あいにくの雨ですが、今日は十三夜です。昨年の9月26日も同じタイトルで書いていますが、ブログの内容にうまくあうタイトルがないときにお月さんやその日の記念日をタイトルにしてごまかしています。
旧暦8月15日の「中秋の名月」は中国から伝わったもので、昔の日本では翌月の旧暦9月13日にお月見をしました。その十三夜のことを「後(のち)の名月」とか「栗名月」「豆名月」といったのです。ほとんど円形なんですが、完全でないところを美しいとするのが日本人の心なんでしょう。
今日は、先日取り付けた現場のドレープ(厚手カーテン)に傷があったので交換に行ってきました。最近はメーカーの出荷後にカーテン地にキズがあることが判明するケースがひじょうに多いのです。今回は縫製したあとに吊って検品したときにわかり、とりあえずキズあり商品をとりつけて、あたらしく作りなおして納品しました。
こちらの現場はマンションの39階でカーテンボックスから床まで3Mあります。
室内側にレース スミノエU-9045で1.5倍1つ山のペンタックスタイル、ガラス側にドレープ フジエFA2016-17で1.5倍1つ山のペンタックスタイルです。
フジエのFA2016はタテとヨコの糸の色を変えた「シャンブレー」(玉虫)といわれる商品で見る位置により光沢で色が違ったようにみえます。この生地は2色の糸による平織りでタフタといわれ、ほどよい光沢とヨコ方向にハリが強い質感があります。よって普通にヒダをとって2倍使いするような商品ではないのです。
メーカーなんかは、よく1.2~1.3倍のフラットを勧めますが、実際使う中ではレールの長さに対して1.2~1.3倍の長さの生地があると閉めるとき、先頭方面はまっすぐになり端の方がもたついた感じになるのです。私は嫌いなんです。
当店では、このようなケースは少しヒダを取る1つ山のペンタックスタイルで、カーテンの巾はレールに対して1.05倍ぐらいにすることをお勧めしています。