今は瀬戸内海上で、別府に向かうフェリーから携帯でメールしています。
今、時間潰しに本を読んでいます。『問題な日本語』という本で、一昨日電車の中吊り広告をみて興味を持ちました。内容は今使われているおかしな日本語を指摘をしていて、このタイトルもおかしいなと思って買いました。
紀伊國屋のレジで、本を差し出すと店員が『本にカバーをつけるのでよろしかったでしょうか』というのです。私はそこで「その日本語がおかしいからこの本が売れるんだよ」というと、奥から上司が出てきて平謝り。「すみません。社員教育しているんですけど・・・・」といいながら、その社員に向かって今日この本を買って読んでおけといってました。変な日本語がはびこっています。私も決して正しい日本語を使っているかと言えばそうでもないですが、耳障りな日本語が気になってしょうがないのです。
私共の仕入先でも、同じような変な日本語を使う人がいます。通常のやりとりはほとんどファックスなので、仕入先の窓口の方と話をすることは少ないのですが、欠品があると電話がかかってきます。相手は「・・・・・が欠品していまして、明日の出荷になってもよろしかったでしょうか」というのです。
変な日本語を使うので、私は「よろしくない」というのです。そうすると相手はびっくりしたような感じで「すみません。もう一度電話します。」といって電話を切ります。1時間程経つとまた電話がかかってきまして、「今日、出荷できました。」というのです。
私は、相手が変な日本語を使うので、注意しない上司になりかわって皮肉をこめて注意したのですが、相手は今日出荷できないことを怒られたと思って、いろいろとあたって出荷できる段取りをしてくれたみたいです。文句を言うとうまくいくということはこの業界ではよくあることです。
S社のことですよ。あ~ぁ、また嫌われちゃった。