バーチカル(タテ型)ブラインド

トーソーさん、こんなバーチでいいの?

先日、トーソーのバーチカルブラインド「デュアルシリーズ」を取り付けました。バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)に関しては、当社はニチベイが多くてトーソーはあまり使っていません。今回トーソーを取り付けたのは住宅メーカーのインテリアアドバイザーの指定でした。



取付高さを215センチと指定したところ、操作コードの長さが床から10センチぐらいの長さになっています。腰窓に8台とりつけたところ、すべてそのようになっております。しかも、すべて枠内付けで操作コードがはみ出ています。


取付高さを指示するとすべてこのようになるのです。
取付高さは操作バトンの長さの関係で指示をしなければなりません。
カタログには、操作コードは製品高さマイナス10センチと書かれていますが、取付高さを書くとそれが優先されて、取付高さマイナス10センチになるというのです。


営業員に聞くとカタログの説明の仕方が文章足らずだったというのです。


おかしいやろ、TOSOさん


この写真をみておかしいと思わんか~


発売以来、約1年と思いますがずっとこのまま出荷されてきたというのです。


誰もなにもいわんのかな。
カタログに記載されているように製品高さマイナス10センチで問題があるのですか?私どもはカタログをみて発注しています。


掃出窓もこんな感じでした。製品高さが200センチで、取付高さが215センチでした。枠内付けで床上がり15センチありました。


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おかしくないか


ニチベイは、床上がり60センチが操作コードの長さになっています。この場合は、取付高さ215センチのところに120センチの製品高さのバーチカルブラインドをとりつけるとやはり操作コードがはみでます。以前にもこのようなケースがあり、操作コードの長さまで指示するようなりましたが、トーソーのカタログにはちゃんと操作コードは製品高さマイナス10センチと書かれているんです。でも、実際はそうではなく取付高さが優先されているとのことです。


タチカワは製品高さが100センチまでは製品高さ=コード長さで100センチ以上は製品高さマイナス20センチとなっています。


 



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クリエーション・バウマンのバーチカルブラインド

クリエーションバウマンのバーチカルブラインドは、国産のものに比べるとかなり高いのですが人気がありまして、お客様の方からどこからか情報を得て、お問い合わせ、ご注文いただくことがよくあります。


私共でもよく取り付けしておりますが、色、デザインがよくてすごくきれいのです。それに、バウマンだけの特長ですが、ルーバー(羽根)を3.5インチ(89ミリ)と5インチ(127ミリ)の織機で織っていて、ねじれることもないのです。また、国産メーカーと違って、ルーバーとルーバーの間はほぼ均等割りになっています。国産メーカーは最後の2~3枚で巾の調整をしますので重なりが違ってきます。詳しくは2007年10月21日のブログをご覧ください。


先日もバウマンの代表的な商品であるスエズⅡを取り付けました。施工後、私が伺った時、思わず「わぁ~きれい」とつぶやいてしまうぐらいきれいでした。このとき伺ったのは施工時にルーバーにたくさんの織り傷が確認されており、メーカーの営業と一緒にチェックに行きました。今回のものは私もちょっとショックなぐらい、織りキズが多く、カールしないはずのルーバーがスルメみたいになっていたり、たたみジワがくっきり残っていたりしました。


バウマン1


バウマン2バウマン3


 


 


 


 


 


 


 


 


お客様は「高いけど、バウマンだから信用して買ったんだ」とおっしゃるのです。


おっしゃる通りです。取替えいたします。


今回のはちょっとひどかったのですが、輸入商品においてはこのようなキズがあって、日本人の感覚からすれば問題となるようなものでも、製造国においてはクレームとならないようなものがよくあります。中国じゃないですよ。ヨーロッパ商品です。その場合、メーカーも突っぱねたりすることもあり、我々の立場で困ることがあるのです。


五洋インテックスがドイツの高級ブランドのニヤ・ノルディスカの取り扱いをはじめまして、先日、ショールームに伺った時に説明をうけました。日本人がみて、これは織りキズや、織りが曲がっていると思われるものも、これがチャーミングなんですよというのです。日本人にはどうしてこのチャーミングがわからないのかといわれても、


 ホッペにキスならばチャーミング といってもいいけど、
カーテンにキズでなんでチャーミングやねん


そんなん、いうのはどいつ、ほんまに   思わず突っ込み入れました。


逆に日本製ならば大丈夫なのかというとそうではないのです。Made in japan も海外で問題になることもあります。サンゲツは香港に営業所があるため、東南アジアの市場で販売をしています。ロールスクリーンはよく販売しているようで、現地の会社とOEMを組む形で生地だけを販売しています。日本ではまったく問題のない商品でも、湿気の多い台湾では顔料がとけて生地がべたついたりするというようなクレームが起こったりするそうです。


湿気の多い沖縄でも同じようなことがおこったりしまして、ニチベイの話では、リゾートホテルで大型のロールスクリーンを納品した時で、本土ではまったく問題ない商品が顔料の関係でべちょっとなってあとでクレームになることがあるそうです。
そのため、ニチベイは沖縄だけ別会社(株式会社ニチベイ沖縄)を作り、現地で製作しています。


沖縄は日米(ニチベイ)の歴史の中で重要なんです。


この話はほんまですねん。信じてくれる人は   はいクリック 




 


バウマンのタテ型ブラインド(バーチカルブラインド)に関して評判・価格・納期・取扱店・大阪・西宮等の検索フレーズで、ブログに来られることが多いので最近書いたブログもお読みください。


2008.1.11 「バウマンのバーチカルブラインドの直し」


2007.12.27 「吹抜け取付3件」


2007.10.21 「バーチカルブラインドのルーバーのピッチの問題」


2007.10.4 「クリエーション・バウマンの展示会に行ってきました」


 


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電動バーチカルブラインドの取り付け

今日はニチベイの電動バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)を吹き抜けに取り付けました。以前に下の部分をバーチカルブラインド(縦型ブラインド)をつけており、今回は向かいに高層マンションが出来るとのことで吹き抜け部分のみ追加となりました。お客様のご希望は電動タイプですが、もちろん電源は用意されていないため、電気屋さんにもお願いして電気工事もしてもらいました。


電気屋さんとの打ち合わせが十分できていなくて、電源は右の壁しか出せないとのことでした。そうなると、ニチベイのメカは左側にモーターがついており、電源ケーブルは1.8mしかなく巾310センチのバーチカルブラインドならば右側の電源に差し込むことができないのです。この場合は、コントロールユニットを右側に動かすために接続ケーブルを用意しなければならないのですが、用意していませんでした。


そのため、日本橋にモールと電線を買いに走り、メカについている電源ケーブルをカットして中継ぎをして本体の裏側にモールで貼り付けて延長コードをつくり、無事きれいにおさめることができました。


電動バーチ5電動バーチ4電動バーチ3


 


 


 


 


 


 


 


 


上左の写真  上の部分は今回取り付けの電動バーチカルブラインド。下は以前に取り付けた手動のもの。
上真ん中の写真  右側に電源ケーブルをだしました。
上右写真  左側に受光部をだしています。


電動バーチ2電動バーチ1左側の写真は裏側に配線をして本体にモールで貼り付け、延長コードをつくりました。コントロールユニットと延長コードはコネクターで接続できるようにして、高さ5m20㎝のところで結線できるようにしました。


 


 


 


 


 


 


今は電動のものをホームユースで取り付けるのはすごく簡単なんです。電源さえ本体の取り付ける近くに用意されていたらなんの知識もなくてもできます。


ニチベイはまだまだ遅れていまして、今は立川ブラインドの住宅向け電動シリーズのホームタコスが最も優れていて、ひじょうにうまくできていて、施工が簡単です。電動ものはタチカワがいいです。
トーソーはもっと遅れていまして、ホームユース用の電動のバーチカルブラインドはありません。



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バウマンのバーチカルブラインドの直し

今日は昨年末に取り付けしましたクリエーションバウマンのバーチで羽根の長さが違うとの連絡があり、直しに行ってきました。取り付けた時は、その日は別に吹抜け工事が2件あったので急いでいたためか気づかなかったのですが、よく見ると羽根(ルーバー)の丈がまばらで長いのと短いのとでは1センチ以上違うのです。


スイスメイドでこういうのはきちっとできているものだと思っていたら意外と大雑把なんです。幸いにしてバウマンの場合はいつも2枚ほど余分にはいっているためにお客様に渡していたストック用と取替えしまして無事終了しました。


バーチ1バーチ2バーチ3


 


 


 


 


 


 


 


 



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吹抜け取付3件

本日は吹抜けにメカものの取付工事3件しました。私は足場のない1件目のハシゴもちと2件目の電動バーチカルブラインドの手伝いに同行いたしました。


バーチ2バーチ1


1件目は高さ5、5Mのところにクリーエーションバウマンのスエズというバーチカルブラインドを取り付ける仕事です。当店は吹抜けの高所工事は慣れており、脚立で簡単に取付いたします。さすがにバウマンのバーチは価格が高いですが美しく、お客様に満足を提供することができたと思っています。取り付けたあとでわかったことですが、吹抜けの天井にシーリングファンが常にまわっており、この風によって高さ5,5Mあるバーチのルーバー(羽根)が揺れるのです。事前に気づかなかったことで勉強になりました。


 


 


 


 


バーチ6バーチ5バーチ4


 


 


 


 


 


 


 


 


バーチ32件目は5,2Mの吹抜けにタチカワのホームタコスという電動のバーチかるブラインドを取り付けました。これは価格も手頃で取り付けも簡単ですばらしくいいです。今年、タチカワはホームユース用に電動の商品をたくさん出しましたがひじょうにいいです。


 


 


3件目は5,2Mの吹抜けにトーソーのロールスクリーンを2台つけました。


 


 


 



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バーチカルブラインドのボトムコードの問題  アンケート付き

吹抜けバーチ先日、トーソーのバーチカルブラインド(縦型ブラインド)を吹抜けに取り付けてきました。トーソーのバーチカルブラインドは裾のウエイトのところに取り付けるボトムコード(スペーサーコード)をとりつけないのを標準仕様にしております。取り付ける場合はオプションで巾2mまでで3000円アップします。


輸入商品であるクリエーションバウマンやハンターダグラスのバーチカルブラインドではボトムコードを取り付けないことが一般的で、無い方がすっきりするとのことで、ここ最近は国内のメーカーも無いのがはやりのようです。


トーソーに聞くと無いのが標準なので、ほとんどの注文がボトムコードなしになっているとのことです。


タチカワ、ニチベイ、川島織物セルコンはボトムコード(スペーサーコード)があるのが標準ですが、新しいものとしてルーバー(羽根)の重なりが3センチほどあるワイドスラット(タチカワ)、モアラップ(ニチベイ)、シンプルラインエクセスタイル(川島織物セルコン)という名前の商品があり、これはボトムコード無しが一般的で、オプションで有りもできます。



独り言
メーカーによって名前が違いますが、同じような仕様です。ややこしいから各メーカーも独自で名前をつけないで一番最初につけたメーカーの名前を尊重してその名前を使うようにしましょうよ。川島織物セルコンなんかはOEMでニチベイのメカをそのまま使っているんだから、ややこしい名前をつけないでモアラップといえばいいのに。日本のインテリアファブリックス業界のリーダー企業として、呼称を統一して消費者に浸透するようにしてもらいたいものだね。エクセよりモアラップの方が意味がわかりやすいよ。問題のない時は自社ブランドを名乗り、プレーンシェードのようにクレームが起こるとトーソー製だといい、何も動かないで仕入先のトーソー産業資材に、「産資 GO」というのはいかがなものか?


モアラップこの3センチ重なるスタイルならば、裾にボトムコード(スペーサーコード)無しでも問題がないと思います。(左の写真は店内展示のニチベイモアラップ)


金額はニチベイ、川島織物セルコンは25%アップし、タチカワは10%アップします。その差15%ですが、これはあとからだしたタチカワのマジックで、ニチベイ、川島織物セルコンは100ミリルーバー巾のものに対して、25%アップ、それに対してタチカワは80ミリルーバーのものに対して10%アップです。80ミリルーバーは100ミリルーバーに対して10%ぐらい元々価格が高いのです。そのためそんなに変わりません。100ミリルーバーを使って3センチ重なりを多くするのだから100ミリの価格を基準にすべきだと思います。


それに対してトーソーは3センチ重なるタイプは無く、従来の部品をそのまま使い、単なるボトムコードを無くしたのを標準仕様にしただけです。ボトムコードをつけると2Mまでで3000円アップするようにしたのは実質値上げです。(裾のウエイトは一部新仕様になっています。)


今回、吹抜けに取り付けた商品(上の写真)はケスレーというもので、ボトムウエイトがカバータイプしかできなくて、これにはコードをひっかけるチョボがでていますが、コード無しが標準です。羽根と羽根の重なりも1センチ弱しかなく羽根を回転させる度にひっかかって上の写真のようになるのです。


下の写真は別の現場のトーソーの裾にボトムコードなしのバーチカルブラインドです。(下右の写真は重なり具合)


トーソーバーチ1トーソーバーチ2トーソーバーチ3


 


 


 


 


 


 


 


 


 


下の写真は裾にボトムコード付きのバーチカルブラインドです。


バーチ紐付き


 


 


 


 


 


 


 


 


 


裾コードがない方がすっきりしますが、日本の場合は窓を開けたりもよくしますし、風にゆられてばらけたりもしますのでどちらがいいのかよくわかりません。


コード無しにする場合は重なりの大きいタイプがいいと思います。


そこで、新しい試みとしてアンケートをブログにつけました。


タテ型ブラインドに関するアンケートです。


http://www.curtainkyaku.com/enpuate.html


こちらをクリックしてください。


無料のツールをレンタルしています。結果というところをクリックすると瞬時に状況がわかります。コメント一覧をクリックするとコメントもかけます。同じアドレスからは1回しか反映されないようになっています。


これがうまくいけば今後ブログでアンケートしてメーカーに対してユーザーの意見を伝えていけるとおもいます。ご協力をお願いします。


 



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バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)のルーバー(羽根)のピッチの問題

ブログを一生懸命書いても誰も何もくれないけれど、日が暮れるのは早くなりました。
今夜は十三夜。旧暦9月13日の十三夜は「栗名月」と言われ、中秋の名月とともに美しいとされています。


先日、バーチカルブラインドを納品しましたお客様から、「最後の方の羽根の重なりがおかしいのとちゃうか」という指摘がありました。ニチベイのアルペジオを電動のものが1台標準タイプが3台納品しましたが、最後で重なりが違いまして下の写真のようになります。


ニチベイバーチ1ニチベイバーチ2これは、ニチベイに限らず、国産メーカーのタチカワ、トーソーも同じようになります。これはルーバーの巾が80ミリや100ミリ127ミリなどがあり、1枚入れるか入れないかによって、たとえば100ミリ巾のもので9センチ長さが違ってくるため、国内メーカーは最後の2~3枚で調整します。そのため最後で重なりが、他のところと違ってきます。
川島織物セルコンもニチベイのメカを使っているため同様です。


これはよく言われることで十分な説明が必要です。


 


 


 


それに対してクリエーションバウマンは4タイプのキープチェーンを使っていて、均等にルーバーがきます。正確に言うと2ミリ単位ぐらいで違うキープチェーンを使っていて、それをうまく組合わせているので均等ではないのですが見た目均等でルーバーとルーバーの重なりはどこも同じようになっています。国内メーカーのように最後だけ重なりが大きいということはありません。


1台だけつけた場合はすごくきれいです。しかし、同じ部屋に2台以上つける場合は気をつけなければならず、1台1台はそれぞれほぼ均等になっていますが、その1台は1センチの重なりの均等になっていても、もう1台は2センチぐらいの重なりの均等になっていることがあるんです。レールの長さによって違ってきます。下の写真はクリエーションバウマンの代表的な商品であるスエズⅡをつけました。


 


吹抜けのところは上下に取り付け、2階の踊り場にも吹抜けの上と並ぶように取り付けています。これはまったく同じ商品ですが吹抜けの上はルーバーの重なりが1センチぐらいの均等になっていますが、右側の踊り場の方は2センチぐらいの均等重なりになっています。昼間閉めると光の透け感で違ったような商品にみえませんか。これは発注する際にレールの長さを考えて計算して発注しなければならないのですが、こうしたところにつける場合はレールの長さを自由にすることができず、長さが先に有りきなんです。


国産メーカーではサンゲツのバーチカルブラインドはクリエーションバウマンのように均等ピッチになります。サンゲツは東京ブラインドのメカをつかっており、東京ブラインドはドイツで圧倒的なシェアを持つ、サンドレープのブランドで知られるバウテックス社の物を使ってます。


サンゲツは、テレて自社商品の良さをあまり営業PRをしませんがサンゲツのバーチカルブラインドはメカ的には優れていてきれいです。


 織物研究会  私はチーム・マイナス6%です