ダブルシェード

ボトムボーダーのツインシェード

先日、東京に出張していました。

大阪にいる時は車移動が多くて、たまに地下鉄に乗るぐらいですが、ICカードの

PITAPA(ピタパ)を持っています。

以前は大阪の地下鉄と私鉄、チャージをすればJR、しか乗れなかったのですが、1年半

程前から全国で使えるようになりたいへん重宝しています。

 

東京でJRに乗って、PITAPAを使って改札を出る時に表示される残額が1円単位

だったのです。

これにはちょっとびっくり。

大阪の私鉄、地下鉄、JR西日本はすべて10円単位で、駅で購入する切符と

ICカードの金額は同じです。

後で、調べてわかったのですが、首都圏の私鉄とJR東日本はICカードは

消費税を8%に換算して計算されているため1円単位になっているそうです。

例えば東京〜上野間は駅で切符を買えば160円ですが、

ICカードならば154円の請求になります。

 

この差は会社側にとってはすごい大きな金額です。

坊主丸儲け というやつで

大阪の鉄道関係の経営者は、うまいこと考えよりましたわ。

我々、利用者としては切符は10円単位が普通だと思っていたのですが、

逆にいうと首都圏の鉄道経営者は誠実なんだなと思いました。

今、周りでは増税に伴う便乗値上げが多くて、以前は税込み1000円だったもので

増税後は税抜き1000円になっていて1080円となりました。

3%の便乗値上げです。

こういうのが多いのは、ひょっとして大阪だけでしょうか?

文化の違いってあるでしょうね。

 

さて、本題です。

ブログを書くときには1つテーマを決めて、今日はこれについてアピールしようと

思って書きます。

今回は、掃出しにドレープ(厚手カーテン)とレースの両開き、腰窓には

プレーンシェードツイン(ダブルタイプ)を取り付け、レースを手前(部屋側)に

しました。

手前のレースがオーガンジー(透け感のあるレース)なので、裾の折返し部分で

中に入れているウエイトバーが丸見えになるのを防ぐために、ドレープ生地で

裾だけボーダーにして、透けないようにしてウエイトバーが見えないようにしたというのが

アピールポイントです。

DSC01390

DSC01386

DSC01396 DSC01398

 プレーンシェードツイン 手前のレースFA1641GY  奥ドレープFA6520NL

掃出しのドレープはFA6520NL  レースはPF1705CH(無地)

いずれもメーカーはフジエテキスタイル

私どもとしては、これがブログに書きたいポイントなんですが、

お客様は、掃出しのレースを裾本縫いウエイト巻きロックになっていて、

それがひじょうにきれいと喜んでいただきました。

それをアピールできる写真は撮れていないのですが、ここです。

DSC01395

この生地PF1705CHは152㎝巾のタテ使いの生地で、メーカー縫製では

このように裾ウエイトはしないです。

フジエテキスタイルでメーカー縫製をすると、10㎝の折返しか、

3センチ折返しの「裾ショートヘム」という仕様になります。

 

当店では「裾本縫いウエイト巻きロック」という名称で、ウエイトテープを

生地で巻き込む方法でよくやっています。

これが、出来るメーカー、専門店は少なくて、できるところはこだわりのある

専門店だと思っていいと思います。

 

今日のブログは良かったですか? いいね!クリック

 

 

  カーテン夢工房      初めてオーダーカーテンを買われる方へ      カーテン夢工房スタッフブログ   

 

ふんばろう東北!がんばろう日本!

 このブログのトップ

      ホームページへ

 

 

 

 

 

プレーンシェードツインでの夏用冬用をつくる

ブログを書いておられる「家具ノート」さんからトラックバックの依頼が

ありました。

ブログを拝見すると、「小窓カーテンに困ったら参考にしたい厳選コーディネート例30選

というタイトルで、同業のカーテン屋のブログでいいものを30例紹介されているのです。

どなたかはまったく存じ上げないのですが、なかなか素晴らしいことで、

エンドユーザーの方が小窓の窓装飾に困ったら参考になるブログの施工例が

載っていますので私も紹介させてもらいます。

私のブログも紹介していただいています。

知っている同業者のブログがたくさん載っていて参考になります。

ここをみてください。

 

さて、本題です。

 

小窓にプレーンシェードダブルタイプ(ツインタイプ)を取り付けました。

手前のレースは夏冬とも同じですが、窓側(奥)の生地は季節に応じて

取り替えるというプランです。

お客様と当店のスタッフと柄出しに関して何度も打ち合わせをさせていただいて

私は、取り付けに行っただけです。

スタッフが柄出しの指示書に苦労していましたので施工写真を撮って帰らねばと思った

のですが、昼間は逆光になってきれいに撮れないのです。

私が撮った写真

DSC01089 DSC01095

「きれいに撮れないですわ」というとお客様が夜に撮って送ってあげましょうと

言っていただいて送っていただいた写真

 

DSC00550

DSC00547

 手前のレースはフジエのFA1642BUに裾にボーダー FA2070-01

奥側はFA6613NLの裏面

DSC00545

201404LIVING1

手前は同じで

奥側がFA1603WH

大きい窓のドレープ(厚手カーテン)は3年前に当店で取り付けた

川島織物セルコンのウイリアムモリスの商品

詳しい打ち合わせ内容は後日、カーテン夢工房のスタッフブログに書きます。

 

今日のブログは良かったですか? いいね!クリック

 

 

  カーテン夢工房      初めてオーダーカーテンを買われる方へ      カーテン夢工房スタッフブログ   

 

ふんばろう東北!がんばろう日本!

 このブログのトップ

      ホームページへ

 

 

 

 

 

窓装飾プランナーBOOK   〜呼称について①〜

DSC01084窓装飾プランナーの資格制度の試験が今年実施されることになりました。

詳しくは主催者側の日本インテリアファブリックス協会のホームページをご覧

ください。

この試験の教科書となる「窓装飾プランナーBOOK」がこの度発売されました。

この本はネットでしか申し込むことができず、価格も4320円(税込)で少々高いですが

340ページに渡り、インテリアに絡む窓装飾に関して詳しく書かれており、

ひじょうに内容の素晴らしい本です。

 

インテリアの窓装飾に絡む仕事をされている方や、メーカーの営業員とショールーム

担当者にとっては必読の書です。

まずはインテリアメーカーの営業員とショールーム担当者は買って勉強しなければ

なりませんが、日本インテリアファブリックス協会(以下NIFと呼びます)の会員企業の営業は

各支店で100冊ずつぐらい買って、得意先である販売店に説明しながら販売するぐらいは

やってもらいたいです。

関西ならば、ネットで買えば送料がかかりますが、メーカーから買えば送料は

こちらで負担しますといえば、けっこう売れると思います。

 

まだ、全部読んでいませんがそれだけ価値のある本だと思います。

この本は、NIFが2年がかりで作った本だけあって、インテリア業界の指標となるものだと

思っています。

私が以前から提案していました、商品の名前の統一で固有名詞を使わないで一般名詞を

使えという問題も、これをみればインテリア業界の商品等の用語の一般名詞が

わかります。

 

たとえば、インテリア販売店ならば誰も知っている商品で、ここ5年ぐらいで

ヒットしているものとして、

トーソーでいうビジック

タチカワでいうデュオレ

ニチベイでいう調光ロールスクリーン

調光式ロールスクリーン

という呼称になっています。

調光型ロールスクリーン2 (1) 調光型ロールスクリーン2 (2)

 

私はずっと以前からこれを一般名詞として「調光型ロールスクリーン」と呼んでいます。

今後は、これらの商品を「調光式ロールスクリーン」と呼ぶべきでしょう。

この調光式ロールスクリーンよりも早くから販売されていて、当店においては

はるかに販売量が多いハンターダグラスのシルエット・シェードの一般名詞は

なんでしょうか?

これと同等品はNIF会員企業ではトーソーしか扱っていないため、この教科書には

この商品の存在すら書いていません。

トーソーはこの商品を調光ロールスクリーン「ラクーシュ」といっていますが、

教科書の調光式ロールスクリーンのところには書いていません。

DSC01155

上の写真は店内展示サンプルのトーソーラクーシュ(左側) 右はシルエット・シェード

私は昨年トーソーがこの商品を出した時に、これをトーソーのシルエットというのは

双方に対して失礼なので、こちらの商品の一般名詞として

開閉式調光型ロールスクリーンと呼んでいます。

それに対して、今回NIFが調光式ロールスクリーンとしたものを

昇降式調光型ロールスクリーンとしています。

すみません、誰からも相手にされていません。

今年、同じような商品をニチベイが出す予定です。

そうなると次回の改訂版には新商品として載るでしょう。

(実際は20年以上前からハンターダグラスのシルエットシェードは日本で販売されていますが、

ハンターダグラスはNIFの会員ではありません)

どんな呼称になるのか興味のあるところです。

無難なところとしては、シルエット・シェードは知名度抜群ですが、ハンターダグラス

の登録商標なので別の呼称としてシルエットスクリーンあたりになるのでしょうか?

 

もう1つメカ物の呼称で気になっていたものがあります。

1台のローマンシェードのメカで前幕と後幕があって2枚の幕体を操作できるものです。

トーソーはこれをツインといっています。

一番最初に出したニチベイは、ダブルシェードと呼んでいます。

タチカワはダブルタイプと呼んでいます。

多くのファブリックメーカーはトーソーのメカを使っていますので、

ツインシェードといっています。

サンゲツは今はタチカワのメカを使っていますが、以前トーソーのメカだったので

今もツインシェードといっています。

NIFの教科書である「窓装飾プランナーBOOK」では

ダブルタイプ(ツインタイプとしています。

トーソーとタチカワに気を遣っていて、図表の4-79や4-80ではダブルタイプとし、

図表4-81ではツインタイプになっています。

元祖ニチベイのダブルシェードはどうした?という感じです。

呼称に関しては突っ込みどころはいっぱいありますが、

あまり言うと胡椒じゃなくて胡散(うさん)臭い奴だとNIFから思われます。

続きであと1つ、形態安定加工と形状記憶加工の呼称について書かせてもらいます。

 

この本はほんとに役に立ちますのでインテリア業界関係者はぜひ読んで

勉強すべきだと思います。

申込みはこちらです。

今日のブログは良かったですか? いいね!クリック

 

 

  カーテン夢工房      初めてオーダーカーテンを買われる方へ      カーテン夢工房スタッフブログ   

 

ふんばろう東北!がんばろう日本!

 このブログのトップ

      ホームページへ

ドレープはクリーニング、レースは吊り替え

先日、スタッフと社内懇親会兼新入社員歓迎会を当店28階にあります

スカイラウンジでしました。

大阪の台所・黒門市場でフグとクエを買ってきまして、ふぐはてっさ(お刺身)と

唐揚げで、クエは鍋です。

DSC00510 DSC00509

当店の28階には調理ができて飲食できるスペースがありまして、よく同業者と

鍋を囲みながら親睦会をしています。

夏はハモしゃぶで、冬はクエとふぐでやります。

みなさんが美味しいといって喜んでいただけるのは、出汁にあると思っています。

実は、出汁は黒門市場にある昆布と鰹の店・二葉商店で袋にはいった出汁を

買っています。魚を買うのは二葉商店の2軒隣の魚清商店です。

料亭の味と言われていまして、いつだれが鍋をしても同じ味がだせて、

これがひじょうにうまいのです。

私は袋に入っているので、「お袋の味」といっています。

ふつうは鍋の場合、ポン酢で食べたりすることが多いのですが、

この出汁を使った場合は、小鉢にこの出汁を入れて、小鉢の土手に

柚子胡椒をつけて少しずつ崩しながら食べます。

DSC00506 DSC00507

この出汁でつくった雑炊はほんまにうまいねん。

て、本題です。

12年間1度も洗ったことのないツインシェード(ダブルシェード)の

レースが破れてきたので新品にしたいという相談を受けて伺いました。

3窓ありまして、3窓ともツインシェードがついているのですが、小さい

2窓は12年間常に開けっ放し状態で使ったことがないとのことです。

DSC00552 DSC00555

この小窓のシェードはきれいなのですが、反対側にある腰窓の

ツインシェードはドレープもレースもひじょうに汚かったのです。

レースは取り替えるのですが、ドレープは同じものはすでに廃番でなく、

小さい窓の方と合わす柄も難しいため、クリーニングすることにしました。

メカもコード式のため、ワンチェーンのドラム式のツインシェードに交換し、

レースは新品にしました。

DSC00543 DSC00545 DSC00544

画像はクリックすると別のページに移動し、そこでもう一度クリックすると拡大

しますが、あまりにきたないので画像の拡大はおススメしません。

上の写真は12年間洗っていないレース。

ドレープをクリーニングして新しく取り替え。

DSC00549 DSC00548

DSC00557 DSC00558

当店のカーテンクリーニングは、ドレープは見違えるぐらい

きれいになります。

レースの黒ずんだものはなかなかきれいになりません。

レースは新品にして、ドレープをクリーニングするだけで

部屋が明るくなって気持ちも明るくなります。

今日のブログは役に立ちましたか?   はい、クリック

 

 

  カーテン夢工房      初めてオーダーカーテンを買われる方へ      カーテン夢工房スタッフブログ   

 

ふんばろう東北!がんばろう日本!

 このブログのトップ

      ホームページへ

 

 

 

 

ツインシェードをコーナーの窓にとりつけました。

また、以前に書いた話と同じようになりますが、昨日のブログに続いて

コーナー窓の納め方でもう一つ。

マンションのリビングのコーナーの窓にTOSOツインシェードワンチェーンタイプを

取り付けました。

 

ツインシェードというのは1つのメカ(本体のレール)で厚手のカーテンと

レースのカーテンを取り付けてパタパタと昇降するものです。

IMG_0555_R

生地 前幕 川島織物セルコンFT5198  後幕 FT5298

ツインタイプの場合、前幕と後幕の幅はほぼ一緒なので、

コーナーにつけて、前を突き付けでくっつけると後幕同士は隙間が空きます。

米 タテ型ブラインド、木製ブラインド、ロールスクリーン等は

一方を長くして取り付けますが、シェードの場合は前のラインで突き付けを

します。そうしないと開閉がきれいにいかなくなります。

そのため、後幕のコーナーにくる部分を両方とも長くします。

トーソーの提案(見本帳より)

コーナーリターン_R

後幕をリターン仕様で持ち出して45ミリ長く作ることを提案しています。

しかし、これでいくとレール本体の厚みが29ミリなので

後幕をぴったり合わせると前幕に隙間ができるのです。

 

そこに、メーカーの提案通りしないで創意工夫が必要になってきます。

IMG_0553_R

IMG_0554_R

後幕も前幕もそんなに隙間を開けずに納めました。

 

見せます、インテリアの底力を。

      魅せます、インテリアの楽しさを!

 

今日のブログは役に立ちましたか?   はい、クリック

 

 

  カーテン夢工房      初めてオーダーカーテンを買われる方へ      カーテン夢工房スタッフブログ   

 

ふんばろう東北!がんばろう日本!

 

 このブログのトップ

      ホームページへ

 

 

 

プレーンシェードの柄出し

先日、業界の先輩がプロデュースをされたオペラのコンサートに行ってきました。

オペラ歌手は小聖未紗さんで、FM大阪でDJもされていて、

若くてきれいな方なんですが、著作権の関係で写真のアップは

控えさせていただきます。その先輩もセミプロで歌われました。

そのコンサートは神戸・春日野道の天ぷら屋「藍」でありまして、こちらの天ぷらも

美味しかったのです。

DSC00091 DSC00095

生のオペレは生まれて初めて聴きましたが感動しました。

 

さて、本題です。

ブログをよく読んでいただいているお客様から、柄合わせや取り付け位置などの

技術的なことならば当店にお願いしなければならないとのことでご注文を

いただきました。

ご注文をいただいたのは、リビングだけで、他の普通のメカものやカーテンを

取り付ける窓は他社に取られました。

価格で負けたようで反省。

リビングのカーテンは

DSC00028

DSC00030

生地はドレープ川島織物セルコンFT5036 レースはPY1393

 

こういうのはどこで頼んでも同じようにできるように

思われるかもしれませんが、やはり専門店には専門店の技があります。

シェードは内に開く網戸がありましたので、それを実測の時に気づいて

干渉しないように20㎝高く取り付けます。しかもそこには下地がありません。

経験の浅い業者ならば、実測時に網戸がまだついていないと、どういう網戸が

きて干渉するかどうかが判断できないところが多いのです。

DSC00024 DSC00025

(画像はすべてクリックで拡大します。)

ツインシェードをつけていますが、窓の天板が少しでていまして、外付けで

同じサイズでつくると、後ろ幕(この場合、レース)のボトムバーが天板に

当たるのです。

そこで

DSC00027

前幕と後ろ幕の長さを大きく変えています。(通常はその差1センチ)

柄出しも難しいのです。どの位置で柄をだすかということです。

DSC00029

逆側の小窓3窓もツインシェード

DSC00021 DSC00023

巾36センチのツインシェードで、柄出しを左右を同じにして真ん中のシェードの

柄出しは変えています。

 

見せます、インテリアの底力を。

      魅せます、インテリアの楽しさを!

 

今日のブログは役に立ちましたか?   はい、クリック

 

 

  カーテン夢工房      初めてオーダーカーテンを買われる方へ      カーテン夢工房スタッフブログ   

 

ふんばろう東北!がんばろう日本!

 

 このブログのトップ

      ホームページへ

 

 

 

手前フラットバルーン奥はプレーンのツインシェード

お客様の強い要望で、「手前のドレープがまっすぐ上がるのはイヤ」ということで、

手前はドレープで1.2倍使いのフラットバルーン(トーソーではルーススタイルと

呼んでます。)

 

 

 

生地は 表 フジエテキスタイル  FA6805SB  後ろ FA 0502NW

 

今日のブログは役に立ちましたか?   はい、クリック

 

 

カーテン・窓周り品やブログに関する質問は右下小箱のメッセージリーフからお願いします。

  カーテン夢工房      初めてオーダーカーテンを買われる方へ      カーテン夢工房スタッフブログ   

 

ふんばろう東北!がんばろう日本!

 

ブログのトップ