スタイル・その他

施工例 リビング カーテンとシェード ②

リビング カーテンとシェードの第2弾

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ドレープ、シェードとも両端はボーダー仕様で同じ生地の色違いのもので巾つなぎをしています。
(写真はクリックすると拡大します。)

こうした巾つなぎは同じ素材のものならばきれいにいきますが、異なる素材のものを使うと収縮率が違いまして、しばらくたつとビビったようになりますので気をつけなければなりません。

異なる素材のものを使って縮み具合が違った例はこちらをお読みください。
https://blog.curtainkyaku.com:80/archives/51669680.html
12~13年前にサンゲツの見本帳に載っていたスタイルです。

巾継ぎはヒダ山のふもとでやり、タッセルはボーダーと同じ色でもってきています。

CIMG3735小窓は上部が前に倒れる窓で、掃き出しと同じ生地でカフェカーテンパイプ通しをしています。
ウエーブがきれいに出るようにこちらも7.8センチの形状記憶加工をしています。

CIMG3743中ぐらいの窓は、網戸が内開きでカフェカーテンが内付できないため、タチカワのワンチェーンメカでダブルシェードにしています。
製作巾によって、ボーダーの幅を変えています。

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スカーフでタペストリ-をつくりました。

日本インテリアファブリックス協会(NIF)が平成20年度のインテリアファブリックス事業の概況を発表していました。

それによると卸売ベースですが、前年度比8.3%減の5920億です。エレメント別にいうとウインドウトリートメントが2127億(前年比9.3%減)、フロアカバリングが2773億(同9.3%減)ウォールカバリングが1019億(同3.7%減)です。

ウインドウトリートメント2127億の内訳は
カーテン 1202億(同12.6%減)
レール   256億(同5.2%減)
ブラインド 245億(同3.8%減)
バーチカルブラインド71.8憶(同0.7%減)
ロールスクリーン233億(4.0%増)
ローマンシェード66.6憶(同30.8%減)
プリーツスクリーン51.9憶(同4.0%増)

この数字は、日本インテリアファブリックス協会に加盟しているメーカーが数字を持ち寄り、計算したものであくまでメーカーの卸売価格の数字です。

ローマンシェードがひじょうに少ないのは、トーソー、タチカワ、ニチベイ、ヨコタ
やファブリックスメーカーが商品として出した数字で、部材を出して縫製加工所が縫っているものは含まれていません。

そのため、シェードの数字は正確ではありません。

日本インテリアファブリックス協会は、こういった分析はしていませんが、ここで注目したいのが住宅着工件数との関連です。

平成20年度の住宅着工件数は109万戸です。

20年前の平成2年(1990年度)の住宅着工件数は166万戸です。
その時のウインドウトリートメントの市場は3099億でカーテンだけならば2133億でした。

ほぼ、住宅着工件数と比例して落ちてきています。
この20年間の推移をみても、住宅着工件数の増減と同じように推移しています。

この数字を見れば明らかですが、この業界は販売促進のために何もしていないということです。

平成21年度の住宅着工件数は80万戸強といわれています。
インテリア業界はどうなるのか?

さて、本題です。

お客様のお持ちのスカーフをタペストリーにしました。

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まだ、どこに掛けるかが決まっていなかったので、奥様に手で持ってもらって撮影しました。

フランス製のスカーフなんですが、部屋に掛けるだけで雰囲気が一変に変わります。
こうしてインテリアを楽しんでいただきたいものです。

トーソーのタペアキットを使っていまして、作り方はこちらをご覧ください。

2009年2月15日のブログ「タペストリーをつくりました」

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カーテン屋が考えたカーテン

 


 オーダーカーテンって高い?


最近はオーダーカーテンも安いのもあります。サイズを別注でつくるのがオーダーであれば、品質を落としたり、生地の使う量、いわゆる生地巾を少なくすれば安くすることができます。


品質を落とすということは、せっかくオーダーでつくる中であまりに安っぽいのもいかがなものかと思っています。


最近流行りの低価格均一のオーダーカーテンショップの企画担当者と話をしていたところ、巾200×丈240センチまでを2倍使いで1万円で販売している中で、3~4年前に比べてかなり品質が落ちているということを言ってました。


ダイソーなどの百均ショップなども最近百円以外の商品もたくさん並べているように、低価格均一では限界があります。


それならば生地の量を少なくして安くする方法があります。


オーダーカーテンはカーテンの生地の量をどれだけ使うかによって、フラット、1.5倍使い、2倍使いというような言い方をします。


1.5倍使いというのは、カーテンの巾を1mのものをつくるのに巾を1.5m使うことをいいます。簡単にいうとヒダをとったカーテンで上を測ると巾が1mに対して裾を測ると約1.5mある(厳密にいうと両端の折り返し部分もあるのでもう少し少なくなっています。)のを1.5倍つかいといいます。この場合、ヒダ山は1つ山か2つ山になっています。


2倍使いというのは、同様に巾1mのものをつくるのに巾を2m分の生地を使うことを言います。カーテンの上で測ると1mなのに裾を測ると約2mあるのをいいます。これはたっぷりヒダをとっていまして、ヒダ山が3つ山になっていることが多いです。


以前はオーダーカーテンは2倍使い、既製カーテンは1.5倍使いといわれていたのですが、最近は1.5倍使いでオーダーをすることもよくあります。


当店でも1.5倍使いの1つ山・形状記憶加工のペンタックカーテンはよく売れています。


巾200センチのカーテンをつくる場合、生地巾が150センチのものであれば、両開きで2巾使うのが1.5倍使いで、3巾使うのが2倍使いになります。


1.5倍使いでつくると2巾でできますので、2倍使いするより3分の2の価格でできます。しかし、生地のボリュームがないので、ヒダもきれいにでないし、貧弱にみえるのです。


そこで、当店では1.5倍使いの場合は形状記憶加工を勧めており、そうすることによってきれいに見えるのです。


今回、新しく作りましたカーテンはさらにヒダ山柄合わせをすることにしました。
ヒダ山柄合わせとは、カーテンのプリーツを取るヒダ山と生地の柄のピッチをあわせるのです。


そうすると1.5倍使いでもボリュームがあるように見えて美しいのです。今回5柄12点用意いたしました。


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上の生地はピンクのストライプの中心を全部ヒダ山に持ってきています。これで1.5倍使いです。


このカーテンは現場を知っているカーテン屋の発想から出来上がった商品で、


カーテンは吊って初めて商品なのです。


この商品は生地の品質はワンランク上げました。いい生地で品質は落とさず、いかに安くて美しいカーテンを作るかを考えたカーテンなんです。


価格は、ヒダ山柄合わせ・形状記憶加工付きで巾200×丈200センチで13230円(税込)


 どうや


この発想はメーカーにはできないのです。川島織物セルコンなんかはまずはデザインありきなんです。


オーダーカーテンを安くするには品質を落とすか、使う生地の量を少なくするしかないのです。
品質は落とさないようにするには、生地の量を少なくするのですが、それでもって見栄えよくなるように考えました。


なにかいいネーミングはないでしょうか


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タペストリーをつくりました

お客様の依頼でタペストリーをつくりました。


TOSOのオリジナルタペストーがつくれる組み立てキット「タペア」をつかいました。本来は上下にバーをつけるのですが、お客様のご希望でファブリックの柔らかい雰囲気を出したいとのことで裾にはバーを入れてません。


両端と裾は生地を折り返してミシンで縫っています。


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生地の上部の端に付属の接着バーを貼り付けてパイプバーに差し込むだけです。(写真はクリックすると拡大します。)
詳しいやり方はトーソーのホームページをご覧」ください。


ここで注意しなければならないのは生地の柄だしです。これはマナトレーディングの生地で縦リピート(一柄の大きさ)が97.2センチあります。製作丈は100センチですが、必要な部分だけを発注するとどこが頭になって柄がでてくるかわかりません。我々がメーカーに発注する際は柄の頭出しの指示しても、メーカーではその対応はしてくれません。


そのため、ひと柄をきちっと商品に納めようとすると余分に生地を注文しなければなりません。その分はお客様の負担になります。


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上と下の生地がこの柄を出すために余分にとった分です。


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オーダーカーテンの縫製へのこだわり⑦ おまけ

スタイルカーテン((スカラップ)の縫製は、一般的には型紙をつくりますが、当店の加工所では型紙をつくらず壁にコードを張リめぐらして曲線をだし,生地に直接あらかたの線を描き、そのままはさみをいれます。生地を半分に折って、最後に広げて左右対称になるようにしています。


どんなサイズでも簡単にすぐにできます。


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オーダーカーテンの縫製へのこだわり①
オーダーカーテンの縫製へのこだわり②
オーダーカーテンの縫製へのこだわり③
オーダーカーテンの縫製へのこだわり④
オーダーカーテンの縫製へのこだわり⑤
オーダーカーテンの縫製へのこだわり⑥
オーダーカーテンの縫製へのこだわり⑦


 


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ヌアージュスタイル

川島織物の10年前ぐらいのスタイルブックに載っていて、今は掲載されていないスタイルで下の写真のようなヌアージュスタイルというのがあります。



 



これは、バルーンシェードのような感じですが、裾の部分だけオーストリアンシェードのようにチリチリに固定しているスタイルです。


オーストリアンシェードにすると透け感がなくて豪華すぎるけど、バルーンシェードでは物足りないというお客さんは喜んでいただき、川島の見本帳から消えてからも何度か使っています。


本日も納品しました。豪邸のリフォームでクラシックな家具にひじょうによく似合っていました。


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住宅展示場のモデルハウスの窓装飾

住宅展示場のモデルハウスの窓周り商品の取り付けをしました。カーテンの取り付けをと言いたいところなんですが、30窓ぐらいあっても普通の左右に開くカーテンを取り付ける窓は1ヶ所もありません。モデルハウスでは普通のカーテンを取り付けるところは少なくなってきていますが、新しいライフスタイルへのメーカーとしての提案としていいことだと思います。


当日は家具や備品の搬入と重なり、荷物がいっぱいおいてあり広角で写真を撮ることができませんでした。とりあえず撮った写真を羅列しておきます。


リビングはクリーエーションバウマンのEMERALD252という生地でフジエテキスタイルのいうバッグタックシェードをとりつけました。これはシャープシェードの一種で共生地で3ミリぐらいのバーをうしろ側で巻き込むスタイルです。シャープシェードのようなバー袋が見えなくてきれいです。天井から付けるものと出窓の内側につけるものは高さが違うため、バーのピッチを変えています。
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トーソーの新しいブラインド、フィオリアMC35です。レザー調の35ミリ巾のブラインドです。書斎につけていますが、なかなかカッコよくていい仕事ができそうな部屋になります。


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展示場7広縁はモルザのプリーツスクリーン。和紙です。


 


 


 


 


 


 


 


寝室はフジエテキスタイルのホールディングシェードFA1350-09と窓枠内側にハンターダグラスの遮光のデュエットシェードH7-955との組み合わせです。ホールディングシェードは降ろした状態でもウエーブがあり、形状記憶のかかっているシェードです。


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洋室ではハンダーダグラスのデュエットシェードもよく使われています。私の好きな商品です。


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トーソーのプリーツスクリーンも使っています。


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