縫製

オーダーカーテンで消費者が疑問に思っていること(2)

12月2日のブログに書きました2chの掲示板『オーダーカーテンお薦めショップはどこ?』の中で、オーダーしたのに巾継ぎしてあったという疑問についてです。


9月21日のブログにも書きましたが、ほとんどのオーダーカーテンで巾継ぎが入ります。もう一度9月21日のブログをお読みください。


レースの場合は200巾、300巾の生地がありまして、それをヨコ使いして巾継ぎなしですることが多いです。レースの場合は巾を継いでいると室内側からその部分がよくみえますので、当店ではヨコ使いのレースをお薦めしてしています。


ヨコ使いドレープドレープ(厚手カーテン)でも280巾のヨコ使いの商品もあります。国産品では少ないですがスペイン産ではたくさんあります。当店ではスペイン産のヨコ使いドレープを集めてコーナーを作って20点程展示しています。


メーターあたり6300円ぐらいの商品が多いのですが、280巾なのでヘーベーあたりの単価は2250円でそんなに高くはありません。生地をヨコに使いますので丈の短い腰窓でも使う生地を同じで価格も同じです。高い窓にはお買い得です。
巾200×丈240㎝で32760円です。


大阪店のみの展示ですがぜひ、ご覧になってください。


 


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プレーンシェードの縫製・メカによる違い

プレーンシェードの縫製やメカについて、我々インテリア業者でもあまり比較検討するような機会はありませんし、メーカーにおいても、メカを供給しているメーカーと生地を提供しているメーカーが別々なので他社との違いをあまりPRしません。
まして、消費者の方がメカを指定するようなことはめったにありません。


カーテンやシェードの縫製やメカにちょっとこだわりをもっている私が、当店で使用しているメカ・縫製とカワシマの縫製でトーソーのメカを使っているものとの比較をしてみました。
トーソーはシェードのメカでは圧倒的シェアがあり、ほとんどの生地メーカーはトーソーのメカを使用しています。カワシマはスタイルものに対する研究はインテリア業界ピカ一ですばらしい提案力があります。


トーソーメカ3トーソーメカ2トーソーメカ


 


 


 


 


 


 


 


上の写真はトーソーのメカを使ってカワシマが縫製したプレーンシェードでブランド力でいくと日本の最高級のレベルです。


下の写真は当店の加工所が縫製したプレーンシェードです。


当店メカ3当店メカ2当店メカ


 


 


 


 


 


 


写真は実験用に当店の店内で撮りまして、商品サイズは同条件でW165×H119センチで仮想の窓枠上15センチに取り付けています。丈はちょっと寸足らずになっていますが、展示用に窓に合わせてつくったものではありません。


真ん中の写真で比較してみてください。


上の写真のカワシマの縫製は20センチピッチのリング付きテープを下から縫っていっているため、一番上だけがピッチが異なり、跳ね上がっています。


下の写真の当店の縫製は均等ピッチにできるeフックを使用しているため、たまり代が均等になっています。この場合、18,5センチのリング間均等ピッチになっています。(2004年10月7日2005年1月26日2005年6月19日のブログを参考にしてください。)


また、右の写真のメカですが、上の写真のカワシマの縫製はトーソーのメカを使用しているため、レール上から、コード掃き出し口まで5,5センチあり、真ん中の写真のようにたまり代が大きくなります。下の写真の当店のメカはレール上からコード掃き出し口まで3センチしかなく、またリングも薄いものを使用しているためたまり代が小さくなります。トーソーのメカに対して4センチ差がでています。
メカは両社とも、1点出しでブレーキ機構がついています。


皆様はどのように判断されますか。


私は当店のほうがヨコと思っています。



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インテリア業界では常識でも消費者にとって疑問なこと(4)

9月21日のブログでカーテンの巾継ぎのことを書きましたが、たまに巾継ぎの位置を指定されるお客様がいます。


カーテンの場合はどうしても巾継ぎする必要性があり、その中で巾継ぎ位置を目だたさせないようにするのがきれいな縫製といわれるひとつになります。
6月29日のブログ「フィスバの縫製」で書きましたが、この点にこだわって必ずヒダ山のふもとに巾継ぎをもってくるのが日本フィスバの縫製です。


カワシマの巾継ぎ写真はカワシマのメーカー縫製で、フィスバを除くほとんどのメーカー縫製では標準仕様で巾継ぎ位置にこだわっているところはないと思います。以前、アスワンやリリカラにメーカー縫製を1回だけお願いしたところ、100センチ巾の生地を2巾継いで9コヒダ山をとっているときに、真ん中のヒダ山の3つ山のど真ん中に巾継ぎがきていたのにびっくりしたことがあります。確かに何もしなければ真ん中にくるのが当たり前なんですが、きれいにするために少し片方だけ巾を落としたり、ヒダ山の高さで調整することによってど真ん中にくるのは避けられるのです。


以前、ご注文いただいたお客様で、両開きのカーテンで右側のカーテンはヒダ山の右のふもとに、左側のカーテンはヒダ山の左のふもとに必ず巾継ぎをもってくるように言われたことがあります。その商品は無地で片開きで1箇所の巾継ぎだったのでなんとかニーズに応えることができました。


当店ではほとんど自社縫製で、ゆめパック商品を除いてはできるだけ巾継ぎ位置が目立たないようにしておりますが、横のリピートのある商品や何箇所も巾をつがなければならない大きい窓の場合は思うようにいかないときがあります。
下の写真は当店の縫製で、100センチ巾の生地を2巾継いで、9コヒダ山をとって真ん中の山の右ふもとに巾継ぎをもってきています。



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インテリア業界では常識でも消費者にとって疑問なこと(3)

明日は彼岸の中日
昨日は阪神タイガースは優勝悲願の中日に勝ってマジック6

当店にご来店いただきまして、形態安定加工の2倍使いリターン仕様のご注文をいただき、その晩、疑問なこととしてメールいただいた内容です。それに対して私の回答は『続きを読む』をクリックしてください。

本日、御社夙川店で、カーテンを二組購入させていただきました、**と申します。
出来上がりを楽しみにしております。
一点だけ、家に帰ってからもどうもよく分からない点がありますので、ご質問させていただきます。
 
LDK用のカーテン2点、レール固定フック間隔①182cmと②165cmの同柄を購入しました。共に両開きです。
①のカーテンについて、
二倍使い、反物の巾が1巾=98.6cmでドレープのリターン仕様をお願いしたので、巾が約202cm必要とのことで、5巾必要とのことでした。何とか4巾で出来ないかとお聞きしたところ、山と山の間隔が広くなる、山の数が通常より少なくなる、三ッ山の高さが低くなる等少し見栄えが悪くなるが出来なくはない、とのことでした。5巾なら通常通り出来るとのことでした。4巾か5巾か悩んだ末、5巾でお願いしたのですが、その場合、どのような継ぎ方になるのかが気になります。例えば、両開きの片側が、A(98.6+98.6+20)cmとかになると、不恰好な気がするのです。B(49.3+98.6+70)cmのようになるのでしょうか? しかしながら、「50cm位は残るからクッションでも作れますよ」とのことだったので、そのつもりでしたが、Bなら細い切れ端が2つ残るので、クッションが作れない気がします。
又、例えばAとすると、②のカーテンの切れ端を①に使ったら丁度良いような気がします。
私は理系の人間なので、単純に足し引きで考えてしまいます。多分、製造工程等の関係で、上記のような理屈にはならないのだと思うのですが、例えば、①について、2倍使いが無理でも1.9倍使いで4巾のほうが、継ぎ目が少なく綺麗なのではないかと思ってしまいます。しかしながら、多分私の考えの至らない点があるのだと思いますので、ご教授宜しくお願いします。
 
大磯様に担当していただき、丁寧な対応、大変感謝しております。
 
夙川店が、水曜日は定休日ですので、少しでも早い方が良いかと思い、ご連絡させていただきました。
もう、製作にかかられておられるかも知れません。その場合は、クッションの事は考えず、ベストなカーテンを宜しくお願いいたします。
 

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インテリア業界では常識でも消費者にとって疑問なこと(2)

2年に1人ぐらいの割りで、「オーダーでカーテンをつくったのに生地を継いでいるのはおかしいじゃないか」と言われる方がおられます。


洋服も巾を継いでいるようにカーテンも一般的に巾継ぎをします。カーテン生地は100センチ巾、137センチ巾、150センチ巾のものが多く、大きいサイズのものをつくろうとすると巾を継がないとできないのです。


ヨコ使いの生地や小さい窓の場合はできます。
また、既製カーテンで1間(180cm)の窓で2枚セットになっている場合は巾継ぎされていません。これは既製カーテンの場合、150cm巾の生地をつかいまして、100cmのカーテンを1枚つくります。(1.5倍使い) これが2枚で1間用の窓のカーテンをつくります。


オーダーのカーテンはだいたい2倍の生地を使ってたっぷりドレープをとりますので、100cmのカーテンをつくるのに巾200cm必要となってきます。200cm巾のカーテン生地は少ないので、ほとんどの場合、巾を継がなければなりません。


オーダーのカーテンで巾継しているのはおかしいとおっしゃるお客様は、今まで既製カーテンしかご存じなかったのかもしれません。


 



 



 


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インテリア業界では常識でも消費者にとって疑問なこと(1)

できるだけ、消費者のためになるブログを目指しているため、私共にとりましてはごく普通のことで、説明していないのですが、消費者にとっては疑問に感じておられた話を2~3件書いてみたいと思います。


先日、吊りこみに行った時にお客様がおっしゃっていたことです。私共は2年前ぐらいに娘さん夫妻の新築マンションのカーテンをさせていただき、今回はご両親のマンションのリビングのドレープ(厚手カーテン)の吊り替えの注文を娘さんのご紹介でさせていただきました。


娘さん夫婦のマンションはすべてカーテンボックスは天付けタイプのAフックでした。(9月1日のブログ「大きいことはいいことか」を参考にしてください。)
この場合、カーテンを開けて束ねた時は、ヒダとヒダの間の生地は奥側(ガラス側)にいき、きれいに納まります。
下の写真


Aフック1


Aフック2


 


 


 


 


 


 


 


それに対して、ご両親のマンションはリビング以外は普通の機能レールが正面についていて、この場合、一般的には閉じるとレールが隠れるように正面付け用フックのBフックを使う縫製をします。カーテンのフックをレールに引っ掛ける位置からさらに4センチぐらい生地が上にでています。そうするとカーテンを開けて束ねた時は、必ずヒダとヒダの間に生地は前のほうにでます。


Bフック1


Bフック2


 


 


 


 


 


 


 


娘さんはこれが気にくわないとおっしゃるのです。このカーテンはマンション販売時にオプション販売会でカワシマのカーテンを買われているのです。娘さんは、これは縫製が悪いのではないかとおっしゃいまして、カワシマのショールームに訊ねたことがあるとのことでした。そしたら、それが普通だと言われたのですが、未だ納得されていない様子で、私が伺うといの一番にこの話をされ、みてほしいと言われました。


娘さんのマンションは私共でさせていただき、「縫製がきれいかったので小嶋さんに今回はたのんだ」というありがたい御言葉をいただいたのですが、今ついているカーテンの縫製も業界的にいうならばまったく問題はなく、よく説明してご納得いただきました。
でも、お客様にとっては長い間、心のわだかまりがありました。


消費者の皆様へ


機能レールが正面についている場合はレールが隠れるように縫製するのが一般的で、そうすると開けるとヒダとヒダの間の生地は前にでます。


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大きいことはいいことか

最近はインターネットのホームページをご覧になってこられるお客様がたいへん増えてます。
本日実測に行ったお客様も、ホームページをご覧頂いて来店された方で、私の顔をみるなり、「写真の社長さんですね。」とおっしゃっていただけます。うれしい限りです。もうひとつうれしいこととして、松下電工の照明のショールームに行った時に、女性のアドバイザーから、「カーテンは夢工房さんがいいです。」といわれたとのことです。


私共は松下電工とはなんのかかわりもないのですが、よく聞くとアドバイザーの方もお客様から聞いた話とのことでしたが、口コミで伝わりまったく利害関係のない照明のショールームでよい評判になっていることはほんとにうれしいことです。


やっぱり、照明は松下電工ですね。


昨日、実測にいきましたマンションのお客様は新築マンションのポスティングでご来店いただきました。


リビングの窓はカーテンボックスになっており、実測するとレール巾は266センチでした。お客様は当店のポスティングチラシをよく読んでいただいており、お客様はゆめパックカーテンの1.5倍使いのペンタック縫製をご注文いただいていまして、この場合は巾300センチまでは同じ価格の12000円(税込み)のため、カーテンの巾を300センチで作ってほしいといわれました。


当店では、通常レールサイズに対して5%ぐらい大きく作っていまして、ワイドが大きくなれば、4%ぐらいにしていますが、この場合は私のさじ加減で278センチでつくることになります。それに対してお客様の要望は300センチです。


この場合、サイズがかわっても使う生地の分量は同じで金額はかわりません。
ヒダ山の高さと、ヒダ間隔が違ってくるだけです。
見た目の美しさという問題はあります。


A


B


 


 


 


 


 


 


カーテンボックスや装飾レールなどに取り付ける天付け用のフックをAフック(写真左)といいますが、このケースの場合は問題ありませんが、普通のレールに正面付けするようなフックをBフック(写真右)といいますが、この場合はだぶついた感じがしますので大きくつくることはあまりおすすめしません。


Aフック、Bフックは下図のようにアルファベットの小文字で書くとaは天付け用のフックに似ており、bは正面付け用のフックに似ているからそのようにいいます。


この表現は、グローバルテンの小嶋が言っていることで、当店ではグローバルスタンダードと言っておりますが、インテリア業界では認知されてません。



 


 



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