クリエーションバウマン

クリエーションバウマンのバーチカルブラインド

今日は二十四節気でいうと白露

秋の気配が感じられ、野草に白露が宿る頃なんです。暦の上では秋真っ盛りのはずなんですが、まだまだ暑いざんしょ

さて、本題です。

クリエーションバウマンのバーチカルブラインドを取り付けました。

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IROLOⅡという商品で70番をベースに82番81番を組み合わせています。
(右側の小窓はハンターダグラスのシルエット)

ちょっとお客様よりクレームがつきました。

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商品に織りキズがあるのです。

織りキズはよくあることなんですが、このぐらい大きな傷(写真はクリックすると拡大します。)ならば検品でチェックしてほしいものです。

日本人とスイス人の感覚の違いがやはりあります。でも、これは取り替えます。

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幅が色によってバラバラなんです。(写真をクリックすると拡大します。)

本来は5インチなので127ミリでなければならないのですが、ベースの白色のものは129ミリでできあがっています。他は127ミリ。

これは、バウマンだけの特長ですが、5インチ用の織機で織っているために、多少の誤差がでます。

日本のメーカーはロールスクリーンのような大きな生地をカットしていますので逆にいうと正確です。
川島織物セルコンのバーチは他社と違ってラッセル製法というやり方です。

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折りたたみジワがいっぱいついているのです。(上の写真:クリックすると拡大します。)
これもバウマンの特長でもあるのですが、スイスから送られてくる時の梱包が長いルーバーを三つ折りになって結束バンドでしめてあります。そのため、どうしてもシワが残ります。日本のメーカーは丸めてあります。

CIMG2777これも日本とスイスとの考え方の違いなんでしょうか。

バウマンの営業と一緒に行きましてアイロンをあてました。

写真はありませんが、丈も違うのです。これは1~2枚余分にはいっていましたので取り替えてなんとか納まりました。これもバウマンの特長でよくありまして、こちらのブログ(←クリック)をみてください。

スイスでは職人さんが手作業で2週間ほどかけて1枚1枚寸法決めをしているようです。(バーチだけは通常で納期が3週間かかります)たまには間違うときもあるでしょう。

バウマンに限らず輸入商品に関しましては、やはり日本人との性格の違い、文化の違いや気候の違いなどで、本国では問題ないことが日本で問題になることがたくさんあります。

ユーザーの方は、輸入品とはそういうものだと思ってください。

メーカーや仕入れ元はしっかりと説明責任をはたしてほしいものです。


バウマンのバーチのスゴイところはここをお読みください。

バビブベバビブベ ♪♪ バウマン ♪♪~  雲の上 


バウマンは雲の上の存在かと思っていたら,これじゃ普通とちゃうの?

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装飾レールの取り付ける高さについての質問もはいっており、私の見解を述べています。こちらもご覧ください。


サイレントグリス S-フォールドを取り付けました。

おつかれサマー

まだですね。

さて、本題です。

サイレントグリスのS-フォールドにクリエーションバウマンのソプラノを取り付けました。

S-フォールドはフラットな生地でウエーブをだすサイレントグリスのシステム化されたレールで、今でいうトーソーのルーフィットウエーブスタイルの元祖です。

バウマンのソプラノは極細糸で織られた無地のレースで10900円/M(300?巾)します。ひじょうに柔らかくできれいなウエーブがでます。

両社ともスイスのメーカーでこのコラボレーションはすばらしくてスイスイといきました。

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2倍使いにしています。

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バウマンのソプラノがめちゃくちゃきれい。

思わず、

バビブベバビブベ ♪♪ バウマン ♪♪~  雲のうぇぇ  (注1

口ずさんでしまいます。

こんなレースが家についていると早く家に帰りたくなりますよ。

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紐引きレールで、ピッチキープコードを使って360度回転するランナーを等間隔にして、そこにレースに縫い付けたフックをはめ込んでいきます。

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CIMG2879上のウエーブはピッチキープコードで固定しますのできれいにいきますが、裾は
吊ったばかりではきれいにいきません。

バウマンのソプラノならば、すこし馴染めばきれいになりますが、少し硬い生地ではなかなかきれいなウエーブがでるというわけではありません。

注1)
【解説】
バビブベバビブベバウマンは昔あった「パーマン」という漫画の歌で「パピプペパピプペパーマン」をもじったものです。
妻に聞いたら「そんなの知らない。50歳以上の人しか通じないんじゃない」とい言われてしまいました。妻は若いんです(よいしょ)。


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クリエーションバウマンの新作発表会

クリエーションバウマンの大阪の新作発表展示会に行ってきました。


昨日のブログでいかにも行ってきたように書きましたが、実は私は行っていなくて社員が行ってよかったというので私も見てきました。


このブログは、私が全部現場に行って写真を撮って書いているように思われるかもしれませんが、現場にも行かず施工担当者に写真だけ撮ってもらって書いているのもたくさんあります。意図する写真がなくて困る時もあるんです。

今回は私が行って写真を撮ってきましたので、まずはスイスメイドのすばらしいクリエーションバウマンの世界をスライドショーでご覧いただきましょう。
写真の右下の真ん中の三角をクリックしてください。
写真がスライドします。
 

BubbleShare: Share photosPlay some Online Games.


昨日も書きましたが、今回は遮熱対策になるステンレスのスパッタリング加工のレースもたくさんだしていましてすばらしいのです。さすがにスイスブランドのバウマンの商品だけあります。


でも、あまり大きな声でいえないので、小さな文字で書きますが、


実はこれはメイドインジャパンなのです。この技術をもっているのは日本の鈴寅でしかできないのです。


だから安心なのです。


バウマンの商品でつくると一窓十何万しますが、2枚セット何千円の通販生活の商品と技術は同じです。


それをいっちゃ、苦しえーしょん、パーまん じゃん。


デザインが違います。ぜひ、一度ご覧ください。


 


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遮熱レースでプレーンシェードをつくりました。

今、大阪ではクリエーションバウマンの新作発表会をしています。クリエーションバウマンは遮熱対策になるアルミ蒸着やステンレスのスパッタリング加工の生地もたくさんだしています。データもきちっとだしていてとても参考になるし、すばらしい美しい生地ばかりでした。


地球温暖化防止のために、遮熱を考えるのは世界的傾向です。


カーテン屋としてもカーテンでできることを考えなければなりません。


クリエーションバウマンの生地はすごくいいけど高い。


そこで、国産の生地で、といっても世界に名だたる鈴寅の特許技術(Masa加工)で、ステンレス微粒子をコーティングしている生地を使い、高層マンションの西向きの窓にプレーンシェードを取り付けました。これは「通販生活」でお馴染みの商品でこちらのブログ(2006年6月15日)を先にお読みください。


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こちらは機能優先です。


表側もシルバーであまり美しい生地ではありませんが、サッシのシルバー色と意外に合っていて違和感がありません。


遮熱効果は抜群です。



生地から4センチはなれたところから60wの電球をあて、10cm離れたところの温度を測定しました。
上記の数字は1時間後のものです。
この実験をしたところ普通のレースに比べて3℃差がでました。


 


 


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厳しいぞ !!

業界紙を読んでいるとサンゲツの日比専務のお話が載っていました。


今後の見通しとしてひじょうに厳しく捉えておられました。
「環境としてはさらに悪化します。インテリア業界にとって10月がら12月は需要期ですが、今年は実働できる日が昨年より3日も少ない。良いときならば、あまり問題になりませんが、悪いときの3日はなかなかカバーできない。」


私もサンゲツ出身なのでよくわかるのですが、実働日数(時間)が売り上げに大きく影響するのです。インテリア業界でも、最近は夏休みを多くとるメーカーもでてきていますが、やはりどこよりも働かなければならないのがこの業界です。そこに、売り上げ、利益、給料の差が出てきます。


私どもの環境もそうとう厳しいです。何をすればいいのか迷うなか、真夜中に新築マンションにポスティングをしています。管理人さんが居ない時に行くのですが、よく防犯カメラに映り、警備員が飛んできて注意されます。おいらだって必死なんだよ~


新築マンションは昨年に比べて、半分ぐらいになっており、その中でも売れている物件が少なくてて、半分近くはポストはチラシでいっぱいになっています。いわゆる入居がまだなんです。感覚的に昨年に比べて、対象となる物件は3分の1ぐらいになっている感じです。


厳しいぞ!!


お客様の要求も厳しいです。
バウマンのバーチカルブラインドを取り付けるのに、床上がり5ミリにしてほしいといわれるのです。
実測に行ったところ、カーテンボックスから床までの高さが測るところによって5ミリ違うのです。正確をきすため尺取虫で測りました。


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5どうすりゃいいの?


 


 


 


 


 


 


 


 



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クリエーション・バウマンのバーチカルブラインド

クリエーションバウマンのバーチカルブラインドは、国産のものに比べるとかなり高いのですが人気がありまして、お客様の方からどこからか情報を得て、お問い合わせ、ご注文いただくことがよくあります。


私共でもよく取り付けしておりますが、色、デザインがよくてすごくきれいのです。それに、バウマンだけの特長ですが、ルーバー(羽根)を3.5インチ(89ミリ)と5インチ(127ミリ)の織機で織っていて、ねじれることもないのです。また、国産メーカーと違って、ルーバーとルーバーの間はほぼ均等割りになっています。国産メーカーは最後の2~3枚で巾の調整をしますので重なりが違ってきます。詳しくは2007年10月21日のブログをご覧ください。


先日もバウマンの代表的な商品であるスエズⅡを取り付けました。施工後、私が伺った時、思わず「わぁ~きれい」とつぶやいてしまうぐらいきれいでした。このとき伺ったのは施工時にルーバーにたくさんの織り傷が確認されており、メーカーの営業と一緒にチェックに行きました。今回のものは私もちょっとショックなぐらい、織りキズが多く、カールしないはずのルーバーがスルメみたいになっていたり、たたみジワがくっきり残っていたりしました。


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バウマン2バウマン3


 


 


 


 


 


 


 


 


お客様は「高いけど、バウマンだから信用して買ったんだ」とおっしゃるのです。


おっしゃる通りです。取替えいたします。


今回のはちょっとひどかったのですが、輸入商品においてはこのようなキズがあって、日本人の感覚からすれば問題となるようなものでも、製造国においてはクレームとならないようなものがよくあります。中国じゃないですよ。ヨーロッパ商品です。その場合、メーカーも突っぱねたりすることもあり、我々の立場で困ることがあるのです。


五洋インテックスがドイツの高級ブランドのニヤ・ノルディスカの取り扱いをはじめまして、先日、ショールームに伺った時に説明をうけました。日本人がみて、これは織りキズや、織りが曲がっていると思われるものも、これがチャーミングなんですよというのです。日本人にはどうしてこのチャーミングがわからないのかといわれても、


 ホッペにキスならばチャーミング といってもいいけど、
カーテンにキズでなんでチャーミングやねん


そんなん、いうのはどいつ、ほんまに   思わず突っ込み入れました。


逆に日本製ならば大丈夫なのかというとそうではないのです。Made in japan も海外で問題になることもあります。サンゲツは香港に営業所があるため、東南アジアの市場で販売をしています。ロールスクリーンはよく販売しているようで、現地の会社とOEMを組む形で生地だけを販売しています。日本ではまったく問題のない商品でも、湿気の多い台湾では顔料がとけて生地がべたついたりするというようなクレームが起こったりするそうです。


湿気の多い沖縄でも同じようなことがおこったりしまして、ニチベイの話では、リゾートホテルで大型のロールスクリーンを納品した時で、本土ではまったく問題ない商品が顔料の関係でべちょっとなってあとでクレームになることがあるそうです。
そのため、ニチベイは沖縄だけ別会社(株式会社ニチベイ沖縄)を作り、現地で製作しています。


沖縄は日米(ニチベイ)の歴史の中で重要なんです。


この話はほんまですねん。信じてくれる人は   はいクリック 




 


バウマンのタテ型ブラインド(バーチカルブラインド)に関して評判・価格・納期・取扱店・大阪・西宮等の検索フレーズで、ブログに来られることが多いので最近書いたブログもお読みください。


2008.1.11 「バウマンのバーチカルブラインドの直し」


2007.12.27 「吹抜け取付3件」


2007.10.21 「バーチカルブラインドのルーバーのピッチの問題」


2007.10.4 「クリエーション・バウマンの展示会に行ってきました」


 


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輸入生地の難しさ  クルシエイションパーマン

先日、クリエーションバウマンのサマールDO258を納品したところ、生地が凸凹した感じになっているというクレームがつきました。


この商品はポリエステル100%で、1.5倍使い1つ山仕様での納品で、当店ではポリエステル100%の場合、無料でプリーツがきれいにでる加工の簡易型形態安定加工をしています。


7この商品にも、簡易型形態安定加工をして納品しましたが、梱包し、運送する上での折りジワが少しついていたため、現場でスチーマーで折りジワにスチームを当ててシワを取りました。こういうことは私共ではよくやっており、今まで一度も問題になったことはないのですが、シワはきれいにとれているのですが、生地が一部ほんのわずか凸凹になっているのです。これにクレームがつきました。


私が見た限りでは、経糸の一部が縮んでいるのですが、この日はしばらく様子をみるとということで納めたのです。そうしたら1ヵ月後にメールが来まして、


「その後状況を見ておりますが、日を追って悪化しております。特に、エンボス状というか、糸がつったような箇所が大変目立ちます。バウマンへ直接問い合わせたところ、カーテン本体はポリエステル100%であり、なにも加工しない状態では本来発生せず、高温でアイロン等による加工を行うと中の糸が縮んでしまい、このような症状になることが考えられるという回答を得ました。そもそも加工の段階に問題があったのではないかと考えております。我々はカーテンに対するプロフェッショナルとしての仕事を期待して御社へ相談し、発注・納品をお願いしたつもりです。それだけに、この仕上がりの酷さ(悪化している現状)は、どうしても納得できません。

本件につき、小嶋様のお考えをお聞かせ願えますか。」


確かに、当社の加工所ではアイロンもかけましたし、熱風による簡易型の形態安定加工もしました。現場でスチームも当てました。


しかし、当社の加工所はこの道30年で、バウマンは何も加工しなければ何もおこらないとおっしゃいますが、送られてきた生地に仕上げにスチームアイロンも当てず出荷するということはあり得ないのです。

逆の立場ならば、お客様のおっしゃることもわかりますので、当社の負担で一から作り直すことにしました。2回目は簡易型形態安定加工もスチームアイロンもなしにし、シワのところだけ、スチームなしで軽くアイロンがけをして、折りジワにならないように、紙菅にまいて配送して納品してきました。簡易型形態安定加工をしていなかったので、ウエーブはまばらでしたが、生地の凸凹はなかったのでご了解いただきました。


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左の写真は1回目納品の簡易型形態安定加工をしたもの。


右の写真は2回目の納品で簡易型形態安定加工をしていないもの。


 


 


 


 


 


 


 


 


2回目取り寄せた生地の残布で、実験しました。


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家庭用のコードレスアイロンで中温で生地にあてたところ、瞬間的に一部の経糸だけが縮みました。専門家にきたところ、やはり糸に問題があるようです。


クリーエーションバウマンに実験の生地を渡して、クレーム状況を申し入れたところ、「すみません」とのことでした。


 


 


 


これじゃ、クルシエイション パーマン じゃんか~


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