オンライン接客

オンライン活用(4)サンゲツショールームのオンラインコンサルテーション

今朝の日本経済新聞の1面トップに外食1000店舗超が閉鎖という記事が

載っていました。

その下に三越伊勢丹が赤字600億という記事がありました。

商売をしているとこのコロナの影響はほんとに厳しいのです。

なかなか終息が見ない中、商売の在り方というのは考えていかなければ

なりません。

 

みんな必死の中、客を集めるのが商売の百貨店でも今やオンライン接客を

しています。

特に三越伊勢丹がオンラインに熱心で5月にはオンラインのZoomを使って

ランドセルを売りまくったという記事がありました。

 

インテリア業界においても、エンドユーザー向けにメーカーのショールームで

オンラインコンサルをしています。

サンゲツ、リリカラ、東リの大手がやっています。

(他にもやっているところがあるかもしれませんが把握していません。)

 

サンゲツは5月から毎週土曜日曜しており、サンゲツにお願いをして

エンドユーザーの立場になってコンサルティングをしてもらいました。

 

その報告です。

 

事前に営業員を通じて申し込んでおり、私はエンドユーザーの立場で

シチュエーションとしては、63才独身の男でインテリアにはまったく

無関心で、妻から三行半をくだされて、一人で住むワンルームマンションの

カーテンを探しているというのです。

 

サンゲツの担当スタッフはベテランのショールームの女性で、自宅から

オンラインでの接客となりました。

そのため、サンゲツのスタッフは静止画像です。

 

事前にヒアリングシートが用意されており、私も部屋の図面と

動画を送っておきました。

 

これは6月16日にしました。

当店でもそれまで2回エンドユーザーとオンライン接客をしていたのですが

課題がいっぱいあったので、いかにクロージングにもっていくかのノウハウを

勉強させて頂きました。

 

それはここでは割愛しますが、「さすがサンゲツ」でした。

 

 

サンゲツは、オンラインのツールとしてGoogle meetを使っています。

世間では圧倒的にZoomが使われている中で、それなりの考えがあってのこと

でしょうが、Google meetはGoogleのアカウントをとらなければならないので

少しハードルが高く感じるエンドユーザーもおられると思います。

 

それとオンライン接客なので、デジタルカタログを中心にプレゼンされて

いくのですが、初めてのオンライン接客で、エンドユーザーがデジタル

カタログでピンと来るかどうかという問題も感じました。

 

私共はカーテン屋でサンゲツの見本帳が手元にあったのでそれを

みながら提案してもらったのでひじょうにわかりやすかったです。

 

私共がエンドユーザー向けに接客するならば、やはり店をもっていると

いう利点を生かしながら接客をするのが良いのかなと思いました。

 

本来ならばショールームやお店に行って実物を見て触れて選ぶのが

いいと思いますが、こういう時代ですのでこうしたオンライン

コンサルテーションを活用するのもいいと思います。

サンゲツのオンラインコンサルテーションは完全予約制で、こちらから

申し込みができます。

 

オンラインコンサルテーション

 

福岡店のショールームは当面の間休館していたりしていますので

地方の方は利用する価値はあります。

サンゲツのコーディネート提案力はすばらしいです。

 

また、他メーカーももっと積極的にショールームのオンライン接客に

取り組んでいただきたいものです。

お客様が当店にご来店をいただいて、求めておられる生地を探すのに

各社のショールームと個別にオンラインとつながれば、お客さんが

ショールーム巡りをしなくても情報が得られるのです。

 

 

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オンライン活用(3)マナのショールームからLINEのビデオ通話

インテリア業界の業界紙「インテリアビジネスニュース」の6月10日号に

「新タイプの前売り業を目指す」という社説(底流)が載っていました。

 

インテリア業界への提言で、「これからはオンライン化が加速するので

インテリア専門店の前売り業もオンラインをメインに考える必要が

あるということだ」とのことです。

その通りで、私どもも試行錯誤しながら「オンラインでも対応できる

体制づくりをしています。」

 

この業界紙は主にインテリア専門店向けですが、「メーカーも

もっとオンラインの活用を」ということを書いてもらいたいのです。

インテリアのメーカーは広告主のため、批判的なことを書けないのは

理解できますが、川上に当たるメーカーがもっと時代に合ったことを

積極的にやっていけば川下に位置する販売店も同じようなことを

やっていきます。

 

 

 

この社説を読んで、業界関係者は違和感がないと思いますが、

エンドユーザーの方は「どういうこと?」と思われた方もいると思います。

 

「前売り業」って?

 

前売り業というのはインテリア業界しか使われていない言葉で「小売業」の

ことを言います。

 

たぶん、インテリアビジネスニュースの先代の社長が使われた業界用語ですが

業界内では浸透している言葉です。

インテリア業界では、下請けが中心で後ろ側で仕事をされている内装業も

多いため、それに対して小売業を前売りと言っています。

下請けで後ろ側で仕事もしながら、前での小売りをされている店は販売と

工事をしているので「販工店」といいます。

これもインテリア業界独自の言葉だと思います。

 

当店みたいに業界の問題点を発信している店は「反抗店」と言われています。

 

 

ネットで「前売り業」と検索をしても、トップに出てくるのはインテリアビジネス

ニュースの記事で、それ以外はチケットを前売りするような店のことをいうのしか

出てこないのです。

「前売り」としては、With コロナの時代に、お客様が減って資金繰りが苦しいので

先に利用できる券を事前に販売をしたホテルやレストランなどが書かれていました。

 

インテリア業界でも、フリーのコーディネーターがお客様が減って収入がなく

なったので、後ほどコーディーネートするフィーを事前に通常より安く販売して

当面の資金稼ぎをされた方がいました。

 

これぞ、まさにインテリア業界における「新タイプの前売り業」なのです。

 

インテリアの業界紙も、業界内で「業界言葉」を使うのはいいですが、世の中に

インテリア業界を知ってもらうのも役目なので、他に通じる言葉を使って

もらいたいものです。

 

 

さて、本題です。

 

20年前に当店で取り付けた門真市のお客さまで、レースの吊り替えの依頼が

ありました。

20年前の資料も残っていて、当時取り付けたレースと同じ物が

欲しいとのことでしたが、輸入の商品で同じ物はありませんでした。

そしたらよく似たものということで、各社の見本帳から探してカット

サンプルを送りました。

最終的に残ったのがマナトレーディングのカスケードとカナルです。

これをどちらにするかというのを1週間ほどやり取りをしていたのですが、

なかなか決まりませんでした。

 

そこで、お客さまと当店とマナの大阪のショールームの3元中継で

オンラインアプリのZoomを使って、ショールームの女性から

背中を押してもらおうとしたのですが、お客様はZoomがよくわかって

おられなかったのです。

LINEならばできるというのでビデオ通話を使ってマナのショールームを

活用することを試みました。

ところが、マナの大阪のショールームにはWi-Fiの環境がないとのことで

メーカーにお手間をとらせるのは悪いので、私が自転車で7分のマナの

ショールームに行き、自分のスマホでショールームのスタッフに

手伝ってもらいながらお客さまと1対1のLINEのビデオ通話をしました。

 

 

色々と悩んでおられたのですが、ショールームのスタッフに違いの説明を

してもらい、事前の打ち合わせ通りに背中をおしてもらったら

1週間悩んでおられたのが6分32秒で決まりました。

「カスケードの方にします」ということで「ありがとうございます」といって

画面を切って、「やっと決まったぁ~、ありがとう」とシュールームの

女性に呟いたら、そのあとお客様の声が聞こえたのです。

 

画面を切ったので通話も切れていたと思ったらまだ繋がっていたんです。

 

ちょっとびっくり

 

LINEのビデオ通話はこういうこともありますので気をつけましょう。

 

LINEは利用している人が多いし、ビデオ通話は簡単でいいのですが、

画像が今一つ良くないのと音声が途切れることがあります。

遊びでやるのならば最もいいですが、ビジネスで使うとなると少し

躊躇します。

 

それにしても驚いたのはマナトレーディングの大阪のショールームに

Wi-Fi環境がないということです。

日本のファブリックメーカーで世界で一番販売拠点をもっているのは

マナなんです。

 

本来ならば、こちらからショールームまで出向かなくてもオンラインで

お客さまと3元中継ができるようにしてもらいたいのです。

 

取付は他のメカもの商品もあったので行きました。

上の写真の右側の窓は今回取り付けたマナのカスケード。

左側の窓は20年前のレースです。

 

 

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オンライン活用(2)タッセルをオンライン接客で決める

7月22日にホテルで同業者12名と飲み会をしました。

飲み会といってもオンラインで、全国の同業者12名で定期的にやっています。

コロナのおかげで、人と会う事も少なくなってしまいましたが、

以前よりネットを活用して情報収集は積極的にしています。

 

 

その日から「Go To トラベルキャンペーン」が始まりました。

このキャンペーン、賛否両論がありまして私は時期尚早と思っていますが

すでに実施されているものであり、好奇心旺盛なのでその日は

Go To トラベルキャンペーンを利用して歩いて4分のところにある

ビジネスホテルに宿泊しました。

 

大阪では7月31日まで関西在住の人を対象に「いらっしゃい大阪」という

キャンペーンをしていて、ダブルで利用しました。

1人7000円以上の宿泊をすると2500円分のPayPayポイント等を

その場でチャージできるのです。

 

Go Toトラベルキャンペーン」は今ならば旅行費用の35%が

還元されます。この期間は8月14日から申請できるのですが、自分で

申請しなければなりません。

 

この2つのキャンペーンを利用すると2780円朝食付きで宿泊できるのです。

 

このGo To travelキャンペーンは英語の文法的におかしいというのが

ネットで話題になっています。

確かにこれならば「旅行に行くために行く」となり、正しくは

「Go on a trip 」になります。

 

「文法ミス」というより「政策ミス」とも言われていますが、経済も

回していかなければなりません。

宿泊したビジネスホテルもほとんど宿泊客がいないのです。

朝食時もお客様が他には1人しかおられませんでした。

 

私はお客様が少ないことより、取り付けてあったウッドブラインドが

反っていることの方が気になってしょうがなかったのです。

 

商品は防炎製品で実際は木ではなく、樹脂なんですがオープン

1年でこんなに反るんだと勉強になりました。

 

 

さて、本題です。

 

オンライン接客をした2つ目の話です。

 

前回書いた1回目のオンライン接客のあと、マンションにカーテンを

納品した後にタッセルはループ式のものをつけたいと言われました。

最初はタッセル【カーテンを束ねるもの】はありませんでした。

 

また、当店に来ていただくのもたいへんなので、オンラインで

「タッセル選びをしませんか」と提案したら、娘さんが塾でZoom

授業をしていて理解していますからやりましょうということになりました。

お客様は自宅、当店は店内はオンラインZoomで繋いで接客をしました。

 

店内に展示しているタッセルをノート型パソコンのカメラで映し出します。

 

それにすでに納品してしているドレープ(厚手生地)スミノエD3376

レース 川島織物セルコンME8428に合わせてます。

 

このやり方でお客様は十分にわかったということでした。

オンライン接客のあと、お客さまからメールがきました。

 

今日は、zoomでの打ち合わせありがとうございました。

とてわかりやすく良かったです。来店できなくても打ち合わせできるのは

ありがたいデス。もし、可能でしたら、希望タッセルの写真送って

もらう事可能でしょうか?

 

こうして決定してタッセルを送りました。

実際に取り付けたのは

 

 

ここで完結したかと思ったらその後にレースにシミみたいなのがついて

いるというメールがきました。

 

それでお伺いしてみたところ、油性のシミみたいだったので

一旦持ち帰って、アルカリ性の洗剤である花王のマジックリンで

シュシュとするときれいに取れたので夜持って行ったら別のところにも

広範囲にあり、片開きのもう1枚にも同じようなシミがあったのです。

昼間はまったく気づかないレベルでバックが暗いとやっとわかるような

シミです。

これは製造過程における油がついているんだと判断して、当社の

クリーニング工場でドライクリーニングをしたらきれいに落ちました。

再度納品に行きました。

 

 

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オンライン活用(1)埼玉のお客さまとオンライン接客

7月17日に大阪で行われた第7回窓装飾プランナー養成講座

「合格への近道徹底試験対策」に申し込み勉強してきました。

これは2020年9月9日に行われる第7回窓装飾プランナー試験の合格を目指して

ウインドートリートメント業界活性化プロジェクト(WTP)が主催して

行なう勉強会です。

(画像はクリックすると拡大します。)

私は第1回の合格者で資格は既に持っているのですが、

今年が6年目の資格更新の年にあたり、更新にはweb上で簡単な試験がある

とのことでしたので改めて勉強しようと思いました。

 

この養成講座は6年前の1回目の時も受講したのですが、

その後実績を積んでおられてひじょうに充実した内容になっています。

窓装飾プランナーの合格率は30%ぐらいですが、

この養成講座を受けた人の合格率は50%以上とのことです。

 

私も今回受講して、これはとても役に立つと思いました。

過去問題から想定される模擬問題集もあり、窓装飾プランナーを

目指されている方は、ぜひ受講すべきだと思います。

 

養成講座の受講は今年はもう間に合わないかもしれませんが、

9月9日に行われる第7回窓装飾プランナーの資格試験の申込締め切りは

7月31日なのでまだ間に合います。

 

業界関係者や窓装飾に興味のある方はぜひ受験してください。

 

第1回合格者の私は今年が6年目になり更新の案内が来ました。

昨年更新をし忘れたと思っていたら今年だったのです。

 

今時はすべてWeb上でできるので便利がいいのですが、細かい字で

いっぱい注意書きが書いています。

写真も新たにアップしなければならないのですが、写真に関する

注意書きもあり、お顔が判れば多少の髭もOK と書かれているのです。

 

えっ どういうこと?

 

 

 

髭も顔の一部なんです。

私は34年間ずっと髭をはやしていて、仕事上もトレードマークに

なっているので、ヒゲがなかったら私だとわからないかもしれません。

 

今まで、パスポートや免許証更新で写真を提出してきましたが、

髭に関する注意書きなんて初めて遭遇しました。

 

多少の髭はOKということは髭が多いと窓装飾プランナーには

なれませんよ、ということなんでしょうか?

カツラ(ウイック)は問題はないのでしょうか?

 

ついでにいうと「ひと眼で本人とわかるもの」というのも

よくわからないです。

ひと目」のことをいうのでしょうか?

 

 

6年目の初めての更新、 

 

ひげ~話

 

 

さて、本題です。

 

インテリア業界もオンラインの活用が多くなってきました。

7月25日のインテリア業界の業界紙「インテリアビジネスニュース」にも

オンライン接客でカーテンを販売されている特集が組まれ、

社説でも「オンライン営業の在り方」について書かれていました。

当店でも先月から試行錯誤しながら取り組んでいます。

 

2020年6月1日に初めてオンラインのZoomを利用して接客をしまして

7月3日に納品しました。

 

埼玉の方で、息子の前職の先輩で一度もご来店もお会いもしたことがないのです。

 

お客様は30代の独身男性で、この度マンションに引っ越しをされ

リビングと寝室のカーテンを選びたい、とのことで

オーダーカーテンは初めてという方です。

 

事前に図面と室内の動画を送っていただきました。

この動画がイメージを掴むのにひじょうに役立ちました。

 

当店の案内動画は下です。

真ん中の三角をクリックしてください。

 

 

 

当店はショップなので、デジタルカタログでの販売ではなく

店内の縫製されたカーテンをお見せしながら接客をしました。

 

課題もいっぱいみつかりました。

1)厚手カーテン(ドレープ)はオンラインでもイメージはわかりますが

レースはわかりにくい

2)販売する側(当店)に豊富な商品知識が必要かつ重要

3)商品を説明するためのたくさんのボキャボラリーがいる

4)高感度のカメラが必要

5)オンラインは接客する側は2人いるとスズーム(スムーズ)

 

40分ぐらいオンライン接客をして2~3点生地を選んでいただき、

そのカットサンプルをお送りしました。

お客様ご自身で実測していただくやり方をオンラインで説明をして、

実測用のメジャーと当店の実測マニュアルをお送りしました。

すべてネット上のやりとりで完結しました。

小窓はシェードになったのでレールにシェードをつけるやり方も

店内で写真を撮って説明書を送りました。

(本来ならば動画作製したかったのですが、編集する時間と能力が

なかったのです。)

 

納品後お客さまから写真を送っていただきました。

 

生地はドレープ(厚手カーテン)とプレーンシェードは

フジエテキスタイルFA6526BR

レースは五洋インテックスSL29201

 

サイズはぴったりだったし、一人暮らしの男性の部屋のコーディネート

的にもうまくいったかなと思っています。

 

一度もご来店いただくことなくオンラインのみで販売をしましたが、

今後の中でこれは可能だと思いました。

実際のショップも生かしながら「令和のインテリアビジネス」の在り方を

考えていかなければならないと思いました。

 

こちらはまだ試行錯誤しておりますが、今後オンライン接客にも積極的に

取り組んでいきますので、ちょっと試しにやってみたいというお客様は

ご連絡ください。

 

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