インテリア業界では常識でも消費者にとって疑問なこと(1)

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できるだけ、消費者のためになるブログを目指しているため、私共にとりましてはごく普通のことで、説明していないのですが、消費者にとっては疑問に感じておられた話を2~3件書いてみたいと思います。


先日、吊りこみに行った時にお客様がおっしゃっていたことです。私共は2年前ぐらいに娘さん夫妻の新築マンションのカーテンをさせていただき、今回はご両親のマンションのリビングのドレープ(厚手カーテン)の吊り替えの注文を娘さんのご紹介でさせていただきました。


娘さん夫婦のマンションはすべてカーテンボックスは天付けタイプのAフックでした。(9月1日のブログ「大きいことはいいことか」を参考にしてください。)
この場合、カーテンを開けて束ねた時は、ヒダとヒダの間の生地は奥側(ガラス側)にいき、きれいに納まります。
下の写真


Aフック1


Aフック2


 


 


 


 


 


 


 


それに対して、ご両親のマンションはリビング以外は普通の機能レールが正面についていて、この場合、一般的には閉じるとレールが隠れるように正面付け用フックのBフックを使う縫製をします。カーテンのフックをレールに引っ掛ける位置からさらに4センチぐらい生地が上にでています。そうするとカーテンを開けて束ねた時は、必ずヒダとヒダの間に生地は前のほうにでます。


Bフック1


Bフック2


 


 


 


 


 


 


 


娘さんはこれが気にくわないとおっしゃるのです。このカーテンはマンション販売時にオプション販売会でカワシマのカーテンを買われているのです。娘さんは、これは縫製が悪いのではないかとおっしゃいまして、カワシマのショールームに訊ねたことがあるとのことでした。そしたら、それが普通だと言われたのですが、未だ納得されていない様子で、私が伺うといの一番にこの話をされ、みてほしいと言われました。


娘さんのマンションは私共でさせていただき、「縫製がきれいかったので小嶋さんに今回はたのんだ」というありがたい御言葉をいただいたのですが、今ついているカーテンの縫製も業界的にいうならばまったく問題はなく、よく説明してご納得いただきました。
でも、お客様にとっては長い間、心のわだかまりがありました。


消費者の皆様へ


機能レールが正面についている場合はレールが隠れるように縫製するのが一般的で、そうすると開けるとヒダとヒダの間の生地は前にでます。


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