綿、レーヨンや麻の生地の裏地はポリエステル

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 「金利は下がれ下がれ下がるならば

  日の本一のこの策を

   試してみるほどにやるならば

     これぞまことの黒田節」

 

「マイナス金利政策」は誤算じゃないですか?

これだけ株価が下がればお客様が来なくて困るんですけど・・・

 

そんな中 (どんな中やねん?)

 

フジエテキスタイルの新商品「NON BURN ECO(ノンバーンエコ)」の

展示発表会がありましたので行ってきました。

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この商品はイタリアのファブリックメーカーLIMONTAでつくられて

もので、

自然素材(リネン、レーヨン)でありながら防炎性能(ハ)ラベルを

持ち合わせています。

(ハ)ラベルというのは、ドライクリーニングだと半永久的に防炎性能が

保たれるというものです。

従来の化学添加物や難燃性樹脂による防炎とは違い、繊維の持つ組成を

再合成する技術(COEX)を使った、安全で環境にやさしく、生分解する

自然繊維の防炎商品です。

ジャパンテックスで展示されていたときから注目していたのですが、

ひじょうに色のきれいな商品です。

メーカーの商品説明はこちらをお読みください。

展示会でお聞きしたことは、防炎商品として公共な場所に

使う時は防炎ラベルとともに補助ラベル(トレーサビリティラベル)を

取り付けなければならないことは昨年4月から実施されていて、それは

どうなるのかということです。

日本防炎協会のホームページ

これには照会番号が書かれていて、どこが製造してほんとに防炎

品かどうかがわかる仕組みなっています。

フジエテキスタイルに聞くと、この商品には輸入生地で補助ラベル

(トレーサビリティ)ラベルは付かないということです。

 

はぁ?

 

トレーサビリティラベル(補助ラベル)もよく燃えるラベルで、

実際に火事になれば、イの一番に証拠隠滅されるので、つけていても

つけなくても同じように思うのです。

もう一つは、先日ブログに書いた「洗濯絵表示ラベル」が燃えるという

件です。

フジエテキスタイルのラベルのは燃えるのです。

ブログはちゃんと読んでいただいたようで、これに関しては、

「今後は検討する」ということでした。

「燃える」メーカーで、その後営業員に会ってきいたところでは、

サンゲツ→ 難燃化の対応は早急に進めます。

アスワン→ 次に作るときから難燃化する方向を検討。

東リ→ 今のところ、検討する予定はありません。(仕入れ先のリックを

通じてききました。)

 

さて、本題です。

 

 

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カーテン業界では、メーカーやほとんどの業者は表生地と同じ素材の

裏地を勧めてきました。

表地が綿ならば、裏地も綿がいいと言われていました。

私は、表地が綿の商品でも裏地はポリエステル100%の方がいいと

思っています。

今までも何度かブログにも書いてきました。

2013年1月20日のブログ「カーテンに裏地をつけましょう

お客様の要望により、綿の生地に綿の裏地をつけたこともあります。

2012年5月18日のブログ「綿のカーテンには裏地をつけましょう。」

 

基本的な考えは裏地はポリエステル100%のものでいいのではと

思っています。

まず、ポリエステルの方が綿より耐光堅牢度においても丈夫です。

綿の生地と言えども、寸法変化率がバラバラで表生地と必ずしも一緒では

ないのです。

そしたら丈夫な方がいいのではと思うのです。

この仕事を初めて28年と357日、やっと賛同してくれるメーカーが

現れたのがうれしいのです。

表地が綿で裏地がポリエステルの場合は、寸法変化率が違うため

当店では袋縫い(無双縫製)で対応しております。

フジエテキスタイルもよくわかっており、表地と裏地は一体縫製に

せず、芯地のところだけ一緒に縫い、耳の部分は重ねて縫わずに、

裾の部分だけ糸で留めています。

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これは素晴らしいアイデアです。

当店でも今後はこのようにしようかと検討しています。(笑)

裏地じゃないですが、異なる組成のものをつなぎ合わせてクリーニングを

するとこのようになります。

2008年7月1日のブログ「カーテンクリーニングの相談」をご覧ください。

サンゲツが見本帳に載せていたのと同じスタイルです。

 

2月10日追記

本日、フジエテキスタイルの営業が来店しまして、昨日ショールームで

説明した内容に誤りがあるとのことです。

防炎の輸入生地に関しては、販売元であるフジエテキスタイルの方で

日本防炎協会に輸入するごとに申請を出して、補助ラベル

(トレーサビリティラベル)の照会番号を得て、補助ラベルを

発行するとのことです。

その結果、ブログの内容に間違いがあることがわかりました。

私も、メーカーの説明を信じて、日本防炎協会に確認を取らずに

アップしたため、間違った情報を書いてしまいました。

たいへん申し訳ございません。

お詫び申し上げます。

 

 

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