ブラインド

現場打ち合わせ(2)

待宵月明日は中秋の名月です。
今日は待宵月で、9時の時点で会社から撮った写真です。
中秋の名月のことは芋名月とも呼ばれ、関西では月見団子は里芋をイメージした餅にあんこを帯状に包みます。(関東は丸い白の餅)

我がふるさと、京都・山城町では中秋の名月には「日本版ハロウィン」といわれる伝統的行事がありまして、縁側に月見団子とススキが飾ってあり、それをもらうために一軒一軒「おばちゃん、たばらしてんか」と言って夜、回って歩くんです。そうすると、お菓子をいっぱいくれるんです。


【注釈】たばる(賜ばる)は貰うの謙譲語

これは、日本全国共通の行事だと思っていたら、どうやらそうじゃなくてみんなにバカにされたのです。
そういえば、母も結婚して我がふるさとにきて初めて迎えた中秋の名月に近所の子供が「おばちゃん、さわらしてんか」といってきたので何事かと思ったと言っていました。
私は「日本版ハロウィン」と言っているんですが、中秋の名月にする風習があるところがあれば教えてください。


最近はひじょうにこだわっているお客様が多く、ブラインドの羽根巾ひとつとっても現場で確認したいとおっしゃって店では悩まれます。


ブラインドの羽根巾は一般的に15ミリ巾のものと25ミリ巾のものがあります。
これをどちらにするかで悩まれますので、当店では店内でも展示していますが、現場に持っていって見ていただける小さい現物サンプルも用意しています。
〔写真は黄色が15ミリ巾)


ブラインド


15ミリブラインド


25ミリブラインド


 


 


 


 


 


 


メーカーのカタログをみても、どのようなケースにどちらがいいかということは一切書かれていないのです。


15ミリの方はラインが細かくなりますのできれいです。しかし、25ミリのものより価格が高くなります。25ミリのものは、安くて羽根の巾が大きいので掃除しやすいのですが、見た目は事務所的な感じがします。


私共の販売では、住宅が多いので圧倒的に15ミリが多いのですが、メーカーの出荷ベースでは圧倒的に25ミリが多いのです。
これはお客様の好みなので、取り付ける前に、現物サンプルのおいている専門店で確かめて購入されるのがいいと思います。


タチカワ、ニチベイは15ミリと25ミリしかありませんが、トーソーはそれ以外に18ミリ巾の商品を持っており、これは価格は25ミリ巾と同じで、みた感じは15ミリ巾と同じなんで、すごくお買い得です。でも、トーソーのブラインドは、構造上に問題があり、ヘッドレールと一番上の羽根が閉じても隙間があくのです。(2004年12月20日のブログ「ブラインドのクレーム」を参考)


明日は名月です。おつきさん(トーソーの社長は大槻さん)にはがんばって、
いただきたいのです。


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夢は夜開く

14,15,16と私の人生暗かった♪♪

どう咲きゃいいのかこの私♪♪

夢は夜開く♪♪

歯は朝磨く♪

 

圭子の夢は夜開くの歌詞で原詞は15,16,17ですが、14日15日は当店は夏期休暇、今日から営業しておりますが、14日15日に『16日は営業しています』と書いたチラシを新築マンションにポスティングをし、今日は期待していたんのですがたいしたことはありませんでした。

 

今日は住宅メーカーの仕事で盆前に取り付けたタチカワの50ミリ巾のブラインド「アフタービート」でクレームがあり、お客様のところに行ってきました。

 

クレームは「ヒモが床につく」というものでした。

アフタービート1

アフタービート2

アフタービート3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天井高240センチで154センチの製品高さのものを天付けしています。


昇降コードが短いと引っ張ることができなくなり、この長さは適度だとおもいます。以前、タチカワのこの商品で取り付け高さ254センチの指示をしているにもかかわらず、昇降コードの長さが65センチで、床からならば190センチのところにコードがあり、女性ならば引っ張ることができないというクレームがありました。(6月26日のブログ「50ミリ巾のブラインド」参考)

 

工事した者も、掃き出しの窓(床まである窓)では必ず、ヒモが床につくのでさほど気にしていませんでした。

私共も製品上、これも仕方がないと思っておりましたが、ユーザーにとっては普通ではなく、クレームとなったわけです。

 

こういうことはメーカーはわかっていることですが、ユーザーは取り付けられた現物をみないとわからないことです。

我々販売する側は、現場に慣れていないと事前にお客様に説明できないのです。

メーカーも良い写真ばかりカタログに載せないで不都合な写真も必ず載せていただきたいものです。

タチカワのアフタービートの見本帳を見ると、掃き出しの窓で羽根を半分ぐらい上げた写真が1枚あるのですが、コードが床に垂れているところは椅子に隠れていて見えないようになっているんです。タチカワの見本帳の写真です。


 

 

 

対処としては、このケースでは昇降コードを25センチ短くすると、床につかなくなり、下げた時のコードの高さは床から150センチで、操作可能なので現場でコードをカットしました。

 


 

他社の商品をみますと、ニチベイB50はボトムレールがアルミのため、ボトムレールにコードを結びつけているため、ダラッと垂れることなく、常に一定の長さになるようになっています。アフタービートと同タイプのB50クラッシクはボトムレールが木製のため、タチカワと同じようになりますが、トーソーのルーチェはボトムレールが木製ですが、昇降コードはボトムレールと結びつけてあり、常に一定の長さを保つようになっています。

 


 

タチカワのアフタービートももう一工夫があっていいのではないでしょうか。

 




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遮熱スラット

本日はトーソーの展示会が近くのOMMビルでありましたので勉強してきました。

東京から営業副本部長がお見えになっており、今朝の朝礼でお客様に当社の担当を聞くのは失礼だから絶対にしないように話したとのことです。

 

あっ、私のブログを読んでいただいている!!!!!

受付のところで女性の視線を感じたのですが、ヒゲの男が来たらうるさいから気をつけるようにという指示もされてましたか??????

 

展示会で説明を受けると知らないことで新たに知ることがいっぱいあります。普段、営業員がいかにしっかりPRしていないかよくわかります。

 

本日、展示されていた中で、遮熱スラットの実験をしていました。

遮熱スラットはトーソー独自のもので、羽根に特殊コーティングをすることによって赤外線を反射するのです。同条件で熱を当て実験をしているのですが、遮熱スラットの方は36.2℃になっていて、普通のブラインドは42.6℃なんです。こんなに効果があるなんて知りませんでした。

 遮熱スラット   普通のブラインド                                 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

詳しくはトーソーのホームページの遮熱スラットをご覧ください。、

50ミリ巾のアルミブラインド(アフタービート)

梅雨だというのに雨が降らず、暑い日が続きます。

これをまなつゆ(真夏と梅雨の掛け言葉)というのでしょうか。

 

アフタービート展示会日は、先日納品しましたタチカワの50ミリ巾のアルミブラインドのアフタービートのクレームでタチカワの職人さんとお客様のところに行って、アフタービートを分解して勉強してきました。

 

50ミリの巾のアルミブラインドは、ニチベイが最初にB50(ビ・ヒィフティ)という商品を出したのですが、あまり売れなかったところ、タチカワが50ミリ巾のアルミブラインドにボトムやバランスに木部を使って差別化をはかったところ、営業力で売れるようになりました。

 

本日のクレームは取り付け高さを252センチで指示しているにもかかわらず、操作コードの長さが長くなく床から届かないように製作されていました。

 

タチカワはクレームがひじょうに多いですが、そのフォロー体制は業界ピカ一です。社内の誰もがクレーム110番体制で、電話で「」といっただけですぐに職人さんを手配してくれます。

 

アフタービート現場この動きはすばらしいのですが、営業員がクレーム処理に動くことはなく、すぐ職人さんで、ニチベイ、トーソーは営業員が動くのとの違いで、利益を大きくだしている会社とそうでない会社との違いでしょか。

 

今やクレームに対しても施工店もほとんどメーカー任せです。

メーカーも職人さん任せでは結果うまくいけばそれでよしとなり、改善がされず、何回も同じクレームが起こっているのが現状ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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ブラインドの裏と表

紫陽花 関西地方も梅雨入りしましたが、そんなことはつゆ知らず、今日は良い天気で暑かったです。

この季節はジメジメしていて嫌いです。

 そんなあなたにもお届けするブログ

To You(つ~ゆ なんちゃって、、、今朝通勤途中に咲いていた紫陽花です。

 

 紫陽花は土壌の酸性度によって色が変わるんです。酸性が強いと藍色になり、アルカリ性が強いと紅色になるんです。窒素が少ないと藤色になります。
だから雨が降ると、酸性分が流されたりして、色が変わったりします。

私なんか、子供の頃によくその実験だと言って、紫陽花の根元に小便ひっかけて怒られたものです。

小さい頃から自分で実験して納得しないと気がすまない方で、昨日のブログに書きました木製ブラインドの高さの件ですが、実験したのもクレームがついたのもタチカワの商品で、タチカワのものは写真の通りですが、ニチベイ、トーソーのものは、操作コードに少し遊びがあり、それを目いっぱいひっぱると大きな問題となるほどでもありませんでした。

ニチベイもトーソーもすべてそのようになるように誤解を招いたことをお詫びします。

 

 さて、昨日の続きですが金属ブラインドはどちらが表かご存じでしょうか。 これは、メーカーによって見解が違います。トーソーは凹面が表で、タチカワ、ニチベイは凸面を表としています。

 ブラインドでツートーン(裏と表の羽根の色が違うもの)のものを発注すると、トーソーはヘッドレールとボトムは凹面の色になり、タチカワ、ニチベイはヘッドとボトムは凸面の色になります。

ニチベイは昔はトーソーと同じ考え方で、凹面を表と考えた方が見えにくくブラインドの効果があると考えていましたが、10年ほど前ぐらいから美しさを重視するようになり、凸面を表とするようになりました。

 

 こんなことを知っていてもひとつも儲かりません。

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ブラインドのクレーム

この季節はカーテンの吊り替えのお客様も多く、何年ぐらいでカーテンを新しくされるのかという市場調査も兼ねて、私が吊り込みに行きます。今日、お伺いしたお客様は9年間お使いになってレースとブラインドだけ新しくされました。ドレープ(厚手カーテン)はまだ、そんなに痛んでいないとのことです。

レースは結構綺麗で、洗濯頻度をお伺いしますと、年に2回ぐらい洗っているとのことです。
カーテンの場合、マメに洗っていただいた方が長持ちすると思います。
たまに、何年も洗っていないというお客様の吊り替えにお伺いしますが、ボロボロに痛んでいます。

よくカーテンって何年ぐらいで新しくするもんですかと聞かれます。販売する側としては5年に1回ぐらい新調していただきたいのですが、現実には10年以上お使いになっているのがほとんどです。カーテンを新しくする場合は、家を新築した場合や、リフォームした場合、それに汚れて汚くなった場合が多く、気分によってや、模様替えによって替えることはほとんどないようです。

ですから、新築やリフォーム以外では、汚れない限り、なかなか新しくされることはなく、吊り替えのケースはかなり汚れている場合がほとんどです。
今日のお客様はレースは綺麗でしたが、ブラインドは9年間ほとんど洗われた様子ではなく、動きはよかったですがかなり汚れていました。

443e3ace.JPG今までお使いになっていたのは、タチカワのシルキーA15という商品で廃番になっています。
今回、納品したのがトーソーのニューセラミー15です。お使いになる場所が写真のようなキッチンの出窓ともう1ヶ所ドアのところでした。写真(クリックすると大きくなります)は今回納品したトーソーのニューセラミー15で、お客様よりヘッドレールと一番上の羽根が閉じたときに隙間が開くというクレームがつきました。ちょうどダイニング側に座ると、目線の位置にこの隙間がきます。今まで使っていたタチカワの商品はヘッドボックスの下にツバがあり、隙間が開かないようになっていました。比較するとよくわかるのです。私もそこまで気が回りませんでした。ニチベイのセレーノとユニークの違いはヘッドボックスにツバがあるかどうかの違いというのは知っていましたが、トーソーの商品では、浴窓用しかツバがないというのは、今日初めて知ったところです。

接客した社員も知らず、当店の勉強不足で、適切な提案ができなかった授業料として、新しく作り直すことにしました。

ブラインドいろいろ(昨日のブログの続き)

今朝から滋賀県の現場に行って来ました。
昨日納品に行った現場で、一つ商品を持って行くのを忘れるという大チョンボをしてしまい、朝から持っていってきました。


まだ年末でもないのに大ミスか(大晦日)です。 昨日(11月20日)のブログの続きです。これを読む前に昨日のブログを先にお読みください。 (文字の色が変わっているところをクリックするとメーカーのホームページにリンクしており、詳しい商品説明がされています。) アルミ製ブラインドのメーカーの特徴としては「色のタチカワ」「機能のニチベイ」「価格のトーソー」です。


先日、タチカワの営業課長とお話をしておりましたがタチカワは今期ブラインドの売り上げが伸びており、特に住宅メーカーでの採用の数字がいいというのです。私は、昔からタチカワのブラインドの色は一番使いやすいと思っています。他社と比較しても微妙にいい色があるのです。営業力もさることながら、ここらあたりが住宅メーカーのインテリアアドバイザーに評価されているのかなと思っています。


 ニチベイはブラインドの機能面が充実しており、後ほど説明します。


 トーソーはランチェスターの戦略に基づいているのかどうか知りませんが、スラット25エコノという20色限定で安い定価設定のものを用意したり、他社はスラット幅が15ミリのものと25ミリのものしかない中、18ミリのスラット巾があり、価格は25ミリ巾と同じ価格にしています。(15ミリ巾の方が25ミリ巾よりも同じサイズならば3000円ぐらい高いのです。18ミリ巾は15ミリ巾と感じが似ていまして、お買い得になります。)


 


特長的な商品 ①酸化チタンコートスラット 11月7日のブログ(←欄外のカレンダーの11月7日をクリックすれば読めます)にも書きましたが、光触媒によってブラインドが綺麗になります。これは通常のものより10%高いだけで、効果はすごいあります。選べる色数が少ないのが残念です。この商品はニチベイ、タチカワにあり、トーソーにはありません。


 ②スラットの折れにくい強い補強  ニチベイは「タフスラット」タチカワは「しなやかスラット」といいまして、ブラインドのスラットが折れにくく工夫してあります。ニチベイ、タチカワは全商品なっていましてこれもいいです。トーソーはありません。


 ③風によるバタツキを押さえ、水滴にもスラット同士がくっつきにくく工夫している。タチカワは「ダブルピッチ」といい、シルキーアクアシルキーカーテンアクアは標準装備、ニチベイは「スラット中段通し」といいまして、セレーノ25が標準装備、トーソーは「二重ラダーコード」といいまして浴室窓タイプのみ標準装備です。
この商品は装備しているものとそうでないものでは、風によるバタツキがぜんぜん違います。タチカワのシルキーアクアはダブルピッチで、シルキーはそうでありません。アクアと命名したがために水周り品というイメージが強いですが、シルキーアクアを風の強い所につけた場合の違いは明らかです。金額は10%アップぐらいです。価格だけの問題ではなく、そうした状況に応じて、説明して販売すればお客様は必ず納得していただけます。


 ④操作棒左右転換機能 後から操作位置を左右交換できます。タチカワとトーソーのみ。ニチベイはありません。


高遮光タイプ(ヒカリスト) これはスラットにコードを通す穴があいていないタイプで、西日の強いところには穴から光がもれず、眩しくありません。当店の事務所の西向きの窓に使っていますが、効果覿面でとても快適です。お気にいりです。ニチベイしかありません。


 ⑥ワンコントロールタイプ  昇降と角度調整を1本のコードでできる商品で高い窓やキッチン前の窓に最適です。私が好きなブラインドです。住宅用ではニチベイしかありません。オフィス用では各社あります。


 ⑦<遮熱スラット  一般のスラットより赤外線の反射が多く、熱量の侵入が少ないです。 冷房負荷の低減が期待できます。価格は通常のものと同じですが、色の選択が15色でトーソーしかありません。


 ⑧リモコン回転式  電源がなくても電池でスラットの回転が出来るのです。10000円アップですが、高い窓や天窓に効果があります。実際天窓に使いましたがよかったです。
問題点は受信器の電池を交換しなければならず、それを取り替えるのに不便でない高さにしかとりつけられないということがあります。
その他、上下の回転が違うツインタイプ(ニチベイ)、本物の秋田杉や檜を使った木の香(タチカワ)、フッ素コート(タチカワ)などいろいろとあります。


 専門店では、ブラインドといえば、「どこのメーカーもそんなに変わりませんよ。あとは色だけですよ」といってあまり説明もせず、儲かるメーカーをすすめる傾向がありますが、いろいろと違いがありますので、良く説明を聞いてご購入されることをお勧めします。


また、メーカーにもの申す。もっと自社のよいところを他社と比較して説明してください。昨日と本日のブログに関して、いろいろと言いたいこともおありでしょう。ぜひ、Comments欄にメーカーの言い分をお書き下さい。