形状記憶加工と形態安定加工④  形態安定加工の問題点

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、メーカーに形状記憶(形態安定加工についてのアンケート調査をお願いしたところ、各社とも速やかに回答いただきました。


まず、呼び方ですが真空釜でするやり方はアスワンリウェーブサンゲツパーマネントプリーツ加工リリカラエレガンスプリーツ五洋インテックスウエーブ加工川島織物セルコンファインウェーブ住江織物プリーツS、東リプリーツ加工キロニーファインプリーツシンコールエバーウェーブといいます。フジエテキスタイルは特殊なものしか対応していません。


一般名詞でいうと「形状記憶」というところがキロニー、フジエテキスタイル、住江織物、リリカラ、アスワンの5社、「形態安定」というのはサンゲツ、川島織物セルコン、シンコールの3社、「形態記憶」が五洋インテックスで東リはそのままプリーツ加工なんです。


簡易型で後から加工するのは川島織物セルコンソフトウエーブ東リソフトプリーツ住江織物プリーツRフジエテキスタイルリップルホールドキロニーセミパーマネントプリーツ加工シンコールイージーウェーブ、アスワン形態安定といいます。サンゲツ、リリカラ、五洋インテックスは対応していません。一般名詞では形態安定加工がアスワン、フジエテキスタイル住江織物、川島織物セルコンの4社で、キロニーが簡易プリーツ、シンコールが簡易スチームアイロン加工となっています。


各社好き勝手に名前をつけており、これじゃ、ユーザーに説明PRができないのです。メーカーは自社のことばかり考えないで業界のことをもっと真剣に考えていただきたいのです。インテリア業界が確立されないのです。


とても覚えられないので、私はブログでは真空釜でする方を形状記憶加工、後からする方を簡易型形態安定加工という当店の呼び名で書いていきます。


メーカーのアンケートにこの2つの加工に対する長所、短所を伺っており、その違いを説明します。


どこのメーカーも真空釜でする形状記憶加工は、美しいプリーツがでて半永久的に持続すろといっています。


それに対して、簡易型形態安定加工の方は洗濯するとプリーツがとれてしまうということを言っていまして、各社洗濯回数は違います。それは使っている機械によって違うのだと思います。
住江織物は2回程度、東リは3回、シンコールは4~5回程度、フジエテキスタイルは5回程度、川島織物セルコンはアンケートには書いていませんでしたが、以前は5回程度といっていましたが、最近は3回程度と説明会でいっていました。


多分5回では誤解されるからでしょう。


実験データ1これは川島織物セルコンに販売している会社が富山県工業技術センターに実験をした結果のデータです。昨年のジャパンテックスで手に入れました。データを見るとやはり洗濯する度に少しずつ広がっていきましてウェーブの型が崩れていきます。しかし、これは5日間で連続して実験した結果です。


実際は5回洗濯するには最低5年、一般的には10年ぐらいかかるかもしれません。その間には生地もへたりますし、毎日たたんでいるとクセもつきます。たとえ、3回で形が崩れても大きな問題ではないと私は考えています。


最初から簡易型形態安定加工をしていないものと比べれば、洗濯3回でもウェーブははるかにきれいのです。


私共も今、実験をしています。


形態加工後形態加工前左の写真は簡易型形態安定加工をしたものです。右は同じ生地の色違いで何も加工をしていないものです。


 


 


 


 


 


洗濯1回


左は家庭用洗濯機で1回洗濯したあとです。まだ1回しかしていないのですが、これから少しずつ洗濯実験をしていこうと思っています。


 


 


私は、3回の洗濯で型が崩れるということより、ウェーブが少し鋭角になることの方が気になっています。これは、メーカーによって使っている機械が違いまして、全てがそういうわけではありません。今、この簡易型形態安定加工を標準仕様にしているのは、川島織物セルコンと東リです。当店は川島織物セルコンと同じラポージュのプリーツフォーマーを使っています。東リはユニテックパロマのウエイブリーを使っています。これはメーカーで見学してきましたが、同様に鋭角になります。


一般の業者が多く使っているのは極東産機のパーマネントフィニシャーで、これは鋭角にはならないのですが、発売当初のものはウエーブが均等にでないという問題点がありました。その後改良されていますが、その商品は見ていないので詳しいことはわかりません。


私は、この加工をユーザーに説明する時には、ポリエステルの熱可塑性を利用して云々と言ってもよくわからないと思うので、最後にカーテンを吊った状態でアイロン仕上げしているんですと言ってます。


だから、きれいに納めるには、ポリエステル100%のものは簡易型形態安定加工をするのがお客様へのサービスだと思っています。


サンゲツさん、リリカラさん、五洋インテックスさん、お宅の縫製こそ、お宅の生地こそ簡易型形態安定加工をすべきではないでしょうか。カーテンの売り上げ落ちますよ、


 


 織物研究会  私はチーム・マイナス6%です


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