フジエテキスタイル

縮んだカーテンを伸ばす

3年前に当店でお買い上げいただいたお客様でご自分でハトメカーテンを洗濯をされたところ、丈212.5㎝の縫製サイズに対して21㎝縮んだとのことで相談がありました。


ラベル1この商品はフジエテキスタイルのFA6477YEでレーヨン100%のなんです。レーヨンは結構伸び縮みしましてカーテンとして使うにはやっかいで最近はレーヨン100%の商品はほとんどありません。洗濯は絶対ドライクリーニングでないと大きく縮みます。


施工当時お客様にはよくそのことは伝えており、洗濯絵表示ラベルも取り付けてありました。オーダーカーテンの場合はこの洗濯絵表示ラベルの取り付けを義務付けているのは都条例で東京だけですが、販売メーカーで生地出荷の際にほとんど洗濯絵表示ラベルをつけていますので全国のオーダーカーテンにもついていると思います。既製カーテンの場合は家庭用品表示法で義務付けられてます。そのため、洗濯する場合は必ずそのラベルを確認しましょう。


ハトメオーダーカーテンの場合は、裾の折り返しが約10cmぐらいのダブルになっているので全部だすと20cm長くなるのですが、また折り返しとかありますので最長でも15cm伸ばせるかどうかなんです。


そこで12月14日『カーテンを洗濯しましょう』のブログにも書きましたように、カーテンを伸ばす機械がありまして、もう一度当店の方で洗濯して引っぱると10cmぐらい伸びました。そして、裾を本縫いウエイト巻きロック(下の写真の左が表側・右が裏側)で仕上げたところちょうど縮んだ分だけ伸ばすことができました。


 


ハトメ2


ハトメ3


 


 


 


 


 


 


 


 カーテンを洗濯する場合で、不明な時はご購入されたところによく相談しましょう。


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施工写真 粟辻博氏作品のロールスクリーン

寒い日が続きますね。ちょっと忙しくなってきました。ブログにかける時間もあまりなく、そんな時は施工写真を掲載させていただきます。


9月27日のブログに書きましたフジエテキスタイルのハートアートの粟辻博氏の作品でロールスクリーンをつくりました。


フジエロール1フジエロール2


 


 


 


 


フジエロール3


 


 


 


 


写真をクリックするとおおきくなります。


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フジエテキスタイルの展示会

フジエ展示会10月25日のブログにも書きましたがフジエテキスタイルの展示会が大阪ショールームでありましてみてきました。小さなショールームですが、たくさん来ておられ活気と意気込みが感じられました。


先月にすでに見本帳をいただいており商品はみていたのですが、見本帳で見るとよくわからない商品も縫製して大きく展示したものをみるとすごくきれいなんです。


フジエテキスタイルの場合は昔からいい商品が多く、他社がよく真似をしてきました。その結果、他社の見本帳にもフジエに似た商品が載るようになり、『フジエらしさ』がなくなりつつあったのです。いい商品がありながら見本帳に溺れ、あまり営業をしないからここのところ元気がありませんでした。


見本帳も写真が少なく消費者受けはせず、カットサンプルを依頼してもちっちゃいものしかくれず、なかなか商品の良さがわからないところがありますが、大きく展示した商品をみると良いものがたくさんあります。


この道25年の私ですら、見本帳をみていても商品がよくわからないのです。
オーダーカーテンを選ばれる時は、ぜひ、専門店やメーカーのショールームに行って実際縫製した生地をみて選びましょう。


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フジエテキスタイルの新しい見本帳

今日は甲子園に行ってきました。日本シリーズではなく,球場の南側にある大きな現場に打ち合わせに行きました。明日こそ、タイガースの奮起を期待したいものです。


フジエカタログフジエテキスタイルが新しいカーテンの見本帳を出しました。フジエといえば9月27日のブログにも書きましたが、かつてはデザイン面でカーテン業界をリードしており、住宅メーカーのインテリアアドバイザーは好んで使っていました。優れたデザインでフジエらしさというものがあったのですが、ここ数年、同業他社がフジエらしい商品を真似てだすようになり、フジエテキスタイルの見本帳に独特の味がなくなりつつあったのです。


今回の見本帳はかつてのフジエらしさが出ていて、商品も明るいものが増えています。あとは、見本帳に甘えず、いかに必死に営業をし、クレーム商品を減らすように商品管理をきちっとするかによります。


 


 


タックパネル今回の見本帳でおもしろいスタイルの商品を発見しました。タックパネルというスタイルでパネルスクリーンの下方にヒダをとって生地に余裕をもたせています。本来は生地が重なることによって、その部分の透け感の違いで生地の柔らかさを感じさせるスタイルなんです。このスタイルの商品はFA1247で麻100%で、水洗い、ドライクリーニングで2%縮みます。


麻ですので、洗うとどうしても縮みます。パネルスクリーンが短くなって床から4~5センチも上がっているとおかしいのですが、縮んだときは、ヒダをひとつほどくと長くすることができるのです。
このアイデアはなかなかいいかもしれません。


 


 


フジエテキスタイル新作発表会 11月8日~11日 大阪ショールームにて


 


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十三夜

あいにくの雨ですが、今日は十三夜です。昨年の9月26日も同じタイトルで書いていますが、ブログの内容にうまくあうタイトルがないときにお月さんやその日の記念日をタイトルにしてごまかしています。


旧暦8月15日の「中秋の名月」は中国から伝わったもので、昔の日本では翌月の旧暦9月13日にお月見をしました。その十三夜のことを「後(のち)の名月」とか「栗名月」「豆名月」といったのです。ほとんど円形なんですが、完全でないところを美しいとするのが日本人の心なんでしょう。



今日は、先日取り付けた現場のドレープ(厚手カーテン)に傷があったので交換に行ってきました。最近はメーカーの出荷後にカーテン地にキズがあることが判明するケースがひじょうに多いのです。今回は縫製したあとに吊って検品したときにわかり、とりあえずキズあり商品をとりつけて、あたらしく作りなおして納品しました。


こちらの現場はマンションの39階でカーテンボックスから床まで3Mあります。
室内側にレース スミノエU-9045で1.5倍1つ山のペンタックスタイル、ガラス側にドレープ フジエFA2016-17で1.5倍1つ山のペンタックスタイルです。


タフタ1


タフタ2


タフタ3


 


 


 


 


 


 


 


フジエのFA2016はタテとヨコの糸の色を変えた「シャンブレー」(玉虫)といわれる商品で見る位置により光沢で色が違ったようにみえます。この生地は2色の糸による平織りでタフタといわれ、ほどよい光沢とヨコ方向にハリが強い質感があります。よって普通にヒダをとって2倍使いするような商品ではないのです。


メーカーなんかは、よく1.2~1.3倍のフラットを勧めますが、実際使う中ではレールの長さに対して1.2~1.3倍の長さの生地があると閉めるとき、先頭方面はまっすぐになり端の方がもたついた感じになるのです。私は嫌いなんです。


当店では、このようなケースは少しヒダを取る1つ山のペンタックスタイルで、カーテンの巾はレールに対して1.05倍ぐらいにすることをお勧めしています。


 


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フジエテキスタイルの『Heartart』

先日、フジエテキスタイルの大阪店長がお見えになり、この夏、複版して粟辻博氏の作品である『Heartart』(ハートアート)を展示してほしいとのことでした。


私がこの業界に入ったころはフジエテキスタイルが隆盛を極めており、センスのいいインテリアショップにはフジエテキスタイルのハートアートの小物が置かれていて、インテリアショップをしたときにはこんな店をしたいなと憧れたものです。
私が自分でこの仕事を始めた時は、住宅メーカーの下請けカーテン屋からのスタートで、当時は「そこのけ、そこのけフジエが通る」という時代で、住宅メーカーのインテリアコーディネーターにとっても憧れのフジエテキスタイルでした。

その栄光のフジエテキスタイルの象徴として、「ハートアート」があり、フジエらしさを取り戻すために、この夏、複版しました。私にとりましても、インテリアショップ夢見た原点があります。(フジエテキスタイルのホームページが更新され、きれいなハートアートのページができてます。変色した文字をクリックするとリンクしていますので一度ご覧下さい。)


この商品はデザイン的におもしろいのですが、単なる2倍使いで普通に縫製したらまったくつまらないのです。狭いスペースの中で、どのように展示するかを考えて、当店独自のプリエフ加工で、2枚の別々の生地を継ぎあわせてロールスクリーンをつくり、キッズコーナーと商談室の間仕切りに使いました。


フジエロール1フジエロール2


 


 


 



 


生地は左がHA1334MX(4300円/m・140巾)、右がHA1332MX(4300円/m・140巾)で真ん中で継いで一つのロールスクリーンを作っています。本来は斜めに生地をカットしようと試みたのですが、平織りでやわらかい生地のためうまくいきませんでした。


フジエロール3


フジエロール6


フジエロール5


 


 


 


 


 


 


 


リエフ加工については後日説明いたしますが、ユニテックパロマさんの販売サイトに「プリエフ加工」について詳しく掲載されていましたのでリンクしておきました。変色している文字をクリックしてください。


お詫び


9月24日に書きましたブログでハトメの間隔を変えることはメーカー縫製のフジエテキスタイルでは対応できないだろうと書きましたところ、フジエテキスタイルからメールがきまして、いかようにも対応しますとのことです。申し訳ございませんでした。フジエテキスタイルには、生地のデザインに優れた商品が多く、フラットな感じでみせるのにいいのです。
フジエテキスタイルの商品をぜひ、ご愛用くださいますようお願いします。


でも、このプリエフ加工のロールスクリーンはできへんやろ~


 


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パネルスクリーン

私のブログも仕入先のメーカーや問屋の人もよく読んでいただけるようになりました。何を書かれるかわからないので脅威に感じている人もいるようですが、昨日仕入先に電話した時のことです。

 

私が仕入先に電話をしてやりとりをして最後に復唱するときに、相手の女性が「グローバルテン」というところを思わず、「ブログるテン」といってしまいました。思わず苦笑いしながら『ブログるネタができた』と思いました。

 

大阪の仕入先ではひそかに『ブログる小嶋』といわれていたのかもしれません。

 

本日は宝塚の新築戸建住宅のリビングにパネルスクリーンを3台取り付けてきました。パネルスクリーンはここ2~3年各メーカーが力を入れておりますが、住宅展示場ではよく使っても、一般の住宅ではあまり使うことがありませんでした。

 

原因のひとつには開けたときにパネル1枚分のたたみしろスペースを要するため機能的でないというのがありました。

当店では、今までパネルスクリーンはサイレントグリスのメカを使っておりましたが、これがちょっと高い。そこで今回はトーソーが新しく改良したユニティMGキットを使いました。

 

トーソーのユニティMGキットは、従来のユニティは上部がパイプ通し方式からマジックテープ方式に改良され、(他社はほとんどマジックテープ)お客様の方で洗濯のための取り外しが簡単にできるようになり、たいへん使いやすくなりました。

 

たたみしろに関してはレールは壁いっぱい長くして、できるだけ窓内にかからないようにして、パネルの巾は均等ですが、閉じた時に窓枠だけを覆うように工夫しています。1枚のパネルの巾は75センチ4枚ですが、ユニティMGキットの長さは312センチになっています。

 

生地はフジエテキスタイルのプリントFA3236BU,レース地FA1243WHで外側2枚はプリント、真ん中2枚がレースになっています。

このFA1243WHは当店が薦めたわけではないのですが、宝塚界隈でよく売れており、この半年で1キロ圏内で3件納品しています。

 

このような生地に関してはメーカーは柄位置詳細サイズを見本帳に載せてくれないとお客様と柄だしの打ち合わせがたいへんなんです。

 

パネルカーテン5

パネルカーテン1

パネルカーテン2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パネルカーテン4

パネルカーテン3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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