フジエテキスタイルの展示会に行ってきました。(2007年10月10日)
今回の見本帳は11月発売ですが、見本帳は1冊も用意されておらず、説明会で説明を聞かなればよくわからない展示会でした。説明会の方は田舎の高校の文化祭のファッションショーみたいでしたが、説明してくれた若いデザイナーはすべての商品において原稿を読まずに自分の言葉で説明されていたのは、わかりやすく敬服いたしました。
こうした展示会は、新しい見本帳の心意気を表すものとして、もう少し演出が必要かと思いました。商品番号を読み上げて、男女3名の方が入れ替わり立ち替わり生地をちらっと見せられて説明されても、私なんかはピンとこないのです。来られている人も そのように感じておられてたようで、最後までメモをしておられた人は2名しかおられませんでした。
商品的にはフジエのファブリックに対するこだわりが感じられました。
フジエは今までも商品開発においては業界をリードしてきまして、他社もフジエの商品に似たような
ものを出してきました。この結果、フジエが元祖なんですが、他社でも同じような商品をみることができ、「フジエらしさ」というのが薄れてきていました。
今回の商品は、糸からこだわっていてなかなかいい商品がありました。
でも、カーテンとして吊った場合、きれいかどうかはわかりませんが、今やいろんな吊り方がありますので、それはそれで良しとしましょう。
その商品の良さは説明を聞かなければまったくわからないのです。
フジエの課題は営業力です。こだわりの商品をいかに販売者、インテリアアドバイザー、ユーザーに
伝えることができるかです。
良い商品があるんだから、生地サンプルを持って
『前にイチモツ、背中にニモツ』という感じで地べたの営業ができるかどうかにかかっています。
フジエは17~8年前に、A3サイズのブルーの表紙のコーディネート写真集を出しました。
それは、今でもベテランのインテリアコーディネーターにとってバブルじゃなくてバイブルとされているものです。
当時は、住宅メーカーの展示場にフジエの写真集に使われているスタイルとそっくりそのまま同じものが使われていたのです。
これは何がすごかったかといいますと、別冊で同じボリュームの解説書があってコーディネートの
ポイントから使っている生地、サイズ、縫製のやり方まで書かれていたのです。
私なんかも重宝しまして、コンファタケース、ピロケースのサイズや、座布団の銘仙判、八端判のサイズなど知らないことをいっぱい勉強させていただきました。
今、こうしたものがほしいのです。
私なんかはぜんぜん勉強していなくて経験だけでしゃべっていますので、理論的に学びたいのです。
今回の展示説明会でも、デザイナーがこのドレープにはこのレースを組み合わせて、このようなスタイルで提案をしてほしいということを生地を見せながら説明してくれました。
なるほどと思いましたが何ひとつ覚えていません。これが見本帳に反映されているのかどうかは知りませんが、ぜひ、そうしたものをDVDにして配ってくれれば役に立つのにと思いました。

2007年 10月 の投稿一覧
川島織物セルコンのfiloの展示会に行ってきました。
すでにインターネットで東京の展示会に行かれて感想を述べておられる方もおられますが、私はさすがカワシマ、やはりいい商品が多いと思いました。なんといっても今は業界では川島織物セルコンの開発力は群を抜いていると思います。
次が住江織物で、後はぐ~んと落ちますね。
今回の開発のテーマはオリジナリティーへのこだわり、縫製へのこだわり、コーディネートへのこだわりだそうです。
自社で生産設備を保有する唯一のメーカーでもあり、品質の高さは他の追随を許さないものがあります今回はオリエンタル的な柄も多く、売れるかどうかは別問題としていいものがあります。
縫製へのこだわりは、filo標準仕様を設け、完成品としてのカーテンへのこだわりは評価できると思います。カーテンメーカーの中では、川島織物セルコンは一番縫製のことがわかっていて、うまいかどうかは別にしてこだわりは感じます。
filo標準仕様はすべて2.3倍使いにし、巾継ぎをヒダの根元に隠れるように配置し、 すくい縫いで耳の裾の部分を手まつりして、「ファインウエーブ」(注1)をしています。
なぜ、2.3倍使いなのかを伺ったところ、それが一番綺麗と思うからですというのです。
そのため、150㎝巾の生地を使うと3巾では巾196センチまでしかできなくて、巾200cmで発注すると4巾使いになり、すごく高くなるのです。2.25倍使いだったらダメなんでしょうか。
巾継ぎに関しましては、生地の柄を合わせながらヒダの根元に必ずもって来るというのは、ヨコの柄の大きい商品で大きい窓で何ヶ所か巾継ぎをしなければならないときは至難の業なんです。
今、これをやっているのはフィスバだけで、フィスバは三ツ山の真ん中の山の高さで調整する芸術的なやり方です。川島織物セルコンはどうするのかを伺ったところ、企業秘密とのことで社員にも知らされていないとのことでわかりませんでした。
手まつりは一般的にすくい縫い(注2)のときはよくやるのですが、大阪ショールームに展示してある商品は、すくい縫いをうたいながらも、裏地付き標準仕様の商品は無双縫製のはずなんですが、 耳の部分は本縫いでたたいていました。
そこのところを伺うと、展示会に間にあわないから本縫いでしたというように会社から 言われているとのことでした。
急ぎで注文をすると仕様がかわってしまうのでしょうか?
この縫製代が 1900円/㎡ (ファインウエーブ加工を含む)
どんだけ~
だから、生地価格が安くても、川島織物セルコンに縫製込みで注文をすると、ひじょうにひじょうに高くなります。
でも、そこに価値を見い出しましょう。
川島織物セルコンは業界で1番縫製にこだわっています。
商品が送られてくる梱包をみて、ほんとうに商品を大事にしているということがよくわかります。すごく丁寧に梱包されていて、折り目がつかないように紙菅を入れています。そのかわり、めちゃくちゃゴミがでます。
サンゲツみたいに軽梱包のエコでも困るのですが、自分のところさえよければいいという
エゴでも困るのです。京都議定書の地元有力企業として、もっと地球全体のことを考えて、
CO2削減に努力してもらいたいものです。
もっとグローバルのことを考えてほしいものです。
川島織物セルコンの展示会は一種独特の雰囲気があります。
私も、いろいろメーカーの展示会に行きますが、展示会では若い人がたくさんいて、「いらっしゃいませ」と大きな声で元気のいいところが多いですが、川島織物セルコンはすごく大人の雰囲気なんです。
事実、見渡しても若い営業の方がほとんど見当たりません。若い人が少ない会社で、私共の担当部署では、最年少は35歳です。おられるのは中堅ベテランの優秀な社員(注3)
ばかりなので商品知識豊富でわからないことはすぐ教えてくれますのでいいのですが、
一人一人が個人プレイなんです。
かつては組織の川島織物といわれましたが、個人主義のセルコンと一緒になって、個人主義の川島織物セルコンになってしまいました。
なかなかヨコのつながりがうまくいかず、組織として機能していないように感じます。
これから10年後がちょっと心配ですね。
今回は時間がなくて説明会には参加できませんでしたが、社員デザイナー本田純子さんのSUMIKO HONDAブランドの新作発表会が春に行なわれた時の話を紹介します。
本田純子さんは以前にお会いした時に比べ、自信に溢れ、美しくなられてました。
作品もすばらしく、金に糸目をつけずに金糸をたくさん使えるのはうらやましい限りでした。
ただひとつ残念であったことは、説明で何回もVPという言葉がでてくるのです。
ファイトをだして頑張っていただいたいものです。
ファイト 出せ
ふぁいと 出せ
はいと 出せ
配当 出せ
注1)今回、川島織物セルコンは一般名詞として形態安定加工という表現をしていますが、
今、業界では、真空窯を使ってするのを形状記憶加工、縫製後、あとから簡易的にするのを
形態安定加工という言い方をするケースが多いのです。ファインウエーブは真空窯を使ってする分で、
今の業界の一般的な言い方では形状記憶加工にあたります。ファインウエーブは
川島織物セルコンの固有名詞でナチュラルウエービーとも言っていますし、ファンタスプリーツとも
いっています。
この件に関しましては、別の「形状記憶」というトピで詳しく説明します。
注2)リリカラはすくい縫いをうたいながら耳の裾の処理を本縫いしているため、あれはすべてすくい縫い
とはいえないという縫製業者もおられます。
注3)川島織物セルコンの平均年齢は44,1歳でインテリア業界ではダントツの高さです。
ちなみにサンゲツは32,3歳。

クリエーションバウマンの展示会に行ってきました。
今日はクリエーションバウマンの展示会に行ってきました。
バウマンはスイス本社で世界26カ国1地域に販売しているファブリックメーカーで、ヨーロッパではコントラクトに強いメーカーですが、日本では高級品メーカーと位置付けられてます。バウマンといえば、私にとってはファブリックよりもバーチカルブラインドの方がなじみがあるのですが、世界的にみればバウマン内ではバーチの比重は10%ぐらいとのこと(大阪では30%ぐらい)です。
バウマンのバーチは3,5インチ(89ミリ)と5インチ(127ミリ)の織機で作っているのが大きな特長でほつれないし、カールしにくくて、そのデザイン性とともに高く評価されていました。
それに対して川島織物セルコンはパタパタカーテンの発想からラッセル製法をバーチのルーバーにいかしたのが功を奏し、今はグングンシェアの拡大をはかっていて、バウマンは売り上げ減になっています。
それをカバーしているのがファブリックで、売れているみたいなのです。
確かにいいんですが、あまりに高すぎて私なんかはその価値を見い出せないのです。
それが、ここのところ2物件続けてお客様の方からバウマンの生地を指定されてきて注文をうけたので、今日の展示会に行ってきました。
確かにいいですが、この生地にこの価格が適切なのかどうかわかりません。
今日発注の物件もバウマンの生地で電動のローマンシェードで決まっていたんです。
バウマンは電動ものはサイレントグリスを使っているため、一式で発注すると相当高くなるため、
生地はバウマンを使い、電動のメカはナビオを使い、縫製は当店の加工所ですることに しました。そうしたら金額が4分の1になりました。
ナビオは、ニチベイの電動のサイレントソフィに使われているメーカーで,ひじょうに静かで価格がびっくりするぐらい安いのです。(ワイド2mまでリモコンセットで定価43000円)
3年前に大阪のヒルトンプラザに1288台の電動ロールスクリーンを納品している会社です。
今日の展示会にお見えになっていたお客様、主にインテリアアドバイザイーなんですが 一種独特の雰囲気がありました。
「私はバウマンよ、あなたはピーマン?」みたいな~
先日の川島織物セルコンの展示会は主催者側が大人の雰囲気でしたが、バウマンはお客様が大人の女性の雰囲気でした。
川島織物セルコンの展示会にこの人達がそっくり行けば紳士と淑女の社交場という感じでしょうか。
トーソーの新商品(9月24日記)
トーソーが10月に発売する商品について、展示会ではないですが商品説明会があったので感想を含めて紹介させていただきます。(2007年9月24日記)
今回めずらしく、10月1日に一気に多くの商品を新発売します。
「インテリアブラインド」「ロールスクリーン」「バーチカルブラインド」「カーテン用品」です。
なにも一気にやらなくてもいいのではと思うのですが、これは経営者側にとっては、社員の士気を高め、鼓舞させるのにいい方法なんです。
かつてトーソーは社員とその家族向けにラジオコマーシャルをしていたことがあります。
9時過ぎに社員が車で営業に出るときに、そのコマーシャルを流すと、社員はなんて我が社はすごい会社なんだろうと思うのです。
一般の人なんかは、そのコマーシャルを聴いてもピンとこないのですが、社員の士気に大きな影響を与えるのです。
今回の一気の発売は社員の士気を高めます。
余談ですが、アスワンもこの戦略でずっと日本経済新聞の二面政治面に「アスワン」と書いただけの広告をよく載せてます。
あれを見て、一般の人はアスワンのカーペットやカーテンを購入しようとは思わないし、 無駄な広告と思うのですがずっと載せています。社員の方は、あの広告を見て、そんなお金があるんだったら、
社員に還元してほしいと思っているかどうかは知っていますが、少なくともそれを意識させているだけでも効果はありますし、私はすごくて近寄りがたい会社だなと思っています。
トーソーは、今回の発売にあたって、担当営業員の目の輝きからして社内が盛り上がっている様子がひしひしと感じられます。
トーソーは今までどうも受身的で、相手と戦うイメージがなかったのですが、今回は「さあ~玉はこめられた。さあ~打ちまくるぞ」という姿勢が感じられます。
戦う姿勢が感じられるのです。
これが、まさに
闘争心 (トーソー心)
なんです。
スミマセン。 これが言いたくて前振りが長くなりました。
さて、商品ですがなかなか斬新なものがあるんです。
他社にあまりないものとして、ラグジュアリーブラインド「フィオリア」とターンアップスクリーン「ビジック」なんです。
ラグジュアリーブラインド「フィオリア」は従来のブラインドにはなかった素材感とデザインが魅力のスラットです。レザーテイストのものとファブリックスラットのものがあり、立川機工のソフトブラインドに似たイメージですが、それよりはるかに高級感がありすばらしいです。ちょっと高いですけどね。
ターンアップスクリーン「ビジック」はイスラエルのオルゴン社の生地をOEMで使っており、
メカはオリジナルの調光型ロールスクリーンです。オルゴンジャパンの「サンストリップ」と
同じような商品です。色は4色しかないですが、大きいサイズがサンストリップより安くなっています。
この2つの商品はおもしろいのですが、ネーミングがピンとこなくてトーソーが一般に 浸透させるには相当時間がかかると思います。
インテリアの業界は、自分達の商品にすぐに難しい固有名詞をつけたがるので、一般名詞がなくて消費者に伝えにくいのです。
もっと商品をイメージしやすい名前をつけていただきたいものです。
たとえば、トーソーのターンアップスクリーン「ビジック」に対して、生地製造元のオルゴンは「サンストリップ」という名前です。
これなんかわかりやすく、「太陽の下でちらちらと覗き見できる」という意味がある調光型ロールスクリーンと覚えれば、私なんか絶対に忘れない名前なんです。
サンゲツの総合カーテンの見本帳は「アリア」。
これなんか売れると思ってたくさん他社と似た商品をいれたけれども、あまり売れなくて思わず
「ありゃ~ぁ失敗」というイメージがあります。
川島織物セルコンの総合カーテン見本帳「アッセ」。
これなんかも全点セリスト加工をうたっていながら、実際はしていなかった商品があって、
冷や汗、汗、アッセというイメージがわきます。
住江織物の総合カーテン見本帳「モードエス」。これなんかめったに営業にこないスミノエの営業員のイメージからして
「どうもです」(モードエス)なんです。
川島織物セルコンの「アップルシードエスト」なんかもエストが最高級という意味で、 これ以上ないからこれが最後の見本帳なんだということがわかるのです。
どうもトーソーのネーミングはイメージがわかなくて名前がなかなか覚えられないのです。
アルミブラインドには「光触媒スラット」を追加しました。これはニチベイ、タチカワは数年前から出していて、
トーソーはやっと酸化チタン(参加したん)という感じです。この光触媒は光によって汚れを落とす効果が
ありまして、私共は以前にニチベイのブラインドで1年間照射実験をしまして、
すごく効果があることがわかっています。今も、アスワンの光触媒のクロスで照射実験をしていますが、
ビックリするぐらいの違いが出ています。
太陽の光に当てているとブラインドがきれいになるんです。ニチベイが先行したのですが、
後からだしたタチカワは蛍光灯の光でもきれいになるということでアピールしましたが、
これはウソです。
私共では、タチカワの商品に1.5Mはなれたところからスポットライトを当てて1年2ヶ月照射実験をしましたがまったくきれいになりませんでした。そこで、タチカワの企画にメールしたところ、返事がきまして「誤解を招く表現がありまして申し訳ございません」ということなんです。
カタログに掲載されている資料はハロゲンラップを15cm離れた位置から照射した実験結果だというのです。
当時の見本帳にはこのことは記載されていませんでしたが、今は記載されています。
実際問題として、ブラインドを室内につけて、ブラインドに向けて15cmの位置からハロゲンランプを
照射していたら火事になってしまう可能性もあり、現実的ではないのです。
今回のトーソーのカタログは室内照明でも効果を発揮しますと書いています。
白色蛍光灯18Wを2本、5時間照射したら有機物を酸化分解してきれいになるという資料が掲載されています。
しかし何セ
ンチ離れたところから照射しているということは一切書かれていません。(注1)
おそらくタチカワと同じ15cmぐらいなんでしょうが、これは現実的ではなく、消費者に誤解を招くのです。
ニチベイは室内の光では効果があるとは書いていないので、これが現実だと思っています。
トーソーの新しい商品が10月1日一斉発売で、その中に住宅用バーチカルブラインドの新柄1点があります。
「コルト」という商品で、これはニチベイの「アーバンミックス」、タチカワの「ケート」の対抗商品で、
100幅で幅200×高さ180で29600円という超低価格商品です。これはニチベイ、タチカワとまったく同価格ですが、
トーソーの場合はボトムコードがオプションになっていて、それをつけると3000円高くなります。
他社は最大製作丈が3mまでのところ、トーソーは丈6mまで出来ることになっています。
でも、そんなの関係ねぇ
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でも、そんなの関係ねぇ
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あとから出すんだから他社に合わせるのではなく、もっと差別化できるようにしてもらいたいのです。
ハイ、オッパッピィ
トーソーの営業戦略は常にカーテンレールの販売戦略(勝者の戦略)と同じで、シェアの高い商品も
低い商品も同じ販売戦略です。
もう少し、「ランチェスターの戦略」を研究して、シェアの低い商品の販売戦略(弱者の戦略)を考えるべきです。
その点、タチカワの販売戦略は実に理にかなった営業政策で、「ランチェスターの戦略」に基づいていることが、業界の底辺の片隅にいてもよくわかります。
幹部社員は中小企業診断士の資格をもっておられ、打つ手が的確です。
さすがに転んでもすぐタチカワです。
でも、そんなの関係ねぇ
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10月1日にはトーソーから新しい商品がたくさんでます。
その日を闘争(トーソー)の日として頑張っていただきたいと思います。
がんばれ、トーソー 9月25日は中秋の名月で、国民は皆、おおつきさん(注2)をみていますよ。
(注1)その後トーソーから連絡がありまして20cm離れたところから蛍光灯を照らした照射実験とのことです。
(注2)トーソーの社長は大槻さま
各メーカー展示会の感想
トーソーの大阪の展示会に行ってきました。
今までトーソーの展示会というのはつまらなかったのですが、昨秋のジャパンテックスからやけに気合がはいっていまして今年の展示会もなかなかやる気を感じました。
秋のジャパンテックスで目玉展示する予定のファブリックやレザーを使ったヨコ型ブラインドやサンストリップと同じ遮光調整ロールスクリーンも参考出品として展示していました。
会場内は写真撮影もお断りでした。
今回の展示は6月1日に発売になったカーテンレールの商品がメインで、2月に発売になったドラム式のシェードのメカ「クリエティ」もアピール商品となっていました。
本業であり、ダントツでシェアの高いカーテンレールですが、ここ2~3年は企画においてヨコタに遅れをとっていましたが、今回やっと追いついて、ちょっとリードしたかなという感じです。
カーテンのアクセサリー商品も充実してきました。
しかしながら、ここ最近でてくる商品はかなり定価設定が高くなってきてトーソーが利益をとる体質づくりが着々と進んでいるようです。
今回、発売のコルティナというレールもいいけど1間のダブルで43000円はちょっと高いです。
グレイス16のリングランナーも今までは1袋6個入りで1000円だったのを5個入りにして1000円にしたりしてさりげなくわからないように値上げしたりしてます。
ふさかけもよく売れている木製のファレスタAに対してもう少し儲かる商品として、
ビス1本で取り付けられるワンビスタイプの同じような木製ふさかけを出して定価を高くしています。
シェードのドラム式メカ「クリエティ」もかなりいいですが、従来のニュージェスパに対して大きく値上げしています。
ドラム式ツインのメカは本来ツイン(ダブル)にすることによって価格メリットが出てくるはずなんですが、従来のニュージェスパを2台別々につけるのと同じ価格になっています。
商品的には、かなりよくなってきていますが、それをいかにしてエンドユーザーに
伝えていくかということが、インテリア業界の課題でもあります。
川島織物セルコンの展示会に行った時の話
17日に大阪会場の川島織物セルコンの展示会に行って来ました。
やはり商品企画力は業界ピカイチでいいものがありました。
継続品は6%値上げしており、また、ソフトウエーブを標準仕様にすることによって、縫製加工代を200円/㎡アップしているため、高くなったなという感はありました。
会場での説明者は自分のトークに酔っていて、社内での説明でのノリで早口で
よくわかりませんでした。
「自慢の遮光カーテン」という言葉が何度もでてきて、「ジマンの遮光カーテン」という新しい商品が
できたのかと思うぐらいでした。まぁ~きのきいた名前ではないですね。
セルコンのDNAだなという感じがしました。
会場で商品企画部長に会いましたので2点お願いをしておきました。
1つは今や形状記憶(形態安定加工)が 大流行の中、メーカー縫製では洗濯絵表示ラベルをアイロン不可に替えたものをつけているのですが、そういった加工をしている旨はカーテンには一切書いていません。
それではリフォームするときに、それを知らずに縫製直しをするといびつな形になり、 大きな問題になるのでその表示をしてほしいということ。
もう一つは、今やブランドメーカーにとって敵となっている低価格均一ショップ
(いわゆる1万円ショップと言われる店)に対する対策として、
もっと防炎カーテンの必要性を消費者に向けて業界上げてアピールしてほしい旨を
お願いしました。
31m以上の高層マンション(11階建て)ではたとえ1階でも防炎カーテンを
使わなければならないという消防法の規定があります。
そういうことを、あまり国民には知らないのですが、損保業界にアプローチをして、
火災保険の契約の時の条件として、チェック項目として設けて、防炎カーテンをつけていれば、契約の率が下がるようにするようにしてほしい旨を伝えました。
そうなれば、マンション入居時に防炎カーテンへの意識がたかまりますし、
そこらの商品は価格的に低価格均一ショップには厳しい面があり、ブランドメーカーの得意とするところなんでブランドメーカーにとっては大いにメリットがあるはずなんです。
ニチベイの展示会に行った時の話
ニチベイの大阪の展示会に行ってきました。
新しい商品としては木製ブラインド、B-fifty、パンチィングしたレースブラインドに デザイナーズブランドのロールスクリーンといったところでしょうか。
木製ブラインドやB-fiftyの新商品は4月2日発売で,すでによく知っていて新鮮味は
ありませんでしたが、商品は確かにすばらしいものです。
ニチベイも既存の商品以外になにか新しいものを模索しているようですが、
なかなかうまくいかないようです。
昨年のジャパンテックスでは、イスラエル製のオルゴンのサンストリップを熱心にみていたようなので、今年末ぐらいには新商品としてでるかもしれません。
ニチベイの展示会では数年前から、ニチベイの名前の入ったせんべいがいつも置かれるようになり、そのときは新しい商品として「にちべいせんべい」をだすのかと思ったぐらいです。
どうしてニチベイは自社ブランドのせんべいを出しているかご存じの方がおられましたら教えてください。
展示会の方は、当社担当者が接客中だったので、先輩の課長が説明案内をしてくれたのですが、自社の展示会であるにもかかわらず、あまりにも商品知識のなさにイライラしました。
なにひとつまともに答えることができず、営業課長ってどんな営業をしているのかと思いました。
例えば、耐水性の木製ブラインドはナニックのそれと比較して価格はどうなのかと聞いても「まったくわかりません」というのです。
なにをPRするのといいたくなるぐらいです。会社としても、社員教育をしっかりして、もっとユーザーに商品を伝えるようにしてほしいものです。
インテリアの業界の営業員はほんとに他社商品はおろか、自社商品もよく勉強していない人が多過ぎます。
アスワンの展示会へ行った時の話
大阪で行なわれたアスワンの展示会に行ってきました。
カーテンの新見本帳「セ・ラ・ヴィ」と「YESカーペット」が目玉でしょうか。
「セ・ラ・ヴィ」は今まで量販向けにあったものを今回、専門店でも使えるようにした見本帳です。
私に言わせるとコンセプトが中途半端で特長のない見本帳です。
アスワンは消費者にはあまり知名度のないブランドで、どちらかというとカーテンよりカーペットのイメージが強いかもしれませんが、絶対的なアスワンファンの昔ながらの専門店を持っています。
アスワンを使っているお店ではアスワンの比率が高いのです。
以前は、100cm巾のちょっと泥臭いのですがしっかりした生地の商品が多く、
田舎の大きい家に似合うカーテンだったのです。
それが、この前の総合見本帳の「オーセンス」であまりにもモダンを主としたため、
従来のアスワンファンのお客様からソッポをむかれ、大きく売り上げを落としました。
それ以前に、社長の肝いりで作った「センセーション」が、マーケティングリサーチを誤り、1.5倍使いですべてすくい縫いの高級縫製を標準仕様にしてずっこけてます。
今の総合見本帳「オーセンス」は、その前の失敗を糧にモダンを主に従来のアスワンファンの生地もバランスよく入れて、いい見本帳になっています。
今回発売になる「セ・ラ・ヴィ」はそのサブブックという位置づけなんですが、何ひとつ特長のない見本帳です。
アスワンのすごいところは、アスワン独特のカラーというのがあり、ここ20年間色使いがブレていないのです。
私の感性でいうと、ちょっと古くて泥臭くて悪くいえば既製カーテンの色みたいなんです。
この色使いが首尾一貫しています。おそらく企画のトップがずっとかわっていないからでしょう。
この色使いが、今の世の中の若い女性が好むものから少しずれているように思います。
ならば、この新見本帳「セ・ラ・ヴィ」を2007年問題対応型の見本帳と位置づけすれば、その需要にに向けてぴたりとはまるかもしれません。
アスワンが得意とする裏地の無双縫製をアピールすれば、あまりインテリアのセンスはないけど少しこだわりたいし、少々お金もある今年から始まる大量定年退職者のリフォーム需要にいい見本帳です。
アスワンの展示会に行って感心することは、トップである社長がいつも会場に見えていることです。
すごいなぁ。
でも、いつもお客様と座って熱心にお話をされているのでご挨拶ができないのです。
こういう展示会に行っても、創業者社長の企業、2代目社長の企業、サラリーマン社長の企業とで大きく違いがでてきます。
創業者社長の企業のトップは展示会があっても、会場入口あたりで立ってお客様を
迎えて、皆に平等に挨拶されます。日々できるだけ多くの方と接しようとされます。
2代目社長企業は、会場では親しいお客様とずっと親交を温めながら深え情報交換をされます。
サラリーマン社長の企業は、最初の時だけ挨拶にお見えになり、あおとはよろしくでそのあとはおられません。
五洋インテックスの展示会の話
五洋インテックスのサザンクロスの大阪での新作発表会に行ってきました。
この業界は2年もしくはさらにそれ以上毎に新しい見本帳に更新されていくのですが、 今回のサザンクロスは1年8ヶ月で新見本帳がでます。その背景には五洋インテックスの大幅な売り上げ減とサザンクロスの商品価格が高すぎて市場で敬遠されているのを是正するための対応策なんです。
今のカーテン業界の流れは、ほとんどがポリエステル100%のウォシャブル商品と防炎商品を増やしている中で、素材にこだわり、綿やレーヨンの混じった商品も多く、ファブリックメーカーとしてのこだわりは、売れるかどうかニーズを捉えているかどうかは別にして評価しています。たくさんメーカーがある中でこういう商品も必要なのです。
商品的にはいいのがあるのですが、やはり我々の仕入れ価格から考えて定価の付け方がかなり高いのです。
今回は、世の中原油高で糸値が高騰している中で、継続品は最大15%も値下げしているのですが、それでも高いのです。
いかに今まで会社として利益を取っていたかという事が明らかになったのですが、売り上げが落ちると利益を確保するためにさらに値上げしたり仕入れ掛率を上げたりの悪循環で大幅に売り上げを落としました。
ジャスダックに上場している企業で決算内容は誰もがわかるようになっていますが、見てびっくりしました。
前々年度は20%、前年は10%の売り上げ減で、前期15億の売り上げで3億の赤字になっています。
上場時は40数億の売り上げでした。今期は無配になり、株主の怒りを抑える緩衝材として株主優待制度で自社オリジナルのクッションが送られてきます。
このユーモアなセンスが商品企画にいかされるともっと楽しい見本帳になることでしょう。
五洋インテックスは高級ブランドイメージの「インハウス」があり、サザンクロスのコンセプトはインハウスに手が届かない層をターゲットにしているとのことです。しかし、互いが補完しあっている見本帳ではなく、価格、イメージもダブっていて、もし、新規でお客様と打ち合わせをするようなケースでこの2冊を一緒に持っていくようなことはないと思います。
展示会に行っていても、会社がたいへんな状況にもかかわらず、社員の方に悲壮感は感じられませんでした。
これはちょっとすくいなのかな?
社長も取締役企画部長もお見えではありませんでした。
でも、そんなの関係ねぇ
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ハイ、オッパッピー
オーシャンパシフィックピース
太平洋に平和を
五洋にも平和を
ハイ、ゴヨッピー
次回のインハウスは企画担当者がかわりますのでそれに期待しましょう。
大阪は、五洋インテックスとサンゲツのショールームは同じ建物の同じフロアにありますので
サンゲツも覗いてきました。
サンゲツは展示会はしていませんが、先月にロマネモードVol 2を発売しています。
サンゲツもカーテンは厳しく210億あった売り上げが132億まで落としておりまして下げ止まらぬ感があります。
ロマネモードはけっこうおもしろい生地があるのですが、この見本帳のコンセプトがよくわからないのです。
サンゲツの場合は全て企画が先に有りきで、出来た見本帳をみて各支店のトップが販売戦略を考えるのです。
今回のロマネモードは生地に合わせた縫製にこだわっているというのがコンセプトのようなのですが、このような高い生地を扱える専門店は独自にそれなりに縫製へのこだわりをもっていますし、縫製へのこだわりを持っていない専門店や内装業者は、高級生地を扱えないのではと考えるのです。
2倍使いの縫製でも、これは2つ山がよくてこれは3つ山がいいというのがあるのですが、私もよくわからないし、サンゲツ側からも説明が一切ないのです。こういう見本帳こそ、 きちっんと展示会をして商品説明会をすべきだと思うのです。
サンゲツの場合は、取り扱い商品が多く、カーテンも建材の一種としか捉えておらず、 営業員がお客様に商品の説明PRができていません。ならば、商品説明のDVDでもつくってくばればそれなりに効果があると思うのです。
サンゲツカーテンは他社の商品をよく研究しており、各メーカーの売れ筋商品とよく似たものがたくさんあり、日本のカーテンメーカーの総合見本帳という感じですが、見本帳自体がつまらないのです。
見本帳にストーリーがないのです。そのスタイルはずっと変わっておらず、このままの状況では、この後さらに厳しいものがあると思います。
サンゲツは酸欠で、今新しい空気を入れないと息苦しくなってくるのではないでしょうか。
立川ブラインドの展示会の話
立川ブラインドの展示会に行ってきました。
営業のタチカワといわれるだけあって動員力はすごいものがありますが、
この間のトーソーの展示会の方が元気があったように思われます。
今回の展示はプリーツスクリーン ペルレ、縦型ブラインドの木製のラインドレープや 竹すだれ、経木すだれ等がアピール商品でしょうか。
タチカワと言えば、営業力は抜群ですが、企画力・技術力がなく、ほとんどの商品が他社の真似なんです。
今回の商品ではプリーツスクリーンで昇降コードの穴がない「ペルレ サート」とペルレ25で巾2m90㎝までできるようになったのと、巾15cmからできる15ミリ巾の小窓タイプが「業界初」となっています。
本来、一流メーカーならば他社にないものをつくって当たり前で、いちいち「業界初」なんて強調しなくてもいいと思うのですが、タチカワにとっては、これは他社の真似ではないことを余程言いたかったのでしょう。
でも、昇降コードの穴のないプリーツスクリーンはよく似た商品でもっと優れているハンターダグラスのデュエット・シェードで見慣れていますし、デュエット・シェードは巾4m40cmまで1台でできます。
小窓タイプのペルレ15は開けた時のたまりが大きすぎて開口部を狭くしてしまい、あまりいいとは思わないのです。
商品的クレームの多さは業界ダントツであるのはタチカワも認めるところですが、クレーム対応力はすばらしく、日本企業430万社の中でもベスト10にはいると思われるぐらいです。
木製ブラインドで、タチカワの以前のものは降ろした時の最下点でスラットの角度を変えると上にあがるという欠陥商品だったのです。ニチベイだけがボトムレール位置保持機構があり、トーソーも同様だったのですが、トーソーが昨年2月に木製ブラインドをリニューアル発売した時にそれを改良したのです。
そこで、タチカワもあまり公にせず、こそっと部品を改良して最下点でのボトムレールを保持できるようにしたのですが、それがまた欠陥商品で、今度は斜めにあがるという現象が起こりました。
昨年の3月から8月ぐらいまでに出荷された商品は皆そのようになっていまして、
お客様からの連絡でそのような申し立てをしますと有無をいわず、新品と交換してくれます。
これなんか、タチカワを表す最たる出来事で、クレームを起こすことによって企業力をアップしていきます。
もう少し、クレームが少なければいい会社なんだけどなぁ。
掛率の値上げをしなくても、商品企画力を向上させ、クレームを少なくするだけで大幅な利益アップするとおもうのです。
タチカワの展示会場に東リの大阪ショールームがあり、覗いてきました。
大阪はカーテンの新見本帳の発売は7月19日とのことで、新商品は展示しておらずみることができませんでした。
東リカーテンの企画は今まではすべて外注の企画会社に任せておりましたが、今回はキロニーの企画担当者と一緒になって別会社を作って企画しています。初めてのオリジナルカーテンの見本帳で、ちょっと期待しています。
今までは、外注していましたので、外注の企画会社も思い切ったことをして失敗すると次の仕事が来ない危険性があるため、無難な見本帳づくりをしていました。
そのため、他メーカーに比べて1年遅れたような企画商品ばかりでした。
東リが他社に先駆けて、レースにも簡易型形態安定加工を標準仕様にしているとはね?
ウェーブがちょっと鋭角になっていますが、間違いなくきれいです。
アベってました。
突然、ブログを放り出しまして楽しみにしていただいていた方には申し訳ございませんでした。
安倍元首相みたいに突然仕事を辞めることを『アベる』というらしいのですが、アベると世間も離れていくことがわかり、これからまたゆっくりながら、ユーザーの方にむけて情報発信していきたいと思います。
幸いにして、ひじょうにたくさんの方が私のブログをよんでいただいていたということがわかり、もっと情報発信してほしいという声がありました。
先日もお客様から2005年1月26日に書いたブログ「プレーンシェードのリングのピッチは何センチがいいのか」を読んで、この考え方はすばらしいと思って当店にお願いしたいと思ってとおっしゃったんです。
2年半前以上に書いたブログを読んでいただいていることに感激しましたとともに責任も感じています。
これからがんばって書いていきますので、いろいろとご指摘いただければうれしいです。
よろしくお願いします。



