洗濯絵表示ラベルに関して
12月1日から家庭用品品質表示法が変わり、洗濯絵表示ラベルが国際基準となりました。
マークの種類が増えまして、衣類に付いてある洗濯絵表示ラベルも
新しくなりました。
インテリア・ファブリックス業界では・・・・・・・・
実際のところ、どうなっているのかはよく知らないのです。
各社、この問題に対して案内があったところはありません。
もし、このブログを読んでいただいているメーカーの方がおられましたら
自社の対応に関して、メールがfaxでご連絡をお願いします。
そもそも、家庭用品品質表示法は衣類を念頭においたもので、既製カーテンは対象となりますが、
オーダーカーテンは対象外です。
また、12月1日以前につくられた商品やカタログに載っているものは旧のJIS表示で
今後ずっと問題はないのです。
大阪のオーダーカーテン屋としては、静観しているところですが、
私どもとしては、エンドユーザーに対して、正しい情報を発信して広報をしていかなければ
なりません。
ファブリックメーカーとしては、東京都の都条例の絡みや今までやって
きたことに対してどのように対応されるのかを知りたいところです。
マリメッコの生地を使った施工例
マリメッコの生地でプレーンシェードとカーテンを作りました。
引っ越し荷物がいっぱいあって写真がきれいにとれなかったのですが、
大きい掃出しの窓は上がフジエテキスタイルのハートアートの綿100%の生地で
下の60㎝はマリメッコのピエニウニッコで切り替えしています。
シェードも同じ生地で、両端は巾継ぎでボーダー仕様にしています。
どないだ〜
マリメッコの生地の洗濯実験
これでブログを終えても、「いいね!!」を3つぐらいはいただけると思うのですが、
エンドユーザーに役に立つブログを目指しているので、この生地の
残布を使って洗濯実験をしました。
マリメッコの生地は綿100%です。
フィンランドのホームページをみるとコットンの生地は-3%の寸法変化率が
あると書かれています。
長さを測りました。
この生地はCO(コットン=綿100%)で60℃の温度までならば洗濯機で洗っていいですと
表示してあります。
タテの生地残布の1526㎜と、ヨコの部分で綿100%の無地の生地が巾継ぎされている
残布1743㎜を1時間60℃ぐらいの湯につけてどのぐらい縮むのかという実験です。
フィンランドではデータ的に3%の寸法変化率があると言っていますが、
60℃までの温度ならば水洗いOK表示をしています。
これは製造者・販売者が判断することになっています。
マリメッコの生地もアパレルが中心で綿の生地で水洗いして縮むことを問題としていません。
日本のメーカーでも、綿のTシャツやGパンが縮むから水洗いはダメで
ドライクリーニング表示はしていません。
カーテンにおいても、ヨーロッパでは丈は最初から床に擦る様に作るのが普通で
水洗いで縮むことはまったく気にしていません。
日本では、カーテン生地においては日本インテリアファブリックス協会が
水洗いでタテ1%、ヨコ2%以内ならばウォシャブル表示可という業界基準を決めていまして、
伸縮に関しては、ほぼそれを基準としています。
それに各メーカーの独自の基準を加味して、洗濯絵表示をしています。
結果は
続く
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