日本フィスバ

9.4mの窓に1.3倍のフラットカーテン

 10年以上前ぐらいからですが、それ以前はほとんどなかったフラットカーテンがよく

出るようになりました。

文字通りフラットなのですが、カーテン業界ではヒダ山をつままないカーテンのことを

言っています。

そのため、レールの長さとほぼ同じ幅のカーテンは1.05倍フラットになり、

1,2倍フラット、1,3倍フラット、1,5倍フラットカーテンというようなものがあります。

どのぐらいの倍率にするのがいいのかという問題に関しまして、好みもありますし、

生地のデザイン・柄にも寄ります。

柄による倍率に関しましてある程度アドバイスはさせていただいていますが、

1,2倍がいいのか1.3倍がいいのかと言われれば、それはお客様の好みに

お任せしています。

決まったものに関しては、専門店である当店としてはもっともきれいに納まるように

工夫はさせていただいています。

今回納品した現場は、幅9,4mあるボウウインドウでフィックスになっていて

開けることのできない窓でした。

デザイン的なことも考えて、1.3倍のフラットで片開きでつくることになりました。

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 横使いの生地で、幅を12.5mに仕上げたのですが、幅9,4mの窓にこれを吊っても

きれいなウエーブが出ないのです。

そんなときは、ドイツ製のピッチホールドテープを使い、常にウエーブが出るように

します。

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生地はクリスチャン・フィッシュバッハ(フィスバ)のティアトロ10653-304

フィスバのメーカー縫製をしても、こんなことはやってくれないのです。

どこの店で注文をしても、メーカー縫製になれば同じだろうと思われるかもしれませんが、

専門店にはそれなりの経験と技があります。

このピッチホールドテープを使うことによって、ある程度均等のウエーブが

崩れることなく保つことができます。

この商品は3m巾の横使いでこんな柄です。

161017-182350_r

取り付ける窓の丈が2.1mで、この生地のどこかを切り落とさなければならないのです。

その結果、裾を20㎝切り落として、そこから丈出しをすることになりました。

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そうすると、生地の上部が55㎝ほど余ることになり、それが12.5mあります。

これを活用するために、その生地でボルスターやクッションを作りました。

その話は明日書きます。

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※インテリア関係者のオフ会(10月27日)のご案内はこちら

オフ会は10月15日時点で113名の申込みがありました。

今回は会場の都合で120名定員になっていまして、残り7名です。

事前申し込み入金制になっていますので、当日の飛び入り参加はできません。

融通がききませんので、参加希望の方は今すぐにお申し込むください。

定員になり次第締め切りになります。

10月18日記

お蔭さまで定員に達しました。

多くの方からお申し込みをいただきましてありがとうございます。

 

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プレーンシェードの巾でちょっとした工夫

軽めのブログです。

フィスバのの生地、CAROLE(キャロル)02587-717(290巾)を

タテ使いにしてプレーンシェードを枠内に取り付けました。

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和室にとっても似合う生地で素敵です。

 

ブログのタイトルを「フィスバの生地でプレーンシェードをつけました。」

にして、これだけでもブログとしては問題はないと思っていますが、何か

一工夫したことを伝えなければならないと考えるのです。

 

窓枠内付けというのは、インテリアアドバイザーの指示でしたが、

枠内の奥行があまりありません。

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写真を撮るタイミングが悪くて、ブラケットをつけた後の撮影なので

よくわからないと思います。

手間で測ると、内寸が2265㎜ありますが、その巾での奥行はあまりありません。

両端10㎜ずつサッシ枠がでています。

そのため、シェードのメカサイズは2240㎜でつくり、生地の縫製

サイズは2260㎜で作りました。

生地だけ、両サイド1㎝ずつ長めに作っています。

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右側も同様です。

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それで、両端はほとんど隙間なく取り付けられました。

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シャープシェードのバーピッチは何センチがいいのか?

最近、遠方から関西に引っ越してこられるのに、ネットで調べて

当店にカーテンの注文を頂くケースが増えてきてひじょうにうれしく

思っています。

ここ1週間では、群馬県から箕面市に、北海道から西宮市に引っ越しを

された方からご注文をいただきました。

新築現場近くには安い店やネット広告を盛んにしている店などがある中、

当店のホームページやブログを見ていただき、「ここならば安心できそうと

思った」という声を頂きました。

世の中がドンドン変わっていく中で、次の一手を見いだせずにいてるのですが、

ネットで見つけてご注文を頂けるのはありがたいことです。

エンドユーザー向けに、コツコツと情報発信をしていくしかないのかなと

思いながら、今日もブログを書いています。

 

さて、本題です。

 

ここのところ、忙しくて私もよく取り付けに行ってます。

そんなとき、どんなブログネタにしようかと思いながら施工後写真を

撮っています。

 

インテリア業界では、カーテン以外の窓周り商品で、ブラインド、

ロールスクリーン、シェード、バーチカルブラインド、プリーツスクリーン等を

メカものと呼んでいます。

今日取り付けたのは、リビングの掃出しの窓にツインシェード、

腰窓にプリーツスクリーンのツインタイプです。

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左側の腰窓はプリーツスクリーンはツインタイプで、上が不透明な

生地で、下がレース地になっています。

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掃出し窓はツインシェードで前がシャープシェード、後ろが

プレーンシェードのレースです。

前のドレープ(厚手カーテン)はサンゲツのEK693で、後ろのレースは

フィスバのAVIVO14276-603です。

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フィスバのレースのボトムバーのところは、レース地でバーが透けて

見えるため、表地と共布で隠しています。

 

ここでブログを終えると「役立たず」のブログになってしまうので、

シャープシェードのバーピッチは何センチがいいのかということに

ついて私の見解を書いておきます。

シャープシェード

先日、大阪でインテリア業界の著名な方のトレンドセミナーがありました。

私は出席できなかったのですが、スタッフの話によると施工例写真を

見せて、シャープシェードのバー間隔は40㎝ぐらいがカッコイイという話

だったそうです。

これも一つの見解で問題はないです。

この分野において、圧倒的シェアのあるトーソーは15㎝間隔を提案しています。

川島織物セルコンは17.5㎝間隔を提案しています。

当店は、いろいろと経験してきた結果、理論的根拠はないのですが、

最近は17〜18センチの均等ピッチが一番きれいではないかと

ています。

昇降コードは1つ飛ばしです。

プレーンシェードでいうならば、約35㎝ピッチのような間隔です。

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上の施工写真はそのようにしています。

 

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L型の持ち出し金具でレールとシェードを取り付けました。

ウィリアムモリスPIMPERNELのプレーンシェードとフィスバのレース

SONATINEの施工例です。

お客様はフリフリがお好きで、プレーンシェードもフリルスタイルにし、

レースも2,5倍にしてさらに裾60㎝をフリルにしています。

詳しくは打ち合わせをした女性スタッフの「カーテン夢工房スタッフブログ」を

お読みください。

シェードとレース

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スタイルに関しての説明はこちらを読んでいただくとして、このブログでは

施工上のポイントを説明します。

 

窓側にレース、部屋側にシェードという2重吊りで、レールとシェードを

取り付けなければなりません。

 窓上すぐが梁になっているのですが、梁には下地がなく、木枠に正面付け

しかできません。

そこで、金具を使って、レールのブラケットとシェードのブラケットを

天付けしてL金具を正面付けします。

現場では、その写真を撮り忘れたので、別のもので説明します。

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白いものがシェードのブラケットとこげ茶のものがレールのブラケットです。

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L金具の穴にビスを通して壁(窓の木枠)にうちます。

 

このL金具はトーソーの商品としてあるのですが、付属のネジが少し

長めで梁したすぐに取り付ける時はネジがはみでて邪魔になります。

説明用に写真を撮ったので、これでみてください。

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これが2〜3か月前に同業間でフェイスブックで話題になっていました。

みなさん、同じ悩みをもっていろいろと工夫されています。

ネジをカットする人、ホームセンターで短いものを買う人、

タチカワのなんかの部材で短いネジがあるらしく、それを集めてこれを

使う人などがおられました。

当店ではワッシャーをかましてネジを回します。

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意外と簡単な方法なんですが、フェイスブック友だちの同業者には

この方法をしている人はおられませんでした。

 

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しまった!! 閉まらない

先日、工務店から問い合わせがあり、「ホテルの改装で下請けの業者に

サンゲツの遮光のカーテンを取り付けてもらったんだけど、ヒダが

きれいに出てなくて広がっていて、オーナーから取り替えるように

言われている。後から形状記憶加工はできますか?」とのことでした。

たぶん、いろいろとネットで調べられて私のブログに行きついたんだと

思います。

私も「後からカーテンの形状記憶ができるのか」とネットで調べて

みました。

そうしたら千葉の同業者のホームページにたどり着きました。

そこのホームページを見てびっくり。

私が撮った写真が勝手に使われているのです。

こちらのページに使われている「形状記憶」と「形態安定加工」の

写真は私のブログから知らぬ間にパクられていました。

私のブログはこちら(2007年10月20日)です。

私のブログを読んでよく勉強されているのはわかりますが、同業者の

写真を勝手に盗むのはよくないです。

そこには間違った記述をされているのがありまして、川島織物セルコンの

形状記憶加工は縫製後にされています。

 

さて、本題です。

その形態安定加工をして「しまった」話です。

レースの1,3倍1つ山で、ウエーブをきれいに出すために軽めの

形態安定加工をしました。

そうしたところ、両開きの真ん中で逆Vに広がってしまいました。

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上はくっついているのですが、下は広がっています。

これはレースなどの薄い生地であまりボリュームを持たさないでヒダを

取ると、形態安定で無理やりのウエーブでセンターの方にひっぱられるのです。

わかっている現象で、いつも事前に耳にアイロンをかけて防止を

しているのですが、今回は予想外に広がってしまいました。

そこで、すぐにスチーマーを持って行き、現場で蒸気をあてると

すぐにきれいになりました。

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レースのみ2窓吊り替えさせていただきました。

生地はフィスバのサーペンタイン54093-20

 

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マリメッコ・ルミアルヤのサイドボーダーフラットカーテン

4月7日は世界保健デーです。

世界保健機関(WHO)が1949年に制定。国際デーの一つ。

1948年のこの日、世界保健機関が発足した。

WHOは、世界保健機関憲章によって設立された国連の機関である。すべての人々が可能な最高の健康水準に到達することを目的としている。

 

マリメッコのルミアルヤにフィスバのプロントをサイドボーダーにして

裏地付きのフラットカーテンをつくりました。

小窓はシェードです。

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ルミアルヤは生地巾は145㎝で、フラットカーテンにしても1巾では足りず、

2巾を巾継ぎをすると柄が活かされません。

その場合は、別の生地でサイドボーダーにしますが、組成を合わさないと

伸縮率が違った時間が経ってくると巾継ぎの部分がびびってきます。

そのため、綿100%のルミアルヤに合わせる形で綿100%のフィスバの

プロントを使っています。

 

簡単な施工写真アップのブログになりましたが、詳しくは「スタッフブログ」に

女性スタッフが後日書きます。

 

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「4月10日はインテリアを考える日」

 

 

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クリスチャン・フィッシュバッハのレースを取り付ける

「クリスチャン・フィッシュバッハ」とはカーテンの高級ブランド

FISBA(フィスバ)のブランド名で、ヨーロッパではこちらの

ブランドで統一されているのですが、日本では「FISBA(フィスバ)」と

呼ばれていることが多いのです。

ヨーロッパのファブリックのメーカーとして、最も早く日本に進出しまして、

百貨店での販売を中心にしていましたので、日本では高級ブランドとして

定着しています。

 

インテリア業界では「さすがサンゲツ」と「やっぱりフィスバ」は

一つの言葉として浸透しています。

日本フィスバのレース、マルチカラー10590-104(GN)を8mの

窓に取り付けました。

こちらは簡易型形態安定加工もしていませんが柔らかくてきれいな

ヒダがでて、手触り感もすごくいいのです。

昼間にレースの写真をきれいに撮るのはひじょうに難しいのですが

施工写真です。

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台形の大きな窓ですが、右の斜めの辺と左の辺の長さが違うため、

均等のに2分割すると中心の大きな辺のど真ん中に両開きの中心が

来ないのです。そのため、右片開きと左片開きの巾を変えて、大きい

窓の中心に分かれ目を持っていき、ヨコのリピート130㎝の柄が

流れるように作っています。

そこらあたりの話は、接客した女性スタッフが後日、スタッフブログに書きます。

2015.04.06  女性スタッフがスタッフブログにアップしました。

DSC04711

手前のドレープ(厚手カーテン)はインハウス(五洋インテックス)の

IH219-01です。

DSC04732

別の部屋では、フィスバのレース、マルチカラーのストライプを

ボーダー使いにして、ツインシェードのレースはシャープタイプに

しています。シャープバー袋を使わない当店オリジナル仕様です。

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「4月10日はインテリアを考える日」

 

 

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