形状記憶加工と形態安定加工⑥  その価格

ブログを再び書き始めて約10日です。どのように見ていただいているのかコメントがほとんどないのでよくわかりませんが、3日程前ぐらいからアクセス数が異常に多くなってきました。アクセス解析で分析をすると仕入先であるメーカーが各支店からアクセスしているのがわかるのです。


う~ん、何を書くのかかなりチェックがはいっているみたい。


形状記憶加工と形態安定加工の話の続きです。


この違いは何かといわれたら、ウェーブの美しさと長持ち度の違いですか。もちろん、真空釜でする形状記憶の方が美しいのです。


その場合、金額がいくらアップするのでしょうか?インターネットで調べてもはっきり書いているところがないのです。それはほとんどの業者はこの加工に関してはメーカーに依存しており、業者独自でやっているところが少ないからだと思います。メーカーも各社呼び方もバラバラならば金額も違います。


私はメーカーにアンケートをして調べました。各社提示のやり方が違いますので、各社の比較をするために私の方で
150巾の生地を使い、巾200cm×丈200cm 生地要尺7.5mのケースで検証してみました。(表示は税抜き価格でしています。)


川島織物セルコン ファインウェーブ       定価9000円アップ  (定価800円/㎡アップ)
サンゲツ       パーマネントプリーツ加工 定価5625円アップ  (定価500円/㎡アップ)
東リ          プリーツ加工        定価11250円アップ (定価1000円/㎡アップ)
リリカラ        エレガンスプリーツ     定価11250円アップ (定価1000円/㎡アップ)
五洋インテックス  ウェーブ加工         定価8100円アップ(定価1巾毎に2700円アップ)
住江織物       プリーツS          定価で10000円アップぐらい
アスワン       リウェーブ     約2割アップ(定価50000円ならば10000円アップということか)
シンコール      エバーウェーブ      (高級仕立て価格から約15%アップ)


これは定価ですが、販売価格にするとメーカーによって掛率が違いますので、だいたい5000円ぐらいアップするという感じでしょうか。


それに対して当店は巾220㎝までならば丈は280㎝までで2500円アップするだけです。安いでしょ。


形状記憶加工1,5倍しかも、加工もメーカーがやっていないこともしています。当店のこだわりとして形状のウェーブが室内側にくる方をわずかだけ大きく、窓側にくる方を少し小さくしています。そのため1.5倍使いの1つ山ペンタック仕様の形状記憶でもきれいになります。(写真は1.5倍使いです。


 


 


 


 


 



 



この件については下記のページも参考にしてください。

 



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形状記憶加工と形態安定加工⑤  形状記憶加工の問題点(1)

前回は簡易型の形態安定加工について書きました。私の定義としては縫製後に簡易にポリエステルの熱可塑性を利用して形態を安定させるやり方です。これも乾式、湿乾式とメーカーによって違いがあるのですが、詳しくは割愛します。


形状記憶もすでに述べたようにメーカーによって形態安定加工といったりもしますが、ここでは真空釜を使うのを形状記憶とさせていただきます。これも、縫製する前に真空釜に入れる場合と縫製後に入れる場合があります。ほとんどのメーカーは縫製前にする方法ですが、川島織物セルコンは縫製後です。


川島織物セルコンでも、旧セルコンのサンプル(アップルシートエスト。ヌーボーテ)の品番で注文すると、今でも旧セルコンのラインで、縫製する前に加工していますが、ここではフィーロの縫製で使われているファインウェーブ(旧名ナチュラルウェービー)を川島織物セルコンの加工と位置づけし、川島織物セルコンは縫製後に加工するということで述べていきます。


まず、一般的によく使われている縫製する前に真空釜で加工する方法(A)と川島織物セルコンのように縫製後に真空釜で加工するやり方(B)の違いはなにかについて述べます。


Aの場合(一般的に多い)


これはトタン板みたいな型紙を使用しますので、私はトタン板方式と呼んでいます。
この場合、縫製する前と言っていますが、裾と巾継ぎと耳は先に縫っていまして、上部の芯地付けがあとです。熱で加工した後に丈を決めますのでその後に縮むことはなく寸法は正確です。問題点は型紙を使用しますのでヒダ山柄合わせがうまく出来ないことがあります。一般的に横リピート25㎝の商品ならばヒダ山とウェーブがぴったりあってきれいにいくのですが、それが24.5㎝とかで微妙に違うと山と柄が合わなくなります。


Bの場合(川島織物セルコン《旧川島織物》)


これは縫製後に吊った状態で真空釜に入れてパイプをあててやる方式で私はパイプ方式と呼んでいます。
私は実際にみたことがありませんので、詳しく説明できませんが良い点は縫製を先にしますので微妙なリピートの違いがあっても、ヒダ山柄合わせがきれいにできます。これはトタン板方式の逆です。問題点はメーカーに依頼したアンケートによりますと、縫製後の加工なので伸縮した場合はアジャスターで調節して出荷する事になると書かれていました。
いわゆる縮むということでしょうか?


また、丈が252㎝までしかできないということがあります。以前、インターネットで注文したら、そこは川島織物にメーカー縫製をしていて252㎝までしかできないといわれ、当店に依頼があったケースがありました。当店は丈280㎝まで対応しています。生々しい話はこちらのNo76の投稿をお読みください。(オレンジの文字をクリックすると読めます


しかし、さすがカワシマで昨年4月にセルコンと合併しまして、その後は丈の長いのは旧セルコンのトタン板方式を使うことになり、今は丈260㎝まで対応していますが、これに1㎝でも長いと無理とのことです。


今朝、実測してきました積水ハウスのビエナというシリーズが天井高260㎝で、埋め込みカーテンボックスでボックスから床まで2655ミリありました。縫製サイズとしてはカン下丈261㎝にしたいところですが、こういう場合もアジャスターで調節して出荷ということになるのでしょうか。


当店はトタン板方式です。


形状1形状2形状3


 


 


 


 


 


 


 


このようなトタン板みたいな型紙があります。このウェーブのピッチが一般的に25㎝になっています。アスワンは三宅一生が使っている加工所でこの型紙のピッチを何種類も持っているとのことです。私共は1.5倍の1つ山用とレース用との3種類です。


この上に裾、耳、巾継ぎをした生地を乗せてます。それを重ね合わせて真空釜に入れます。


それから、芯地をとりつけるときれいなウェーブのカーテンが出来上がります


形状4形状5


 


 


 


 


上の写真の左が形状記憶加工をしてすくい縫いをしたものです。右は何もしないで本縫いしたものです。


この形状記憶加工をしたものを納品すると、ほとんどの奥様が「まぁ、きれい」とおっしゃっていただけます。


他のカーテン屋のブログを読んでいたら、奥様が「まぁ、きれい」とおっしゃられたら、
「奥様ほどじゃないですよ」というらしいのです。


そういうと99.9%の奥様は否定されないとのことです。


私なんか、カーテン大好き人間ですから、思わず、


「奥さんよりきれいでしょ」といってしまいそうです。ちゃうちゃうちゃう


 


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この件については下記のページも参考にしてください。

 


泥棒が言ってました

今日はクリーニングの引取りが5件ありました。
ここ最近クリーニングの依頼が急激に増えています。季節的に窓を開ける季節が終わったので、汚れたカーテンを洗おうかなという時期なんでしょうか。


私はカーテン大好き人間なので、引き取りは私がよくいきまして、当店で納品したカーテンの具合はどうかとか、他社が縫製したカーテンはどんな感じがをチェックするのが好きなんです。


当店で納品したお客様のところに行くとよく、「社長さん、自らクリーニングの引き取りですか」と驚かれるのですが、「私共は水からクリーニングさせてもらってます」といってます。


私共にクリーニングの依頼のあるお客様は①大きな窓で取り外すのがたいへんで、自宅の洗濯機では洗えない②裏地付きのカーテン③プレーンシェードなどのメカもの④年寄りだけのお住まい⑤何年もカーテンを洗ったことのない家(6年ぐらい洗っていないとカーテンを洗わなければならないとIいう自覚症状があらわれるみたいです。)⑥ドライクリーニングではきれいにならないという人⑦夫婦共働きの家⑧お金持ち。
それとなぜか室内で犬を飼っている家なんです。


今日は、取り外したら白いポロシャツが黒くなるようなものもありました。

1年程前に新聞に書かれていたことですが、


泥棒も家に侵入する時カーテンを見て、ボロボロのカーテンを吊っているところには入らないらしいのですカーテンを気にしない人はお金持ちでないということなんでしょうか。そんなことはないと思いますが、価値観の違いでお金持ちの人でもカーテンにお金をかけない人はたくさんおられます。
でも、カーテンにお金をかける人やきれいにされている方は間違いなくお金持ちだと思います。
カーテンをきれいに使ってくださいね。


先日は、街のクリーニング屋さんから電話があり、カーテンのクリーニングだけは提携して下請けとしてやってくれないかという話がありました。クリーニング屋さんにとっても、カーテンのクリーニングはやっかいなものようです。


インターネットの質問欄にこんな投書が載っていました。「カーテンをクリーニングに出したら縮んで返ってきました。」
クリーニング屋もやってられないなという感じですが、消費者の意見では縮むのはカーテンのメーカーが悪いとか、販売店が悪いというのもあるんです。


インテリア業界の人はもっとユーザーに向けて情報発信をしないと ね。 メーカーさん。
「繊維は縮むものなんです」と言ってやってくださいや。


 


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カーテンで暖房に頼らない寒さ対策

今朝の日本経済新聞のNIKKEIプラス1の「何でもランキング」で『暖房に頼らない寒さ対策』の特集をしていました。(オレンジ色の文字をクリックすると記事が読めます)


日経1日経2その中で3位に「カーテンを早めに閉める」

4位に「カーテンは床まで十分に届く長さにする」

7位に「厚手のカーテンに掛けかえたり、二重にしたりする」



というようにカーテンに関することが3つも入っていました。


 



 


記事によりますと、

室外の寒気を遮断するのに欠かせないのはやはりカーテン。カーテン業者などで構成する日本インテリアファブリックス協会(注・実際はインテリアのメーカーで構成されていて,カーテン業者では構成されていません)の持田明彦さんは「冬場のカーテンは“空気だまりをつくる”のが基本と話す。

カーテンの長さは、天井から触れる高さから床に届くまでにするのが原則。壁一面をカーテンで覆えれば、なおよい。出窓や腰の高さまでの小さい窓でも、きちんと天井から床まで覆うと保温効果はぐっとあがる。


生地もベルベットやアクリルなど、厚手のものに取りかえるのがお勧めだ。

厚手の生地とレース地の「ダブル掛け」は一層効果的だ。壁面全体に二重で掛けるとカーテンを全くしない場合に比べて「灯油に換算して15%の省エネ効果がある」(同協会)といい、財布にもやさしい。


とのことです。


さすがに、インテリア業界の親玉、業者の売り上げアップにつながるいいことを言ってくれますね。


カーテンのことだけにいい記事(生地)です。   「Be sure」


確かに腰窓でも天井から床までカーテンを吊るすと暖房効果は高くなります。一般的にはそうすると金額も高くなります。当店ではこのようなケースは少ないです。最近は低価格均一ショップ(巾210センチまでで、高さが240センチまでならば同じ価格で1万円)もたくさんありますので、ちまたでは小さい窓でも床までカーテンを吊るすのが流行っているのかもしれません。そうしたお店で買われる場合は床までオーダーされる方がユーザーにとってお得です。


「ダブル掛け」は今や一般的です。


裏地をつけて厚手カーテンを2重構造にして空気層をつくるのも寒さ対策に効果があります。
当店では省エネ対策に3重構造の「ウォームビズカーテン」オレンジ色の文字をクリックしてください)をお勧めしています。


これらは少し金額がアップしますが、金額をアップせずに、寒さ対策をする方法として「リターン仕様」があります。厚手カーテンの両端を10㎝ぐらいフラットにして長くして、その端をレース用のフックに引っ掛けます。そうすることによって壁とカーテンのすき間を塞ぐことができ、室外からの冷気を抑えることができます。


アンリターン写真リターン写真写真左はリターンなし


写真右はリターン仕様


これはどこのカーテン屋でも無料でしてくれますが、サイズによって1巾余分に必要になるときがあり、そのときは金額がアップします。



オーダーカーテンご注文の際は「リターン仕様」で省エネし、地球温暖化防止に役立てましょう。私はチーム・マイナス6%です


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日本インテリアファブリックス協会 御中


インテリア業界では誰もが当たり前のように使っている「ドレープ」と言う言葉も一般には理解されず、新聞では「厚手カーテン」になるのです。
形状記憶、形態安定等の言葉の呼称の統一にリーダーシップをとっていただけますようお願いします。

形状記憶加工と形態安定加工④  形態安定加工の問題点

、メーカーに形状記憶(形態安定加工についてのアンケート調査をお願いしたところ、各社とも速やかに回答いただきました。


まず、呼び方ですが真空釜でするやり方はアスワンリウェーブサンゲツパーマネントプリーツ加工リリカラエレガンスプリーツ五洋インテックスウエーブ加工川島織物セルコンファインウェーブ住江織物プリーツS、東リプリーツ加工キロニーファインプリーツシンコールエバーウェーブといいます。フジエテキスタイルは特殊なものしか対応していません。


一般名詞でいうと「形状記憶」というところがキロニー、フジエテキスタイル、住江織物、リリカラ、アスワンの5社、「形態安定」というのはサンゲツ、川島織物セルコン、シンコールの3社、「形態記憶」が五洋インテックスで東リはそのままプリーツ加工なんです。


簡易型で後から加工するのは川島織物セルコンソフトウエーブ東リソフトプリーツ住江織物プリーツRフジエテキスタイルリップルホールドキロニーセミパーマネントプリーツ加工シンコールイージーウェーブ、アスワン形態安定といいます。サンゲツ、リリカラ、五洋インテックスは対応していません。一般名詞では形態安定加工がアスワン、フジエテキスタイル住江織物、川島織物セルコンの4社で、キロニーが簡易プリーツ、シンコールが簡易スチームアイロン加工となっています。


各社好き勝手に名前をつけており、これじゃ、ユーザーに説明PRができないのです。メーカーは自社のことばかり考えないで業界のことをもっと真剣に考えていただきたいのです。インテリア業界が確立されないのです。


とても覚えられないので、私はブログでは真空釜でする方を形状記憶加工、後からする方を簡易型形態安定加工という当店の呼び名で書いていきます。


メーカーのアンケートにこの2つの加工に対する長所、短所を伺っており、その違いを説明します。


どこのメーカーも真空釜でする形状記憶加工は、美しいプリーツがでて半永久的に持続すろといっています。


それに対して、簡易型形態安定加工の方は洗濯するとプリーツがとれてしまうということを言っていまして、各社洗濯回数は違います。それは使っている機械によって違うのだと思います。
住江織物は2回程度、東リは3回、シンコールは4~5回程度、フジエテキスタイルは5回程度、川島織物セルコンはアンケートには書いていませんでしたが、以前は5回程度といっていましたが、最近は3回程度と説明会でいっていました。


多分5回では誤解されるからでしょう。


実験データ1これは川島織物セルコンに販売している会社が富山県工業技術センターに実験をした結果のデータです。昨年のジャパンテックスで手に入れました。データを見るとやはり洗濯する度に少しずつ広がっていきましてウェーブの型が崩れていきます。しかし、これは5日間で連続して実験した結果です。


実際は5回洗濯するには最低5年、一般的には10年ぐらいかかるかもしれません。その間には生地もへたりますし、毎日たたんでいるとクセもつきます。たとえ、3回で形が崩れても大きな問題ではないと私は考えています。


最初から簡易型形態安定加工をしていないものと比べれば、洗濯3回でもウェーブははるかにきれいのです。


私共も今、実験をしています。


形態加工後形態加工前左の写真は簡易型形態安定加工をしたものです。右は同じ生地の色違いで何も加工をしていないものです。


 


 


 


 


 


洗濯1回


左は家庭用洗濯機で1回洗濯したあとです。まだ1回しかしていないのですが、これから少しずつ洗濯実験をしていこうと思っています。


 


 


私は、3回の洗濯で型が崩れるということより、ウェーブが少し鋭角になることの方が気になっています。これは、メーカーによって使っている機械が違いまして、全てがそういうわけではありません。今、この簡易型形態安定加工を標準仕様にしているのは、川島織物セルコンと東リです。当店は川島織物セルコンと同じラポージュのプリーツフォーマーを使っています。東リはユニテックパロマのウエイブリーを使っています。これはメーカーで見学してきましたが、同様に鋭角になります。


一般の業者が多く使っているのは極東産機のパーマネントフィニシャーで、これは鋭角にはならないのですが、発売当初のものはウエーブが均等にでないという問題点がありました。その後改良されていますが、その商品は見ていないので詳しいことはわかりません。


私は、この加工をユーザーに説明する時には、ポリエステルの熱可塑性を利用して云々と言ってもよくわからないと思うので、最後にカーテンを吊った状態でアイロン仕上げしているんですと言ってます。


だから、きれいに納めるには、ポリエステル100%のものは簡易型形態安定加工をするのがお客様へのサービスだと思っています。


サンゲツさん、リリカラさん、五洋インテックスさん、お宅の縫製こそ、お宅の生地こそ簡易型形態安定加工をすべきではないでしょうか。カーテンの売り上げ落ちますよ、


 


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この件については下記のページも参考にしてください。

 


形状記憶加工と形態安定加工③  ちょっとクレームがつきました(2)

5日前からブログを再び書き始めまして、他の人が書いているカーテン関係のブログもいろいろと拝見させていただいています。私は3年前の9月29日に苦肉の策で始めたのですが、当時はブログ人口が100万人といわれていて、「ブログ」というものを説明するのもたいへんだったのです。


それがあっという間に広がり、カーテン関係のブログだけでもいっぱいあるのです。ひとつにはホームページを検索で、上位に表示してもらうためのSEO対策にいいといわれているので誰もが書くようになりました。


なかなかいいブログもたくさんありますが、どちらかというとソフト系で施工写真の羅列とかコーディネートのポイントとかが多いのです。私もソフト系も書けるのですが、「現場を知っていて、メーカーにも文句が言える立場でキーボードが打てる者」として、ハード面からユーザーに役にたつ情報を提供していきたいと思っています。


先日、夙川店のライバルになるお店の社長とある展示会で初めてお会いしたときのことです。
私に会いたかったとおしゃるのです。ブログでいつも勉強させてもらっているとうまいこと持ち上げて、


「社長の言っていることは正論や。もっとメーカーに言ってくださいや」


(私はスリランカかよ?あなたもユーラシア<言うらし~や>)


と おっしゃるのです。同業者が私のブログをみて勉強になるといっていただいたのはうれしい限りです。


いろんな掲示板にも勉強になると書いていただいているんです。
「カーテンには如何ほどの予算」という掲示板のNo76とかNo111にも形状記憶のことで参考にしていただいていることが書かれていました。
昨日の『形状記憶加工と形態安定加工②』のブログにも勉強になるというコメントをいただいています。私のブログはコメントが少ないので、読んでいただいている方がどのように感じていただいているのかわからないのです。どんなことでもいいのでコメントをいただけるのがうれしいです。それが活力になります。


けっこうプレッシャーになっているんですが、この方向でがんばって情報発信をしていきたいとおもっています。


昨日書いた『形状記憶加工と形態安定加工②』の続きです。


サザンサザンクロス(五洋インテックス)のSD8018クロードという商品を当店で簡易型形態安定加工をして納品しました。サイズは巾334×丈264センチで左の写真がメーカーの見本帳に載っているものです。


横柄でひじょうに張りが強くてきれいにウェーブのでない商品です。メーカーが見本帳に載せている写真をみていただいてもわかるように裾のウェーブがきれいにでません。この商品は6400円/M(140巾)で、けっして安い商品じゃないのです。


当店ではこの商品は展示しておらず、他店で見てこられてお客様の方で、この商品指定で見積り依頼がありました。


五洋インテックスのメーカー縫製をしますと簡易型形態安定加工はしておらず、写真のような縫製になりますが、当店では無料のオプションで簡易型形態安定加工をしています。


メーカーでもこの商品はきれいにウェーブがでないということを認識しており、この商品は有料ですが真空釜でする形状記憶がかけられるようになっています。今回のケースで上代で13500円(税抜き)アップします。当店で形状記憶をかけると5100円(税抜き)のアップになります。


形態クレーム1形態クレーム2


 


 


 


 


 


 


 


 


この写真が当店で縫製をして簡易型形態安定加工をして納品したものなんです。
簡易型でするとウェーブはでるのですが、少し鋭角になるんです。なにもかけないよりもはるかにきれいにはなりますが、これが簡易型形態安定加工の短所なんです。


私共は、これはよく認識しておりますが、お客様はきれいでないとおっしゃるのです。普通はもう少しきれいになりますが、この生地の特性ですごく横の張りが強くてなかなかうまくいきませんでした。


真空釜でする形状記憶をすれば、もっとやわらかいウェーブがきれいにでます。
お客様がおっしゃるには「どうしてそういうことがわかっているならば、形状記憶をすすめなかったのですか。私なんかは素人だから生地の特性までわからない」とのことです。


お客様のおっしゃる通りです。
この生地を展示していなかったことと、接客した女性があまり現場経験がなかったので強引におすすめできなかったのです。


心の満足を提供できなかったことを反省しております。


形態クレーム3私がお伺いして現場でスチーマーをあてて鋭角な部分を丸くしてなんとか納めてきました。


このスチーマーは大活躍しています。12万円したのですがカーテン屋にとって必需品です。


 


 


 


 


 


 


 


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ふさかけ金具の取り付け位置

ブログのアクセス解析をしていますとダントツに多いフレーズが『ふさかけ 取り付け高さ」とか『タッセル金具 位置」で、このブログにはいってこられます。


2004年10月30日に書いたものなんですが、いろんなところで紹介されていて、こちらがびっくりするぐらいです。当時はアメリカ大統領選の前で、こんなことを書いていたんだなと見直しながらそのままコピーして載せておきます。参考にしてください。


 


今日は終日雨です。


今朝はミナミのラブホテルに行ってきました。
彼女の連れ込みじゃないですよ。 カーテンの吊りこみですよ。いやはや、インターネットをご覧になって、ベッドスプレットの見積もりをお願いしたいとの事で伺いました。
マネージャーがお見えになるまで、待合室で10分間程まっていたのですが、その間2組の不倫らしきカップルが出入りされました。随分流行っているようで、マネジャーにお伺いすると、1日1室3.5~5.3回転するとのことです。


なにしろ、携帯とインターネットは不倫を文化にしたとのことです。カップルを隠れてみながら、不適切な関係のフリントンも、プッシュ、プッシュで押しまくったんたんだろうか、この後始末はケリー(蹴り)か、さらにプッシュかなんて、アメリカ大統領選挙の行方を考えている私はなんぼほどヒマなんでしょうか。


 私共の販売方法にお客様でご自分で実測され、ご自分で取り付けされる場合はさらに5%セルフ実測値引きというのがあります。その場合、ふさかけ金具もご自身でとりつけていただくことになっています。
このとき、よくふさかけ金具の取り付け高さについて聞かれます。 タッセル金具の取り付け高さ


 当店の考え方を説明いたします。
こうしたものに関しましては、マニュアル化したものもなく、これが正しいというのもありません。

各業者の判断で取り付け高さが決められています。カーテンレールのトップメーカーであります㈱トーソーの店頭用パックになっているふさかけの包みの裏には、『取り付け方法として、ふさかけはカーテン高さの下から約3分の1ほどの位置が、カーテンの収まりがきれいです。』と記されてます。


これが唯一、私が目にしたふさかけの取り付け高さに関する数字ですが、これはあまりにも低すぎると思います。
当店では、一般的には共布タッセルをつける場合は「カーテンの総丈の真ん中より少し下」とお答えしていますが、これには裏づけされた理論があります。


当店では、掃きだし窓では黄金分割比(√5-1):2の関係(ほぼ1対1.618の比率) 


腰窓では√2長方形比 1対1.414の比率を用いています。
黄金分割比は古代エジプト時代から伝わる分割比で、長方形の縦と横との関係など安定した美感を与える比とされてます。


岩波新書の横と縦の長さがこの比率になっています。 √2長方形比は文庫本の横と縦の長さの比率です。
私の美的感ですが、腰窓でカーテンの丈が短いケースに黄金分割比1:1.618(B:A)を当てはめると、少し低いように感じまして、この場合は√2長方形比1:1.414(B:A)の比率を採用しています。


 トーソーのいうふさかけの取り付け位置がカーテンの下から1:2の比率は私にとっては考えられない低さです。


 ここで重要なのはこの比率はふさかけの取り付ける位置ではなく、カーテンとタッセルが触れる位置の比率のことで上図で言うAとBの比率のことです。


そのため、タッセル(タイバック)によってふさかけの取り付ける高さが違ってきます


一般的に共布タッセルならば、この比率に10~15センチ上ぐらいにふさかけを取り付けなければなりません


 例えば、丈200cmのカーテンに共布タッセルを付ける時のふさかけの位置は200÷2.618=76.39センチ. この位置で共布タッセルとカーテンが触れます。


タッセル分の下がり10~15センチをプラスするとふさかけ取り付け位置は下から90センチぐらいになります。 よって、カーテンの総丈の真ん中より少し下ぐらいになります。


 この考えは、グローバルテンの小嶋が考えましたので、当店ではグローバルスタンダードといっておりますが、業界では認知されていません。
参考になれば。


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