スタイル・その他

横ボーダー柄の商品

横柄3最近はマンションの大きい窓に横ボーダー柄がよくでます。こうした商品の巾継ぎ時の柄合わせがひじょうにむずかしいのです。ちょうどメーカーの新作展示縫製サンプルでそうしたものがわかるのがありましたので説明させて頂きます。


この商品は、縦リピートが20cm毎に横ラインがはいるもので、色違いの生地を裾の柄位置を合わせて同じ丈に仕上げたものです。本来ならば、別々に縫製していてもラインは揃うはずなのですが、上の方にいくとずれるんです。


これは下の位置で1ミリずれたとしても、20cmピッチなので丈2Mならば、上の方で1センチずれることになり、ラインが揃わないのです。


 


横柄2


横柄1


この写真は別々に縫製していますが、大きい窓の場合は何枚も巾継ぎをしなければならず、柄あわせはたいへんなんです。縫製の技術力や、高温のアイロン掛けで矯正する方法もありますが、織物ですのでタテ糸のテンション、整理加工所における目曲がりや反に巻き仕上げするときの最初と最後の太さの違いによってどうしても起こりうるものだとご理解ください。


ほとんどのメーカーの見本帳には「生地の性質上、柄があわない場合があります」と書いてあります。


 


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 織物研究会  私はチーム・マイナス6%です

レース オン ドレープ

レースオンドレープ3最近流行の吊り方としてレースを部屋側にして、ドレープ(厚手カーテン)を窓側に吊るというのがあります。当店ではドレープの前にレースをつるため、レースオンドレープと言っております。


住宅メーカーのインテリアアドバイザーや雑誌等でよくカーテンの勉強をされている方が好んでよく言われます。


確かにシースルーの柄のあるレースなんかを吊るとそのレースの美しさを生かすためにこの方法もきれいです。問題点はレースを閉めてドレープを開けている時にドレープのたまりでレースが膨らむことがあります。(下の真ん中の写真)両端の部分でレースがドレープと触れてきれいなラインがでないのです。


 


こうしたことは吊ってみて初めてわかることなので、事前にお客様に説明しています。先日のお客様も奥様がこのようにしたいとおっしゃたので、このようになることを説明するとご主人がやめとこうとおっしゃいましてこの案は没になりました。


レースオンドレープ1


レースオンドレープ4


レースオンドレープ1


 


 


 


 


 


 


 


今まで何回もこのようなつり方をしておりますが、その内2件は半年後に伺ったらドレープが前に変更になっていました。理由はご主人が落ち着かないというとのことです。


当店では、そのようなことを考えて掃き出しの窓はドレープレースは同寸にしています。腰窓《中間窓)の場合は念押しで確認しています。


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クロスオーバースタイルフリル付き

今日はよく降りました。

お客様は少なかったけれども、水不足を解消する恵みの雨となればハッピィデーツ~ユですね。

 

先日、住宅メーカーの仕事でクロスオーバーフリル付きを取り付けました。当店が施工しています住宅メーカーはインテリアのメーカーと直接取引きをされており、今や縫製もファブリックのメーカーに発注するようになっています。

 

打ち合わせもファブリックのメーカーに相談されるケースが多く、今回も生地がセルコンのSA-3366(150巾、4400円/m)だったのでセルコンに縫製をお願いしました。

 

クロスオーバーフリル付き

サイズ W2460×H1640  定価103400円

このサイズはセルコンの価格表によればお薦めサイズにもかかわらず、出来上がってきたのが下のような商品なんです。

カーテンがタッセルにかからない~


 

いくらなんでも、これじゃあんまりなんでクレームをつけると「よそではクレームがつかない」とおっしゃるのです。

当店のために製作不可能サイズを書き直した価格表を用意しなければならないですねとまでおっしゃるのです。

 

セルコンのなかなか自社の非を認めない企業風土はすばらしいのですが、作り方を説明してお願いして出来上がってきたのが下の写真です。

 

クロスオーバーは真ん中の部分を重ねて固定してL型にするスタイルなので、L型になって1つの商品なんです。(開閉することはできません)

ですから、写真④のようにタッセルはずした時にこのようになるのはごく普通のことなんです。

 

開閉できるのはセンタークロスといいまして、これは真ん中は固定しませんので、タッセルをはずすと下はまっすぐにしなければなりません。

 


 

 

 

 

アコーデオンカーテン(アコーデオンドア)

 

                                                                                                                

本日は立川ブラインド工業の新作の展示会が近くのOMMビルで行なわれ勉強してきました。

今回の新商品としてはバーチカルブラインド(タチカワでは住宅用のタテ型ブラインドをラインドレープと呼んでいます。)、アコーデオンカーテン、竹スダレが主です。

 

会場は多くの人で盛況でした。先日、同じ会場で行なわれたアスワンの展示会に比べて活気があり、さすがに営業のタチカワといわれるゆえんです。商品的にはニチベイの真似をして、それに工夫をして違いを訴えていますがそんなに目新しさはありませんでした。

 

アコーデオンカーテン(ニチベイ、トーソーはアコーデオンドアと言っており、どちらが一般名詞なのかわかりません。)は最近はあまり取り付けることも少なくなり、需要はかなり落ち込んでいると思いますが、今回、タチカワは力を入れてきています。

 

施工上、そんなに問題点はありませんが、重要なのはレール取り付ける部分に下地補強がされていることと、巾木や廻りぶちと干渉しないかということです。

 

下の写真は住宅メーカーの仕事でトーソーのアコーデオンドアを取り付けた時のものです。

この時は、住宅メーカーの支給で施工のみだったんですが、巾木と干渉するにもかかわらず、壁面カマチ(フレーム)が用意されておらず、壁面の取り付けるマグネットキャチャーにぴったりくっつかないのです。(左の写真・アコーデオンドアが巾木にあたり壁と隙間が出来ている)

 

マグネットキャッチャーを4枚ぐらい重ねて浮かす方法もあるのですが、新築のリビングにそれもいかがなものかと思い、当店の方で壁面カマチ(フレーム)を用意することにしました。(真ん中の写真・壁面カマチはタチカワのもの)

 

アコーデオンドアはトーソーですが、トーソーでは壁面カマチ(フレーム)はダークブロンズ色しかなく、白いクロスに対してダークブロンズは目立ち過ぎる為、壁面カマチ(フレーム)だけはタチカワのホワイト色のものを使っています。

アコーデオンカーテン1

アコーデオンカーテン2アコーデオンカーテン3

もうすぐ10000人

このブログを書き始めて明日で10000人の閲覧があることになります。
途中くじけましたけど、なんとか続いています。

会社のホームページから情報発信していく中で、あまりに私的なことも書けないし、書くネタに困ることがあります。

今日も困っているんです。
下の写真はピーコックシェードで、今はほとんど取り付けることはないですが、10年程前は大流行したスタイルです。
当店でお買い上げいただいたのではないのですが、洗濯のためにはずしたところ、コードも抜けて、自分で取り付けることができなくなったとのことです。
以前に買ったところは、もう無くなったのか連絡がつかないとのことで、別の部屋でカーテンを買っていただき、当店に修理依頼がありました。

お客様は、当時インテリアコーディネーターの勧めで、こんなのつけたけれど洗濯のことも含めて使い勝手はよくないとおしゃってました。

ピーコックシェード3ピーコックシェード2ピーコックシェード1

ドアにカーテンをつけました。

今日は、先日納品しましたお客様へ残布で作ったクッションをお持ちしました。お客様は海外生活が長く、芸術関係のお仕事をされてます。

先日、木のドアにカーテン(レース)をつけましたので、照明によるレースの透明度を参考にしていただくために写真を撮ってきました。

ドアカーテンは室内で使ったフィスバのレース・ニューマドリッド00766-402(8400円/m  295㎝巾)を上下パイプ通しにして、トーソーのニューシャトーというレールを2本使って取り付けています。

下の写真左は昼間室内も奥側も照明をつけている状態。
真ん中は昼間室内も奥側も照明をつけていない状態
右は奥側だけ照明をつけている状態。

レースは外側が明るかったらよく見えます。
昼間は室内から外はよく見えても、外からはほとんど中は見えません。
夜、室内の照明をつけると外からは丸見えです。

ドアカーテン1ドアカーテン2ドアカーテン3

ウエーブスタイルの施工例

先日取り付けしました現場で、トーソーのルーフィットというレールをつかってウエーブスタイルをした施工例です。
ルーフィットウエーブ構造図ウエーブスタイル全体

ウエーブスタイル上部ウエーブスタイル裾

これはサイレントグリスのS-FOLDのスタイルを、特別な縫製部材を用意してリーズナブル価格で提供したトーソーの一押し商品です。この物件は取引先の住宅メーカーのインテリアアドバイザイーが提案しまして、当店で縫製・施工したものです。

トーソーのカタログでは、この部材を使えばウエーブスタイルがきれいにできるように思われますが、写真のように上部(左下の写真)はきれいにいっても裾(右下の写真)は同じようにきれいにウエーブがでないのです。生地の素材によるところが大きく、縫製によってもきれいにすることもできます。裾の折り返しも本来は三つ折ではなく、超音波ミシンでカットすれば、裾の部分もきれいにいくのですが、選ばれた商品がアクリルの入っているものだったので、今回は超音波ミシンを使うことができませんでした。

住宅メーカーの下請け仕事の中では、当店のノウハウを生かせる機会が少なくなってきておりますが、来店していただけるお客様に対しては専門店としていろいろとアドバイスさせていただきます。

下の写真は当店のリーズナブル価格の企画商品「ゆめパック」の一級遮光カーテンの2倍使いに形態安定加工をした時の裾のウエーブです。
このノウハウを生かして、きれいなウエーブをつくることもできます。

形態