このブログが2600回目です。
2004年9月29日から苦肉の策で始めたブログで11年3か月かかって
2600回です。
1か月平均19.2回書いていることになります。
今年は225回書きまして、月平均は18.7回になります。
目標としては月に16〜17回書き、1年で200回書いて、あと2年後に
3000回を達成したいと思っています。
さて、本題です。
タイトルのWe lack the finishing touchは
「画竜点睛を欠く」
という意味で、ほとんど完成しているが、 肝心 ( かんじん ) なところが
抜けているために、全体がだめになってしまったということです。
今年、最後の仕事でもないのですが、結果的に年を越すことに なりました。
アスワンのYESカーテンの生地のPOP(ポップ)と同じ柄のレースで
フラットカーテンとプレーンシェードをつくりました。
お客様はいろいろとネットで調べてよく勉強されている方で、出来るだけ
要望を聞きました。
1)ドレープ(厚手カーテン)とシェードの頭の柄出しをそろえています。
2)ドレープとレースは同柄で、こちらも柄出しをそろえています。
3)中央で両開きのカーテンが重なった時に柄が続くようにしています。
上の写真の赤い線のところが分かれ目です。
レースも同様に柄が合うようにしています。
エンドユーザーの方からみれば、こんなの普通だろと思われるかも
しれませんが、ここまで意識してやるところは少ないのです。
メーカー縫製ではしません。
4)レースの裾は折り返すと柄がかさなるので、本縫いウエイト巻き
ロックにしています。
ドレープの端はリターン仕様にしています。
ヒダが山と谷がきれいになるように、ドレープはリターン部を含めて
フックは奇数にして、レースは偶数にしています。
5)腰窓で、長さはこちらで調整できるので、タテリピート63.5㎝が
ちょうど入るように127㎝にしていて、裾も柄が切れないように
しています。
6)フラットカーテンなので、開けた時に戻りがあるので、レールに
マグネット付のカーテンストッパーをつけています。
これで完璧だと思ったら、お客さまよりプレーンシェードの柄が
歪んでいるという指摘がありました。
左上に上の柄の下部が見えているのです。
ドレープの上はまっすぐになっているのにおかしいという指摘が
ありました。
当店の場合は、自社の下請け加工所でやっていますが、カーテンを
縫うところとシェードを縫うところが違うのです。
生地の出荷日も違って送り先も違うため、別ロットで、おそらく
シェードの生地はプリントのズレだと思います。
加工所でも1巾で柄合わせがないので、こういうものだと思って
気づかなかったのです。
年明けにメーカーと相談です。
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