カーテンと窓周り関係の質問箱にトーソーのビジックとタチカワのデュオレの違いはなんですかという質問が入っています。
こちらをお読みください。
エンドユーザーが知りたいことというのはたぶんこういうことなんだと思います。
インテリア業界のメーカーの営業は、表向きは紳士的なところがあり、同業他社の悪口はあまりいいません。私に言わせれば、他社商品をあまりにも知らないんだと思います。
表では、お互いTAさん、TOさんというようないい方をしていますが
(注)TAというのはタチカワ、TOというのトーソー
裏ではえげつないような戦いをしています。これを仁義なきTATOO(タトゥ)の戦いといっています。
以前にも書いた事があります。
2011年10月5日のブログ「トーソービジックとタチカワデュオレ」
自分で言うのも恥ずかしいですがなかなかしっかりとわかりやすく書いていると思っています。
しかし、1年程前の話ですが、この話は古くなっていて、書いた時にトーソーがビジックの新しいバージョンのビジックデコラを出しました。
そのため、今回はトーソーのビジックデコラとタチカワのデュオレの違いについて書きます。
従来のトーソーのビジックはビジックライトとして今も継続しています。
トーソーのビジック、タチカワのデュオレという書き方をしていますが、これは固有名詞で一般名詞がありません。だからエンドユーザーにわかりにくいんだと思っています。
どちらかが大きくシェアをとれば、それが一般名詞になってくるんだと思いますが、今のところどっこいどっこいです。先行したトーソーの方のビジックが一歩リードしているかなぐらいです。
私は、これを調光型ロールスクリーンと呼んでいます。これも世間では通じません。
トーソービジックデコラ施工例
タチカワデュオレ施工例 ※画像はクリックすると拡大します。
この商品の特許は韓国の企業が持っていまして、両社とも同じところからそのパテントを買っています。そのため根本的な仕組みは同じですが、部材はトーソータチカワも自社商品で独自で組み立てています。
大きな違いは
(店内展示サンプルで説明します。)
トーソーはロールのパイプの経の前から生地が出てきます。窓との隙間が大きくあきます。
2つのパイプの径は斜めになっていて、上部の高さは小ぶりですっきりしています。
(ヘッドレールの高さは79ミリ)
タチカワ
タチカワは生地はパイプの径の後ろからでます。これが一般的で窓側や壁との隙間はあまりありません。
2つのパイプはタテに並んでいまして、ヘッドの部分が大きいのです。
(ヘッドレールの高さは122ミリ)
あと、違いは製作寸法はタチカワは最大幅2300ミリまでできるのに対して、トーソーは2000ミリまで。高さはタチカワは2500ミリまでに対してトーソーは2400ミリまでです。
生地に関しては、タチカワは色の組み合わせができます。色柄は3シリーズ14柄です。トーソーは4シリーズで19柄で10月1日よりさらに増えます。
当店の女性スタッフにビジックとデュオレはどちらをすすめているのかを尋ねたら「色」を重視してお客様と相談してすすめているとのことでした。
私はメカニック的なことから入ることが多いです。
それぞれ長所短所があり、それぞれに応じてすすめます。
一番メカ的にすっきりしているのは、トーソーが一番最初に出してビジックライトです。
この商品は好きです。
問題点は、メカと生地との隙間が両方で40ミリあきます。窓枠内付けの時は事前の説明が必要です。それとヘッド部分にカバーはなく露出です。
この商品のオススメはカーテンボックスのある窓に取り付ける時です。
タチカワのデュオレは、生地がパイプの後ろからおりますので、窓(壁)との隙間はあまりあかなくていいです。
ヘッド部分が122ミリあり大きいのがあまり好きではありません。
外付け(壁付け)して、ヘッド部分が開口部にかからないように120㎜程上にとり付けることができるならば、これがベストです。
トーソーのビジックデコラは、生地がパイプの前から出てくるのは最大の欠点です。でもこれを活かす事もできまして、窓内付けで下にくるくる回すジャロジー窓(ルーバー窓)には最適です。外付けには向かないです。
ふんばろう東北!がんばろう日本!
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