カーテンレール

今どき金属フック

インスタグラムを見てご来店いただけるお客さんが増えてきました。

インスタグラムはスマホに特化した写真投稿サイトで、当店もアカウントを持っていて、

施工写真を540件ぐらいアップしています。

img_5289_r若い人は、これを検索機能としてよく使っておられまして、私も食事するときは

その店に関する投稿(これはハッシュタグ機能#で簡単にわかります。)をみて、

リアルな声をみます。

今は「食べログ」の評価が不正操作されていることが問題になっていて信用できない

ところもありますが、インスタグラムは、まだ信用できるかなと思っています。

ネット上の評判に関しては、変なことを書かれるとこちらとしては商売的に影響するのですが、

「評判を書きます。」というビジネスもあるのです。

私どものところにも、そういうお手伝いをしますという営業メールがきます。

私どもは、第三者を使って、良いことを書き込んでもらうようなことは一切

やっていませんが、同業者の中にはあきらかにそのようなことをされていると思われる

ところがあります。

インスタグラムも昨日から写真を拡大できる機能がつきましたので便利になりました。

 

さて、本題です。

先日、遮熱レースの実験をした小さなホテル奈良倶楽部は姉夫婦が経営していますので、

カーテンは当店で施工しています。

何回か吊り替えていますが、直近では5年前ぐらいです。

生地は輸入で余っていたようなものを使って、フックはすべて金属フックにしています。

これは安くするためではなく、敢えて金属フックにしたのは、不特定多数の人が

触ると、今は普通となっているアジャスターフックだとフックの位置が

勝手に動いてしまい、それを避けるためです。

金属フックは勝手に位置が動かないので、不特定多数が使用するときに重宝です。

dsc03057

dsc03058

今は下のような樹脂製のアジャスターフックばかりで、金属のフックは

ほとんどみることはないのです。

 

dsc03069  dsc03070

上の写真の左は縫込みアジャスターフック(当社標準仕様)、右は

差し込みアジャスターフック

 

昔からのレールのブラケットはレール挟み込むタイプなのです。

代表的なのはCガタレールです。

下の写真のようなレールも同じです。

dsc03066 dsc03068

この場合、正面付けのBフックだとアジャスターフックの樹脂がブラケットの

でっぱりと干渉する場合があるのです。

金属フックならば干渉しません。

今のレールは下の写真のようにブラケットの先がレールの中に隠れるようになっています。

dsc03072 dsc03071

上の写真は当店の展示もので、左がトーソーのエリート、右がネクスティです。

ブラケットの先が見えません。

エリートは、これを50年前に発売をしまして、この発想が今でも続いていて

人気の秘密なのです。

 

 

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TOSO エリート発売50周年

 住江織物株式会社の第127回定時株主総会がありました。

住江の米国現地法人における会計処理問題で、未だ決算が発表できない状態での

株主総会でしたが、荒れることもなく粛々と行われました。

吉川社長はあらゆることに誠実に答えておられましたが、第三者委員会に調査を

委ねておられ、今日の段階では何もでてきませんが、根は深そうな感じがしました。

この問題は、住江織物の社内の問題で、エンドユーザーに対しては迷惑をかけておられず、

とりあえず期末配当も1株3.5円出ることになったので、がんばって株価の回復に

努めてもらいたいです。

私なんか、めちゃくちゃ損をしてるんやけどなぁ〜

 

さて、本題です。

 

カーテンレールのトップメーカーのトーソー株式会社がエリートというレールの

発売50周年を記念して、新色3色を9月5日より発売をいたします。

トーソーエリート発売50周年

左から

①アッシュグレイン

近時トレンドの、グレーがかったベージュ色。ナチュラルなインテリアや、モダンな

インテリアなど幅広く使える色です。

真ん中は

②マイルドグレイン

赤みを抑えた、ミディアム系カラーの新定番。近時の住宅の建材カラーによく採用されて

いる色と同系色です。

右は

③ビターグレイン

赤みと彩度を抑えたグレイッシュなダークカラー。建材メーカーでトレンドの、

窯で燻したような色が特長です。

 

エリートの初期の頃の広告はけっこうユニークでした。
(ユニークはニチベイの代名詞か?)

エリート50周年チラシ1

(画像はクリックすると別のページに飛び、そこでもう一度クリックすると拡大します。)

 

「エリート」が50年間愛された理由は

 

① デザインの良さ

壁面に取付けても、ブラケット(取付け金具)が見えない。

カーテンの縫製で上から3〜4㎝のところの引っ掛けるフックをつける正面付け(Bフック)は

エリートから始まりました。

② 走行性(滑り)の良さ

直径12mmの車式ランナーを採用したことで、とても滑りが良い。

すべりが良すぎて、風が吹くと勝手に開いたりするので、マグネットランナーが

最初に考えられたレールです。

③しっかりしている。

同業者の同じようなレールと重さが違う。( ここ を読んでください。)
スチールなので、重さイコール価格であり、品質です。

④施工性の良さ

ブラケット(取付け金具)の種類が多く、様々な場所や状況に対応できる。

ワンタッチでレールを取付けられるブラケットを採用を取り入れたのはエリートが初めてです。

 

 

このトーソーという会社は、私もすごくお世話になっているのですが、

すごい会社なんです。

創業67年の上場企業ですが、この間に社長は2人しかおられないのです。

しかも、創業者の斉藤太一氏と今の大槻保人社長は親族ではないのです。

インテリア業界の上層部の人達の間では、ここ十数年、社内の「エリート」は

誰なんだということが話題になっています。

 

次は

 

次は

 

次は

 

次は

 

そして、名乗りを上げたのは社員じゃなくて

 

 

レールだったんです。

 

次は

 

ネクスティ

 

 

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埋め込みカーテンレール

先日の日経ビジネスに「残業は減らないのは、家に帰りたくないから」という記事が

載っていました。

会社が「ノー残業デー」を水曜日にしたら、その日は早く帰るのではなく、

同僚との飲み会の日になるというのです。

私にはよく理解できないのですが、家に帰る前に、どこかで一杯ひっかけて帰る

サラリーマンも多いのです。

早く家に帰りたいという気にさせるには、自慢したくなるインテリア、

おいしい食事、楽しい家族が必要だと思っています。

 

さて、本題です。

 

 

最近、埋め込みのカーテンレールを使うことが多くなりました。

これは、建築段階でボードを貼る前に、それ用の溝を作っておかないと

後からは埋め込むことができません。

納まりがひじょうにきれいで天井とカーテンとの隙間が少なくなりますので、

冷暖房効率もよくなります。

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DSC02485 DSC02494

こちらの現場も埋め込みカーテンレールです。

DSC02498 DSC02497

7月21日にオープンしたフジエテキスタイルの大阪ショールーム

展示用のものは埋め込みカーテンレールを使っていました。

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サイレントグリスのレールですが、フジエテキスタイルは以前からよく、

サイレントグリスの埋め込みレールを使っています。

 

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スマホ連動型カーテン自動開閉機「めざましカーテン mornin,」

今朝のスポーツ新聞は各社がほとんど取り上げていて、インテリア商品が大きな

話題になっていました。

私は観ていないのですが、テレビでも取り上げていたそうです。

スポーツ新聞ではHKT48の指原莉乃(23)とチュートリアル・徳井義美(41)が、

ベットインしながら商品説明をしたということが話題になっていました。

指原が「40代の男性とベットに入ったことは一度もないので・・」と言ったことに対して

徳井が「20代ならあるのか・・」と突っ込んだとか、

どうでもいいことが大きく取り上げられていて、新商品の発表会の内容は小さいのです。

その新商品というのが、「スマホ連動型カーテン自動開閉機「めざましカーテン mornin,」

です。

解説記事はこちら

既存のレールの先頭ランナーにモーターをとりつけて、スマホで操作することができ、

時間設定で朝に自動的にカーテンを開けることができるのです。

しかも、価格が4000円ぐらいです。

 

この商品はカーテン屋からみたらすごいものがでてきたと思っているのです。

私は、タイマー付きの電動のカーテンレールは、身体にもいいのでおススメしていますが、

この価格で電動カーテンができるのは画期的です。

 

アマゾンで販売していて、今朝新聞で知って、仕事を終えてから注文をしようと

したところ、すでに1000台即売されていて売り切れになっていました。

次回、入荷は8月上旬のようです。

同業者のSNSに、買った人はいないかと聞くと6台買った人がいて、アマゾンなので

今朝の注文ですでに届いていました。

 

これにより、レールが電動になったことによってカーテンの吊り替え需要を喚起できれば

いいなと思っています。

 

メーカーのホームページには、対応できるカーテンレールのサイズが

書いてありました。

カーテン屋の立場で、具体的に説明しますと、マンションに最初から

ついているC型のレールはほとんど対応できます。

カーテンレールのトップメーカーのトーソーのレールでいうとネクスティ等の

機能性レールはほとんど大丈夫ですが、今年発売50周年になるエリートは

対応していません。

 

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機能性レールのカーテンの吊り方

この5月の大型連休の期間の5月3日4日5日は休業しています。

ブログは事前設定によってアップされています。

休み前に書いたものです。

 

 

5年ほど前に1階のリビングだけカーテンのご注文をいただいたお客様で、

この度、2階も新しくカーテンを取り替えたいということでご注文を

いただきました。

2階はお客様の方でご購入されていて、以前使われていたものや既製カーテン

がついていました。

今回は2階の3室吊り替えで、すべてドレープ(厚手カーテン)は

シェードで壁付けをし、レースは両開き2倍使いで窓枠内にレールを

取り付けて内付けしました。

 

洋室1

Before

DSC01644

After

DSC01659

 

洋室2

Before

DSC01647

After

DSC01655

 

洋室3

Before

DSC01646

After

DSC01667

これで終えてもカーテン屋のブログとしていいと思っていますが、

何か一つテーマを決めて、情報発信しなければコンテンツ(内容)の

ないブログになってしまうのです。

今、「御社のサイトがキャッシュマシンに変わる お客が集まる

オンライン・コンテンツの作り方」という本を読んでいまして

少し影響を受けています。

 

今回はレールをすべて枠内に天付けしています。

DSC01650

この場合、レールを隠すようにカーテンを縫製した方がいいのか、

それともレールが見えるように縫製をしたほうがいいのかを

考えてみたいと思います。

 

レールを見えるように縫製するのを天付け仕様⇒aフック

レールを隠すように縫製するのを正面付け仕様⇒bフック

AフックBフック

このように業界ではいいます。詳しくはこちらをお読みください。

 

機能性レールというのは一般に言う普通のレールです。

多くの専門店が扱っているのは、ホームユース向けでは圧倒的なシェアのある

トーソーのエリートやネクスティ等です。

 

以前はトーソーのエリートというレールが主だったので、カーテンの縫製は

枠内に取り付ける時は、正面付けが普通でした。【上の写真】

最近はトーソーのネクスティというレールが多く使われるようになってきて、

この場合は天付けすることが多くなってきました。(レールが見える)【下の写真】

DSC01669

 

なぜ、レールをみせる仕様が増えてきたかといいますと、カーテンの

形状記憶加工や形態安定加工が増えてきまして、きれいなウエーブを

保つには、開けた時にカーテンの上部の芯地の部分がレールの向こう側に

いかないといけないのです。

それに合わせるような形で、トーソーがネクスティという新しい機能性

レールを発売して、これはダブル使いの正面付けでも、ドレープ、レース

ともにaフックを勧めてきました。

 

私の考え方としては、よく開閉するときはaフック、

あまり開閉しない場合はbフックをおススメしています。

今回のケースは、レースが枠内付けであまり開閉しないとのことだったので

bフックにしてレールを隠す仕様にしました。

 

bフックは、通常カン上4㎝といいまして、カーテンの一番上から

4㎝下がったところに引っ掛けるフックがくるようになっています。

今回の現場はbフックなんですが、アジャスターフックでカン上3㎝に

なるように調整しています。

そうしないと、枠内の天にカーテンが触れてしまうのです。

このカン上3㎝のことを川島織物(現川島織物セルコン)は「セミ」と

言っていました。

これは社内用語なんですが、当時の住宅メーカーの営業の方が優秀で、

住宅メーカーの企画担当者に、「カン上3㎝はセミといいます」と

教えてため、当店の得意先である住宅メーカーのマニュアルには

カン上3㎝に設定することを「「セミ」というと書かれているのです。

ネットで「セミフック」を調べると、元川島織物セルコンの社員の方が

されている店のブログと、幅広く知識豊富でなんでもご存じの

インテリア山田の荒井さんのブログに書かれているだけでした。

 

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マンションの機能性レールを両開きから片開きにする

最近は新築マンションでレールが初めから付いていない物件がでてきましたが、

ほとんどの場合は付いています。

そのレールが、カーテン専門店ではめったに使うことのない、一番

リーズナブルなC型レールといわれているレールなのです。

C型レールというのは、形状がアルファベットのCの形をしているレールで

日本で最初のカーテンレールです。

億ションといわれる高級物件でも、C型レールがついていますし、

メカものを取り付けるために取り外して捨てなければならないことも

よくあり、カーテン専門店からすればもったいないなと思っています。

DSC01288

↑ このようなレールです。

たまに予算の都合で、真ん中にマグネットランナーがついていないのも

ありますが、一般的に両開き用のマグネットランナーがついています。

DSC01290

 これに、片開きのカーテンを取り付けて、マグネットランナーを

端に付けてほしいと言われるのですが、これが簡単ではないのです。

マグネットランナーを端に入れ替えることは簡単にできるのですが、

キャップの方に受けの金具がついていないケースが多いのです。

 

そのため、キャップに受け金具をつけなければなりません。

下の写真の右側は最初から付いていたキャップで樹脂のため、マグネットが

つきません。

左側は、こちらで金具を用意して入れました。

DSC01301

DSC01303 DSC01302

DSC01316

このC型レールのメーカーはたくさんあるのですが、ほとんどの

メーカーのキャップには金具の受けがありません。(価格の関係上)

トーソーだけが、最初からキャップに金具の受けがついています。

しかし、価格が優先されるマンションの現場では、一流メーカーの

トーソーのC型レールをみることはほとんどありません。

C型レールは、どこのメーカーのものでも、キャップは互換性があり、

使うことができますので、片開きにされる場合は、キャップだけトーソーの

ものを買われるといいかと思います。

 

両端に、片開き用のマグネットランナーを入れて、キャップに受けを

つけて、片開きのレースを吊りました。(窓側のみ)

DSC01471

DSC01472

DSC01468-1

フラットレースの片開きで、生地はクリエーションバウマンの

シンフォニアCSブロック(0742)です。

DSC01473

この生地は300㎝巾の横使いで横のリピートが透けない部分と

透けている部分で1つの柄になっていて55㎝あります。

この柄出しを両端同じようにするために、柄出しを優先して製作巾を

決めていますので、フラットカーテンで1.18倍になっています。

レールの長さが158㎝でヨコリピート3.5柄とって、左右の柄出しを

揃えています。

 

 

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カーブレール用のカーテンストッパーはありません。

昨日書いたフラットカーテン1.3倍使い形状記憶加工付きの6窓つけた

現場の話の続きです。

リビングの一窓は大きな半円形の窓で、そこにはトーソーのカーブレール

「セルフィ-」がついていました。

ここには「カーテンストッパー」はつけられませんよとお話をすると、

「小嶋さんやったら何とかしてくれると思って、カーテン夢工房さんに

お願いしたんです。」といわれました。

それを言われるとつらいんですが自分でつくってみることにしました。

エリートのカーテンストッパーを工夫してレールの側面に取り付けました。

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この部材をカーテンボックスの天に直つけしました。

こちらの方がマグネットになっています。

DSC00987

先頭のマグネットランナーの鉄の部分とくっつきます。

DSC00986

 

 

DSC00988

 

DSC01001

いい感じにできました。

お客様から課題をいただいたおかげでイイアイデアが思いつきました。

この発想からすれば、新築マンションに既存のC型のレールがついて

いても、

カーテンボックスの天井につけることによって、ふさかけ金具をつけて

タッセルで束ねなくても、開けた時にきれいに納まると思います。

 

モニター募集します。

当店の営業テリトリー内で、ご来店いただきカーテンをお買いあげいただいた

お客様で、新築マンションでカーテンボックスにレールが

ついてある窓に1窓分無料でカーテンストッパーをとりつけします。

先着3名様のみ。

 

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