カーテンの遮光1級が遮光率99.99%以上と言われている割に明るい
という件に関して、昨年(2018年)日本インテリアファブリックス協会(NIF)が
住江織物のやり方の特許の譲渡を受け、NIF法として業界の統一基準と
しました。(特許 第5437308号)
私の古いブログでは、何度もスミノエの遮光1級の基準として載せて
おりますが、今後はNIF法と書いていきます。
こちらをご覧ください 2016年5月1日 カーテンの遮光基準
なぜ、遮光1級が99.99%以上の遮光率なので、真っ暗でないかというと
測定方法は、JIS1055 ですが、測定するポイントが1か所なのが問題のようです。
1級2級3級の基準は民間の日本インテリアファブリックス協会が決めています。
でも、今更1級の基準を変えることができないので、1級をさらに5段階に分けました。
その話は2019年2月25日のブログに詳しく書いています。
今回遮光の基準は
「遮光1級A + +」(エー・プラスプラス)、
「遮光1級A +」(エー・プラス)、
「遮光1級A」、「遮光1級B」「遮光1級C」と
今までの遮光2級、遮光3級という7段階に分類されました。
「遮光1級A + +」は「生地からほとんど光を感じません。」
「遮光1級A +」は「生地からわずかに光を感じます。」
「遮光1級A」は「生地から光を感じるが、生地の織り組織や色は分かりません。」
「遮光1級B」は「生地から光を感じ、生地の織り組織や色も分かります。」
「遮光1級C」は「生地全体は薄明るく見えるが、人の表情が識別できない暗さです。」
これは検査所の人がひとりで目で判断している基準です。
これだけじゃよくわからないと思います。
そこで違いがわかるように動画にしてみました。
その前に2009年12月に私がユーチューブにアップした「遮光1級と2級の違い」と
いう動画は89,901回のアクセスがあります。
いかにエンドユーザーがこのようなことを知りたがっているのかが
わかりました。
その動画はこれです。
今は遮光1級が5段階に分かれましたので、遮光1級Cはかなり明るいという
ことを感じ取っていただければ、この動画の意味があります。
遮光3級は遮光ではないです。
どうでもいいが動画です。
真ん中の三角をクリックしてください。
【動画の説明】
日本インテリアファブリックス協会(NIF)では遮光1級の基準は2018年の夏から5段階の表示に分け、遮光品は7階級に分かれました。
最初の生地は遮光1級A++、2番目が遮光1級A+、板に貼ってある生地は上の段の左が遮光1級A、真ん中が遮光1級B、左が遮光1級Cです。
この5点が今までは全て遮光1級と呼んでいました。遮光1級でもCだとかなり明るいと思います。
下の段の左が遮光2級、真ん中が遮光3級、右が普通の生地です。
スミノエのD-7396で
遮光1級A++
D-7383で
遮光1級A+
ボードに貼っている商品は
女性スタッフが作ってくれました。
上段の左が 遮光1級A スミノエ E-5394
上段 真ん中が 遮光1級B スミノエD-7322
上段の右が 遮光1級C スミノエD-7310
下段の左が 遮光2級 スミノエD-7309
下段の真ん中が 遮光3級 スミノエD-7293
下段の右が 普通のカーテン サンゲツSC3560
この基準は日本インテリアファブリックス協会(NIF)が制定したもので
会員企業しか登録できないようになっています。
そのため、家具店やホームセンター等のオリジナル生地にはそのような
表示がされていません。
日本インテリアファブリックス協会(NIF)も門戸を開いて、エンドユーザーに
わかりやすくなるようにしていってもらいたいものです。
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「4月10日はインテリアを考える日」です。