縫製

オーダーカーテンの縫製へのこだわり⑤

オーダーカーテンでメーカー縫製ならば安心と思われるかもしれませんが、メーカーによっても縫製がうまいところ、下手なところがあります。自社縫製でも、メーカーよりもこだわっていてきれいなところもたくさんあります。


以前、このブログでメーカー縫製で箱に入って納品されたカーテンをとりつけた後のゴミの量の多さで、縫製へのこだわりがよくわかるという話を書いたところ、消費者の方からまったくそのとおりだったというコメントをいただいたことがあります。


ゴミの量ではフィスバが一番で、その次が川島織物セルコンだと思います。地球環境を考えれば自分のところだけはというエゴでも困りますが、経費をかけないエコでもこまります。


それぞれのメーカー縫製は各社とも自分のところの縫製がきれいと思っているはずです。しかし、きれいに対する考え方はそれぞれ違いがあります。


耳の部分の処理のやり方です。


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上の写真は当店のレギュラー縫製(但し、形状記憶加工の場合は違います)の耳の部分の写真です。耳は2センチの折り返しで耳の部分をあとから縫う耳勝ち縫製です。


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この写真は一流メーカー縫製です。2.5㎝の耳の折り返しですが、上部の芯地の方があとに縫製されてます。耳の方が先に縫製されていますので、横から芯j地の白い部分が見えてます。


どちらがいいのかはわかりませんが、縫製のやり方にも違いがあります。


オーダーカーテンの縫製へのこだわり①
オーダーカーテンの縫製へのこだわり②
オーダーカーテンの縫製へのこだわり③
オーダーカーテンの縫製へのこだわり④
オーダーカーテンの縫製へのこだわり⑤
オーダーカーテンの縫製へのこだわり⑥
オーダーカーテンの縫製へのこだわり⑦


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オーダーカーテンの縫製へのこだわり④

今日はあまり知れ渡っていない隠れた部分のこだわりについて説明します。



この機械は耳の部分をヒートカットするものです。


ボイル系のものはカットした部分の始末を熱でカットしてほつれないようにしておかなければならないのです。


耳の部分をダブルで折り返して熱処理をしていないと、時間がたつと糸はほつれてヒゲがはえてくるのです。


耳からヒゲかよ。 となりのおじいちゃんみたい。


鼻の下のヒゲはカッコいいけど、耳のひげはねぇ


   ひげぇ~


CIMG0942


写真ではわかりにくいですが、この左の写真は耳の部分で、当店では生地の端をヒートカットして、2センチのダブルに折り返して縫います。


 


 


 


 


 


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この上の写真は、メーカーの純正縫製で縫いつけてあるタッグには保証番号も書いてあります。


折り返しの耳の部分で中に入っている生地からヒゲがでているのがわかるでしょうか


消費者側からみれば、こんなところの処理はきちっとやって当たり前だと思われるかもしれませんが、この機械はけっこうしますので、どちらかというとこういうところまで気を遣って処理しているところは少ないと思います。


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オーダーカーテンの縫製へのこだわり③

オーダーカーテンの縫製へのこだわりの3回目です。


今日はレースの裾の処理でウエイトロックについてです。当店の横使いのレースの標準仕様は本縫い巻きロックです。



この写真の上が本縫い巻きロックで当店の標準仕様で、下がウエイトロックです。


本縫い巻きロックは専用のアタッチメントをとりつけたミシンでやれば簡単です。


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この方法でやると洗濯してもウエイトが落ちることはありませんし、共生地でウエイトを巻いていますので同じ色になります。写真はクリックすると拡大します。拡大した写真をご覧ください。


一般的なウエイトロックは下のやり方です。


CIMG0881CIMG0882


 


 


 


 


 


 


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このやり方でやると、数回洗濯をするとウエイト部分が外れてくる可能性もありますし、共生地と同じ色の糸がない場合は少し色が違います。


当店の場合、形状記憶加工のときは裾は江戸打ちひもを巻きロックしています。ウーリー糸と熱の関係もあり、また形状記憶できれいなウエーブがでますのであえてウエイトが必要ないという考えからです。


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オーダーカーテンの縫製へのこだわり②

オーダーカーテンの縫製に関しては、各社各人のこだわり方が違うと思います。だからこれが正しいというようなやり方はありません。金額にこだわり、とにかく安くなる縫製を目指しているところもあります。そういったところとの違いを感じ取っていただければうれしいのです。


今日は裾の折り返しの部分の説明です。


当店の縫製の裾の折り返し部分は掬い(すくい)縫いを標準仕様にしています。但しリーズナブル仕様は除きます。しかも二本針の自走式すくい縫いミシンを使っています。



CIMG0852


すくい縫いとは表に糸がでないように縫うやり方でズボンの裾の折り返し部分などはすくい縫いされています。単なるすくい縫いならば、1ヶ所ほどけると全部ほどけますが、当店は2本糸(針)のすくい縫いですのでほどけることもないし、糸が表面にでることもありません。


この2本針のすくい縫いを標準仕様にしているのはメーカーでは日本フィスバとリリカラぐらいではないでしょうか。このブログをお読みください。


CIMG0850CIMG0851


 


 


 


 


 


 


上の写真の左は裏側からみた写真で、右は表側です。写真にカーソルをあててクリックすると拡大します。


CIMG0853左の写真は裾の折り返しを本縫いしたものです。


これの方が一般的です。


これは遮光の生地で、本縫いすると黒糸がよく目立ちます。


 


 


 


 


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オーダーカーテンの縫製へのこだわり①

当店のオーダーカーテンの縫製へのこだわりを今後7回にわけて説明していきたいと思います。


各メーカーや専門店、縫製加工所は自分のところの縫製が一番だと思っているはずなので、他社の縫製を批判するつもりはありません。比較することによって当店のこだわりをアピールしていきたいと思っています。


まずは上部の仕様についてです。


私の考えとしては、縫製においてできるだけ糸目がみえない方がきれいと思っています。そのため、当店の標準仕様としては芯地の部分は上からミシンでたたかないようにしています。但し、リーズナブル仕様に関しては別です。


CIMG0870左の写真は芯地の部分を正面からみたところで芯地の上も下もミシン目がありません。


これが当店のレギュラー縫製における標準仕様です。


 


 


 


 


CIMG0941左の写真は芯地の上部だけ上からミシンでたたいています。わかりにくければ写真をクリックすれば拡大します。


これは当店のリーズナブルカーテンの仕様です。


 


 


 


CIMG0939左の写真は芯地の下の部分をミシンでたたいています。


一般的にこの仕様が一番多いと思います。


 


 


 


 


当店のやり方は裏側だけを芯地に縫い付けてくるっとひっくり返します。


CIMG0862裏側で芯地と生地を縫い合わせています。


 


 


 


 


 


CIMG0860くるっとひっくり返してヒダをとります。


 


 


 


 


 


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縫込みアジャスターフックが標準仕様です。差込みアジャスターフックよりもヒダ山がきれいになります。当店は見た目の美しさにこだわっています。


 


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プレーンシェードのリングピッチ

昨日のブログで書きました福井の現場は、電動のプレーンシェード9台を4窓に取り付けました。


当店で縫製をやりたかったのですが、メーカーのトーソーから電動の商品は微妙な調整が必要だからメカのみの供給はできない、縫製込でないとダメと言われました。(その割には現場で調整しなければならないことが多かったけどね。)


そのため、細かい指示をだしました。
①耳たて(上リターン)を50ミリでしてほしい。通常は30ミリらしいのですが、これはなんとかできるといわれたのですが、オプションということで1台につきプラス7000円かかりました。(これだけでよ)


②リングピッチは30センチ前後の均等ピッチにしてほしい。これは取り付け高さが2m50㎝以上の掃き出し窓なので、トーソーの通常の20㎝のリングピッチだったら細くてウエーブがきれいにでない可能性があるからです。
均等にリングを割りつけるピッチにはできないが、以前つかっていた15㎝ピッチのリングテープがあるので一つ飛ばしにして30㎝のリングピッチにすることができるとのことでした。


CIMG0834CIMG0839


 


 


 


 


 


 


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上の4枚の写真は4窓それぞれのシェードを一番上にあげきった時の様子です。写真が小さくてわかりにくければ、写真にカーソルを当ててクリックすれば拡大します。


それぞれ一番上のウエーブの高さが違うのです。これは30㎝ピッチのリング付きテープを下から縫い付けているのですが、シェードの仕上がり高さが違うためこのように違ってきます。


当店ではリングを均等に割りつけており、一番上だけが大きなウエーブになったり小さくなったりはしません。


詳しくは12月25日のブログ「プレーンシェードのこだわり」をご覧ください。


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お客様からのお問い合わせ「レースの巾継ぎの問題」

一昨日のブログのコメント欄にお客さんから次のような問い合わせのコメントがありました。


Posted by えみ    2008年12月15日 07:15


いつも楽しく読ませていただいています。

前のブログで、巾継ぎの事が書いてありましたが、ドレープについては巾継ぎがあるのは仕方がないと思いますが、レースの巾継ぎはやはりかなり目立つのでしょうか?

ショールームなどでも巾継ぎが入ったのを見たことがないので、どれ位目立つのか検討が付きません。

今までたくさんのレースカーテンを見られていると思うので教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。

 

 

この「えみさん」からのように、きちんとした文章で真面目に問い合わせをいただいたらこちらも真剣におこたえさせていただきます。ところが、直接メールで問い合わせをいただく中で横柄な文章が少なくないのです。「人にものを尋ねるときには聞き方というものがあるやろう」と言いたくなる時があるんです。また、本名や住所連絡先を名乗らないで、ハンドルネームだけというのもあります。「ぽち」とか「ニャンコ」とか。
私は犬や猫に真剣にこたえたくないのです。

 

今までたくさんのレースカーテンを見てきた私としましては、「レースの巾継ぎは目立つか」と聞かれたら「目立つと思います」と答えます。確かに目立ちますけれども、縦使いのレースは巾継ぎをしなければ作れないので、こんなもんやと思っています。詳しくは2005年9月21日のブログをお読みください。

 

確かにショールームではマイナスになる展示はあまりしないので、吊りサンプルも巾継ぎをしなくていいサイズの1巾で展示しているケースが多いと思います。

 

私どもでも、やはり納品後に「せっかくオーダーしたのに巾継ぎがはいるのはおかしい」というクレームを以前に経験したことがありますので、巾継ぎした吊りサンプルを店内に用意してご来店されたお客様に説明をしています。

 


 

上の写真で右側が巾継ぎのあるレースで左側が巾継ぎのないレースです。下は拡大写真

 

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目立ちますか?気になりますか?

 

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上の写真は裏から見たところです。

このサンプルはわざと目立つ位置で巾継ぎをしていますが、どこでついだとしてもレースの場合は継いでいると分かると思います。

これが嫌ならば、縦使いではなく横使いのレースをお選びください。

巾継ぎなしで作ることができます。

 

 


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