川島織物セルコンが今のプルミエに変わる見本帳として「I’m」(アイム)を10月3日に発売をします。
大阪では9月15日16日に展示会がありましたので行ってきました。
今回はまったくの新しいコンセプトの見本帳です。
見本帳にQRコードをつけているのも大きな特長です。
コンセプトはこちらのQRコードを携帯かスマホでかざしてご覧ください。
今回の展示会での新商品の評価は気になるところで、いつもはよくSNSで
展示会に行った販売店の方が情報発信されるのでそれを検索していました。
東京と大阪でしかまだ展示会をしていないということもありますが、
今回はフェイスブック、ツイッター、インスタグラム等のSNSで情報発信されているのが
以前に比べて少ないのです。
アップされているのをみても、商品に対する評価は少なくて、展示会場に多くの人が
見えていたということがたくさん書かれています。
最近では、マーケティング調査に利用できるものとして、インスタグラムをみれば
#(ハッシュタグ)がついているので、どのぐらいの人がそれを話題にしているかを
知るのに手っ取り早いのです。
残念ながら、「#川島織物セルコン」で展示会の写真をアップされている方は皆無でした。
メーカーとして、川島織物セルコンも一切情報発信をしていません。
インスタグラムでは、デザイナーズギルトがよく情報発信をしており、
世界中の施工例をみると、思わずギルトを使いたくなるのです。
インスタグラムの検索でいうならば、先日、日経新聞の「私の履歴書」を読んで
思わず吉野家に行ったという人が、私を含めて8名おられました。
「#私の履歴書」で検索すると、吉野家の牛丼の写真がでてくるのです。
全員同じように私の履歴書を読んで牛丼が食べたくなったというコメントを
いれておられました。
今回、川島織物セルコンが見本帳にQRコードをつけたことは画期的です。
QRコード自体は、インテリア業界でいうならば、トーソーが6年前の2010年の
ロールスクリーンの見本帳にQRコードをつけています。
私なんかは2009年の11月に住宅メーカーのインテリアアドバイザー向けのセミナーで
QRコード付きのレジュメを使っています。
私個人としては11年前の2005年から、個人の年賀状にQRコードをつけて、家族のホームページと
リンクさせています。
個人の年賀状なので、ここではQRコードに、
かざしても反応しないようにしています。
QRコード自体は、今更・・という感じはしますが、今はアクセス解析力は
以前に比べて数段すばらしいのです。
販売店やエンドユーザーがQRコードにかざしてホームページに入ってきたら、
どのページがアクセスが多いかはもちろん、どの地域からアクセスが
あったのか、男か女かや年齢、興味まですべて無料でわかるのです。
川島織物セルコンはどこのメーカーより先駆けて、それをやろうとしているのです。
アクセスの地域格差もでますので、社内の営業員がしっかりPRしているかどうかも
すぐにわかるのです。
川島織物セルコンは先を読んですごいことを考えています。
QRコードをかざすだけで、商品に関する情報がでてきます。
展示会では、あまり時間がなくて説明を聞いただけで、展示や見本帳をじっくり
みることができませんでした。
プレゼンターの説明でひとつ気になったことがあります。
遮光一級が明るいという問題で、日本インテリアファブリックス協会(NIF)の基準で、
1級のうち、最も暗いのをS1級として、明るいのを数字上1級でも、川島織物セルコンでは
2級としましたと説明されていました。
これは、自分たちで決めた基準なんで、好き勝手にやると混乱を生じさせると
思うのですが、これは川島織物セルコンが日本インテリアファブリックス協会に
問題を提起し、自ら業界のリーダーシップをとろうとしている表れではないかと
解釈しました。
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