日本フィスバ

ウイリアム・モリスのカーテンを取り付けました。

8月14日 カーテン夢工房は休みをいただいています。

このブログは、予約アップシステムを利用して事前に書きためたものを時間設定をして自動的にアップしています。

昨日のブログに書きましたモリス商会創設150周年にちなんで、ウイリアム・モリスのカーテンを取り付けました。

モリスのカーテンはマナトレーディングと川島織物セルコンが扱っており、マナはイギリス・サンダーソンの日本の代理店として直輸入しており、綿100%のプリントのものが多く、壁紙も扱っています。

川島織物セルコンはサンダーソン社から版権が買って、日本で織っています。メイドインジャパンですが、こちらもウイリアム・モリスの正規商品です。

モリス商会150周年のイベントをやっているのはマナですが、今回取付けたのは、川島織物セルコンの商品です。

1軒の家で3部屋ウイリアムモリスをつけています。

 リビング

 

 

FF2130 ジャスミン です。

レースはフィスバの14250-114 ニューマドリッド です。生地がしなやかできれいです。

 

レースは裾は本縫い巻きロックをして、形態安定加工をしています。

 

 ドレープは形状記憶加工をしています。当店の形状記憶加工は丸みのおびたウエーブになりますが、形態安定加工はウエーブが鋭角になります。

洋室1

 

FF2129  ジャスミンの色違いです。 レースもフィスバの色違いです。

洋室2

 

FF2133 ラークスパアⅠ です。

 

 

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フィスバのドライでも縮むカーテンのクリーニング納品

2011年7月4日のブログに書きましたフィスバのマディソンをクリーニングをして納品してきました。

この商品はフィスバの表示によればドライクリーニングでもタテに2.9%ヨコに2.6%縮み、水洗いではタテに15%ヨコに8.1%縮む綿57%、レーヨン43%の商品です。

当店で販売しているため、当店でドライクリーニングさせていただきました。

その結果、ほとんど縮むことがなく、きれいに納品することができました。

 

この秘密は、

ふつうはドライクリーニングといえども、石油と少しの水を界面活性剤で混ぜてから洗うのです。そうしないと汗や汚れが取れにくいのです。

当店のドライクリーニングは水を全く入れずに界面活性剤を少し多めにいれて洗って取れにくい汚れは後処理で部分落としをしています。

カーテン屋のクリーニングなのでサイズに最も気を遣っています。

また、この商品は綿とレーヨンの商品でプリーツたたみして納品すると、折れ線のタテのラインがくっきりとつくのです。

そのため、平たたみして現場でひだをとりました。

 

こうした方がやわらかいウエーブになるのです。

フィスバの場合、なんでもかんでもプリーツたたみをしてくるのですが、素材によってはかえってきれいでないのです。 参考

カーテンのクリーニングは、そのカーテンのことをわかっている購入店に依頼するのが一番です。

このフィスバの商品だって、メーカーではドライクリーングokとなっています。しかし、カタログにはドライで2,9%縮むということは書いていますが、カーテンについている洗濯絵表示ラベルにはそのようなことは書いていません。

商品も廃番になっています。

なにも知らずふつうにドライクリーニングして2.9%縮んだらどうするんだろう?

このサイズで177センチの丈で5cm縮みます。

販売した店ならば、販売したデータがありますので事前にチェックができます。

当店でも、他店で購入された高級カーテンはデータがないのでクリーニングはお断りしています。

カーテンクリーニングはドライにはいかず、結構気を遣うのです。

 

 

 

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カーテンクリーニング マディソンくんの橋渡し

昨日書いたブログの現場でドレープ(厚手)のカーテンクリーニングの依頼を請けました。

生地は日本フィスバのマディソン(17640円/M)で綿57%レーヨン43%の商品です。

この商品はフィスバではすでに廃番になっていますが、水洗いでタテ15%、ドライクリーニングでタテ2.9%縮みます。クリーニングの問い合わせがあることを想定してこのカットサンプルを保管していました。

フィスバに洗濯のやり方を聞いたら一番にかえってきた答えが「廃番」です。

メーカーは廃番でもお客様は現役で使っているのです。

フィスバはドライクリーニングOKとなっています。でも、ドライクリーニングして2.9%、この場合、177センチの丈なので5センチ縮んだら問題でしょう。しかも下がカウンターのところに吊っています。

 

この商品は縫製はフィスバですが、販売は当店なので販売責任がありますので、勝手にどこかで洗ってくださいというわけにはいかないのです。

当店では水を使わないドライクリーニングをやっていますので、お客様には縮んだ場合は丈直しをさせていただくことを了解してもらってドライで洗います。

また、困ったことにフィスバの縫製は、裾の折返しが完全にダブルで3重になっていなくて3センチぐらいしか中にはいっていないのです。

写真の折り返しの部分の濃い部分が3重です。日本のメーカーの縫製では、絶対にこんなことはなくて完全3重になっています。

フィスバの縫製に関してこちらをお読みください。この商品を納めた時に書いています。

https://blog.curtainkyaku.com/26716173.html

他にも

https://blog.curtainkyaku.com/52012497.html

https://blog.curtainkyaku.com/52162041.html

フィスバ関係者と思われる質問も

http://interior.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=12728535

 

この商品は納品時から1センチぐらい縮んでいました。フィスバのドライで洗ったら縮む商品である「マディソン」も、メーカーになりかわってなんとかしなければならないので専門店で、

これを「マディソンくんの橋渡し」マディソン郡の橋といいます。

結果はいかに?

 

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プリント生地の色あせ

別のサイトに設けています「カーテンと窓周り関係質問箱」に問い合わせが入っており、
私が2005年6月12日に書いたブログ「木製ブラインドのクレーム」に関連することで、最後にぴたっと閉まる羽根の向きまで説明しないのは販売する側のミスなのかということでした。

質問内容はこちらをお読みください。
        http://interior.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=13166668

お客様のおっしゃることはよくわかりますが、販売する側でそこまで気がついて説明出来るところは少ないと思います。

私は、別のところで感心したのは、6年前に書いたブログでも検索で引っかかってくることと、エンドユーザーがそこまで求めておられるのかということです。
ぜひ、メーカーはこうしたユーザーの生の声を商品開発にいかしてもらいたいもです。

ブログの重要性を改めて認識しました。また、ブログにはいいことばかり書くのではなくクレーム事例や失敗談もできるだけ書いていくべきだと思いました。

さて、本題です。

失敗ではないのですが、現実にこのようなことが起こっている話です。

12年前にフィスバのプリント生地FLORES グリーンでロールスクリーンを作りました。先日別件でお客様のところに行ったらグリーンの生地が白色になっていました。

元々はベースの色がグリーンでした。陽にあたっていない上の方はまだグリーンが残っています。

右側のロールは上の部分を降ろして比較しています。

 

 

プリントの生地は直射日光が当たるところでは、長期間使うとどうしても色が飛んでいきます。

これで12年ですが、わたしの経験から行くと使用状況や環境によりますが、4~5年目ぐらいから色が薄くなっていくのに気付くと思います。

こういうのはメーカーはクレームと認めませんし、「プリント生地だから当たり前でしょう」といった感じです。販売店には説明責任が求められます。

 

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クリエーションバウマンのSILVER&STEELコレクション

今、「遮熱」に関することを書けば、ブログのアクセス数が大きく伸びるのです。それだけ、「遮熱」の検索が多いということです。

昨日のブログでも書きましたが、遮熱レースで効果を高めようとすれば、遮蔽性を高めればいいのです。要は見えなくすれば、遮熱性はよくなります。

でも、それじゃレースと違う。

        インテリア性がない。

        外が見えないのはイヤだ。

        暗いのはイヤだ。   

という声もあります。

ハイレベルのファブリックを供給しているバウマン、フィスバ、マナも遮熱レースをだしていますが、これらのメーカーはインテリア性を重視しているため、透け感があって遮熱するレースを出しています。

上の写真はクリエーションバウマンのSILVER&STEELコレクションという遮熱レースの商品です。 

お値段もそれなりですが、ひじょうに美しいレースです。色がシルバーなので室内は少し暗く感じますが、外の景色はよく見えますし遮熱効果もあります。隣がリビングで同じ面に窓があり、リビングつけているデュエットシェードをあげていたら、リビングからこの部屋に入ったら温度が違うなというのは体感できました。

この商品は当店で取り付けたものではなく、お客さまが昨年の3月に他店でご購入されて、遮熱にいいと思ったんだけど昨年の夏はこれだけじゃ暑くて耐えられなかったということで相談をうけました。

お客様の話では5月は効果があるけど、真夏になるとこれだけでは暑いとのことです。

バウマンの遮熱レースはアルミやスチールをスパッタリング(蒸着)する加工方法で、最初は遮熱効果が高いのですが、金属に熱が持ち3時間ぐらい経つとその効果が薄れてきます。

マナのメタリクスも同じで、masa加工と見本帳に書いていますので同じです。

フィスバのリフレクションシリーズも同じだと思います。スパッタリングしている生地なので、この技術をもっているのは世界に1つしかないので同じやり方です。フィスバの生地はもっと透け感がありますので効果は落ちると思います。

各社データを出していますがほとんどが60分後までの照射実験データです。1時間ぐらいまでは金属のスパッタリングしているものは遮熱効果が高いのですが、3時間後で比較するとそうともいえないところがあります。

 

こうしたものを選ぶ時は、何を重視するかによって選ぶ生地が違ってきます。

機能を重視すると、見えないレースになり、インテリア性を重視すると遮熱効果が少し劣るのです。

機能面だけを重視するか、インテリア性を重視するか。

機能(昨日)も考えながら明日のインテリアも考えていかなければならないのです。

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大阪インテリアショールーム 日本フィスバ

今日、大阪でクリスチャン・フィッシュバッハ(フィスバ)の春・夏新作発表会がありました。

いつもながら、フィスバは展示会には力を入れており、スイス航空が成田直行便を取りやめている中、スイス本社から北京経由でアート・ディレクターのカミラ・フィッシュバッハさんがお見えになり商品説明をされました。

フィスバの展示会は、なぜかネクタイをしていかなければならない雰囲気があるのです。川島織物セルコンやサンゲツの展示会はジャンバーで行っても平気なんですが、それはなんなんでしょう?

「海外からプレゼンターが来られるから?」「日本フィスバの社長が東京からお見えになるから?」「会場が一流だから?」「来られる客さまが皆さん気取っているから?」「商品が一流だから?」

そうすると他社は違うのかとなるのですが、やはりフィスバには「それなりの雰囲気」があるのです。

さて、さて、

大阪のインテリアメーカーのショールームを順番に紹介していまして、12番目で日本フィスバです。             http://www.fisba.co.jp/

日本フィスバ株式会社は、2008年からスイス本社名称の「Christian Fischbacher(クリスチャン・フィッシュバッハ)」へブランド名称移行を行っていまして、日本ではまだまだ「フィスバ」というブランドが浸透しており、カーテンでは一流ブランドになっています。

商品は確かにいいです。金額に商品価値を見いだせばすばらしい商品です。

ショールームをごらんください。

カーテン選びをする時に一度は見て頂きたいショールームです。

 

 

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かくかくしかじか・・・・・・・ (書く書く鹿々)

 

昨年の7月に納品したお客様からのお吊替え依頼がありました。
 
まだ数ヶ月しか経っていませんが、納品当初は遮熱効果の高い無地のレースを納めていました。
 
10月に入りお客様から日差しが気にならなくなったということで冬用カーテンの見積もり依頼を頂きました。
 
お客様自身で選ばれた候補の生地は3点。
 
マナモリスブレアラビット①マナトレーディング
  ウィリアムモリス 
  ブレアラビット(うさぎの柄) 
  青色
  組成:麻、綿、ナイロン
 

カワシマモリスブラックソーン②川島セルコン 

  ウィリアムモリス 
  FF2125 ブラックソーン(花柄) 
  ブラウン
  組成:ポリエステル100%
 

フィスバシャモニ③フィスバ 

  シャモニー(カモシカの柄)201番
  組成:麻100%
 

どれもすてきな生地で捨てがたく、作る前からカーテンの出来上がりが楽しみになる生地です。

3点のお見積もりと、生地についてアドバイスさせて頂きました。
 
窓の大きさは1間の掃き出し窓(幅200cm×高さ1900cm)
リビングのようにずっといるお部屋の窓でありません。
 
吊ったときの印象を想像すると…
①マナのブレアラビットは植物柄の中にウサギがさりげなく存在しています。
繰り返しの柄で2色の配色、麻素材でインディコ色なので落ち着いたやさしい印象の生地です。
 
②川島セルコンのブラックソーンは全体的に色が濃く深い印象があり、
赤いお花がアクセントになります。濃い茶色の家具にとても合いそうな重厚感のある生地です。
 
③フィスバのシャモニーは遠くから見てもとてもインパクトがあり、ほかにはない商品です。
思わず『かわいい!』と言ってしまいたくなる生地です。
 
その後お客様からご連絡があり、
「(③の)フィスバの生地にしようと思いますが、お洗濯はどうなりますか?」と質問がありました。
 
ポリエステル100%の生地はご自宅で水洗いのお洗濯が可能ですが、
麻や綿の生地はドライクリーニングになりますので、ご自宅ではお洗濯ができなくなります(洗える綿や、麻・綿とポリエステルとの割合にもよります)。

フィスバの生地はご自宅での水洗いができませんので、当社のクリーニングについて説明と
クリーニングをした場合の見積もりをしました。当社では生地の特長に合わせて洗い方を選んだり、丈調整を行ったり、引き取り~納品まで受けていますので、フィスバの麻素材でも安心して選んでいただきました。
 
生地が決まったところで、カーテンのボリューム(2倍使い、1.5倍使い、フラットなど)と、柄をどのように出すかの打ち合わせです。
 
生地の柄や素材、窓の大きさ、レールの形状などによって、カーテンのボリュームをどうするか、柄をどのように出すか、ただサイズの指示だけで作るのがオーダーカーテンではありません。

生地の良さを最大限に生かし、作り方によって雰囲気が変わるのがカーテンならでの良さです。

柄が大きい生地や特長のある生地は、フラットに仕上げて柄を見せることが多いですが、
麻素材は一見パリッとしていますが、薄手でしなやかなので、生地の分量を多くして(2倍使いにして)ボリュームをもたせました。
 
金額が高い生地なので1.5倍使いにして少しでもお求めやすくすべきか、
また2倍使いにして逆に柄が見えにくくならないか、という心配もありましたが、事前にフィスバの方にも相談し、2倍使いでおすすめしました。
 
柄の出し方は、どの部分を使用しても柄はきれいに出ますが、注意した点は、カーテンの頭出しで、切れたシカが出ないように指示をしました
(首が切れたシカが出るとかわいそうなので・・・)。
 
また、余った生地でクッションを作りました。
麻素材なので肌触りが良く、柄もすてきですし、かわいいシカの柄を近くで見ることができます。
 
こちらも柄を選ぶことができましたので、余った生地を写真に撮り、柄を見ていただいてから「どのシカを多く出しますか?」とお伺いしました。
 
  残布
 

角が大きいシカ(雄のシカ)がよいとのことでしたので、2種類の大きさのクッションを作りました。

 
今回は納品にお伺いしなかったので、お客様が写真を撮り、メールで送ってくださいました。
 
以下、お客様からのお礼のメールと写真です。
 

カーテン夢工房 大西様

 

いつもお世話になっております。

早速ではございますが、カーテン画像をお送り致します。

 

夏は暑く、西日もキツイので、機能的な遮熱カーテンで満足していましたが、

過ごしやすい季節になると、目で見る機会も多くなります。

半年ごとに変えてもいいのではと思い、検討。

この場所にこのカーテン、もったいないのでは?

と当初思っていましたが、第一印象に勝てず・・・決定。

今、この部屋に来るのがとても楽しみになりました。

< p class="MsoNormal">部屋の雰囲気は、ファブリックひとつで素敵に変わるのだと実感しております。

クッションもお揃いで統一感もあり、とても満足しております。

ありがとうございました。

 

新築に伴い、初めてカーテンを選ぶ事になり、

一番参考になったのは、カーテン夢工房さんのブログです。

カーテンを頼むなら絶対に夢工房さん!

関西に住んでいて良かったーと思ったのは私だけではないはずです。

(画像がお役に立てれば幸いです)

我侭なお願いに、いつでも快く応じてくださった大西さん。

すごく参考になり、とても助かりました。

ありがとうございました。

今後とも、引き続きどうぞよろしくお願い致します。

   
カーテン1カーテン4

クッション

本当にご丁寧なメールを頂き大変うれしく思います。


オーダーカーテンは既製カーテンやネット販売に比べると
時間とお金はかかりますが、その分お客様の好みに応じたり、ご相談に応じたり、納品後のフォローがあったりとお客様にご満足を提供できると思います。
 
今年の春はカーテンのお吊替えはいかがでしょうか?

                     インテリアコーディネーター 大西 記

タイトルだけは小嶋が決めました。失礼しました。

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