先日、フジエテキスタイルの大阪店長がお見えになり、この夏、複版して粟辻博氏の作品である『Heartart』(ハートアート)を展示してほしいとのことでした。
私がこの業界に入ったころはフジエテキスタイルが隆盛を極めており、センスのいいインテリアショップにはフジエテキスタイルのハートアートの小物が置かれていて、インテリアショップをしたときにはこんな店をしたいなと憧れたものです。
私が自分でこの仕事を始めた時は、住宅メーカーの下請けカーテン屋からのスタートで、当時は「そこのけ、そこのけフジエが通る」という時代で、住宅メーカーのインテリアコーディネーターにとっても憧れのフジエテキスタイルでした。
その栄光のフジエテキスタイルの象徴として、「ハートアート」があり、フジエらしさを取り戻すために、この夏、複版しました。私にとりましても、インテリアショップ夢見た原点があります。(フジエテキスタイルのホームページが更新され、きれいなハートアートのページができてます。変色した文字をクリックするとリンクしていますので一度ご覧下さい。)
この商品はデザイン的におもしろいのですが、単なる2倍使いで普通に縫製したらまったくつまらないのです。狭いスペースの中で、どのように展示するかを考えて、当店独自のプリエフ加工で、2枚の別々の生地を継ぎあわせてロールスクリーンをつくり、キッズコーナーと商談室の間仕切りに使いました。
生地は左がHA1334MX(4300円/m・140巾)、右がHA1332MX(4300円/m・140巾)で真ん中で継いで一つのロールスクリーンを作っています。本来は斜めに生地をカットしようと試みたのですが、平織りでやわらかい生地のためうまくいきませんでした。
プリエフ加工については後日説明いたしますが、ユニテックパロマさんの販売サイトに「プリエフ加工」について詳しく掲載されていましたのでリンクしておきました。変色している文字をクリックしてください。
お詫び
9月24日に書きましたブログでハトメの間隔を変えることはメーカー縫製のフジエテキスタイルでは対応できないだろうと書きましたところ、フジエテキスタイルからメールがきまして、いかようにも対応しますとのことです。申し訳ございませんでした。フジエテキスタイルには、生地のデザインに優れた商品が多く、フラットな感じでみせるのにいいのです。
フジエテキスタイルの商品をぜひ、ご愛用くださいますようお願いします。
でも、このプリエフ加工のロールスクリーンはできへんやろ~