リターン仕様

プレーンシェード サイドリターンと耳タテ

今日、お客様のところに行ったら帰り際にサントリーの缶コーヒー「贅沢微糖」をいただきました。

SH380396そのあと、15分ほど離れたお客様のところに行ったら、また「贅沢微糖」をいただきました。

私は、缶コーヒーは買ってまでは飲まないので同じものを2つもいただいたのでちょっとびっくりして、インターネットで調べてみました。

 

あまりテレビコマーシャルを見ないので知らなかったのですが、

        贅沢だな~

さて、本題です。

プレーシェードを枠内につけて耳タテ(上リターン)・サイドリターン・下伸ばしをしました。

販売店の方はよくご存知だと思いますが、エンドユーザーの方はご存知でない方も多いと思いますので、こういうやり方もあるというのをお見せします。

メーカーが推奨しているやり方として、プレーンシェードのダブルタイプ(ツインシェードもしくはダブルシェード)で、枠内付けするときに、前幕だけ上を長くして、サイドも伸ばして下も長くする方法です。

シングルのプレーンシェードでも枠内付けするときで、光の漏れを気にされるときはこのようにつくることもあります。

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このようにすると操作は少しやりにくいですが、機能面重視です。

これはトーソーのメカでクリエティドラム式です。

トーソーのシェードメカは、今は手に入らないヨコタ製品に比べて機能的でないところがあります。

トーソーのはサイドリターンのサイズは一定でしか出来なくて45ミリです。
トーソーにマイメードで縫製を頼むと耳タテは35ミリです。
こういうところはメーカーでもミリ単位でいいのです。

当店は自社縫製なので、耳タテは柔軟にできます。

ヨコタのメカのりターン部は単純で安っぽいのですが、こちらの方が自由に長さも変えられますし、バルーンを出窓の端につけるときにも角度も自由です。

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今日の現場 お客様の要望はホテルリッツカールトンのイメージ

3月6日 啓蟄

今日、大阪心斎橋にスウェーデン本社の世界的なカジュアル衣料の大型店「へネス・アンド・マウスリッツ(H&M)オープンしました。

関西初出店でこれが世界で2000番目の店舗という事で、先着2000名さまにプレゼントがあるとのことで、朝、会社に行く途中のラジオで7時の時点で数百人が並んでいると言っていました。(12時オープン)

この店には行ったことはないのですが、一昨年銀座店がオープンした時に8000人が並んだことで話題になっていたので知っていたのです。大阪の店はインテリアもなかなかいいと書いていましたのでちょっと行ってみたいと思っています。

この話題よりもっと驚いたのは、3月2日の産経新聞のネットニュースに書かれていた記事で、高島屋大阪店が大阪店に勤める20代の女性従業員にアンケートをしたところ、100人中99人が百貨店で服を買った事がないという回答とのことでした。

百貨店で働いている若い女性が、自分の店で買わない現実

時代は猛スピードで動いています。
ちょっと前と同じことをしていると手遅れになってしまいます。


今日の現場

お客様は、寝室はリッツカールトンのホテルのようにしたいという要望でした。

こういうお話は一番難しいのです。各メーカーにも、「このようなお客様の要望があるんだけど、御社でなにか提案できる生地はないですか」と一斉メールをしました。

結果的には、当店のスタッフが提案したものがお客様が気にいっていただきました。

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CIMG3865何が難しいかといえば、ホテルと部屋のつくり、窓の高さ、大きさが違いますし、マンションで既存のクロス巻きこみのカーテンボックスが初めからついているのです。 その高さが手が届く215センチなのです。

そのため、スワッグバランスもすることができません。

裏地もつけました。両端はリターン仕様にしました。

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ペルメット(上飾り)も窓の高さの事を考えてプレーンにしました。

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CIMG3860ボルスターもカーテンと同じ柄の総柄でつくりました。

ベッドカバーはこれからつくりますので写真ではありません。

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カーテンで暖房効率を上げる

今日は大ネタを書こうかと思っていたら、妻からメールが来てNHKの教育番組夜9時の「住まい自分流 DIY」でカーテンでひと工夫で暖房効率を上げることをやっているというので、会社でその番組をみていました。


ここ最近すごく寒いので、カーテンで寒さ対策ということでテレビの内容をお話しましょう。


暖房効率よく部屋を暖めるには、窓際のカーテンに工夫をしましょうということで、カーテンの丈と生地について説明していました。
まず、丈に関しては床や出窓のカウンターとの隙間をなくすように裏の裾に別の生地をあてがってそれを安全ピンでとめて隙間をなくすということです。部屋側からみると、カーテンの裾から別の生地がベロンとでているような感じです。


あまり意匠的にはカッコよくないですね。このテレビをみてカーテンを販売する時に、共生地で取り外しが自由で裾の丈を伸ばすものを売ろうかと思いました。商品名は「裾スルー」なんてどうでしょうか?


2つ目の工夫として後から裏地をつけるという事をいってました。裏地をつけることによって生地が厚くなりますし、新たな空気層をつくります。それによって暖房効率は高くなります。後からつけるフラット裏地というのがホームセンターで販売していて、フックをはずして一体にしてとりつけることができます。


当店もオーダーでフラット裏地「うらだ」という商品を販売しています。このことに関してはここ(←クリック:2006年5月30日のブログ)を読んでください。店内にも展示していまして今、写真を撮りました。当店の「うらだ」は縫込みアジャスターフックにも取り付けできるようになっていましてフィスバやインハウスの高級縫製仕様にも対応できます。裏地は遮光2級の裏側が白色になっているものを使っています。


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3つ目の寒さ対策の工夫としてはレールの上に塩ビのカッティングシートを乗せて上からの冷気の漏れを防ぎなさいと言ってました。いわゆる正面付け(壁付け)になっているレールの上に板をのせるような感じでカーテンボックスのように上を塞ぎます。


でも、天下のNHKも最近はモラルが低下しており、勉強がたらないのか、カーテンのリターン仕様については何も言っていませんでした。


リターン仕様に関してはここ(←クリック:2007年10月27日のブログ)を読んでください。これも寒さ対策に効果があります。当店では無料のオプションです。
これはオーダーカーテン発注時にリターン仕様というと両端を通常よりフラットで10cmぐらい長くつくり、くるっと回してレース用のレールのキャップに引っ掛けるやり方で両端からの冷気の漏れを防ぎます。


すでに出来上がったものに関しては、下の写真のように、巾が片開き分で12~13㎝余裕があれば、端から1つ手前のフックを手前のレールのキャップに引っ掛けて、端のフックをくるっと回してレース用のレールのキャップに引っ掛けましょう。このような形がリターン仕様です。


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もし、カーテンの巾が短かったら、思い切ってドレープ(厚手)カーテンの端のフックを手前のレールの端に引っ掛けないで、レース用のレール(奥のレール)にひっかけましょう。


リターン4ちょい無茶かな。これで隙間からの冷気はかなり違うと思います。


 


 


 


 


 


 


 


この場合、レースが固定のキャップの輪仁引っ掛けられなくなると下の写真のような固定するようなものもあります。後入れストッパー。


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カーテンで暖房に頼らない寒さ対策

今朝の日本経済新聞のNIKKEIプラス1の「何でもランキング」で『暖房に頼らない寒さ対策』の特集をしていました。(オレンジ色の文字をクリックすると記事が読めます)


日経1日経2その中で3位に「カーテンを早めに閉める」

4位に「カーテンは床まで十分に届く長さにする」

7位に「厚手のカーテンに掛けかえたり、二重にしたりする」



というようにカーテンに関することが3つも入っていました。


 



 


記事によりますと、

室外の寒気を遮断するのに欠かせないのはやはりカーテン。カーテン業者などで構成する日本インテリアファブリックス協会(注・実際はインテリアのメーカーで構成されていて,カーテン業者では構成されていません)の持田明彦さんは「冬場のカーテンは“空気だまりをつくる”のが基本と話す。

カーテンの長さは、天井から触れる高さから床に届くまでにするのが原則。壁一面をカーテンで覆えれば、なおよい。出窓や腰の高さまでの小さい窓でも、きちんと天井から床まで覆うと保温効果はぐっとあがる。


生地もベルベットやアクリルなど、厚手のものに取りかえるのがお勧めだ。

厚手の生地とレース地の「ダブル掛け」は一層効果的だ。壁面全体に二重で掛けるとカーテンを全くしない場合に比べて「灯油に換算して15%の省エネ効果がある」(同協会)といい、財布にもやさしい。


とのことです。


さすがに、インテリア業界の親玉、業者の売り上げアップにつながるいいことを言ってくれますね。


カーテンのことだけにいい記事(生地)です。   「Be sure」


確かに腰窓でも天井から床までカーテンを吊るすと暖房効果は高くなります。一般的にはそうすると金額も高くなります。当店ではこのようなケースは少ないです。最近は低価格均一ショップ(巾210センチまでで、高さが240センチまでならば同じ価格で1万円)もたくさんありますので、ちまたでは小さい窓でも床までカーテンを吊るすのが流行っているのかもしれません。そうしたお店で買われる場合は床までオーダーされる方がユーザーにとってお得です。


「ダブル掛け」は今や一般的です。


裏地をつけて厚手カーテンを2重構造にして空気層をつくるのも寒さ対策に効果があります。
当店では省エネ対策に3重構造の「ウォームビズカーテン」オレンジ色の文字をクリックしてください)をお勧めしています。


これらは少し金額がアップしますが、金額をアップせずに、寒さ対策をする方法として「リターン仕様」があります。厚手カーテンの両端を10㎝ぐらいフラットにして長くして、その端をレース用のフックに引っ掛けます。そうすることによって壁とカーテンのすき間を塞ぐことができ、室外からの冷気を抑えることができます。


アンリターン写真リターン写真写真左はリターンなし


写真右はリターン仕様


これはどこのカーテン屋でも無料でしてくれますが、サイズによって1巾余分に必要になるときがあり、そのときは金額がアップします。



オーダーカーテンご注文の際は「リターン仕様」で省エネし、地球温暖化防止に役立てましょう。私はチーム・マイナス6%です


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日本インテリアファブリックス協会 御中


インテリア業界では誰もが当たり前のように使っている「ドレープ」と言う言葉も一般には理解されず、新聞では「厚手カーテン」になるのです。
形状記憶、形態安定等の言葉の呼称の統一にリーダーシップをとっていただけますようお願いします。

カーテンのリターン仕様とリターン金具

今日は「海の日」です。

毎日ムシ暑い日が続きます。九州地方では梅雨明けしたようですが、このムシ暑さは7月だけにじゅらい(July)ですね。←無視せぃ

 

 

 

 

 

今日もマンションにカーテンの取り付けに行ってきました。

当店のお客様は、当店でお薦めしている関係で半分以上の方はリターン仕様の縫製をしています。詳しくは10月16日のブログ「リターン仕様について」をお読みください。

 

このリターン仕様は縫製は簡単で両方の端を約10センチぐらいプレーンにしてレース側のレールにくるっとかけるだけです。

価格は当店ではオプションで無料ですが、メーカーの縫製では有料のところ(スミノエ)や、プレーンにしないでそこだけ1つ山にするところ(カワシマ)もあるようです。

 

しかし、レールが簡単に引っ掛けられないようになっているのもあるのです。

今日取り付けに行った現場のレールはキャップ一体成型のレールで、このキャップの穴にフックを2つ引っ掛けることができません。

 

レールメーカーのトーソーはリターン仕様用に、キャップ一体型リターン金具をだしており、インターネットで調べるとこれを使っている同業者が多いようです。

詳しくはトーソーのホームページをご覧下さい。

このキャップ一体型リターン金具でも、今日の現場のような一体成型のキャップではリターン金具を取り付けることはできても、カーテンをひっかけることはできません。

 

当店では岡田装飾金物の後付けストップ(写真左のレース用レールに取り付けているもの)を使っており、レース用のレールのキャップ手前にそれを入れて、そこにレースをひっかけて、キャップにリターンのフックをひっかけています。

写真のカーテンは1.5倍使いの1つ山のペンタックスタイルです。(w200×H250で8000円)

 

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リターン仕様について

さわやかな秋晴れです。
昨晩は現場帰りに自宅によって食事をしようとしたら、久し振りに家族揃っての食事となり、しゃぶしゃぶになりました。そのあと会社で仕事する予定が焼酎「妻宝」を飲んでしまい、幸せな気分で、9時30分に寝てしまいました。よく寝ました。

昨日ブログに書きました『秋なのにオータム(お~さむぅ)』
この話を家でしていたら息子が『おとうさんのシャレの方が寒いわ』と突っ込みをいれてくれます。ダジャレ好きの夫を持つ妻は、「ダジャレー夫人」と言われてますが、「この人、何言ってんだろう?」という感じです。おシャレの通じない妻は「つまらん(妻乱)」と言っております。

今朝はマンションのカーテンの吊りこみに行ってきました。最近は新築戸建住宅のお客様より、マンションのお客様の方が、カーテンにお金をかける傾向があります。戸建住宅の場合、10窓ぐらいあって、20万~30万ぐらいというのが多くなってきておりますが、マンションの場合は5窓ぐらいで20万前後というケースが多いのです。

今日のお客様は5窓で46万で、ドレープ(厚手カーテン)は川島のフィーロFF0001をお使いいただき、全て裏地付きのリターン仕様です。38d072e5.JPG61597eff.JPG
当店ではレギュラーカーテンのお奨めとしては「裏地付き」「リターン仕様」「形態安定加工」で、これを最初から望んで来ていただいている方は、当店のチラシをよく読んでいただいている方です。また、これで決まるかどうかで、社員がよくPRしているかどうかわかります。

リターン仕様」(←これをクリックすると当店のチラシにリンクします。同業者の方が無断に利用されることは禁じます。一言かけていただいて、地元の焼酎を送っていただければ問題はありません。)は、ドレープ(厚手カーテン)の両サイドを10センチぐらいフラットにしてレース用のレールに引っ掛けます。
これによって 
①省エネ効果
②光が漏れにくい快適さ
③レースが見えない美しさ
があります。無料のオプションです。