いは何か?

サンゲツの大阪店に電話して聞いたら「上がるスピードが違うのです」と言うのです。

この程度の商品知識では売れないのです。

詳しく言うと、T型が今のトーソーのメカで、タチカワ・ニチベイも同じで、巻き上がる時に、最後の2巻きほどがブレーキがかかりゆっくり上がるダブルブレーキ機構になっています。

それに対して、TS型もコントローラーがついていて、全体に同じ速度でゆっくり上がります。

大きくはこの違いです。

しかし、これはプルコード式の場合です。

チェーン式の場合は、手で引っ張ってあげますのでまったく同じです。

サンゲツは、この36色無地シリーズにはT型とTS型のどちらのメカも使えるようにして、TS型はコストパフォーマンスで安くしており、マカロン、ポポラ、コルトと同じ価格にしています。

但し、TS型は他社のリーズナブル商品と同様に製作巾は200センチまでとしています。

T型は価格は少し高くなっていますが、製作巾は270センチまで可能としており、この価格帯では今一番安くなっています。

ここで、今回納品した現場で問題になったのはT型は他社と同様にチェーン式で巾:高さの比率が1:8まで出来るようになっているのですが、TS型は1:3までしかできないことなのです。

トーソーに発注する商品ならば、比率が少し大きくなるぐらいならば、こちらが責任を持つからノンクレーム扱いで出荷してというとOKになるのですが、サンゲツは商品の仕組みがわかっていないので規格外はできないというのです。

今日取り付けた現場は「安い商品」を望んでおられたのでTS型でお話をすすめました。当店はロールはほとんどチェーン式を使っていますので、商品的にはまったく問題はありません。

窓枠が巾60センチで高さが194センチで左側が壁になっていて外付けします。

発注時には1:3のことはわかっていたのですが、いつものことでなんとかなると思って巾640ミリ×高さ2000ミリで注文をしたのです。

そしたらこのサイズは規格外で製作できないというのです。
「ノンクレームOK」で製作してくださいと頼んでもできないというのです。

そのため、巾を650ミリ高さを1950ミリに変更して作ってもらうことになりました。

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サンゲツロールスクリーンの無地の36色のTS型は製作巾200センチまでしかできないことと、巾:丈の比率が1:3の範囲でチェーン式ならば、他社に比べて価格・性能はまったく問題はありません。

生地の色は、5月27日のブログに書いていますが、好みがあるので微妙ですが品質は悪くないです。

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