幅4m超の形状記憶加工

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最近、オーダーカーテンも少しずつ進歩していまして形状記憶加工、形態安定加工が大流行りで一般化してきています。

形状記憶加工、形態安定加工というのは、各メーカーによって呼び名が違いまして、エンドユーザーにはひじょうにわかりにくくなっています。

いずれも、プリーツをきれいに出す加工で、一般的に通じるものとして、

形状記憶加工は、真空釜を使ってきれいなウエーブをだして、形が崩れにくいものをいいます。

形態安定加工とは、簡易的なもので、縫製後吊った状態でアイロン掛けするようなものです。若干、ウエーブが乱れていたり、崩れやすかったり、鋭角にとがっていたりしますが、なにもしないよりはるかにきれいになります。

これらの加工はポリエステル100%の商品しかできなくて、ポリエステルの熱可塑性を利用して、一定の温度を与えることによって形状を記憶させます。

 この加工はなんでもかんでもすればいいというものでもないのですが、やはり張りの強い生地や遮光の生地は、このような加工をした方が納まりはきれいにいきます。

また、幅の大きい窓にも、このような加工をした方がバラついた感じがしなくてきれいに納まります。

各社それぞれ使っている機械が違いまして、それぞれに製作可能サイズというのがあります。

当店の場合は、形状記憶加工で、幅継ぎをしないでドレープの場合で幅4m20センチぐらいまでできます。

 今回の現場は片開き4100ミリで2枚作っています。

生地は川島織物セルコンのPL7508Gで300幅のヨコ使いの生地です。幅継ぎを入れないで片開き幅4m10㎝形状記憶加工をしています。

ドレープも同様です。

 

生地は五洋インテックスのIH080-01です。

 

いずれも当店の自社縫製です。

 メーカー縫製では

川島織物セルコンはファインウェーブといいまして、片開き幅300センチ丈260センチまでしか製作できません。

五洋インテックスはハードウェーブ加工といいまして、片開き幅4幅(約300センチ)丈270センチとなっています。

スミノエはプリーツSといいまして、片開き幅225センチ丈280センチまで、225センチ以上は加工後に幅継ぎをして対応可能になっています。ヨコ使いのレースは225センチ以上は幅継ぎなしではできません。

東リはプリーツ加工といいまして、片開き幅300センチ丈280センチまでです。

アスワンはりウエーブ加工といいまして、片開き幅300センチ丈300センチまでです。

サンゲツはパーマネントプリーツ加工Aタイプ(SA仕様)といいまして、幅80センチ以上丈は280センチとなっています。

幅80センチ以上というのは、細かく分けて加工後に幅継ぎをしたらいくらでもできるのですが、やはりきれいにいかないのと、横使いのレースを切って幅継ぎをしたら美しくないのです。

サンゲツには、まさかヨコ使いのレースの形状記憶加工を受注するというのは頭になかったのだと思います。

大きな窓は形状記憶加工をした方がきれいに納まります。おおきな窓のカーテンは当店に

 

 

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