先日、同業者から好意的にブログでノウハウを出し過ぎじゃないかと言われました。ブログに書くと同業者が真似をするから、書かない方がいいのではないかと忠告していただきました。
別の同業者は私のブログを勉強会の資料に使わせていただいていますとおっしゃっていただきました。私にとってはうれしいことです。
情報やノウハウをこうしてブログに書くと、同業者が参考にして、それを取り入れられるリスクは確かにありますが、私はユーザーに対してもっと判断すると材料となる情報は提供していくべきだと思っています。
私が書いているようなものは大したノウハウでもなく、真似ができるようなものは遅かれ早かれわかるので、ユーザーのためになるならばそれはそれでいいと思っています。
こうしてブログで毎日情報発信することが私のノウハウで、「真似できるのならばやってよ」と思っています。
バックタックシェードについて書きます。
これはフジエテキスタイルのスタイルの名称です。私はできるだけ各社の固有名詞は使わず一般名詞で書くことを試みていますが、これは、シャープシェードの1つで文字通り後ろ側をつまんだシェードなので、この名称をつかいます。
(写真は携帯カメラで撮っていて拡大に耐えられずみにくくてすみません)
前から見ると普通のシャープシェードですが、少し手間暇をかけていまして、生地を裏側につまんで、3ミリ径のバーが通る袋をつくりまして、リングをそのバーの所に手で縫いつけています。
上左写真は後ろからみたところです。右はタックの所にリングを縫い付けているところ。
生地は川島織物セルコンフィーロFF2023
シャープシェードは一般的に横にバーが入っているのをいいますが、いろんなやり方がありまして、各社違います。
一番多いのが後ろに白のバー袋を縫い付けるタイプです。(下の写真・右と左は別々の窓)
この写真は裏側からみたシャープシェードです。レース地ならばこの白い袋はあまり目立たないのですがドレープ地(厚手)ならばすごく目立って違和感すらあります。
そのため、共生地でバー袋を作りますが、リングを手で縫いつけなければならないのでたいへん邪魔くさい作業です。メーカーでこれをやっているのは、フジエだけですが、ひじょうに高い価格になっています。
川島織物セルコンはシャープフロントタックコードやシャープタックバーの名称のシャープシェードがあります。これは共布でバーをつつみますが、バーが前にきます。昇降コードを通すリングはバーとバーの間にありまして、さらにタテにリング付きテープを縫い付けています。レース地や、ドレープ地でも昼間みると、格子柄になり牢屋に入っているようであまりお勧めできません。
バックタックシェードは柄のはっきりわかる生地にはお勧めできません。
今日のブログは役にたちましたか。 はいクリック
ほんとうに役にたった時だけクリックしてください。
ブログのトップへ