遮光カーテン

インテリア商品で節電を考える⑬ メーカーの提案

やっとインテリア業界も「今年は遮熱商品」だということに気付き始めてメーカーも販売店も「遮熱、遮熱」と言い始めました。

遮熱商品に関しましては10年以上前からあるのですが、今年急に脚光をあびだしたものですから、販売店側もエンドユーザーもよくわかっていないところがあります。

そこで、ツイッターで知り合った同業者8名と掲示板を立ち上げてネットを通じて勉強会をしています。こちらは非公開ですが、同業者間で白熱した討論をしており、掲示板に遮熱カーテンをかけても熱いぐらいで、すごく刺激になり勉強になっています。

メーカーもサンゲツが「インテリアでできる省エネ対策」というページを立ち上げました。これは一昨日、多くの人がツイッターでつぶやいておられ、「住生活グループが川島織物セルコンを完全子会社化」に続いて話題になっていました。

さすが、サンゲツ。 http://www.sangetsu.co.jp/energy_conservation/index.html

やっぱりインテリア業界のトップ企業だけあってやることが早い。

みなさん、期待してみたと思います。

私もわくわくしながら「窓まわり品」の方をみました。

がっかり。

サンゲツが遮熱効果のある商品として一例をあげているのが、コントラクトカーテンの見本帳に掲載されているリマ(CK3196/CK3197)なのです。

この商品はインテリア性がなく、機能重視で遮音・完全遮光暗幕なのです。

完全遮光の生地で、光が生地からは漏れないのです。

 

サンゲツの省エネ対策でおすすめ商品は完全遮光のリマなんです。

これじゃ、暑いからといって、昼間カーテンを閉めたら電気をつけなければ暗くなるのです。

省エネのためにカーテンを閉めて照明をつけたら節電にならないのです。

 

インテリアじゃなくてインチキや

 

インテリアメーカーのトップ企業として、もっとインテリア性のある遮熱レースなどを提案するのが使命ではないでしょうか?

 

 

 

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遮光カーテンで壁とカーテンのすき間をマジックテープでとめる。

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五洋インテックスの総合見本帳「サザンクロス VOL.9」の新作発表会が大阪でありましたので行ってきました。

商品はけっこういいのがあるのですが、見本帳としてみると、なんか詰まり過ぎて楽しくないのです。ワクワクウキウキしないのです。

今回、見本帳を通じての新たな取り組みとして、指定商品の売り上げの一部を、日本乳がんピンクリボン運動やユニセフに寄付するようになっています。
我々が指定された商品を購入することによって、五洋インテックスを通じて自然に寄付行為につながるという仕組みです。

企業が、環境問題、エコロジーやこうした問題に取り組むのはすばらしいことです。

五洋インテックスに限らずインテリアのメーカーすべてに言えることですが、見本帳を作ることに全力をつくすのですが、そのあとのセールスプロモーションがほとんどなされないのです。

他業界ならば、販促のための企画がいっぱいあるように思えますが、インテリアの業界は売るための広告・宣伝にほとんどお金をかけませんし、個々の店に対してもなにか仕掛けてくるようなこともありません。

スミノエだって、せっかくいい見本帳をだしても、7月頭に1冊持ってきただけでその後なんのアプローチもありません。いつの間にか隅のほう

サンゲツなんかも見本帳は「Wish」でも営業はウィシュでなく、見本帳を不在の時に置いて帰っただけで説明も一切聞いてません。

東リも通りです。

メーカーは「ただ売ってくれ売ってくれ」というだけです。そのためにこういうサポートをするからというのは一切ありません。

こちらがメーカーに聞きたいです。「どうしたら売れるのか」

おっしゃる通りにしますから、こうしてくれという提案をしてください。

と思っていたら、あるメーカーがお見えになり、「これだけ協力するから新店舗ではこれだけの展示スペースを確保してほしい」とおっしゃいました。

まさにこれぞメーカー。

久しぶりに真の営業員にあったような気がします。こちらも売らねばならないという気になります。

さて、本題です。

お施主さんが、明るいと寝られないということで、マンションの既存のレールをいかしながら遮光する工夫をしました。

両サイドはリターン仕様にして、さらに壁にマジックテープ(これはクラレの面ファスナーの登録商標ですが、面ファスナーというよりマジックテープと言う方が通じると思って使っています。)のオスを貼ってタッカー(ステープラーのでかいやつ)で打ってカーテンの耳にマジックテープのメスを縫いつけています。(冒頭の写真)

CIMG6167CIMG6169

真ん中の重ね合わせもマジックテープで止めるようにしています。
レールの上には段ボールみたいなのを置くようにしてます。

生地は裏フロッキー加工の完全遮光の1級品です。

裾はギリギリサイズです。

でも、やっぱり光はもれます。

CIMG6180

追記

明日(8月5日)の読売新聞の朝刊(九州版を除く全国版)のくらし面に「住まいの特集」があり、そこに遮熱についての記事が載ります。
私がその取材に協力していますので、小さく名前だけ載るかもしれませんので読んでください。

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カーテンマイスターは忙しいのです。(4)

このブログは1つのパターンを決めていまして、最初にどういう人間がどういう考え方をしているかわかるように、日常で気づいたことを書く「小ネタ」を書き、「さて、本題です。」からカーテンと窓周りの話を書くようにしています。

カーテン屋のホームページからリンクしていますので、カーテンと窓周りの話は毎日書くようにしていますが、それだけならカーテンや窓周りに興味のない人はまったくつまらないブログになりますので「個」をだすために小ネタを書いています。

カーテンと窓周りの話は、毎日仕事をしていますので仕事の話を書けばいいだけなのでネタはたくさんあります。

「小ネタ」がないときが困るのです。

そんな時は・・・・・・

さて、本題です。

完全遮光の1級のカーテンのピンホールからの光漏れを指摘され、修正してきました。

裏がフロッキー加工の商品は断熱性があり完全遮光でいいのですが、1級の商品は生地から光が漏れないのですが、昼間閉めると窓とカーテンとのすき間からの光漏れが目立ちます。

ピンホールと言いまして、ミシンで縫う針穴からも光の漏れが目立ちます。
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今回納品しました商品はフロッキー加工のもので、裏打ちが甘く耳のところまで完全にされていなかったのですが、ミシン針の穴も目立ちますので修正テープを幅継ぎのところに貼りました。

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この商品はカーテンの資材として販売されているもので、主に裏がポリウレタン樹脂加工された遮光1級の商品のキズの修正に使うものです。

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このテープをピンホールに貼ると穴からの光漏れはなくなります。

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カーテンの遮光1級と2級の暗さの違い(動画)

家族の忘年会と息子の誕生日祝いを兼ねて京橋にある「中央市場 ゑんどう寿司」に行きました。ここは創業100年の老舗でつかみ寿司で有名なところです。

単品での注文も可能ですがおすすめ品が5貫ずつ順番にでてくる「上まぜ」というのがあって、それを注文しました。

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(写真はクリックすると拡大)

味はかなりうまいです。日本酒もうまいし、赤だしもうまいです。
価格はリーズナブルではないけどそんなに高くはありません。このネタならば価格は満足かな。

ただ、店員がGパンでテキパキしていないところが残念でした。

さて、本題です。

カーテンには、暗くなる度合いによって遮光1級2級3級があります。

詳しくは5月14日のブログ「遮光の基準」をお読みください。

https://blog.curtainkyaku.com/51934377.html

遮光1級はかなり暗いですが、2級はけっこう明るいです。

今朝、カーテンクリーニングの納品に行ったら、東向きの窓が2部屋あって、1つは1級遮光で、もう1つは2級遮光の商品を取り付けていますので、動画で撮ってきました。

エンドユーザーは多分、カーテン購入前にこうしたものを知りたがっておられるのじゃないかなと思いました。

次に行く現場があったので、急いで一人で撮りましたのでうまく撮影ができてません。

今度、機会があれば準備して撮ってきます。

どうでもいいが動画です。

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上の写真は静止画で左の方が遮光1級の生地です。右の写真は2級の生地です。2級はかなり光がはいってきます。

動画は最初の部屋のカーテンが1級です。あとの部屋のカーテンが2級です。

三角をクリックすると動画がスタートします。

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遮光1級のバーチカルブラインドはほんとうに暗くなるか(動画)

(11月18日記)

遮光1級のバーチカル(タテ型)ブラインドをとりつけました。バーチカルブラインドはどうしてもピタッと閉まらないので遮光1級でどのぐらい暗くなるのかを動画を使って実験をしてみました。

衝撃的な映像です。

まずは、どうでもいいが動画をご覧ください。

最近は5年後の動画検索の時代に備えて今のうちに、カーテンの動画をたくさんアップしています。しかし、あまりみていただいている人が少なくて再生回数をみれば各動画とも100人ぐらいなんです。まん中の三角を押すと動画がスタートします。

ぜひ、ご覧ください。

ご覧いただいて感じとっていただいたとおりです。
これならば、寝室でも使えそうです。

今まで、「バーチはルーバー(羽根)とルーバー(羽根)の間に少し隙間ができますから、真っ暗にはなりませんよ」と言っていましたがちょっと考え方を変えなければなりません。

これは、ニチベイの商品で各社同じようになるのかはまだ調べていないのでわかりません。

同じ現場で、バーチカルブラインドの裾にチェーンをつけたものとそうでないものをとりつけましたのでその違いも参考にしてください。

チェーンのあるタイプ
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チェーンのないタイプ(ニチベイではミニマル仕様といいます。)
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これに関しては後日、そのメリットデメリットについて書きます。

タテ型ブラインドに関して、何度も書いています国内メーカーの最後の重なり具合の違う写真です。こんなのでいいのでしょうか。ここを読んでください。

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遮光のロールスクリーン

最近、携帯から私のブログを読んで頂いている人が増えてきてちょっとびっくりしています。
ここのところ、毎日200人以上のアクセスがあります。携帯で読まれることを意識して書いていないので、画像が大きいため余白がいっぱいあると思います。
携帯読者の方でお気づきのことがあればおっしゃってください。

ここのところ、9月末引き渡しのお客さんが急に増えて忙しくなってきました。
10月1日施行の住宅瑕疵担保履行法の影響で9月中での引き渡し物件が多くなっているからだと思います。9月後半は瞬間的に工事の方はかなり忙しくなりますが、その山を超えるとまた厳しくなります。

今、この波に乗れなかったら今年は終わりです。

さて、本題です。

そんなわけで、今日は簡単ブログです。   どんなわけや~ ちょい忙しい~

遮光のロールスクリーンの施工写真です。

賃貸マンションの吹抜けにすでにロールスクリーンが付いていたのですが、これ1枚だと室内が暑すぎるとのことで、遮熱、遮光する相談を受けました。

賃貸で、出るときは現状回復しなければならないとのことで、カーテンボックスの外側に遮光2級のロールスクリーンをとりつけました。

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遮光性のあるロールスクリーンは、生地には遮光性はあっても両端からの光の漏れは必ずあります。
遮光度が高くなるほど、その光漏れが気になります。

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今付いているカーテンにあとから付けられる遮熱対策カーテン

昨日のブログで、今付いているレースにあとから取り付けられる遮熱カーテンについて書きました。今日は今付いてるドレープ(厚手)カーテンに取り付けられる遮熱対策カーテンについてです。

6月17日のブログ「同じもので比較して初めてわかる形状記憶カーテン」のところで書いたお客さまで、他店で購入された寝室のカーテンに遮熱対策をしました。まずはここを先にお読みください。

東向きの窓がある寝室で、家具屋で川島織物セルコンのフィーロ「ノッテ」FF2234を購入されて取り付けておられました。この商品は遮光1級ですが、朝方は明るいとのことで、さらに暗くしてほしいと言われました。

そのため、フジエの遮光1級裏地をフラットにして、あとから取り付ける方法で取付け、家具屋がつくったカーテンの丈を3センチのばして床ギリギリにしました。ついでにカーテン屋として、ヒダがきれいに出ていないことが見るに忍びなかったので、サービスで簡易型形態安定加工をしました。

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他社縫製のカーテンに遮光のフラット裏地「うらだ」を取り付ける。(写真はクリックで大きくなります。)
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上の左側の写真は、右半分はフラット裏地「うらだ」を取り付けています。左半分は何もつけていません。遮光1級の生地ですが、遮光率100%ではないので少し明るいのです。

遮熱対策には、遮光生地を使うのは一番手っとり早い方法です。そのかわり、部屋が暗くなります。

今付いているカーテンが遮光のものでない場合は、後から簡単に遮光のフラット裏地をとりつけることによって遮光にすることができます。これを当店では「うらだ」と呼んでいます。レース用が「シャネットうらだ」で、ドレープ(厚手)用が「うらだ」です。

この遮熱対策カーテンも、ひじょうによく売れています。

CIMG2269普通の1級遮光カーテンを色重視でフラット裏地「うらだ」にすることもあります。

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