日本インテリアファブリックス協会(NIF)が平成20年度のインテリアファブリックス事業の概況を発表していました。
それによると卸売ベースですが、前年度比8.3%減の5920億です。エレメント別にいうとウインドウトリートメントが2127億(前年比9.3%減)、フロアカバリングが2773億(同9.3%減)ウォールカバリングが1019億(同3.7%減)です。
ウインドウトリートメント2127億の内訳は
カーテン 1202億(同12.6%減)
レール 256億(同5.2%減)
ブラインド 245億(同3.8%減)
バーチカルブラインド71.8憶(同0.7%減)
ロールスクリーン233億(4.0%増)
ローマンシェード66.6憶(同30.8%減)
プリーツスクリーン51.9憶(同4.0%増)
この数字は、日本インテリアファブリックス協会に加盟しているメーカーが数字を持ち寄り、計算したものであくまでメーカーの卸売価格の数字です。
ローマンシェードがひじょうに少ないのは、トーソー、タチカワ、ニチベイ、ヨコタ
やファブリックスメーカーが商品として出した数字で、部材を出して縫製加工所が縫っているものは含まれていません。
そのため、シェードの数字は正確ではありません。
日本インテリアファブリックス協会は、こういった分析はしていませんが、ここで注目したいのが住宅着工件数との関連です。
平成20年度の住宅着工件数は109万戸です。
20年前の平成2年(1990年度)の住宅着工件数は166万戸です。
その時のウインドウトリートメントの市場は3099億でカーテンだけならば2133億でした。
ほぼ、住宅着工件数と比例して落ちてきています。
この20年間の推移をみても、住宅着工件数の増減と同じように推移しています。
この数字を見れば明らかですが、この業界は販売促進のために何もしていないということです。
平成21年度の住宅着工件数は80万戸強といわれています。
インテリア業界はどうなるのか?
さて、本題です。
お客様のお持ちのスカーフをタペストリーにしました。
まだ、どこに掛けるかが決まっていなかったので、奥様に手で持ってもらって撮影しました。
フランス製のスカーフなんですが、部屋に掛けるだけで雰囲気が一変に変わります。
こうしてインテリアを楽しんでいただきたいものです。
トーソーのタペアキットを使っていまして、作り方はこちらをご覧ください。
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