フラットカーテン

約2倍使いの形状記憶加工のフラットカーテン(SAウエーブ)

急に寒くなりました。

この間まで夏だったのが、秋がなくて冬になったような感じです。

秋がないと「商い」というのはよくないのです。

 

サンゲツの「SAウエーブ」という商品名の約2倍使いにフラットカーテンを

取り付けました。

今年はウエーブスタイルというフラットカーテンで1,5倍以上の生地をつかって

ウエーブを出すのはやっています。

でも、なかなかきれいなウエーブがでないというのが現実ですが、このサンゲツの

SAウエーブは形状記憶加工をしていますのでただ吊るだけできれいなウエーブが

でます。

ピッチキープコードのついた特殊なレールも不要です。

 

レールはトーソーのシエロミニを使っています。

厚さ9㎜でシンプルですっきりします。

裾は3センチの折り返しでショートヘムです。

生地はサンゲツAC2595

片開です。

開けた時のたまりが大きいのです。

レールの長さ254cmで36個のランナーが必要です。

SAウエーブはレースに形状記憶加工していますが、端の部分が

逆V字にならないように独自の工夫をしています。

生地にピッチキープのコードを取り付けています。

これがあるので、施工する我々はフックをランナーに引っ掛けるだけで

お客様にとってはこのコードを外して洗濯をしなければならないので

洗濯がたいへんです。

 

当店も工夫していまして、オリジナルのバトンタッセルを取り付けて

います。

これをもって開閉すれば生地を傷めることがなく、スムーズに開閉

できます。

 

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ウエーブスタイルのフラットカーテン形状記憶加工

ウエーブスタイルフラットカーテンが流行っているというブログ

先日書きました。

柔らかいレースならばなんとかウエーブが出るのですが、ハリのある厚手カーテン

(ドレープ)はなかなかきれいにウエーブが出ません。

 

各社がカタログに載せている写真は撮影時にきれいなウエーブがでるように

手を加えているということです。

 

ウエーブをきれいに出す簡易型の形態安定加工をすれば、ある程度ウエーブは

きれいにでますが、両開きの場合、真ん中が広がるというような問題があり、

川島織物セルコン以外はやっていません。

サンゲツは、しっかりウエーブを出す2倍使いのフラットの形状記憶加工の

「SAウエーブ」という商品があります。

これは当店にも展示していますが、きれいなウエーブがでます。

でも、洗濯するのがひじょうに面倒なんです。

 

今回は、しっかりしたドレープに形状記憶加工をして、フラットカーテン

1.5倍使いのウエーブスタイルをつくりました。

 

【メモ】形状記憶加工と形態安定加工の違い

こだわりの縫製【8】形態安定加工と形状記憶加工

形状記憶加工はこのような真空窯を使ってします。

きれいなウエーブがでます。

 

 

生地は川島織物セルコンのウイリアム・モリスのケルムスコットツリーで

打込み本数が180本(1インチ間に180本の糸がある)と思われる

高密度の商品で、形状記憶加工をしないと広がるのです。

川島織物セルコンでは、フラットカーテンの形状記憶加工はしない

(簡易型な形態安定加工のみ)とのことで、当店で加工しました。

 

今回はトーソーのウエーブスタイルのレールは使っていなくて、

ネクスティのエキストラダブルブラケットを使用しています。

 

形状記憶加工をしているウエーブはきれいに出ます。

 

同じ窓が2窓あるのですが、昼間で写真がきれいに撮れなかったのです。

 

 

最初の写真はシャッターを閉めて撮っています。

 

ちょっと工夫した点

1)エキストラダブルブラッケトを使っています。

通常のレールは出幅が107㎜ですが、エキストラダブルブラケットは

132㎜です。部屋側にレールがでるのですが、前のレールと後ろの

レールの間を大きく取ることができます。(75㎜ 通常は60㎜)

レールを持ち出すことによってお金も持ち出さなければなりません。

通常のダブルブラケットは1個460円ですが、エキストラダブル

ブラケットは1個810円でその差350円あります。

この現場は1窓に5個使っていて、2窓あって10個使っています。

 

 

2)ウエーブを出すためにバーチカルブラインドのスペーサーコードで

ピッチキープしています。

簡易的な方法で山の方だけしています。

 

これをしないでやると、普通に引っ張ると最後の方にウエーブが

たまります。

こういう写真は見ることはないと思います。

写真を撮るときは誰もきれいに整えますが、これが現実です。

 

3)フックを付ける位置は均等ではなく、山に来るほうを少し長くし、

谷にくる方を短くしています。

 

4)両開きの真ん中が開きにくいようにしています。

マグネットランナーと2つ目のランナーを結束バンドで止めて隙間が

出にくいようにしています。

 

 

そうしないと下のような感じです。

 

5)レールにカーテンストッパーをつけています。

これがないと形状記憶加工をしていますので開けた時に戻りがあるのです。

 

フラットカーテンのウエーブスタイルはきれいにウエーブをだすには

少し工夫が必要です。

 

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ウエーブスタイルのフラットカーテンが流行ってきました。

最近、ウエーブスタイルのフラットカーテンの依頼が多くなってきました。

2023年2月にサンゲツが2倍使いのフラットカーテンとして「SAウエーブ」という

スタイルをだしました。

その時に今年流行る予感と思ったら6月にカーテンレールメーカーのトーソーが

ウエーブスタイル用のレールを発表しました。

展示会のブログはこちら

ウエーブスタイルというのは、ヒダをとらないフラットカーテンで1.5倍以上の

生地を使ってウエーブを出すスタイルで、トーソーのウエーブスタイル用のレールを

使うといいですよというものなんです。

 

トーソーが力を入れており、ウエーブスタイルのカタログ「fabreco(ファブレコ)」を

出しました。

ウエーブカタログはこちらです。

ファブリックメーカー9社が協力しており、各メーカーがおススメの生地で

自社で縫製して提案をしています。

これからウエーブスタイルをお考えの方は、ぜひトーソーの「fabreco(ファブレコ)」を

参考にしてください。

 

ファブリックメーカーが載せている施工写真は皆きれいなウエーブが

でているのです。

実際はトーソーのウエーブスタイルのレールを使うだけで何も手を

加えなかったらこんなにきれいなウエーブはでないと私は思っているので

各ファブリックメーカーに施工写真についてどのようにされているかを

当社担当者に聞いてみました。

そうしたら、全メーカーとも 写真撮影用に現場で少し手を加えていると

いうのです。

各社の施工写真を見ていただいて私なりの説明をします。

まずはトーソーが載せている写真です。

カタログの3,4ページをご覧ください。

 

画像をクリックすると拡大します。

下は拡大した画像です。

トーソーがレガートユニというレールを使ってウエーブスタイルを

提案しています。

裾に注目してください。

吊元の上部はきれいにウエーブが出ていても裾はきれいなウエーブが出ない

のです。(レースの裾はウエイトロック)

 

トーソーはウエーブスタイルのレールを使うとすべてきれいなウエーブが

でるという過度の期待をさせないために一番最初にこの写真を載せたのだと

思います。

現実はこんな感じです。

 

川島織物セルコン

カタログの8,9ページをご覧ください。

 

画像はクリックすると拡大します。

ウエーブページの方がみやすければそちらをご覧ください。

きれいなウエーブがでています。

これはドレープ(手前の厚手カーテン)には形態安定加工(ウエーブを

きれいに出す加工)をしているということです。

9社の中では唯一形態安定加工をしていました。

レースもきれいで、真ん中の納まりがきれいすぎます。

たぶん現場でピン止めとかして写真を撮っていると思います。

 

アスワン、フジエテキスタイル、シンコール、サンゲツ、スミノエは

トーソーが用意した同じスタジオ(現場)で写真撮影をしています。

この5社の写真を比較すると、どのように吊るとフラットカーテンが

きれいに見えるかを考えている違いがわかります。

(取り付けるレールの高さや壁につけるか天井につけるか、どのような

長さのブラケットを使うか)

 

アスワン

ウエーブカタログはこちら

 

画像はクリックすると拡大します。

 

アスワンは窓上の壁の天井までの半分より少し上ぐらいにレールをつけています。

レールがLTエキストラシングルレール壁からの出幅が45㎜)の為、

谷側(フックとフックの間)が壁に触れているようです。

 

フジエテキスタイル

 

ウエーブカタログはこちら

フジエはレールを天井付けでシングルにつけていて、壁から少し離して

つけているようです。一窓に対して片開できれいにみえる工夫が見られます。

 

シンコール

ウエーブカタログはこちら

 

シンコールはレールを窓上から天井までの壁の半分より少し下目に

つけています。エキストラダブルブラケットを使っています。

ドレープもレースもフラット1.5倍ならば、エキストラダブルブラケットでも

干渉します。

 

サンゲツ

 

ウエーブページはこちら

サンゲツは天井際にLTダブルブラケットを使って正面付けしています。

天際につけているので良く見えますが、普通の出幅のブラケットなので

開閉には干渉します。

トーソーが28ページのカーテンの納まりの通常ブラケットダブルを

みてねと注意書きをしています。

 

通常ブラケットの場合、

メリットは 部屋内側への出幅が少なく、スペースを圧迫しない。

デメリットは①カーテンと壁、カーテン同士がぶつかる

②全開時にはウエーブが当たり綺麗に見えないことがある

ということです。

 

 

 

スミノエ

 

ウエーブページはこちら

スミノエはレールにレガードユニ(新商品)を使って天際に正面付けを

しています。

天際につけるには、このレールがいいのかなぁと思ったし、お客様に見せる

施工例として使えます。

 

リリカラ

 

ウエーブページはこちら

 

 

マナトレーディング

 

ウエーブページはこちら

 

東リ

 

ウエーブページはこちら

 

このウエーブスタイルは、どの業者に頼んで、メーカーで縫製してもらったら

綺麗になるというものではないのです。

現場で少し工夫が必要で販売店によると思います。

 

2023/10/20追記

ウエーブスタイルのフラットカーテンに形状記憶加工をしたブログは

こちらです。

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フラットカーテンでつくる簡単ウエーブスタイル

長男夫婦が東京から帰ってきてお土産に、東京・丸の内にある世界初の

エシレ バター専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」のバターケーキを買って

きてくれました。

 

美味しい

 

1日限定15食の販売で開店1時間前から並んで14番目だったという。

これが意外と焼酎と一緒に食べても美味しいのです。

  

 

 

さて、本題です。

 

トーソーが今年(2023年)7月に新発売したウエーブスタイルのレールの

部材を使って1.5倍使いのフラットカーテンを作りました。

 

この商品はトーソーが力を入れており、カタログでもトップページで

説明をして、タイトルも

フラットカーテンでつくる簡単ウェーブスタイル」となっています。

 

でも。この道43年の私が思うには、このレール部材を使えば簡単にウエーブ

スタイルがきれいにできるとは思わないのです。

6月に行われたトーソーの展示会の時のブログをまずお読みください。

 

ウエーブスタイル(トーソーの展示会より)

 

レールは機能性レールのネクスティを使ってできるのですが、ランナーは専用の

特殊なものが必要で、ピッチキープランナーもいります。

 

このレールを注文するときは、本来は別注レールセットで注文するのですが、

こちらの現場は両開きなんですが真ん中でわけるのではなく、

大きい窓と小窓があって、大きい窓の真ん中で分けるため右の片開と

左に片開のサイズが違うのです。

両端にマグネットランナー入れたり、ジョイントがあったり、通常ランナーを

1個ずつプラスしたりしたので部材で購入して、現場で組み立てました。

 

【社内メモ】次回別現場で作るときの備忘録

2つの窓の外寸 w3290㎜ 大きい窓w2555㎜ 小窓260㎜ 間425㎜

たまりは2mに対して450㎜ (たまりはできるだけ窓側の外にだす)

大きい窓の真ん中で両開き 左側はレールを400㎜出す 右側は500㎜出す

レールの長さは4200㎜ 左側は1700㎜ 右側は2500㎜

フックの数は左24個 右34個

枠内にはニチベイのラフィー遮光 N9180をつけています。

 

少し工夫しているところがあります。

 

ウエーブをきれいに出すために簡易型の形態安定加工をしています。

生地が重要で、このレールに吊るだけではきれいなウエーブはでないと

思います。

レースに形態安定加工をすると両開きの真ん中が逆V字のように真ん中が

開きます。それを緩和するために先頭のマグネットランナーと2番目の

ランナーに1個普通のランナーを入れて広がらないように結束バンドで

とめています。

真ん中のウエーブの間隔は小さくして広がらないようにしています

 

最初のフックの位置は60㎜手前にしています。

 

取り付け高さが245㎝なので開閉がスムーズにいくようにマグネット

ランナーにバトンタッセルをつけています。

オリジナルの高さ調整機能があります。

シングル付けですが、ブラケットはダブル用のものをつけて室内側に

レール1本つけています。

レールは壁から60㎜以上離した位置につけないとウエーブは壁に干渉

してきれいにいきません。

ダブルレールをつけて、前後にウェーブスタイルはできません。

前か後ろかを1つだけウエーブスタイルにして、もう1枚を2つ山のひだ

ありカーテンにするのもおススメしません。

私はシングルでウエーブスタイルにして、枠内にロールスクリーンを

付けるのが一番いいのかなぁと思っています。

裾はウエイトを入れずに9㎜の折り返しです。

本縫いウエイト巻きロックのミシンを使って、あとでウエイトだけ抜いて

います。

ウエイトロックをするとウエーブがきれいにでません。

上記のトーソー展示会のブログを参考にしてください。

搬入時に折りたたんでいるためシワがついていて現場でスチーマーを

あてています。

生地はフジエテキスタイル FA1800 NW

枠内にロールスクリーンをつけています

小さい窓は発注サイズがW255㎜×H2200で、チェーン式で1:8の比率を

超え製作不可のでした。

ニチベイには細い窓用にスリット窓タイプという商品があるのですが、

この生地は遮光で厚さがあるため、これもできませんでした。

しかし、作りました。

 

この話は次回に書きます。

続く

 

 

2023/10/21 追記

お客様からGoogle口コミに投稿いただきました。

ありがとうございます。

 

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デニムのフラットカーテン ダメージ加工

デニム好きの若者の一人住まいのマンションにデニム生地でフラット

カーテンを作りダメージ加工をしました。

インディゴ染料の生地を用いて、本来のデニムジーンズのようなイメージで

ダメージやクラッシュなどの職人の匠の技を活かした加工技術と洗い加工の

技術を駆使して出来上がったこだわりのデニムカーテンです。

メーカーは瀬戸内デニムです。

ダメージ加工は瀬戸内海の島をイメージしています。

私はコジマですけど、この島はなんという島かは知りません。

オーダーしてから1点1点心を込めて何度も洗いをかけ染めを施し

ヴィンテージ感を表現しています。

約1倍のフラット仕上げです。

本革タッセル

 

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1.5倍使いのフラットカーテン

最近、ボリュームのあるフラットカーテンが増えてきました。

インテリア業界では、フラットカーテンというのはヒダを取って

いないカーテンのことをいいまして、レールの長さに対して何倍の

フラットカーテンというような言い方をします。

今回は1.5倍使いのフラットカーテンの施工例です。

実測に行った時には、トーソーの埋め込みタイプのレールのシエロラインが

ついていました。

  

(クリックすると拡大します。)

建築段階で施工されたのですが、埋め込んである位置が壁から3㎝離れた

ところで、ここに1.5倍のフラットカーテンをつり込むと谷側に

くるところが壁と干渉してきれいなウェーブにならないのです。

そのことをご説明させてもらったら新たに壁から6㎝以上離れたところに

後付けのレールを天井に直付けりることになり、トーソーのシエロクラウドを

取り付けることになりました。

トーソーのシエロ用のピッチキープコードを使っています。

ピッチキープコードは8㎝間隔なので、フラットカーテンのフラット

芯地は12㎝ピッチでフックを差し込んでいます。

 

今回工夫したのは、両開きの真ん中が閉めた時に開かないように、

真ん中のマグネットランナーと2番目のランナーを結束バンドでくくって

距離を縮めました。

これによって、真ん中部分の生地がたっぷりになって閉めた時に

開かないのです。

使った生地はフジエテキスタイルのジョウゼットの生地でPF1438NW.

 

この生地はすごく柔らかくて、形態安定加工や形状記憶加工をしなくても

ウエーブがきれいにでます。

この施工例は何も加工をしていなくて吊っただけです。

もう少し時間がたてばもっときれいなウエーブがでます。

 

フラットカーテンのウエーブをきれいに出すには生地が重要です。

いくらピッチキープコードを使ってもきれいにウエーブが出ないものが

多いです。

フジエのPF-1438NW(ハクボ)はおススメです。

ドレープ生地は形状記憶加工をするのがおススメです。

裾は9㎜の折り返しです。

ウエイトロックにするよりもきれいなウエーブがでます。

 

 

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約2倍使いのフラットカーテン

フラットというと一般的には「平らな」という意味ですが、カーテン業界では

ひだ山のないカーテンのことを言います。

レールの長さとほぼ同じフラットカーテンは1倍フラットカーテンといい、

レールの長さに対して生地の巾が1.3倍ぐらいのものを1.3倍フラットカーテンと

いいます。

フラットカーテンといえば最大で1,5倍ぐらいのイメージで、

これはレールに対して1,5倍の生地巾のあるひだ山のないフラットです。

 

サンゲツが2023年2月9日に新しく発売したカーテンの見本帳「AC」には

SAウェーブ」という名称の約2倍使いのフラットカーテンがあります。

 

これは今年流行りそうな予感がします。

 

カーテン業界では、ずっと以前は2倍使いにしてたっぷりヒダをとるのが

いいんだみたいなところがあり、生地の出荷量も多かったのです。

それが、1,5倍使いのカーテンでもいいのではとなり、またシェードがよく

売れるようになったり、1.3倍ぐらいまでのフラットカーテンが増えたりしてカーテンの

出荷量がかなり減ってきました。

それに代わるものとしてメカものと言われるロールスクリーンやバーチカルブラインドも

増えました。

 

メーカーもなんとか対策を考えているようで、今年は

『生地たっぷりのフラットカーテン」で仕掛けてくるのではないかと思っています。

 

 

サンゲツの「SAウエーブ」の店内展示サンプルです。

生地はAC-2515です。

 

これはサンゲツのオリジナルスタイルで、25㎝ピッチの

形状記憶加工(真空釜でするタイプ)をして、独自のピッチキープが

できるオリジナルのフラット芯地を使っています。

形状記憶加工をしていますので、丸みのあるきれいなウエーブが

均等にでます。

↑ 裏からみた写真

フラットの谷側の底でピッチキープコードを使っています。

両開きの真ん中はフラットのレースに形状記憶加工をすると

逆V字になって、真ん中に隙間ができるのですが、それができないように

うまく工夫されています。

これは素晴らしい発想です。

2mのレールに対して、両開きに作るとフックが32個必要で、片方に

寄せるとたまりが60㎝ぐらいになります。

裾は形状記憶加工をしていますので、ウエイトロックはできなくて

2.5㎝の折り返しです。

生地はレースに切り替え(パッチワーク縫製)のようにみえる

プリントがしてあり、切り替え位置は裾から70㎝ぐらいまでで

自由に決めることができます。(AC-2515)

 

サンゲツ関西支社の隣にあるセントレジスホテル大阪でも12年前に

オープンの時から各部屋は2倍使いのフラットカーテンがドレープ

(厚手カーテン)で使われています。

 

セントレジスホテル大阪のカーテン その2

 

こちらもフラットでひだ山がありませんが、生地はたっぷり使っています。

 

SAウエーブはサンゲツの生地でしかできませんが、

当店でもフラットの2倍使いのものを展示しています。

これは、トーソーのシエロというレールとピッチキープコードを使って

います。

トーソーのウエーブテープⅡというフラット芯地を使うと、1.5倍使いか

1.875倍使いになるので、フラット芯地は一般的なものを使っています。

 

このレールでピッチキープコードを使って、形状記憶加工をすれば

他メーカーの商品でも約2倍使いのフラットカーテンが作れます。

 

ポイントは形状記憶加工とピッチキープコードです。

 

これはサイレントグリスのスイス製の生地で、形状記憶加工も

形態安定加工もしていません。

裾はメロー仕上げです。

 

 

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